まず、文章が下手だし、視点が乱れ飛ぶ。熊本の「こうのとり・ぽすと」から始まって、自殺願望サイトにオウム真理教事件にイスラム風自爆テロと、マスコミで大々的に取り上げられた時事ネタを寄せ集めて、少しだけ文字を替えて創ったような、ちょっと知恵が働く書き手なら誰でも書けそうな物語構成。
東京タワー爆破倒壊という“売り”以外には、見るべきものなし。何で『裏閻魔』と同時受賞なのか、大疑問。遙かに落ちる。大賞じゃなくて、佳作だろう、これは。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
慈しむ男 単行本 – 2011/7/1
荒井 曜
(著)
「ゴールデン・エレファント賞」第1回〈大賞〉受賞作第2弾!
無差別テロ・理由なき反抗・時代の闇を映しだした新たなミステリー小説の誕生です!
~あらすじ~
1991年、宮崎県の慈育病院で発足した嬰児のためのレスキュー制度「コウノトリ・ポスト」の第1号として、
一人の男の赤子が預けられた。彼は全身を切り刻まれる虐待を受けていたが、手厚い看護によって一命を取り留め、
飯塚慈男と名づけられた。頭脳明晰な優等生に成長した慈男は、日本中を恐怖に陥れる犯罪者へと変貌していく…
「ゴールデン・エレファント賞」とは……
日本の優れたコンテンツ・クリエーターによるオリジナル小説作品を発掘し、
各国言語で世界にリリースすることを目的に2009年に設立された、国際的 エンタテインメント小説アワード。
無差別テロ・理由なき反抗・時代の闇を映しだした新たなミステリー小説の誕生です!
~あらすじ~
1991年、宮崎県の慈育病院で発足した嬰児のためのレスキュー制度「コウノトリ・ポスト」の第1号として、
一人の男の赤子が預けられた。彼は全身を切り刻まれる虐待を受けていたが、手厚い看護によって一命を取り留め、
飯塚慈男と名づけられた。頭脳明晰な優等生に成長した慈男は、日本中を恐怖に陥れる犯罪者へと変貌していく…
「ゴールデン・エレファント賞」とは……
日本の優れたコンテンツ・クリエーターによるオリジナル小説作品を発掘し、
各国言語で世界にリリースすることを目的に2009年に設立された、国際的 エンタテインメント小説アワード。
- 本の長さ509ページ
- 言語日本語
- 出版社エイ出版社
- 発売日2011/7/1
- ISBN-104777919749
- ISBN-13978-4777919741
登録情報
- 出版社 : エイ出版社 (2011/7/1)
- 発売日 : 2011/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 509ページ
- ISBN-10 : 4777919749
- ISBN-13 : 978-4777919741
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,614,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,222位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年7月25日に日本でレビュー済み
”東京タワー爆破”というインパクトの有る出だしの割には、
結末へ向けての加速感があまり感じられない。
最初の飛行機内での撮影や、東京タワー爆破に使用された爆薬の公表など、
提示された伏線の始末がイマイチだと思う。
文法、文学的なことは素人感覚ですが「・・・である」「・・・だった」の使い方、
配分が悪く、テンポが悪いと感じたのだと思います。
また”PC”と記述しても”パトカー”と記述しても2文字しか代わらないのだから、
省略する必要はないのでは?
amazon vine仕様なので、製品版では校正されているかもしれませんが、
とても気になった点をひとつ。
8月の爆破の件を調べる刑事が、同年12月の聞き込みなのに
「去年の8月26日ですけど・・・」
と尋ねるのは、誤植ではないと思いますが。
追加
「女性の作家さん?」と思われるフシもあったのですが、
(どうもエグいシーンを遠まわしにしている感じがして。更には”筒”なんて書いているし)
他の方のレビューを参考に調べてみると五十過ぎの男性でした・・・星2つでよかったかも。
結末へ向けての加速感があまり感じられない。
最初の飛行機内での撮影や、東京タワー爆破に使用された爆薬の公表など、
提示された伏線の始末がイマイチだと思う。
文法、文学的なことは素人感覚ですが「・・・である」「・・・だった」の使い方、
配分が悪く、テンポが悪いと感じたのだと思います。
また”PC”と記述しても”パトカー”と記述しても2文字しか代わらないのだから、
省略する必要はないのでは?
amazon vine仕様なので、製品版では校正されているかもしれませんが、
とても気になった点をひとつ。
8月の爆破の件を調べる刑事が、同年12月の聞き込みなのに
「去年の8月26日ですけど・・・」
と尋ねるのは、誤植ではないと思いますが。
追加
「女性の作家さん?」と思われるフシもあったのですが、
(どうもエグいシーンを遠まわしにしている感じがして。更には”筒”なんて書いているし)
他の方のレビューを参考に調べてみると五十過ぎの男性でした・・・星2つでよかったかも。
2011年8月9日に日本でレビュー済み
な〜んか読む前は嫌な予感がしたのだ。
作者の思い込みが突っ走ってて一人よがりで妙に観念的な作品じゃないかって。
でも読んでみたら見事に裏切られましたね!
これだけスケールのでかい犯罪・・・というかテロを見事に描き切っているし、
主人公である飯塚慈男の不気味なキャラクター造形にも説得力がある。
エピローグ的に明かされる謎解きも面白かった。
ここまで書くとほぼ絶賛しちゃってるのでツッコミも入れとくけど、
ネタ元としてはやはりトマス・ハリスの「ブラック・サンデー」(これも凄い作品)あたりを
上手く日本に置き換えてるかんじもするなぁ。
あと読んだのがテスト版のせいか誤植もチラホラある。
出版社さん、本番で出す時はちゃんとチェックして下さいね。
まぁいいや、十分楽しめたからあんまり細かいことは言わないでおきます。
この作者の作品、もっと読んでみたい。
作者の思い込みが突っ走ってて一人よがりで妙に観念的な作品じゃないかって。
でも読んでみたら見事に裏切られましたね!
これだけスケールのでかい犯罪・・・というかテロを見事に描き切っているし、
主人公である飯塚慈男の不気味なキャラクター造形にも説得力がある。
エピローグ的に明かされる謎解きも面白かった。
ここまで書くとほぼ絶賛しちゃってるのでツッコミも入れとくけど、
ネタ元としてはやはりトマス・ハリスの「ブラック・サンデー」(これも凄い作品)あたりを
上手く日本に置き換えてるかんじもするなぁ。
あと読んだのがテスト版のせいか誤植もチラホラある。
出版社さん、本番で出す時はちゃんとチェックして下さいね。
まぁいいや、十分楽しめたからあんまり細かいことは言わないでおきます。
この作者の作品、もっと読んでみたい。
2011年7月22日に日本でレビュー済み
コウノトリポストに捨てられた赤ちゃん、
東京タワー爆破事件、児童虐待と
センセーショナルな話題を盛り込み
日本を震撼させるパニック小説。
その発想や意欲はすばらしく
主人公の飯塚慈男、カメラマンの眞理子、
売上至上主義の写真週刊誌編集長、人のよさげな刑事といった
キャラクターもおもしろいのですが
筆力がついていかず、いまいちノリきれません。
三人称単一視点も守られず
構成もストーリー展開も穴だらけ。
著者の独りよがりを感じる展開も見られました。
東京タワー爆破事件、児童虐待と
センセーショナルな話題を盛り込み
日本を震撼させるパニック小説。
その発想や意欲はすばらしく
主人公の飯塚慈男、カメラマンの眞理子、
売上至上主義の写真週刊誌編集長、人のよさげな刑事といった
キャラクターもおもしろいのですが
筆力がついていかず、いまいちノリきれません。
三人称単一視点も守られず
構成もストーリー展開も穴だらけ。
著者の独りよがりを感じる展開も見られました。
2012年3月18日に日本でレビュー済み
個人的に嫌いではない設定で、平日の夜連続4日で読み終えました。
以下雑ぱくですが・・・
主人公のキャラクター
読み始めてすぐに、「脳男」の鈴木一郎が思い浮かんだ。
ストーリー
読み進んで「ゴールデンスランバー」を思い出した。
最近のエンターテインメント作品らしく、そのまま映像化できそう。
読み物としては人物の背景描写に物足りなさを感じる。
前半は流れに乗ってどんどん読んでいけるが、物語に深みが不足しているせいか、後半は映像的な描写の細かさが煩わしく感じた。
最後まで引きつけられる娯楽作品って、最近なかなか出会えてません。
以下雑ぱくですが・・・
主人公のキャラクター
読み始めてすぐに、「脳男」の鈴木一郎が思い浮かんだ。
ストーリー
読み進んで「ゴールデンスランバー」を思い出した。
最近のエンターテインメント作品らしく、そのまま映像化できそう。
読み物としては人物の背景描写に物足りなさを感じる。
前半は流れに乗ってどんどん読んでいけるが、物語に深みが不足しているせいか、後半は映像的な描写の細かさが煩わしく感じた。
最後まで引きつけられる娯楽作品って、最近なかなか出会えてません。
2011年7月27日に日本でレビュー済み
東京タワー爆発!
いきなり超インパクトありです。慈男は施設で育ち、
現在は虐待者の支援に奔走する男。
彼は善人なのか・・・悪人なのか?
宮部みゆきさんの「模倣犯」を思わせる」展開。
慈善事業を行いながら その陰で極悪な犯罪に手を染める…
途中まで勢いよく読んでいましたが…
だんだんやることが小さくなってしまい…
ラストシーン…は ちょっと今一つ。
正体をバラすのが少し早かったようにも思う。
とことん悪人に成り下がってほしかったな…
いきなり超インパクトありです。慈男は施設で育ち、
現在は虐待者の支援に奔走する男。
彼は善人なのか・・・悪人なのか?
宮部みゆきさんの「模倣犯」を思わせる」展開。
慈善事業を行いながら その陰で極悪な犯罪に手を染める…
途中まで勢いよく読んでいましたが…
だんだんやることが小さくなってしまい…
ラストシーン…は ちょっと今一つ。
正体をバラすのが少し早かったようにも思う。
とことん悪人に成り下がってほしかったな…