前半(個人)と後半(集団)でかなり、趣を異とします。
私個人として、後半にとても刺さるものがありました。
それぞれの分野によって細分化された集団が社会にもたらす毒とも言える部分は、とても興味深かったです。日本にもロシアにも当てはまる部分が多く、世間の風潮に流されることへの、危険性も多く語っていました。是非、今の日本の現状に疑問を持つ方がいたら、後半だけでも読んでほしいと思います。
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平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学 Kindle版
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世の中には平気で人を欺いて陥れる“邪悪な人間”がいる。そして、彼らには罪悪感というものがない―精神科医でカウンセラーを務める著者が診察室で出会った、虚偽に満ちた邪悪な心をもつ人たちとの会話を再現し、その巧妙な自己正当化のための嘘の手口と強烈なナルシシズムを浮き彫りにしていく。人間の悪を初めて科学的に究明した本書は、人の心の闇に迫り、人間心理の固定概念をくつがえした大ベストセラー作品である。
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2011/8/12
- ファイルサイズ5953 KB
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商品の説明
出版社からのコメント
50万部のベスト&ロングセラー遂に文庫化!
内容(「MARC」データベースより)
自己正当化のため巧妙かつ隠微なうそをつく邪悪な人たちの心理とは。うそをつき、周囲に負担を強いる人々の心理を鮮やかに分析。具体例をあげながら、人間の悪の本質に迫るスリリングな書。
著者について
ハーバード大学で社会関係学修士号、ケース・ウェスタン・リザーブ大学で医学博士号を取得。精神科医。世界的ベストセラー、「愛と心理療法」(創元社)を発表。著書多数。2005年没。
登録情報
- ASIN : B01CHC7236
- 出版社 : 草思社 (2011/8/12)
- 発売日 : 2011/8/12
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 5953 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 488ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 38,321位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,007位心理学 (Kindleストア)
- - 1,014位心理学入門
- - 1,069位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
困った人に出会ったら、この本が助けてくれるかも知れません。
2023年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)を購入しました。この手の本をよく読みます。アマゾンでよく購入します。ありがとうございました。
2022年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
嘘をつく、正直でない、矛盾した屁理屈を堂々と言う、この前と言っていることが全然違う。これは危険信号だ。逃げるだけでは助からない。良心を持つ仲間を集めて闘う準備をしなければならない。最近はスルースキルなんていう言葉が流行っているが、邪悪な人間が放射する猛毒はスルーできない。あなたが逃げれば残された人がやられる。
本書は「良心をもたない人たち」と並んで、邪悪さの研究として永遠に読み継がれるべき傑作だと思う。
良心を持つ人は仲間を守るために、人が人から「生きる力を奪う構造」を学んだほうが良い。
悪とは何か。悪とは、他者の尊厳を無視することである。相手を人間として見ない。動物とか置物とか機械とか地球外生命体とか異常者とか、とにかく普遍的な人間性を持った存在として見ない、ということ。それが悪だ。だから他者を邪悪と決めつけることも悪であるというループに陥ることもありえる。
邪悪な人間は存在する。程度の差はあるが大勢いる。多くの人が思っている以上に、いる。気づいていないだけ。
私自身がどちらかと言えばおそらくサイコパス側の人間なので、同類は出会った瞬間にわかる。ピンと来る。「あ、この人、こっち側(悪)の人だ」と。目を見ればわかる。会話をすれば確信する。相手もたぶんわかっている。私がわかっているということも相手はわかっている。これは無意識下であり本能的なものである。
邪悪な人間は「気持ち悪い」とか「やばい」とか「暗い」とかとは違う。彼らは独特に洗練されたものを持っている。一言で言えば、虚栄、偽善、調子が良い、口が達者、嘘で塗り固められた外面といったところか。良心のある人に比べて、彼らは「洗練されすぎている」。そしてしばしば面白い。だからなんとなく許されてしまう。
みんなから「あの人やばいよね」と陰口を言われているような人は大して邪悪じゃない。みんなから言われてしまうということは、バレバレであるということ、つまり、その人に素朴さがあるということだ。でも邪悪な人間は決して素朴じゃない。本当に邪悪な人間は入念に本性を隠して生きている。年を重ねるごとに嘘を貫き通す心の強度や邪悪な自分を正当化する勢いが増していく。彼らの頭の中には、前もって用意した入念な返事がたくさんあるので、化けの皮が剝がれにくい。普通の人が雑談で見抜くことは絶対に不可能。他者から少しずつ「生きる力」を吸いとることでしか延命できないので、愛想が良かったり、交友関係が広かったりするので、しばしば「社交的」と評されるタイプもいる。逆に極度に遠慮がちで引っ込み思案なタイプもいて、概括的に捉えることができないところがもどかしい。
ディズニーのヴィランのようなわかりやすさがないのだ。
精神科医や心理学者に限らず、多くの人がライフワークとして引き続き「悪を研究する」ことは人類の幸福と安全に資すると思う。「邪悪学」という学問があってもいいとさえ思う。それぐらい悪の研究は人類にとって生存戦略上重要な公共事業だと思う。
性根が腐った人間は死ぬまで改心しない。三つ子の魂百まで、である。彼らにはどこまでも表面的で浅い感情しかない。
本書は「良心をもたない人たち」と並んで、邪悪さの研究として永遠に読み継がれるべき傑作だと思う。
良心を持つ人は仲間を守るために、人が人から「生きる力を奪う構造」を学んだほうが良い。
悪とは何か。悪とは、他者の尊厳を無視することである。相手を人間として見ない。動物とか置物とか機械とか地球外生命体とか異常者とか、とにかく普遍的な人間性を持った存在として見ない、ということ。それが悪だ。だから他者を邪悪と決めつけることも悪であるというループに陥ることもありえる。
邪悪な人間は存在する。程度の差はあるが大勢いる。多くの人が思っている以上に、いる。気づいていないだけ。
私自身がどちらかと言えばおそらくサイコパス側の人間なので、同類は出会った瞬間にわかる。ピンと来る。「あ、この人、こっち側(悪)の人だ」と。目を見ればわかる。会話をすれば確信する。相手もたぶんわかっている。私がわかっているということも相手はわかっている。これは無意識下であり本能的なものである。
邪悪な人間は「気持ち悪い」とか「やばい」とか「暗い」とかとは違う。彼らは独特に洗練されたものを持っている。一言で言えば、虚栄、偽善、調子が良い、口が達者、嘘で塗り固められた外面といったところか。良心のある人に比べて、彼らは「洗練されすぎている」。そしてしばしば面白い。だからなんとなく許されてしまう。
みんなから「あの人やばいよね」と陰口を言われているような人は大して邪悪じゃない。みんなから言われてしまうということは、バレバレであるということ、つまり、その人に素朴さがあるということだ。でも邪悪な人間は決して素朴じゃない。本当に邪悪な人間は入念に本性を隠して生きている。年を重ねるごとに嘘を貫き通す心の強度や邪悪な自分を正当化する勢いが増していく。彼らの頭の中には、前もって用意した入念な返事がたくさんあるので、化けの皮が剝がれにくい。普通の人が雑談で見抜くことは絶対に不可能。他者から少しずつ「生きる力」を吸いとることでしか延命できないので、愛想が良かったり、交友関係が広かったりするので、しばしば「社交的」と評されるタイプもいる。逆に極度に遠慮がちで引っ込み思案なタイプもいて、概括的に捉えることができないところがもどかしい。
ディズニーのヴィランのようなわかりやすさがないのだ。
精神科医や心理学者に限らず、多くの人がライフワークとして引き続き「悪を研究する」ことは人類の幸福と安全に資すると思う。「邪悪学」という学問があってもいいとさえ思う。それぐらい悪の研究は人類にとって生存戦略上重要な公共事業だと思う。
性根が腐った人間は死ぬまで改心しない。三つ子の魂百まで、である。彼らにはどこまでも表面的で浅い感情しかない。
2022年7月3日に日本でレビュー済み
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今はSNSで人とつながることのできる時代だから本当に幅広く個性的な人々と仲良くなることができる。一種、幸せのかたちをしています。でも、混乱することがあります。親切な人で大好きなんだけど何故か自分が削られていく、親切な友人の役に立つことは何でもしたと思います。親切な人が私に残したのは混乱と罪悪感でした。嘘だらけで私も周囲も何も分かりません。
自分自身悩んだことなので、本書に書いてあることは理解できる部分が多々あり、良い本だと思いました。もっと多くの人に読んでほしい本です。
自分自身悩んだことなので、本書に書いてあることは理解できる部分が多々あり、良い本だと思いました。もっと多くの人に読んでほしい本です。
2022年11月27日に日本でレビュー済み
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前半の症例紹介と筆者の論破シーンは描写がリアルで面白い。後半の集団の悪については筆者の思想全開で読み物としては読めるが学びは少ない。全体を通して宗教的な物の見方と説法臭くまとめる感じが好みではない。タイトルとジャケットから人はどうして嘘をつくのかとか悪人になった過程はとか分析してくれてるのかと思ったけど、集団の悪の方に関しては科学的見地というより思想に基づいて判断してるように思った。前半の症例と論破をひたすら書いてくれてる方がまだ読めた。ただただ気軽な気持ちで心理学的知識を求めているという人にはあまりおすすめしない。読むのにかなり体力を使います。
2015年11月24日に日本でレビュー済み
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著者の言う「邪悪な人」とは
身の回りにいる一見ふつうの人で、表面的には謙虚でも本心では
「自分は選ばれた、優秀な、非のうちどころのない人間」
だと思いこんでいる。
自己陶酔が強く、誇大妄想ぎみで、他者の意見を聞く耳を持たない。
「自分はすばらしい人格者で善人」という意識が強い。
批判されると過剰反応し、
理由を問わず、自分を傷つける者は加害者で極悪人。
責められて当然の落ち度を指摘されても即、逆ギレし、
その矛先は常に、自分より弱いもの、
支配下にあるものに向かう。だから、
邪悪な者の支配下に長時間いると、破滅させられる。
邪悪な者は、言うことは大きいけれども実力が伴わない。つじつまを
合わせるため、人の成果を横取りしたり、人をスケープゴートにして
責任転嫁する能力は異様に発達している。
人のいうことを勝手にねじまげて自分に都合よく解釈し、
都合の悪いことはすべて「意味不明」。
自分を守るためなら、人をどれだけ犠牲にしたり
ひどい目に合わせても全く平気。
つまり、人の身になったり、痛みを想像したりできない。
また邪悪な人は、人が「いい思い」「得」をしていること、
幸せであることが許せず、ありとあらゆる巧妙な妨害をする。
邪悪な人が親だと、子どもが楽しそうにしていることも許せず
さまざまな圧力をかける。
大切なのは子どもではなく世間体で、いい親だと思われたい気持ちは人一倍。
邪悪な人は、思考自体がゆがんでいるので、心理療法も効かない。
良心がないから、良心に訴えてもムダ。
つまり、つける薬がない。
だれかを邪悪だと思ったら
全力で距離をおくことしか、手の打ちようがない。
とても勉強になる。
もう決して、あの邪悪な人とはかかわらない。
身の回りにいる一見ふつうの人で、表面的には謙虚でも本心では
「自分は選ばれた、優秀な、非のうちどころのない人間」
だと思いこんでいる。
自己陶酔が強く、誇大妄想ぎみで、他者の意見を聞く耳を持たない。
「自分はすばらしい人格者で善人」という意識が強い。
批判されると過剰反応し、
理由を問わず、自分を傷つける者は加害者で極悪人。
責められて当然の落ち度を指摘されても即、逆ギレし、
その矛先は常に、自分より弱いもの、
支配下にあるものに向かう。だから、
邪悪な者の支配下に長時間いると、破滅させられる。
邪悪な者は、言うことは大きいけれども実力が伴わない。つじつまを
合わせるため、人の成果を横取りしたり、人をスケープゴートにして
責任転嫁する能力は異様に発達している。
人のいうことを勝手にねじまげて自分に都合よく解釈し、
都合の悪いことはすべて「意味不明」。
自分を守るためなら、人をどれだけ犠牲にしたり
ひどい目に合わせても全く平気。
つまり、人の身になったり、痛みを想像したりできない。
また邪悪な人は、人が「いい思い」「得」をしていること、
幸せであることが許せず、ありとあらゆる巧妙な妨害をする。
邪悪な人が親だと、子どもが楽しそうにしていることも許せず
さまざまな圧力をかける。
大切なのは子どもではなく世間体で、いい親だと思われたい気持ちは人一倍。
邪悪な人は、思考自体がゆがんでいるので、心理療法も効かない。
良心がないから、良心に訴えてもムダ。
つまり、つける薬がない。
だれかを邪悪だと思ったら
全力で距離をおくことしか、手の打ちようがない。
とても勉強になる。
もう決して、あの邪悪な人とはかかわらない。
2019年10月13日に日本でレビュー済み
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この本は邪悪な人を徹底的に分析しています。その本質はナルシシズムの闇の部分であり、責任感が薄いだけでなく自己愛的かつ責任転嫁を容易に行うため、体裁が保てないと分かると隠微ながらも破壊的な報復的行動に出てしまう人のことを指します。私はサイコパスも含まれるんじゃないかと思ってますが、関与しているのはナルシシズムだそうです。挙げられている具体例も強烈な人ばかりで、誕生日に子供の希望を無視して拳銃をあげてしまう親、子供に罪悪感を与えて支配しようとする親、筆者と愛し合いたいがためにあらゆる嘘を講じて手段を選ばない淑女など関わりたくない人ばかりですが、その特長として深いカウンセリングをしないと邪悪さが分からない(得てして被害者もその邪悪性に気づかず自分が悪いと思い込んでしまう)所が挙げられています。
こんな人たちに免疫なく出会ってしまうと確実に被害を被るため、邪悪な人たちの思考回路を学ぶ必要があります。この学問が発達してこなかった理由として邪悪さが軍事などに悪用されてしまうのではという懸念があったそうですが、知っておけば得な知識とも考えられます。この邪悪さを他者が変えるのは不可能に近いため如何に早く察知して避けるかに掛かっていると私は思いました。
サイコパスとは一味違ったnarcissismの闇である邪悪さについて学ぶならばとてもおすすめできる本です。
こんな人たちに免疫なく出会ってしまうと確実に被害を被るため、邪悪な人たちの思考回路を学ぶ必要があります。この学問が発達してこなかった理由として邪悪さが軍事などに悪用されてしまうのではという懸念があったそうですが、知っておけば得な知識とも考えられます。この邪悪さを他者が変えるのは不可能に近いため如何に早く察知して避けるかに掛かっていると私は思いました。
サイコパスとは一味違ったnarcissismの闇である邪悪さについて学ぶならばとてもおすすめできる本です。