Superwayの平面型LEDランタンです。ルーメナーを筆頭とした平面型のランタンは小いさいボディで大容量バッテリーに大光量。モバイルバッテリー機能を持っている製品が多いです。で、本製品も上記を満たした平面型LEDランタンです。本製品の特徴としては高機能なのに安い！かなりバランスの良い製品です。今現在、私が所有している他社の平面型ランタン「Naturehike 3in1 Camping Lantern」と「FIELDOOR LEDスクエアランタン」と比較してレビューさせて頂きます。また追加リピートで「グリーン」カラーも購入しました。持続時間やバッテリー性能の詳細については「グリーン」のレビューに記載させて頂きます。ここでは結論だけ書くとスペック通りの持続時間はあるかなと思います。まず、箱を開けた際に思ったのが意外と「大きい」と感じました。Naturehikeと比べるとケースが大きいんです。ただしこれはNaturehikeは結構キツキツのケースですが本製品は余裕があります。その差です。ケース内には誤点灯防止用と思われる薄い板も入っており親切だと感じました。本体ですが本体はNaturehikeよりは一回り大きいサイズ感です。手のひらサイズとは言えないサイズ感。FIELDOORと比べると本製品の方が薄いのでかなり小さく感じます。そして、この値段でボディの側面は放熱性の良いアルミ製なのも素晴らしいと思います。FIELDOORやNaturehikeと比べても造りは一番しっかりしています。安っぽさは皆無です。本製品で本当に良いと感じるのはインフォメーションのデジタル表示です。バッテリー残量と照度の状態を数字で表示するので非常にわかりやすいと感じます。充電中も常に残量が点灯しており直感的にわかりやすいです。ボタンについては電源、点灯モード、調光（+/-）が独立したボタンとなっており非常に操作が楽です。FIELDOORもボタンは本製品と同じですがNaturehikeは1ボタンでボタンの押し方で操作するので結構面倒です。気になるのはFIELDOORのボタンは結構凹凸があり、どこがボタンか判り易いですが本製品はボタンがフラットなので暗闇だと判り難いです。暗闇だと本製品の明るさの影になりボタンが全く見えないのです。ボタン文字が光れば最高だと思います。電源のON/OFFは長押しでモードは押す毎に色温度が変わります。調光は+と-のそれぞれのボタンですが、クリックで1％づつ調光し、長押しで一気に調光可能です。これは便利でした。1ボタン式で調光するNaturehikeは非常にこの辺りが面倒です。FIELDOORは段階調光なので弱ならどれくらい持つとか本製品は照度50でどれだけ持つとか、など参考になりますがNaturehike等の数値のない無段階調光はその辺が厳しいです。バッテリーについては、このクラスの平面型LEDランタンは10000mAhが多いのですが本製品は13400mAhとかなり大容量です。また、出力ポートが2つ付いているのも特徴かと思います。あと、入力用のポートが「USB Type-C」です。添付されているコードもUSB Type-Cなのであまり問題ないかと思いますが、この手のランタンはmicro USBが多いので注意が必要です。100円ショップのType-C変換コネクタでも充電はできました。もう一点、最小の光量で点灯させたまま充電してみましたが、きちんと充電されていました（残量表示が増えた）ただし、光量が大きいと充電より放電の方が多くなる可能性はあります。また本製品の出力ポートに外部機器接続し充電（給電）しながらの点灯も可能でした。各色モードでの比較写真ですが、本製品も他社の平面型LEDランタンと同じく色モードでの明るさの違いは殆どありません。各照度レベルでの比較の写真もアップします。照度レベル01、30、60、100での比較ですが、イメージ通りの明るさで不自然感はありません。この先は他社の1000ルーメンクラスのLEDランタンとの比較です。まずは一般的な全方位照射タイプのランタンとの比較です。GENTOS EX-000RとMEIKEE LEDランタンとの比較です。GENTOS EX-000RとMEIKEE LEDランタンは逆さ吊りでの比較です。EX-000Rはホヤが外せない為、真下に影ができますが後ろの樹木の上方まで照らしています。この写真では真下の影のせいであまり明るく見えませんが広い範囲を照らすのでキャンプサイトでは重宝します。MEIKEE LEDランタンは一番明るく感じますがホヤを外している為、拡散が弱く平面型の本製品と近い光の飛び方になっています。平面型ランタンは非常ににコンパクトで大光量ですが、実際にキャンプで使用してみると光の指向性の特徴から広範囲を照らす場合はかなり高い位置から照らさないと光が広がりにくいのでランタンの位置を考える必要があると思います。次に平面型LEDランタン、本製品と近いスペックのランタンとの比較です。Naturehike 3in1 Camping LanternとFIELDOOR LEDスクエアランタンとの比較になります。意外な事にスペック上は一番明るいはずのNaturehikeのランタンが一番暗く感じます。FIELDOORと本製品は殆ど変わらない明るさと光の飛び方です。FIELDOORのランタンは大きいですが価格はこの中では最安値で光源としてのコスパは優れていると感じます。Naturehikeはとにかくコンパクトなので少しでも荷物を小さくしたい場合には最適です。本製品は値段は一番高いですがFIELDOORとNaturehikeの良いとこ取りでバランスよくコストパフォーマンスは一番優れていると感じました。非常に優れている本製品ですが個人的に平面型ランタンはタープ下やテント内で使ってます。明るくともメインランタンとしては個人的には使いません。平面型の光の指向性がタープ下やテント内の照明に向いているのと、平面型で広範囲照らすにはなるべく高い位置から照らさないとその高照度を生かせません。そうなると高いランタンハンガーに吊るす事になりますが、背の高いランタンハンガーに小さい平面型ランタンを提げると存在感が無くアンバランスです。遠目で見るとランタンハンガーだけ立ってる様な。なので個人的好みでメインは燃焼系や、EX-1300D等の大型LEDランタンにしています。最後に非常用としてですが、今までいくつもランタンを買ってきて思ったのは本製品に限らず平面型ランタンと充電式ランタンは非常用としては個人的にはあまりお勧めできないかなと思います。充電式は思った以上に自己放電が大きいです。なのでいつ来るかわからない災害に対して常に使えるように定期的に充電管理できる方ならいいですが、そうでないと厳しいかと。また先にも書きましたが平面型ランタンは光を広げるには、かなり高い位置から吊るす必要があります。部屋の中心の高い位置に吊るせる部屋なら良いですが、そうでないと偏った照らし方になるかと思います。その点、普通のランタンは全面に光が飛びますし、上方にも飛ぶのでテーブルに置いておけば天井が間接照明の様になり部屋全体がほんわり明るくなるなります。