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鉄道ジャーナル 2021年 08 月号 [雑誌] 雑誌 – 2021/6/21
集:疲弊する地方鉄道
○ 三陸鉄道の希望
○ 中国山地の限界鉄路
○ 京都丹後鉄道の人間力
○ 一から学ぶ日本の鉄道黎明期
創業来100年概史(5)
■ 地方鉄道の苦しい状況は国鉄改革時の特定地方交通線問題においても、モータリゼーションの影響と鉄道側の合理化による減便等が相乗して利用者が離れたことが背景に挙げられてきましたが、近年は少子化と過疎化が重なり、さらに現下のコロナ禍で、いよいよ後がない状況となっています。
東日本大震災の被災とその後の復興で大いに注目された三陸鉄道も運転再開の歓喜の声とは裏腹に日ごろの利用実態は非常にきびしさを募らせてています。
中国山地を縦断する芸備線・姫新線はともに延長150キロを超える長大なローカル線ですが、とくに岡山・広島県境にまたがる備中神代~備後落合間は急激に利用が減って日に数本の単行気動車も乗客ゼロの時がある過疎路線となっています。
そのほか、群馬県の上信電鉄、上毛電気鉄道の追い込まれた実態や、上下分離の形で運営に当たりさまざまな施策を打ち出している京都丹後鉄道を取り上げました。
■ それぞれに公的な支援を受けて営業を続けていますが、そのなかで広まってきた「上下分離」という仕組みについても、考え方を整理しました。
■ 鉄道史の連載は、昭和初期ごろまでに進んだ東京圏などの電化とそれにともなう車両技術の進歩を紹介します。
○ 三陸鉄道の希望
○ 中国山地の限界鉄路
○ 京都丹後鉄道の人間力
○ 一から学ぶ日本の鉄道黎明期
創業来100年概史(5)
■ 地方鉄道の苦しい状況は国鉄改革時の特定地方交通線問題においても、モータリゼーションの影響と鉄道側の合理化による減便等が相乗して利用者が離れたことが背景に挙げられてきましたが、近年は少子化と過疎化が重なり、さらに現下のコロナ禍で、いよいよ後がない状況となっています。
東日本大震災の被災とその後の復興で大いに注目された三陸鉄道も運転再開の歓喜の声とは裏腹に日ごろの利用実態は非常にきびしさを募らせてています。
中国山地を縦断する芸備線・姫新線はともに延長150キロを超える長大なローカル線ですが、とくに岡山・広島県境にまたがる備中神代~備後落合間は急激に利用が減って日に数本の単行気動車も乗客ゼロの時がある過疎路線となっています。
そのほか、群馬県の上信電鉄、上毛電気鉄道の追い込まれた実態や、上下分離の形で運営に当たりさまざまな施策を打ち出している京都丹後鉄道を取り上げました。
■ それぞれに公的な支援を受けて営業を続けていますが、そのなかで広まってきた「上下分離」という仕組みについても、考え方を整理しました。
■ 鉄道史の連載は、昭和初期ごろまでに進んだ東京圏などの電化とそれにともなう車両技術の進歩を紹介します。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気になっている地方交通線、特に群馬県の私鉄でも大変な状況下であること、痛切に感じました。特に上毛電気鉄道は軌道幅が特殊なので在来線乗り入れができない事がネックなようで!
2021年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三陸鉄道の詳細を知りたくて購入しました。ビコムの映像展望と合わせて見ると良いと思います。
2021年7月4日に日本でレビュー済み
鉄道ジャーナル誌8月号線の特集は「疲弊する地方鉄道」である。2019年に東日本大地震以降不通であったJR東日本・山田線の宮古・釜石間が復旧・三陸鉄道に移管し三陸鉄道が全線開業したのは明るい話題であった。しかし多くのローカル鉄道(JR、私鉄、三セク鉄道)は過疎・少子化に追い打ちをかけたような新型コロナ禍のなかもがいている。本特集は時宜を得たものではないだろうか。
本号に取り上げられた中でも悲惨なのはJR西日本の中国山地を行く姫新・芸備両線を代表とする各線だろう。かつて姫新線は津山から因美線に入り大阪と鳥取・倉吉とを結ぶサブルートとして急行「みささ」等が走り、芸備線には広島発・備後落合より木次線経由で松江・米子・鳥取を結ぶ陰陽連絡ルートを形成し夜行を含む急行「ちどり」が走る”準幹線”であった。それがいまや備後落合・新見間は一日たった3往復の単車運転それもほぼ空気輸送だ。かつては乗り換え客でにぎわった備後落合も今では寂しい無人駅。貧弱な単線のレールに並走する片側2車線の中国自動車道には、津山をはじめ中国地方各都市へ向かう高速バスが我が物顔で走り抜ける。皮肉にもその高速バス時代の先陣を切ったのが国鉄バス(現JRバス西日本)の大阪発津山行きであった。私もJR三次駅前の三次バスセンター発新大阪行きのバスに乗ったがきわめて快適であった。もう姫新線は姫路から佐用まで、芸備線は広島から三次(あるいは備後庄原)まででよいのではないか?JR西日本は少なくとも芸備線備中神代・備後落合間は放棄してもよいだろう。
経営規模が脆弱な地方私鉄・三セクにとっては大変な時期だろう。京都丹後鉄道の試みは注目に値するが、経営努力で生き残れるのも観光資源を持つ一部の路線だけではないだろうか?
本号に取り上げられた中でも悲惨なのはJR西日本の中国山地を行く姫新・芸備両線を代表とする各線だろう。かつて姫新線は津山から因美線に入り大阪と鳥取・倉吉とを結ぶサブルートとして急行「みささ」等が走り、芸備線には広島発・備後落合より木次線経由で松江・米子・鳥取を結ぶ陰陽連絡ルートを形成し夜行を含む急行「ちどり」が走る”準幹線”であった。それがいまや備後落合・新見間は一日たった3往復の単車運転それもほぼ空気輸送だ。かつては乗り換え客でにぎわった備後落合も今では寂しい無人駅。貧弱な単線のレールに並走する片側2車線の中国自動車道には、津山をはじめ中国地方各都市へ向かう高速バスが我が物顔で走り抜ける。皮肉にもその高速バス時代の先陣を切ったのが国鉄バス(現JRバス西日本)の大阪発津山行きであった。私もJR三次駅前の三次バスセンター発新大阪行きのバスに乗ったがきわめて快適であった。もう姫新線は姫路から佐用まで、芸備線は広島から三次(あるいは備後庄原)まででよいのではないか?JR西日本は少なくとも芸備線備中神代・備後落合間は放棄してもよいだろう。
経営規模が脆弱な地方私鉄・三セクにとっては大変な時期だろう。京都丹後鉄道の試みは注目に値するが、経営努力で生き残れるのも観光資源を持つ一部の路線だけではないだろうか?