はい 難解な文章です
ややこしく書かれていて 読みづらい・・ 面白そうですが ダメです 退屈になってしまいました
だれが何の話をしているのかがわからなくなるような時系列です
ボルヘスが読んだら 簡単に読めてしまうでしょうけどね
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複製された男 (ポルトガル文学叢書 17) 単行本 – 2012/10/22
彼がオリジナルで、自分が複製された男なのか!
孤独な現代人の苦悩とアイデンティティの危機をミステリー仕立てで描いた
ポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴの傑作。
アメリカで映画化!
世界23カ国で翻訳!
「本書のストーリーは、通信技術がどんなに発達しても、個人間のコミュニケーションの問題は解決しないということを示しているように思われる。ネット社会といわれる現代において、人々の孤独はむしろ深まっているのである。執拗に繰り返されるテルトゥリアーノ・マッシモ・アフォンソという主人公の古めかしい名前は、人々のつながりが失われ、個人の匿名化が進んだ現代社会で、あたかもその存在を強固に主張しているようだ。」(本書「訳者解説」より)
孤独な現代人の苦悩とアイデンティティの危機をミステリー仕立てで描いた
ポルトガルのノーベル賞作家サラマーゴの傑作。
アメリカで映画化!
世界23カ国で翻訳!
「本書のストーリーは、通信技術がどんなに発達しても、個人間のコミュニケーションの問題は解決しないということを示しているように思われる。ネット社会といわれる現代において、人々の孤独はむしろ深まっているのである。執拗に繰り返されるテルトゥリアーノ・マッシモ・アフォンソという主人公の古めかしい名前は、人々のつながりが失われ、個人の匿名化が進んだ現代社会で、あたかもその存在を強固に主張しているようだ。」(本書「訳者解説」より)
- 本の長さ299ページ
- 言語日本語
- 出版社彩流社
- 発売日2012/10/22
- 寸法13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104779118344
- ISBN-13978-4779118340
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商品の説明
著者について
José Saramago(1922-2010)
ポルトガルのサラザール独裁体制が崩壊した1974年のリスボンの春以降、ジャーナリストから作家に専念し、国民的作家となる。1998年ノーベル文学賞を受賞。
『あらゆる名前』、『リカルド・レイスの死の年』(彩流社)、『白の闇』(NHK出版)、『見知らぬ島への扉』(アーティストハウス)、『修道院回想録』(而立書房)など多数の作品がある。
1957年大阪市生まれ。東京大学教養学部卒。1982年からマドリード・コンプルテンセ大学留学。読売新聞東京本社を経て、東京読売サービス勤務。
訳書
『砂の戦士たち』(ジョルジェ・アマード著)、『日本紀行「開戦前夜」』(フェレイラ・デ・カストロ著)、『大密林』(フェレイラ・デ・カストロ 著)、『マリアネラ』(ベニート・ペレス・ガルドス著)すべて彩流社刊。
なお、『砂の戦士たち』の翻訳はTSミュージカルファンデーションにより、2003年11月、池袋サンシャイン劇場でミュージカルとして上演された。
ポルトガルのサラザール独裁体制が崩壊した1974年のリスボンの春以降、ジャーナリストから作家に専念し、国民的作家となる。1998年ノーベル文学賞を受賞。
『あらゆる名前』、『リカルド・レイスの死の年』(彩流社)、『白の闇』(NHK出版)、『見知らぬ島への扉』(アーティストハウス)、『修道院回想録』(而立書房)など多数の作品がある。
1957年大阪市生まれ。東京大学教養学部卒。1982年からマドリード・コンプルテンセ大学留学。読売新聞東京本社を経て、東京読売サービス勤務。
訳書
『砂の戦士たち』(ジョルジェ・アマード著)、『日本紀行「開戦前夜」』(フェレイラ・デ・カストロ著)、『大密林』(フェレイラ・デ・カストロ 著)、『マリアネラ』(ベニート・ペレス・ガルドス著)すべて彩流社刊。
なお、『砂の戦士たち』の翻訳はTSミュージカルファンデーションにより、2003年11月、池袋サンシャイン劇場でミュージカルとして上演された。
登録情報
- 出版社 : 彩流社 (2012/10/22)
- 発売日 : 2012/10/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 299ページ
- ISBN-10 : 4779118344
- ISBN-13 : 978-4779118340
- 寸法 : 13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 676,192位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月13日に日本でレビュー済み
ポルトガル初のノーベル賞作家という先入観抜きで読める作品。
自分にそっくり、というよりも、自分としか思えない俳優を映画の中に見つけた38歳の歴史教師が、憑かれたように俳優の住所を突き止め会いに行ってしまう。
改行が少なく密度の高い文体は不穏な物語にふさわしいものだが、決して読みやすくはない。ことに前半は苦痛すら感じるかもしれない。だが、物語が不気味に動きだす中盤からは、主人公の不安を読み手も共有することになる。そして不安を抱えたまま結末を迎え、作者の企みに慄然とするはずだ。
本書はまた、通信技術が発達するほど孤独を深める現代人の苦悩を暴くものだ。自分の分身を執拗に求める主人公の絶望的な孤独は、現代を生きる私たちの孤独と重なる。そういう意味では、すぐれた文明批評としての読みをも可能にしている。
訳書が多くはない作家だが、本書を読んでサラマーゴに興味を持たれた方は、代表作「白の闇」を合わせ読むこともおすすめしたい。
自分にそっくり、というよりも、自分としか思えない俳優を映画の中に見つけた38歳の歴史教師が、憑かれたように俳優の住所を突き止め会いに行ってしまう。
改行が少なく密度の高い文体は不穏な物語にふさわしいものだが、決して読みやすくはない。ことに前半は苦痛すら感じるかもしれない。だが、物語が不気味に動きだす中盤からは、主人公の不安を読み手も共有することになる。そして不安を抱えたまま結末を迎え、作者の企みに慄然とするはずだ。
本書はまた、通信技術が発達するほど孤独を深める現代人の苦悩を暴くものだ。自分の分身を執拗に求める主人公の絶望的な孤独は、現代を生きる私たちの孤独と重なる。そういう意味では、すぐれた文明批評としての読みをも可能にしている。
訳書が多くはない作家だが、本書を読んでサラマーゴに興味を持たれた方は、代表作「白の闇」を合わせ読むこともおすすめしたい。
2013年1月19日に日本でレビュー済み
英語訳の
The Double
を読んだのだが、もともとポルトガルの本なんだそうだ。ちなみに著者はノーベル文学賞を受賞したポルトガルの人気作家だそうだ。そんなわけでオリジナルのポルトガル語バージョンがそうなのかどうか判断できないが、この本の一番の特徴はたぶんその独特な語り口だろうと思う。
ひとつの文章がとにかく長い。更に言うならやたらと理屈っぽい。作家の描写も理屈っぽければ、登場人物の思考回路も理屈っぽい。登場人物の空想と現実の出来事がしばしば連続して語られ、時として作家が読者に直接語りかけたりする。最初は面食らったが、読み進めるうちに主人公の白昼夢に迷い込んだような不思議な感覚を覚えた。その足元がふらつくような危うい感覚が、語られている出来事の異常性を増幅し、この作品の世界に引き込まれていく。
ごく普通の学校教師がたまたま借りた映画のビデオに、自分と瓜二つの役者が端役で出演しているのに気づき、その役者の正体を追求しはじめるという内容だ。単に似ているというレベルではなく、ほくろの位置や顔のしわ、昔の傷跡などすべて一致する完全なコピーで、後に誕生日まで同じであることが判明する。そしてちょっと意外で衝撃的な結末が淡々と語られる。
最近日本語訳も出版されたようだ。まだちょいと高いので、そのうち文庫本かKindle版が出たら日本語版も読んでみようと思う。
ひとつの文章がとにかく長い。更に言うならやたらと理屈っぽい。作家の描写も理屈っぽければ、登場人物の思考回路も理屈っぽい。登場人物の空想と現実の出来事がしばしば連続して語られ、時として作家が読者に直接語りかけたりする。最初は面食らったが、読み進めるうちに主人公の白昼夢に迷い込んだような不思議な感覚を覚えた。その足元がふらつくような危うい感覚が、語られている出来事の異常性を増幅し、この作品の世界に引き込まれていく。
ごく普通の学校教師がたまたま借りた映画のビデオに、自分と瓜二つの役者が端役で出演しているのに気づき、その役者の正体を追求しはじめるという内容だ。単に似ているというレベルではなく、ほくろの位置や顔のしわ、昔の傷跡などすべて一致する完全なコピーで、後に誕生日まで同じであることが判明する。そしてちょっと意外で衝撃的な結末が淡々と語られる。
最近日本語訳も出版されたようだ。まだちょいと高いので、そのうち文庫本かKindle版が出たら日本語版も読んでみようと思う。
2013年8月18日に日本でレビュー済み
「おまえの中にないものは、おまえを興奮させはしない。」と何かの本で読んだことがある。「アイツの女好きなところが嫌いだ。」と言っている本人が、実は人一倍女好きだということはよくある話だ。人は本人が気が付かないまま、自分と似ている人を嫌悪するものだ。
では、自分のクローンと思うしかないような人物が目の前に現れたら、人はどのような感情を彼(彼女)に対して抱くのだろうか。ましてや、ツールの発達とともにコミュニケーションがまずます不全となり、自分だけが自己の拠り所となっている現代社会で。
独特の語りと難解な文体で幻惑されながらも読み進める読者は、後半に急展開を見せるストーリーと意外な結末に、著者の答えを見出すだろう。
では、自分のクローンと思うしかないような人物が目の前に現れたら、人はどのような感情を彼(彼女)に対して抱くのだろうか。ましてや、ツールの発達とともにコミュニケーションがまずます不全となり、自分だけが自己の拠り所となっている現代社会で。
独特の語りと難解な文体で幻惑されながらも読み進める読者は、後半に急展開を見せるストーリーと意外な結末に、著者の答えを見出すだろう。
2014年12月13日に日本でレビュー済み
思索と意識の流れ/状況と会話の融合にマッカーシーとの類似を感じ没入できた。映画と真逆の戦慄も心地よい。