表紙買いです。
普段ホラーを読まないため、よくあるテーマだったら申し訳ないのですが、カビだらけの屋敷でキノコに「お前も家族になるんだ」と迫られる話で、バイオっぽいなと思いながら読んでました。菌根ネットワークとか。
あと口が達者な割に活躍しそうでしない主人公だったのが残念でした。武器持って戦ったのが従姉のみでした。
翻訳も下手ではないのだけれど、地の文でもセリフでも「またぞろ」が頻繁に出て来たり、「お自分」など、言葉の好みが自分は合いませんでした。
面白くないわけではないけれど、一度読めば十分でした。
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メキシカン・ゴシック Kindle版
1950年メキシコ。若き女性ノエミは、郊外の屋敷に嫁いだいとこのカタリーナから手紙を受け取る。それには亡霊に苛まれ、助けを求める異様な内容が書かれており……。英国幻想文学大賞をはじめホラー文学賞三冠を達成した、新世代のゴシック・ホラー小説。
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2022/4/1
- ファイルサイズ3466 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
シルヴィア・モレノ=ガルシア
Silvia Moreno-Garcia
1981年メキシコ生まれのカナダ人作家。2016年にブリティッシュ・コロンビア大学で理学修士号を取得。
2020年発表の本作で英国幻想文学大賞のホラー長篇部門であるオーガスト・ダーレス賞、ローカス賞ホラー長篇部門、カナダのSF賞であるオーロラ賞などを受賞。さらにネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、シャーリイ・ジャクスン賞の候補に選ばれるなど激賞を浴びた。
アンソロジストとしても注目を集め、2016年に短篇集She Walks in Shadowsで世界幻想文学大賞を受賞。
Silvia Moreno-Garcia
1981年メキシコ生まれのカナダ人作家。2016年にブリティッシュ・コロンビア大学で理学修士号を取得。
2020年発表の本作で英国幻想文学大賞のホラー長篇部門であるオーガスト・ダーレス賞、ローカス賞ホラー長篇部門、カナダのSF賞であるオーロラ賞などを受賞。さらにネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、シャーリイ・ジャクスン賞の候補に選ばれるなど激賞を浴びた。
アンソロジストとしても注目を集め、2016年に短篇集She Walks in Shadowsで世界幻想文学大賞を受賞。
登録情報
- ASIN : B09WH1CB1Y
- 出版社 : 早川書房 (2022/4/1)
- 発売日 : 2022/4/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 3466 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 459ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 243,772位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月27日に日本でレビュー済み
荒廃した屋敷に暮らす陰気なドイル家は何か秘密を抱えている模様。
そんな屋敷に嫁いでしまった従姉のカタリーナの容態を確認すべく、主人公・ノエミは不穏な雰囲気が満ち満ちた場所へと足を運ぶことに。
変わり果てたカタリーナ、何かを企んでいるドイル家、そして夜な夜な見る悪夢。
そう、つまり本作はダフネ・デュ・モーリア作品等の伝統的なゴシックホラーの継承者なのだ。
ゴシックホラーの王道として正統派として位置付けられる本作。
しかしその一方で、伝統をただただ踏襲するだけに甘んじることなく現代的な要素を掛け合わせることにも成功している。
それが最も顕著なのが、ノエミのキャラクターだろう。
ドイル家はノエミに対し、肌の色や性別に対する差別的発言、偏見を次々とぶつける。
しかしノエミはそれに対し怯むことなく、果敢に立ち向かう。
旧時代的な思想や家父長制度を絶対だと盲信しているドイル家と、彼らの戯言などには縛られず己が正しいと思うことを信じ行動するノエミ。
まるでフランシス・ハーディング作品に登場する主人公のような逞しさを持つ彼女は、まさに希望の象徴だ。
そんな彼女を服従させようと企むドイル家の真相がじわじわと明らかになっていく展開からは目が離せない。
カタリーナの身に一体何が起きたのか、そしてノエミが見る悪夢とは、といった謎も物語を力強く牽引する。
伝統を継承しつつも、現代的なテイストを混ぜ合わせることに成功した本作は、ゴシックホラーを嗜んできた方にもゴシックホラーを読んだことがない方にも受け入れられるに違いない。
そんな屋敷に嫁いでしまった従姉のカタリーナの容態を確認すべく、主人公・ノエミは不穏な雰囲気が満ち満ちた場所へと足を運ぶことに。
変わり果てたカタリーナ、何かを企んでいるドイル家、そして夜な夜な見る悪夢。
そう、つまり本作はダフネ・デュ・モーリア作品等の伝統的なゴシックホラーの継承者なのだ。
ゴシックホラーの王道として正統派として位置付けられる本作。
しかしその一方で、伝統をただただ踏襲するだけに甘んじることなく現代的な要素を掛け合わせることにも成功している。
それが最も顕著なのが、ノエミのキャラクターだろう。
ドイル家はノエミに対し、肌の色や性別に対する差別的発言、偏見を次々とぶつける。
しかしノエミはそれに対し怯むことなく、果敢に立ち向かう。
旧時代的な思想や家父長制度を絶対だと盲信しているドイル家と、彼らの戯言などには縛られず己が正しいと思うことを信じ行動するノエミ。
まるでフランシス・ハーディング作品に登場する主人公のような逞しさを持つ彼女は、まさに希望の象徴だ。
そんな彼女を服従させようと企むドイル家の真相がじわじわと明らかになっていく展開からは目が離せない。
カタリーナの身に一体何が起きたのか、そしてノエミが見る悪夢とは、といった謎も物語を力強く牽引する。
伝統を継承しつつも、現代的なテイストを混ぜ合わせることに成功した本作は、ゴシックホラーを嗜んできた方にもゴシックホラーを読んだことがない方にも受け入れられるに違いない。