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世界 2023年3月号 雑誌 – 2023/2/8

4.6 5つ星のうち4.6 17個の評価
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特集1　世界史の試練　ウクライナ戦争
世界中が衝撃を覚えたあの日、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2月24日から、1年が経とうとしている。終わりが見えないまま、いまも血は流れつづけており、ウクライナの厳しい冬はあけそうにない。

長い人類の歴史において、戦争は常に試練であり続けてきた。では、この戦争は私たちにとって、どのような試練であるのだろうか。プーチンとロシアの思惑、停戦をめぐる考え方、地域と民族の歴史、戦争の利権構造まで、開戦をきっかけに噴出した難問たちと向き合いたい。歴史と現在を往還しつつ、平和に向けた思考を鍛えるために。

特集2　保育の貧困――「異次元の少子化対策」を問う
2010年代半ば、働きたいのに子どもを預けられず、過酷な「保活」をせざるをえない親たちの不満の声が大きなうねりとなった。国は待機児童問題の解決策として、いっそうの規制緩和を進め、保育園の「量」を増やすことにまい進した。結果、子どもの命を守るための「質」が問われる事態となっている。保育関係者からは、30人の4歳児を1人の保育士がみるという「配置基準」の非現実性が長く指摘されてきた。

保育は子どもをもつ親だけの問題ではない。何より、未来を支える子どもたちの人権の問題であり、子どもへの支援策は社会全体に資するとのエビデンスも示されている。

岸田政権は今年に入り「異次元の少子化対策」をぶち上げ、早くも児童手当の所得制限が争点となっている。だが、子どもの心身の安全や発達にすぐに影響するような保育の「質」の確保は、どのくらい認識されているだろう。子どもを支える人たちの現場から、また、隣国の実践から、真に必要な子ども政策とは何かを考える。
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  1. 本の長さ
    296ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    岩波書店
  4. 発売日
    2023/2/8
  5. 寸法
    1.45 x 14.8 x 21 cm
  6. すべての詳細を表示
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出版社より

『世界』2023年3月号

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0BT56ZFPY
  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2023/2/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 雑誌 ‏ : ‎ 296ページ
  • 寸法 ‏ : ‎ 1.45 x 14.8 x 21 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 17個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

村
5つ星のうち5.0 よくわかりました
2023年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界史を知らないのでウクライナの民族問題を知るきっかけがあって読んでよかった
役に立った
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使用者
5つ星のうち4.0 新品通りの内容で送付された。
2023年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品通りの内容で送付された。
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ダーウイン
5つ星のうち5.0 装丁と内容
2023年3月8日に日本でレビュー済み
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ウクライナ侵攻から1年ことでとういう最前線の学者・研究者の知見を獲得するため入手し
時々読んでいますが事態は混沌としているためまだ不明な点も多くこの雑誌を読むと新たな疑問が星雲のように沸いていきますので読んですぐに解決でなく手がかりとして位置づけられる一冊です。
役に立った
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Meuniere
5つ星のうち5.0 今大切な特集揃い
2023年2月9日に日本でレビュー済み
タイムリーな充実した内容。現在はベルリンに滞在するロシアの政治学者：エカテリーナ・シュリマンは、国外にいる者としての矜持と本来あるべき「自由闊達な研究交流」の大切さを語る。
池田嘉郎×宇山智彦×浜由樹子3氏の鼎談は、この戦争をベトナム戦争やアフガニスタン戦争、また日中戦争と対比すべきものとし、現代ロシアと帝国日本の類似性、プーチン個人とその体制の特徴を様々な角度から分析する。
塩川伸明氏のインタビュー記事は、これまでのプーチン体制の変質とナショナリズム・愛国主義の関連、停戦・和平への展望の困難さを語る。
尾崎孝史氏のウクライナ南東部からのルポは、当地で砲撃の続く中けなげに暮らし続ける子供たちを描いて胸を打つ。
藤野寛氏の『「時代の転換」のなかのドイツ』は、ショルツ政権がいかに深い葛藤の中でウクライナへの武器供与（最新戦車まで）に踏み込んだか～そして世論もそれを支えて来たかを描き、私は非常に共感した。
野村真理氏と小山哲氏の論考は、ウクライナとその周辺地域（特にポーランド）の諸民族が複雑に入り混じった状況をすっきり「線引き」することの困難さと歴史的推移を述べていて、改めて「統治が難しい地域」であることを痛感する。
西谷公明氏の提言は、日本政府がG7において「停戦」へのイニシアティヴを取ることを希望・期待するが、残念ながらその可能性は極めて低いだろう（氏も重々承知の上だろう）。
田中克彦氏の言語学を巡る論考は、弱小民族の言語がかつて学問的にどう捉えられてきたか～それとプーチンの価値観の共通性～「抵抗する言語」の意味について考えさせられる。
そして岡真理氏『「人権の彼岸」から世界を観る』～ウクライナの被害を大々的に報じる欧米諸国メディアと、そのずっと前からのシリア難民の扱いの少なさ・軽さ。さらにイラク戦争での米国の主張に乗っかっただけの先進国メディア報道やイスラエルによるガザなどパレスチナ人弾圧・迫害の実態とその報道の「異常な少なさ＆恣意的な歪曲」。ここには欧米諸国（そして日本も）の二重基準（ダブルスタンダード）の欺瞞性への強烈な怒りと憤りが全面に出ている。これも勿論重要な視点・論点。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Hola!
5つ星のうち5.0 新しい「農山村たたみ論」が興味深かった。
2023年3月4日に日本でレビュー済み
ひろゆき論と、特集２保育の貧困を目当てに購入したのですが、農山村の話が興味深いものでした。
コンパクトシティの概念がヨーロッパと日本で異なる使われ方をしているとの指摘や、通い農業の現実的な難しさを語っています。農山村自体をたたむこと自体は否定せずに問題提起していることも現実的な論でした。
役に立った
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