都新聞版でない大菩薩と比較してみたのですが、違うところが非常に多く驚きました。
某文庫のテキストファイルをもとに文献学的・比較統計学的・情報学的な分析を、全41巻について行っていたのですが、これでは全てをやり直す必要がありそうです。
文学的な内容や、感想はぬきにして、オリジナルデータに当たることの大切さを改めて思い知らされました。
これでは残りの巻も買わざるをえないでしょう。
いやはや、安上がりに研究を進められると思っていましたが、あまかったです。
中里介山の大河小説『大菩薩峠』を、某文庫のテキストデータの文章の特徴をもとに、その巻数No.を推定する分析を行い、巻数No.を相関係数＝0.90以上の高い信頼性で推定することができた。
このような試みが他に行われてぃるかは定かでないが、興味深い結果である。
これ以上の高度の分析を行うには、テキストデータを作成し校正した方々と協議しなければならない。
どなたか某文庫の関係者と連絡をとれないであろうか？
私はコンピュータではないが、わけあって、文学的な意味での感想を書くことができない。
無論、都新聞版のテキストデータにも関心があるが、出版権などが絡むであろうから、そこまでは望まない。
なお『大菩薩峠を都新聞で読む(だっけ？)』は、なかなか興味深かった。
ただ、Amazonではなく、近親者に別ルートで取り寄せてもらったものなので、こちらに投稿することは出来なかった。
以上。
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