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旅の終りは個室寝台車 (河出文庫) 文庫 – 2010/3/5
宮脇 俊三
(著)
寝台列車が次々と姿を消していく。「最長鈍行列車の旅」等、鉄道嫌いの編集者との鉄道旅を締めくくるのは、今はなき『はやぶさ』だった……。昭和の良き鉄道風景を活写する紀行文学の傑作。解説=今尾恵介
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2010/3/5
- 寸法10.6 x 1 x 14.9 cm
- ISBN-104309410081
- ISBN-13978-4309410081
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商品の説明
著者について
1926年、埼玉県生まれ。78年、国鉄全線乗車記『時刻表2万キロ』を刊行し、日本ノンフィクション賞を受賞。『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』等、多くの著作を残し、鉄道紀行文学を確立した。2003年病没。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2010/3/5)
- 発売日 : 2010/3/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 237ページ
- ISBN-10 : 4309410081
- ISBN-13 : 978-4309410081
- 寸法 : 10.6 x 1 x 14.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 542,954位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藍君との掛け合いがいい!そして「偉大なるローカル線・山陰本線」
2012年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旅の終わりは個室寝台車は、編集担当者と行くテーマを持った旅行である
東京大阪間を国鉄使わずに旅するとか、最長鈍行列車山陰本線門司発福地山行き、18時間以上
流氷見るのに乗り継ぐ旅とか10のテーマである
最終章が寝台車の話である
旅情というよりは航空機に客足を取られ、寝台車もB寝台からA寝台を増やしたり営業努力をする
さらには個室寝台まで作るが、客足は伸びない
徐々に廃れていくという悲しい話で終わっていたような気がする
東京大阪間を国鉄使わずに旅するとか、最長鈍行列車山陰本線門司発福地山行き、18時間以上
流氷見るのに乗り継ぐ旅とか10のテーマである
最終章が寝台車の話である
旅情というよりは航空機に客足を取られ、寝台車もB寝台からA寝台を増やしたり営業努力をする
さらには個室寝台まで作るが、客足は伸びない
徐々に廃れていくという悲しい話で終わっていたような気がする
2014年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
故 宮脇俊三さんの旅行が細かく載っていて面白かった。
また、他の宮脇さんの本もAmazonで買いたいと思う。
また、他の宮脇さんの本もAmazonで買いたいと思う。
2016年3月31日に日本でレビュー済み
『中央公論』の編集長で作家だった亡き宮脇俊三さんの
鉄道旅の様子を描いた紀行集です。
もう今はない特急が多くて新鮮に映りました。
初めて宮脇さんの本を読みましたが、基本一人旅
なんですね。でもこの本は「藍色の小鬼」こと藍孝夫氏が
常に一緒でした。最初はつまんなそうにしていた彼も
だんだんと鉄道旅の魅力に惹かれていって変化していく。
これは藍氏の成長記でもあるのかもしれません。
ぐいぐい引き込まれました。面白かったです!
鉄道旅の様子を描いた紀行集です。
もう今はない特急が多くて新鮮に映りました。
初めて宮脇さんの本を読みましたが、基本一人旅
なんですね。でもこの本は「藍色の小鬼」こと藍孝夫氏が
常に一緒でした。最初はつまんなそうにしていた彼も
だんだんと鉄道旅の魅力に惹かれていって変化していく。
これは藍氏の成長記でもあるのかもしれません。
ぐいぐい引き込まれました。面白かったです!
2012年11月5日に日本でレビュー済み
およそ30年ほど前に雑誌連載された鉄道紀行文を1冊にまとめたもの。
初めて読んだのは自分が中学生だった頃、今から25年以上も昔のことだ。
その当時はこの本に登場するほぼ全ての列車が現役であり、実体感を伴って頭の中に思い描くことが出来た。
鈍行寝台列車、青函連絡船、食堂車、興浜南北線、ディーゼル急行列車、などなど、、、。
逆に自分は東海道・山陽新幹線開通後に生まれているので、特急「こだま」や山陽本線電車急行などは知識として知ってはいても、現実味を伴って思い浮かべることが出来ない。
昭和40年代初頭に廃止された国鉄の鍛冶屋原線や臼ノ浦線、根北線などもまた然りである。
「ああ、あの時時刻表で見かけたよなあ」といった、自分の人生とリアルタイムでリンクしている実感がないのだから当然ではあるけれど。
内田百'けんの阿呆列車シリーズを読んでみても、「鉄道のむかしばなし」としてしか受け取ることが出来ないのが実に残念だ。
すっかり鉄道紀行作家第一人者として有名になった氏であるが、今の若い世代の読者もまた、一連の作品群を読んで同じようなもどかしさを感じているんだろうか。
「旧型の寝台車?走っている最中にドアを手で開けられるって?それって冗談じゃないの?」のような。
恐らくこれからはそうなっていくんだと思う。
だとしたら、この本を読んで「ああ懐かしいなあ」と思える実感、それこそが読者にとってのかけがえのない鉄道遺産なんだろう。
そういった実感を感じさせてくれるものとして、氏の紀行文が高い人気を博しているようにも感じた。
仮に今、「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」が登場する紀行文があるとして、今からウン十年後、車輌の老巧化などでどちらも廃止されて久しくなった頃にその紀行文を読み直したら、現在、氏の紀行文を読んだ時に感じるのと同じ「懐かしい実感」を読者は感じるんだろうな。
それはそれで楽しみである。
初めて読んだのは自分が中学生だった頃、今から25年以上も昔のことだ。
その当時はこの本に登場するほぼ全ての列車が現役であり、実体感を伴って頭の中に思い描くことが出来た。
鈍行寝台列車、青函連絡船、食堂車、興浜南北線、ディーゼル急行列車、などなど、、、。
逆に自分は東海道・山陽新幹線開通後に生まれているので、特急「こだま」や山陽本線電車急行などは知識として知ってはいても、現実味を伴って思い浮かべることが出来ない。
昭和40年代初頭に廃止された国鉄の鍛冶屋原線や臼ノ浦線、根北線などもまた然りである。
「ああ、あの時時刻表で見かけたよなあ」といった、自分の人生とリアルタイムでリンクしている実感がないのだから当然ではあるけれど。
内田百'けんの阿呆列車シリーズを読んでみても、「鉄道のむかしばなし」としてしか受け取ることが出来ないのが実に残念だ。
すっかり鉄道紀行作家第一人者として有名になった氏であるが、今の若い世代の読者もまた、一連の作品群を読んで同じようなもどかしさを感じているんだろうか。
「旧型の寝台車?走っている最中にドアを手で開けられるって?それって冗談じゃないの?」のような。
恐らくこれからはそうなっていくんだと思う。
だとしたら、この本を読んで「ああ懐かしいなあ」と思える実感、それこそが読者にとってのかけがえのない鉄道遺産なんだろう。
そういった実感を感じさせてくれるものとして、氏の紀行文が高い人気を博しているようにも感じた。
仮に今、「カシオペア」や「トワイライトエクスプレス」が登場する紀行文があるとして、今からウン十年後、車輌の老巧化などでどちらも廃止されて久しくなった頃にその紀行文を読み直したら、現在、氏の紀行文を読んだ時に感じるのと同じ「懐かしい実感」を読者は感じるんだろうな。
それはそれで楽しみである。
2008年7月10日に日本でレビュー済み
1984年に出た単行本の文庫化。
門司から福知山まで山陰線を18時間かけて走る鈍行列車に乗ってみる、東京から大阪のまで国鉄を使わずに移動する、中央構造線沿いに九州まで旅するなど、10篇の旅行記が収められている。
久々に宮脇氏の本を読んだのだが、やはり、面白い。鉄道紀行作家としてはピカイチだろう。本書はなかでも完成度が高い一冊と思う。それぞれにアイデアをこらした旅ばかりだし、相方として同行する編集者とのかけあいが楽しい。編集者は別に鉄道が好きというわけでもない一般人なので、宮脇氏が鉄道の楽しさを語ろうとして空回りしたり、やっぱり鉄道ファンは日陰の生き物なのかと落ち込んだりする姿が面白いのだ。
鉄道記の良し悪しは書き手次第、というのを再認識させられた。
門司から福知山まで山陰線を18時間かけて走る鈍行列車に乗ってみる、東京から大阪のまで国鉄を使わずに移動する、中央構造線沿いに九州まで旅するなど、10篇の旅行記が収められている。
久々に宮脇氏の本を読んだのだが、やはり、面白い。鉄道紀行作家としてはピカイチだろう。本書はなかでも完成度が高い一冊と思う。それぞれにアイデアをこらした旅ばかりだし、相方として同行する編集者とのかけあいが楽しい。編集者は別に鉄道が好きというわけでもない一般人なので、宮脇氏が鉄道の楽しさを語ろうとして空回りしたり、やっぱり鉄道ファンは日陰の生き物なのかと落ち込んだりする姿が面白いのだ。
鉄道記の良し悪しは書き手次第、というのを再認識させられた。
2006年1月7日に日本でレビュー済み
鉄道紀行作家の故宮脇俊三さんが、「小説新潮」の1982年1月号から84年7月号にかけて書かれた10篇の短篇ルポを単行本にまとめたものです。
普段、一人で鉄道に乗ることをモットーにしている筆者が、新潮社の編集者「藍色の小鬼」こと藍孝夫さんと珍しく二人旅をしました。その珍道中がなかなか面白く楽しませてもらいました。
全国の鉄道を乗りまくる痛快な旅の連続で、鉄道マニア、旅愛好家にとってはたまらない作品ですね。
この編集者の藍さんが、クルマ派といいますか、鉄道マニアではないだけに、最初の「にっぽん最長鈍行列車の旅」からして、宮脇さんとは微妙に波長が合わないところがまた楽しめる所です。筆者もそんな珍道中をどこか楽しみながら、ユーモラスに書き記しており、そのあたりも楽しめる箇所ですね。
ユニークな旅を2年半に渡って経験したラストに「旅の終りは個室寝台車」が待っていました。
ラストに藍さんが「ぼく、もう二度と個室寝台に乗る機会がないような気がするのです」と語り、「藍君がしょんぼりと外を眺めているのが見えた。」とまとめておられる箇所が、寂寥感があり良かったですね。この二人旅のエピローグに相応しいセリフだと思いました。味がありますね。
普段、一人で鉄道に乗ることをモットーにしている筆者が、新潮社の編集者「藍色の小鬼」こと藍孝夫さんと珍しく二人旅をしました。その珍道中がなかなか面白く楽しませてもらいました。
全国の鉄道を乗りまくる痛快な旅の連続で、鉄道マニア、旅愛好家にとってはたまらない作品ですね。
この編集者の藍さんが、クルマ派といいますか、鉄道マニアではないだけに、最初の「にっぽん最長鈍行列車の旅」からして、宮脇さんとは微妙に波長が合わないところがまた楽しめる所です。筆者もそんな珍道中をどこか楽しみながら、ユーモラスに書き記しており、そのあたりも楽しめる箇所ですね。
ユニークな旅を2年半に渡って経験したラストに「旅の終りは個室寝台車」が待っていました。
ラストに藍さんが「ぼく、もう二度と個室寝台に乗る機会がないような気がするのです」と語り、「藍君がしょんぼりと外を眺めているのが見えた。」とまとめておられる箇所が、寂寥感があり良かったですね。この二人旅のエピローグに相応しいセリフだと思いました。味がありますね。
2004年12月5日に日本でレビュー済み
いつもは一人旅の多い宮脇さんが、個性的な相方を伴ってユニークな旅を演出した。鉄道はもちろん、歴史や地形などの豊かな知識に裏打ちされた意外性に富む旅のプランニングは宮脇さんならではのもので、旅に「しぶしぶ」ついてくる相方が鉄道嫌いのクルマ派であるのも意表をつく企画だ。
二人の会話は上等な漫才のようで、互いに勝ったり負けたりを繰り返し、道中笑いをさそう。うんざりするような長旅も二人の会話で楽しくおもしろい旅に化けてしまう。
それにしても誰も思いつかないような案を起草し、それを実際にやり遂げてしまう宮脇さんはすごい。一種の手品師でもある。今回は自身も漫才師となって相方と掛け合いを演じ、結果、愉快な読み物が出来上がったのだった。
いつもは一人旅の多い宮脇さんが、個性的な相方を伴ってユニークな旅を演出した。鉄道はもちろん、歴史や地形などの豊かな知識に裏打ちされた意外性に富む旅のプランニングは宮脇さんならではのもので、旅に「しぶしぶ」ついてくる相方が鉄道嫌いのクルマ派であるのも意表をつく企画だ。
二人の会話は上等な漫才のようで、互いに勝ったり負けたりを繰り返し、道中笑いをさそう。うんざりするような長旅も二人の会話で楽しくおもしろい旅に化けてしまう。
それにしても誰も思いつかないような案を起草し、それを実際にやり遂げてしまう宮脇さんはすごい。一種の手品師でもある。今回は自身も漫才師となって相方と掛け合いを演じ、結果、愉快な読み物が出来上がったのだった。