死神の精度
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死神の精度 Audible版 – 完全版

4.3 5つ星のうち4.3 2,035個の評価

1、CDショップに入りびたり、 2、苗字が町や市の名前であり、 3、受け答えが微妙にずれていて、 4、素手で他人に触ろうとしない。 ――そんな人物が身近に現れたら、それは死神かもしれません。
1週間の調査ののち、その人間の死に〈可〉の判断をくだせば、翌8日目には死が実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。
日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作ほか、「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「恋路を死神」「死神対老女」を収録。

登録情報

再生時間 10 時間 3 分
著者 伊坂 幸太郎
ナレーター 天満 智史
配信日(Audible.co.jp) 2019/2/15
制作 Audible Studios
フォマット オーディオブック
バージョン 完全版
言語 日本語
ASIN B07N66JLPJ
ナレーションのアクセント Standard Japanese
Amazon 売れ筋ランキング - 1,052位Audibleオーディオブック (Audibleオーディオブックの売れ筋ランキングを見る)
- 80位文学・フィクション: 現代文学
- 629位全集・選書 (本)
- 26,249位文芸作品

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
2,035グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発想がね😃
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
収録された六篇のうち、最後の二篇「旅路を死神」「死神対老女」が良かったです。

「旅路を死神」の中で、著者の『重力ピエロ』の世界とクロスする辺りからぐんと面白くなる気配があって、「死神対老女」のラスト四頁のサプライズ二つには、にこにこしちゃいました。「おお、そうなんだー」て、ちょっと前に読んだ収録短篇に戻ったりしてました。こういう作品同士の繋げ方、登場人物の再生が、伊坂幸太郎さん、上手いよなあって思います。

あと、不思議と心に残った忘れられない文章を一つ、挙げておきたいっす。
《人間の生きる歩みはいつだって、えっちらおっちらだ、とも思った。》文春文庫 p.267
「ったく、そのとおりだよなあ」と、胸にじんと沁みましたわ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年5月11日に日本でレビュー済み
死神は感性は人間とはかけ離れているところもあるけれど親近感の沸くキャラクターで、それ以外も暖かさを感じるキャラが多かった。
クスっと笑えるところもあり、伏線回収もあり、考えさせられるところもありメチャクチャ面白かった。
特に旅人と死神、老女VS死神が面白かったです!
2024年5月1日に日本でレビュー済み
まさか泣かされるとは。最後の数ページにあたたかさが全て詰まっていました。
2023年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死神がこの世に下りてきて、人々の生死の判断(主に死についてゴーサインをだす)の調査をするという、伊坂作品らしい突飛かつユーモラスな設定。死神の世界も官僚的だったりサイロだったりするあたり(情報は聞かないと教えてくれない、とか)は社会生活の不条理を味わった大人にはクスリと笑みをもたらします。

そんな作品ですが5つの短編集といった風合い。
・死神の精度
・死神と藤田
・吹雪に死神
・恋愛で死神
・旅路を死神
・死神対老女
の6つ。

・・・
表題作『死神の精度』は、オタク系女子の生死判断。ネクラでクレーマーに好かれ始めているという流れなのだが、その顛末が伊坂作品らしい。死神が無類の音楽好きという性質はやや狙いすぎか。タワレコとかの視聴コーナに長居していればそれは死神って、最近でもまだあるのかしら。

『死神と藤田』は、滅びゆく任侠世界のヤクザたちの散り際の儚さを描くもの。真っすぐすぎて仲間からも煙たがれるというのは良くありますよね。ヤクザの場合、それは死に至ります。

『吹雪に死神』は、アガサ・クリスティの『マウス・トラップ』ばりの密室殺人事件。もちろん死神にはおおよその死の原因が分かっており、「同僚」がちらほら見え隠れることも。

『恋愛で死神』は、イケメンが敢えてダサメンに扮しているなか、とある女性に恋しちゃうという、キュン系な話。イケメンと死神とのやり取りが面白い。

『旅路を死神』は、なんとも伊坂作品らしいキャラ設定。母親に傷を負わせ、若者を殺した男が、リーマンに扮した死神の車をジャックし、奥入瀬に向かう。若者の若気の至りが実は誤解によるものだと本人が徐々に分かる塩梅がいい。言葉の端々から本人は根っからの悪い奴じゃないってことが分かるのね。

最後の『死神対老女』は何と死神の雰囲気を嗅ぎ付ける老美容師の話。伊坂氏らしいといえば、別の作品とのリンケージでして、本作の別の短編でこの老美容師は登場しています。もう一つ、確か第一話で『見送り』になったネクラ女子はこの短編で再登場するのだと思います。この代わり映えもまた楽しい。

・・・
ということで、伊坂氏の短編集でした。

相変わらず洒脱な会話が冴えわたる作品でありました。ツイストが効いているという風ではなく、むしろ微熱的面白味が通底する作品であったと思います。
2024年2月18日に日本でレビュー済み
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読者を退屈させずに物語りが進んでいき楽しく読めた。死神千葉さんが身近に感じられ好感が持てる
存在となってきた。
別々の話しのようだが繋がっていれのも面白かった。
2023年9月6日に日本でレビュー済み
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『恋愛で死神』を読んで、思わず泣いてしまいました。
まさかミステリ小説で泣くとは思いませんでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年9月3日に日本でレビュー済み
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死神の人物設定がとてもユニークで、完璧でない所に魅力を感じてしまう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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