石川直樹という人の冒険は、多岐にわたっている。
・アラスカの山と川
・北極と南極
・七大陸最高峰
・ミクロネシアに伝わる星による航海術
・熱気球による太平洋横断挑戦
東京芸大の博士課程を修了し、多くの本や写真集を出版している。
以下のように文章力にも優れ、単なる冒険家や登山家と一線を画している。
ぼくはシロクマと向かい合った瞬間のぴりぴりするような緊張感が忘れられません。いま見ている世界が、世界のすべてでないということを思い出させてくれる。このような瞬間を一つ一つ蓄積して感じるとき、人はどんなところにいても“世界”を感じることができるようになるでしょう。
厳しい環境に何度も身を置くと、自分がどのあたりまで行けて、どのあたりを超えると危険なのか、ということが感覚的にわかるようになります。
次に踏み出す足の置き方を間違えたら、危険にさらされてしまうような場所がいくつも出てきますが、ぼくはそういう所にいるときなぜか心の底から幸せを感じるのです。「何だかすごい場所にいる」という気持ちが沸き上がってきて、自分が“生きている”と感じるのです。
もう少し、彼の著作をたどって、石川直樹という人をもっと知りたいと思う。
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いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ) 単行本(ソフトカバー) – 2011/10/4
石川直樹
(著)
開高健ノンフィクション賞、土門拳賞ほか連続受賞者であり、世界を素手で旅し、未知のフィールドを歩き続けるたぐいまれな冒険家/写真家みずからが書き下ろす、圧倒的な旅の奇跡。未発表カラー写真多数収録。
- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2011/10/4
- 寸法13 x 2.3 x 19 cm
- ISBN-104781690106
- ISBN-13978-4781690100
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登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2011/10/4)
- 発売日 : 2011/10/4
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 279ページ
- ISBN-10 : 4781690106
- ISBN-13 : 978-4781690100
- 寸法 : 13 x 2.3 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 849,863位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて面白かったので自分の子供に渡してみました。振り仮名が振ってあって子供でも読みやすい。いろんな冒険をしているのですね。航海中におかしくなってしまった人の話が印象的。
2008年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
通勤途中の電車の中で朝日新聞を読んでいると、この方のコラムに目が留まりました。
1語1語がアツく、研ぎ澄まされた「刀」のようで、一人感動してしまいました。
もともとアラスカ写真家、故星野道夫さんの文章が大好きだった私は、同じような
ワクワク感を味わえるのではないかと期待してこの本を読みました。
この本はさまざまな筆者の冒険談が短くまとめられる形で書かれています。
高校生の時のインド旅行、アラスカ、アフリカ、ミクロネシアなど。
同年代の私にとっては考えられないような、アグレッシブさ、厳しさで、
楽しく読み進めることができました。冒険談としてはよくまとまっています。
一方で冒険が好きでその費用確保のために本を出している、という感覚も
感じられ、本当に日記+αという感じで、新聞のコラムに比べると
練られていない文章が目につきました。
各章の最後のほうのちらっとの感想のようなものも、もっと具体的に
伝わってくる表現の仕方を練ってほしいな、と思いました。
私は商品の説明の「精神の冒険と想像力の旅について静かに問いかける」と
という言葉に「星野道夫」的な文章を期待してこの本を買いました。
ただ、純粋に冒険談として買う方にはお勧めしますが、
「精神」「想像力」などの+αは伝わってきませんでした。
(というか想像力、という話は基本的に最後の1ページにさらっと
書かれているだけです)
私も東南アジアで生活したり、研究をして論文を書いたり、という経験があります。
書いている自分はその場にいたからリアルさ、というのは感じられても、
村の人と直接交わったわけではない読者には臨場感がありません。
そうした面の工夫をもう少ししてくれるようになると素晴らしいと思います。
まだ若い方、今後に期待です。これからも注目して本を手に取りたいと思います。
1語1語がアツく、研ぎ澄まされた「刀」のようで、一人感動してしまいました。
もともとアラスカ写真家、故星野道夫さんの文章が大好きだった私は、同じような
ワクワク感を味わえるのではないかと期待してこの本を読みました。
この本はさまざまな筆者の冒険談が短くまとめられる形で書かれています。
高校生の時のインド旅行、アラスカ、アフリカ、ミクロネシアなど。
同年代の私にとっては考えられないような、アグレッシブさ、厳しさで、
楽しく読み進めることができました。冒険談としてはよくまとまっています。
一方で冒険が好きでその費用確保のために本を出している、という感覚も
感じられ、本当に日記+αという感じで、新聞のコラムに比べると
練られていない文章が目につきました。
各章の最後のほうのちらっとの感想のようなものも、もっと具体的に
伝わってくる表現の仕方を練ってほしいな、と思いました。
私は商品の説明の「精神の冒険と想像力の旅について静かに問いかける」と
という言葉に「星野道夫」的な文章を期待してこの本を買いました。
ただ、純粋に冒険談として買う方にはお勧めしますが、
「精神」「想像力」などの+αは伝わってきませんでした。
(というか想像力、という話は基本的に最後の1ページにさらっと
書かれているだけです)
私も東南アジアで生活したり、研究をして論文を書いたり、という経験があります。
書いている自分はその場にいたからリアルさ、というのは感じられても、
村の人と直接交わったわけではない読者には臨場感がありません。
そうした面の工夫をもう少ししてくれるようになると素晴らしいと思います。
まだ若い方、今後に期待です。これからも注目して本を手に取りたいと思います。
2013年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世代が同じからか、共感することが多かったです。心の底から元気・やる気がみなぎります。
2020年2月3日に日本でレビュー済み
旅行記、冒険物語ですが、おもしろいだけでなく、もっと深いことを教えられる本でした。
冒頭のインド旅行記ではいろんな危機を乗り越えていく過程と背景となるインド事情がよくわかります。文章がうまいので他の章も興味深く読み進めることになります。また、旅行や冒険に絡む哲学的な問いかけがあったりするので、味わ深さも兼ねそろえています。
冒頭のインド旅行記ではいろんな危機を乗り越えていく過程と背景となるインド事情がよくわかります。文章がうまいので他の章も興味深く読み進めることになります。また、旅行や冒険に絡む哲学的な問いかけがあったりするので、味わ深さも兼ねそろえています。
2015年12月20日に日本でレビュー済み
インド、アラスカ、北極から南極まで、ミクロネシア、太平洋の旅。彼は歩き、登る。自転車、カヌー、気球に乗る。感覚を研ぎ澄まし、世界と自分の体の折り合いをつけていく。大胆かつ繊細で、根気よく。アナログな知恵を身につけ、酸素や水、温度の生存条件の極限にギリギリのところで対応する。
日常からの旅。日常への旅。日常のただなかにある旅。
いまここに異次元がある。未知の次元はすぐ隣にあり、柔らかい意識は無数の通路を発見する。
生きることは冒険そのものである。
石川直樹の写真は凄まじい美とエネルギーで見るものを圧倒する。
日常からの旅。日常への旅。日常のただなかにある旅。
いまここに異次元がある。未知の次元はすぐ隣にあり、柔らかい意識は無数の通路を発見する。
生きることは冒険そのものである。
石川直樹の写真は凄まじい美とエネルギーで見るものを圧倒する。
2006年9月6日に日本でレビュー済み
よりみちパン!セシリーズの中の一つの本ですが
このシリーズの中では
この本がいちばんヒットしました。
他の本は、「中学生」に向けて書いてあるというより
中学生ぐらいの子供を育てる
「大人向けの本」だったと思う。
「中学生にはこう伝えるんだな、ということを学ぶ本」というか。
それはそれで、子供のまま親になる人が多いと感じられる
いまの世の中で、役に立つとは思うのですが
この本の場合は、若い新任の先生の話を聞く
中学生の気持ちになって、話に引き込まれて新鮮だった。
ラストはちょっと、わたしにとっては熱すぎて
「ウギャっ」とも思ったが、
それでも、書き手が若い+他にない写真で、
とてもよい本だと思いました。
このシリーズの中では
この本がいちばんヒットしました。
他の本は、「中学生」に向けて書いてあるというより
中学生ぐらいの子供を育てる
「大人向けの本」だったと思う。
「中学生にはこう伝えるんだな、ということを学ぶ本」というか。
それはそれで、子供のまま親になる人が多いと感じられる
いまの世の中で、役に立つとは思うのですが
この本の場合は、若い新任の先生の話を聞く
中学生の気持ちになって、話に引き込まれて新鮮だった。
ラストはちょっと、わたしにとっては熱すぎて
「ウギャっ」とも思ったが、
それでも、書き手が若い+他にない写真で、
とてもよい本だと思いました。
2013年3月9日に日本でレビュー済み
冒険モノにはまったく興味がないのですが、
なかば仕方なく手に取ったら、止められない、止まらない。
普通に考えればすごいところに行って、とてつもないことをしているのですが、
ちっともはしゃいだところがなく、「すごいだろ」という感じもなく、淡々としています。
本が好きというだけあって、文もとても上手でていねい。ところどころに、てらいのない、
それでいて新鮮で心に残る表現が出てきます。
良書です。多くの人に読んでもらいたいです。
なかば仕方なく手に取ったら、止められない、止まらない。
普通に考えればすごいところに行って、とてつもないことをしているのですが、
ちっともはしゃいだところがなく、「すごいだろ」という感じもなく、淡々としています。
本が好きというだけあって、文もとても上手でていねい。ところどころに、てらいのない、
それでいて新鮮で心に残る表現が出てきます。
良書です。多くの人に読んでもらいたいです。