聞き慣れないタイトルと迫力あるタイトルをみて購入!
南米アマゾンで金を掘り一攫千金を狙う男達の物語。
日々暑さや、蛇、ピューマなどの、危険に晒されながら、金脈を探し続ける姿に感心するとともに、諸事情を持って集まったお互いに素性のわからない男達の日常生活の姿に只々驚くばかり。
心に残る一冊となりました。
Kindle 価格: | ¥1,683 (税込) |
獲得ポイント: | 17ポイント (1%) |
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ガリンペイロ Kindle版
俺たちは掘って掘って、掘りまくる。惨めな人生をひっくり返す「金塊(奇跡の一発)」を掘り当てるまで――。
この場所を明かした者は死を覚悟すべきである――。生意気な新入り《ラップ小僧》、殺人の前科者《縮れ男》、ゴミ箱で発見された捨て子《マカク》……。アマゾン最深部にある非合法の金鉱山は、「掟」に従うならば、どんな人間でも受け入れる。泥に塗れ黄金を探す男たち(ガリンペイロ)の虚栄と嘘、微かな真実。NHKスペシャル、待望の書籍化!
この場所を明かした者は死を覚悟すべきである――。生意気な新入り《ラップ小僧》、殺人の前科者《縮れ男》、ゴミ箱で発見された捨て子《マカク》……。アマゾン最深部にある非合法の金鉱山は、「掟」に従うならば、どんな人間でも受け入れる。泥に塗れ黄金を探す男たち(ガリンペイロ)の虚栄と嘘、微かな真実。NHKスペシャル、待望の書籍化!
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2021/2/25
- ファイルサイズ1279 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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出版社より
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ヤノマミ | 【単行本】ガリンペイロ | ノモレ | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.5
303
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5つ星のうち4.2
36
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価格 | ¥880¥880 | ¥1,870¥1,870 | ¥737¥737 |
【新潮文庫】国分拓 作品 | 僕たちは深い森の中で、ひたすら耳を澄ました──。アマゾンで、今なお原初の暮らしを営む先住民との 150日間もの同居の記録。 | アマゾン最深部の闇の金鉱山で、泥に塗れて金塊を探し、一攫千金を夢見る男たち。NHKスペシャル「大アマゾンガリンペイロ黄金を求める男たち」待望の書籍化。 | 森で別れた仲間(ノモレ)に会いたい――。アマゾンの密林で百年以上語り継がれた記憶。突如出現したイゾラドはノモレなのか。圧巻の記録。 |
登録情報
- ASIN : B08WCR84S3
- 出版社 : 新潮社 (2021/2/25)
- 発売日 : 2021/2/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1279 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- Amazon 売れ筋ランキング: - 256,039位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,446位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 63,248位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月7日に日本でレビュー済み
「ブラジルで産出される黄金の99%は非合法の金鉱山で掘られたものだとさえ言われている」
アマゾン最深部、"黄金の悪魔"が統治する金鉱山に生きる人びとの姿を描いたノンフィクション。不法の金鉱山で黄金を掘る男たちはガリンペイロと呼ばれている。その地の掟は、殺人を犯した前科者をも含めて「誰でも受け入れる」ことを約束する。同時に、その場所を明かした者、他人の黄金を盗んだ者の命を奪うことを予告する。
同じくブラジルのアマゾンを舞台とした同著者・NHK取材班による『ヤノマミ』が、人類学的な視点から現代人にとって驚くべき生活や風習を残すヤノマミの人びとの暮らしを事実として伝えることに重きを置いていたのに対し、本書はまるで物語作品のようである。先の掟に従い、著者も鉱山の王である"黄金の悪魔"から金鉱山の場所を明かすことを許されていない。また、NHKスペシャルとしての放送は2016年5月8日だが正確な取材年も不明だ。このような事情も本書の成り立ちの一因なのかもしれない。
誰をも拒まないブラジルの不法な金鉱山は、その名を馳せた大富豪を何人か輩出しており、まさしく一攫千金・一発逆転を夢見る素性の知れない男たちが各地から集う。そんな荒くれたちがひしめくなか、本作でスポットが当たるのは"ラップ小僧"と名付けられる新入りの若者だ。生意気な態度と自信過剰さが目立つラップ小僧とともに、読者は一般社会とは大きく異なるガリンペイロたちの世界に足を踏み入れていく。
ラップ小僧を中心に据えながら、多くの個性的な人物が登場する本書は群像劇でもある。カリスマ性があり謎に包まれた帝王、"黄金の悪魔"。帝王の側近の"金庫"。元殺人犯で"ある仕事"を請け負っているのではないかと噂される、「何でも屋」の縮れ男。街が好きになれず「ガリンペイロに囲まれて暮らすのが好き」と、金鉱山の賄い婦を続ける女性エジネイヤ。飛び抜けておしゃべりなタトゥ。性豪で鳴らす鯨。ゴミ箱で生まれ育ったマカク。「機械屋」のマルシオ。その地に似合わぬ穏やかなエスピーニョとその妻マリア。ガリンペイロから馬鹿にされている私生児で漁師のポンタ。他のガリンペイロたちと交わろうとしないパト。ガリンペイロたちの期間限定の慰問に雇われて訪れる娼婦たち。(装幀の写真に収められた凶暴な相貌の男は、このなかの一人である。)
犯罪者をも拒まない不法な金鉱山におけるさまざまな出来事を通して変わりゆくラップ小僧をはじめ、多彩な登場人物たちがいくつかの事件とともに織り成す物語はまさに人間ドラマだ。現代の一側面を伝えているにもかかわらず、その特殊な環境によって何世紀も前に綴られた小説かのように感じた。とりわけ印象的なのは、広い世代の男たちが集う金鉱山において、一攫千金の夢を抱く若い荒くれから、この地ですでに長くを過ごして輝きを失った年嵩の男までのあいだに見える内面のグラデーションであり、希望から失望を経て諦観にいたるまで、凝縮された生涯を見せつけられるかのようだ。
ノンフィクションであることを忘れさせられ、人の生について深い感慨を抱かせる小説作品のように読むことができた。他のガリンペイロたちとは異なり、この地に特別な想いをもつ、あるガリンペイロを描いた終章と最後の言葉が心に残る。最後に、とあるシーンでひとりの年老いたガリンペイロが漏らした言葉を引用しておく。
「いいか、若いの。逃げようが逃げまいが、そんなことはどうでもいいんだ。どこかで掘り続けていれば、それでいいんだ。逃げる逃げないは関係ない。掘り続けていれば、それでいいんだ」
アマゾン最深部、"黄金の悪魔"が統治する金鉱山に生きる人びとの姿を描いたノンフィクション。不法の金鉱山で黄金を掘る男たちはガリンペイロと呼ばれている。その地の掟は、殺人を犯した前科者をも含めて「誰でも受け入れる」ことを約束する。同時に、その場所を明かした者、他人の黄金を盗んだ者の命を奪うことを予告する。
同じくブラジルのアマゾンを舞台とした同著者・NHK取材班による『ヤノマミ』が、人類学的な視点から現代人にとって驚くべき生活や風習を残すヤノマミの人びとの暮らしを事実として伝えることに重きを置いていたのに対し、本書はまるで物語作品のようである。先の掟に従い、著者も鉱山の王である"黄金の悪魔"から金鉱山の場所を明かすことを許されていない。また、NHKスペシャルとしての放送は2016年5月8日だが正確な取材年も不明だ。このような事情も本書の成り立ちの一因なのかもしれない。
誰をも拒まないブラジルの不法な金鉱山は、その名を馳せた大富豪を何人か輩出しており、まさしく一攫千金・一発逆転を夢見る素性の知れない男たちが各地から集う。そんな荒くれたちがひしめくなか、本作でスポットが当たるのは"ラップ小僧"と名付けられる新入りの若者だ。生意気な態度と自信過剰さが目立つラップ小僧とともに、読者は一般社会とは大きく異なるガリンペイロたちの世界に足を踏み入れていく。
ラップ小僧を中心に据えながら、多くの個性的な人物が登場する本書は群像劇でもある。カリスマ性があり謎に包まれた帝王、"黄金の悪魔"。帝王の側近の"金庫"。元殺人犯で"ある仕事"を請け負っているのではないかと噂される、「何でも屋」の縮れ男。街が好きになれず「ガリンペイロに囲まれて暮らすのが好き」と、金鉱山の賄い婦を続ける女性エジネイヤ。飛び抜けておしゃべりなタトゥ。性豪で鳴らす鯨。ゴミ箱で生まれ育ったマカク。「機械屋」のマルシオ。その地に似合わぬ穏やかなエスピーニョとその妻マリア。ガリンペイロから馬鹿にされている私生児で漁師のポンタ。他のガリンペイロたちと交わろうとしないパト。ガリンペイロたちの期間限定の慰問に雇われて訪れる娼婦たち。(装幀の写真に収められた凶暴な相貌の男は、このなかの一人である。)
犯罪者をも拒まない不法な金鉱山におけるさまざまな出来事を通して変わりゆくラップ小僧をはじめ、多彩な登場人物たちがいくつかの事件とともに織り成す物語はまさに人間ドラマだ。現代の一側面を伝えているにもかかわらず、その特殊な環境によって何世紀も前に綴られた小説かのように感じた。とりわけ印象的なのは、広い世代の男たちが集う金鉱山において、一攫千金の夢を抱く若い荒くれから、この地ですでに長くを過ごして輝きを失った年嵩の男までのあいだに見える内面のグラデーションであり、希望から失望を経て諦観にいたるまで、凝縮された生涯を見せつけられるかのようだ。
ノンフィクションであることを忘れさせられ、人の生について深い感慨を抱かせる小説作品のように読むことができた。他のガリンペイロたちとは異なり、この地に特別な想いをもつ、あるガリンペイロを描いた終章と最後の言葉が心に残る。最後に、とあるシーンでひとりの年老いたガリンペイロが漏らした言葉を引用しておく。
「いいか、若いの。逃げようが逃げまいが、そんなことはどうでもいいんだ。どこかで掘り続けていれば、それでいいんだ。逃げる逃げないは関係ない。掘り続けていれば、それでいいんだ」
2021年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書はブラジル・アマゾンの金鉱山のドキュメンタリーといった単純なものではありません。
ブラジルの文化である、キリスト教、貧困、恋愛、食事など、多くの知識が詰まっています。ブラジル人達が何を考えて働いていて、夢を持ち、そして、老いていくのか。物語は約1年間として書かれていますが、色んな年代の人物が出てくるので、20代の黄金王を目指すチャラい若者から、60オーバーの「食べていければいい」という老いぼれ爺さんまで、人間の人生を丸々一周眺めることができます。中でもぐっと来るのは「ここに何をしに来た、黄金を取るためだろう」といって一致団結して寡黙に働く姿でした。労働やプロジェクトとは本来そういうものであると気付かされました。
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