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男というもの (中公文庫 わ 6-17) 文庫 – 2001/1/25
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/1/25
- ISBN-104122037654
- ISBN-13978-4122037656
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商品の説明
商品説明
明治以来ヨーロッパ・キリスト教社会の影響を強く受けてきた現代の日本は、「精神的なものを一方的に上位に置き、肉体的なものを下位に見る傾向がすすみ、精神と肉体とは本来一体であるべきなのに、いつの間にかこの2つが分断されてしまいました」。「一夫一婦制は近代社会が作り上げた相当無理のある制度ですが、西洋諸国のように離婚・再婚を繰り返すことにあまり抵抗のない社会では、それなりに制度が人間の本質に合った形に修正されてきたといえそうです」
かつて一大「失楽園」ブームを巻き起こしたこの恋愛小説の名手は、何も不倫や離婚を勧めているのではない。ただ、「一人の男と一人の女が生涯を共にし、脇目もふらず一緒にいる形」が「果たして人間を幸福にしたか」ということに「いささかの疑問」を感じ、それはむしろ、「人間を息苦しくし、苛だちをつのらせ、生きものとしての生彩を失わせることになった」のではないかと考えている。そこで腕を振るったのが、『男というもの』。男の子の“性の目覚め”から、「処女願望」「なぜ“風俗”に行くのか」「浮気と本気」「絶対愛とは」など、男と女の考え方、感じ方からセックスの違いまで、自らの体験を交えながら徹底的につづった。よりよい愛をはぐくむために知っておきたいことがあまねく網羅された刺激的なエッセイである。(家永光恵)
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/1/25)
- 発売日 : 2001/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4122037654
- ISBN-13 : 978-4122037656
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,275位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,633位中公文庫
- - 4,104位近現代日本のエッセー・随筆
- - 9,734位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師をつとめるかたわら小説を執筆。作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として、常に文壇の第一線で活躍している。70年『光と影』で直木賞受賞。80年に『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。菊池寛賞受賞など。公式ブログ「渡辺淳一 楽屋日記」も(ほぼ)毎日更新中!
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本当に参考になりました(笑)何というか、女性は
男の子が幼少期から、こんなに性欲と葛藤して生きていることなど
全く知らないと思います。是非読んでみて下さい!私はまさに
“目から鱗”でした。でも、男に言いたい!!女性だって苦労している事。
男性も女性も、もっとお互いに「性」について考えられる良い切欠に
なるのでは?私なんて、思わず衝撃で泣き出してしまいました。
母親になっても、この本を生かして息子に接したいと思います。
ザ・一般論、という感じでした。真理っぽく書いてある風(非常に論理的な文章)なので、
ちょっと飲み込まれそうな、納得させられそうな気分にもなるのですが、
これはあくまでも一昔前の一般論だなぁと。。読んでいてものすごく後ろに引いてしまいました。。
愛=欲、ということなのかと思います。つきつめた絶対愛が・・・死??
独占したいという気持ちを愛と思ったらそうなんですかね。
というかこれは愛をなんとするか、人によるんだとは思うんですが、
愛は実践、修行、愛=他己の一環かと昨今では思われてるような、
まぁ個人的にそう思ってるだけなんですが、
改めてこの本を読んで、愛というものがもともと存在しているかのような幻想が
触れられるまでもない前提になっていることにかなり違和感がありました。
読みやすいのに、読み進めるのにとても時間がかかる本です。
なぜなら自分の中の男というものと照らし合わせながら読んでしまうから…
原稿を埋めるためにだらだらと同じことを書いている??
と思うような箇所もありますが
総じて、著者の経験に基づいた男というものの分析は
面白いんです。相当経験が豊富なんだなぁーと著者に思いを馳せながら、
男尊女卑じゃない?とかちょっと言い過ぎ、なんて思うところも多々あるのですが
なんだか笑えるんです。微笑ましいと、思ってしまうのです。
下世話な感じがするというか、俗っぽいのでわざわざ人にお勧めはしませんが
私としては、読んでよかったと思います。
女性の立場では、理解できる部分と、そうではない部分とあり、それがまた「男というもの」なのだろうと思いました。
ため息が出ることも。いろいろ考えさせられる本となりました。