自分の20代を振り返れば、「これエモかったなぁとか、何が楽しかった、あれが悲しかった、どれが嬉しかった、どんな時に怒った。」みたいに断片的で、一言でしか振り返れなかった。
しかしこの本は自分の若い頃を言語化してくれてるようで、言葉で紡いでくれるような感じがして、読んでいて心が気持ち良かったです。
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大丈夫、夢は叶わない
こんにちは、私は著者「F」本人にAmazonレビューに感想を書いて欲しいと言われて、いまから書くに至っています。 目を通して頂ければ幸いです。先日73歳の友人に、この本の文章を一部抜粋して紙に書いて送り、感想と彼の経験から言えることばたちが昨日返ってきました。私の感想も織り交ぜながら書いてみます手紙に記載の内容を「」で記します・「私の若い頃、欲望の向上の法則というのがあった」・「とんかつは食べたいものというより健康食」 Fさんが言ってた通りだった、だから今たくさん食べておこうと思ったしとんかつが私にとって特別な食べ物になった・「昔は自ら死を選ぶことはそんなに問題では無かった」 初めて知った。自死する理由も昔は理解しやすかったんだ、と思うと 昔の方が時代は良かったんでは無いかと思った・「死にたい願望の解決策を提示できるFという人はすごいと思う」 本当にその通り、言語化出来て伝えられるFさんはすごいんだ。私も死をペットと考え 飼い慣らしたいし、死にたくなったら寝るんだと決めた。・「死というものを順番に知っていった」つまり生きてれば、歳を重ねるごとに死というものが飼い慣らせるんじゃ、と思った、つまり生きる・「大人として認めてくれる人がたくさんいるような大人になりたかった」 そうか、結局大人も大人が何か知らないまま生きてるんだな・「若き頃もっとクラシックを聞いとけば良かったと感じています」これ、すごい。Fさんは以前、流行より百年先も成立するクラシック、という言葉を残しています。73の人がこれを言ってるのに、もうFさんは分かってる、すごい。「クラシックは時間と空間を超越しているのだと思う」 なるほど。クラシックはまるでタイムマシーンなのか、と新しい言葉が見つかった・「老化老化 廊下を歩きながら」 ただの友人のダジャレですがFさん本人もここが大好きだと言ってました。（笑）・生 は私が好きな言葉です 生きる って言葉が好きなんです 「明けない夜はないと主張しているのかもしれませんね」と分析してくれた、確かに明けない夜はない・1番心に来たのは「生きるについて 桜のイメージははかなく散るというイメージです 私としては君には梅のようになってほしいと思います。 梅は寒さをこらえて困難に立ち向かって花開きます。感覚的には桜であっても、精神は梅であって欲しいと願っています」この友人もいつか死ぬわたしもいつか死ぬけど友人の方が先に死ぬ確率高いって考えたら辛くてまるでFさんが望む永遠の猫のように私はこの友人が永遠であって欲しくてでもそれは不可能に近いことででも今を大切にできることは絶対的で不変的でだから、だから、もっと今を大切にして友人にもたくさん自分の若いなりの思いを伝えて、この本が好きだとかこの人とうまくいかない、就職のための試験ばっか受けてんじゃなくて、本当は文字を書くことが好きだから、作家とかになって人のことを救いたかったんだって、叫びたいと思った人間は儚いけど、しっかり生きていかなきゃいけない、というより生きて何かを残していくべきだと考えますなんでもいい、愛じゃなくても、物でも、キスマでもなんでもいいから、しっかり自分は生きていたと、残さなければそのために働くし死にたくなるし恋をして愛を知るみなさまもどうか、一緒に、今の世を生きましょう生きてさえいればなんとかなる、なんて誰が言い始めたか知りませんがそれは間違ってる死んだ人を否定するべきでは無いです勿論生きている人を否定するべきでは無いです悲しいニュースがあった2020で人はもっと狂ったと思うそんな中でもこの本だけは確かなものだった泣くべきだった気がするけどなにで泣くべきか忘れた忘れた気がするけど忘れたことだけ覚えてることも君が忘れた振りをしてる恋愛未満の恋愛もなんだかめんどくさいからなにも言わないことにした言葉未満の感傷も、好きになれなかった副流煙の残り香も全部桜が葬ってくれる桜が葬ってくれる
