キャプランの本は難解で途中で挫折してしまうものが多いが、この本はキャプランにしてはまとまりもよく、事例も豊富で読みやすい。
特に、内部プロセスの視点、学習と成長の視点に何を設定すべきか悩んでいた人にとって、考えるヒントが得られ、有益な本である。
しかし、BSCに関して何等知識がなく、この本に取り組むのは無理がある。BSCに関して、基本的知識があり、導入を試みた人が読むべき本である。
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戦略マップ バランスト・スコアカードの新・戦略実行フレームワーク (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS) 単行本 – 2005/12/16
ロバート・S・キャプランとデビッド・P・ノートンが1997年に提唱した「バランスト・スコアカード」。この革新的な業績評価システムによって、人材・情報・顧客関係といった無形の資産を数量化し、これまで財務的尺度によってしか計測されえなかった企業価値を明確に把握することが可能となった。
本書は、このバランスト・スコアカードを補強する戦略実行のための新たなフレームワーク=戦略マップを紹介する。戦略マップは、<戦略目標>と<無形の資産>との因果関係に着目し、バランスト・スコアカードで提唱された4つの視点をふまえながら、1枚のマップにその関係性を図示する枠組みである。戦略マップによって戦略実行へのロードマップを可視化すれば、無形の資産を明確に戦略に方向づけ、集中させることができる。
バランスト・スコアカード導入企業を対象に行なった多数の調査結果をもとに、戦略マップの理論から実践までを詳細に解説し、その全貌をめて明らかにする本書は、「自社の戦略がなぜ成功しないのか」と悩むマネジメント層、さらには経営戦略や競争戦略に関与するすべてのビジネスパーソンにとっての福音となるだろう。
本書は、このバランスト・スコアカードを補強する戦略実行のための新たなフレームワーク=戦略マップを紹介する。戦略マップは、<戦略目標>と<無形の資産>との因果関係に着目し、バランスト・スコアカードで提唱された4つの視点をふまえながら、1枚のマップにその関係性を図示する枠組みである。戦略マップによって戦略実行へのロードマップを可視化すれば、無形の資産を明確に戦略に方向づけ、集中させることができる。
バランスト・スコアカード導入企業を対象に行なった多数の調査結果をもとに、戦略マップの理論から実践までを詳細に解説し、その全貌をめて明らかにする本書は、「自社の戦略がなぜ成功しないのか」と悩むマネジメント層、さらには経営戦略や競争戦略に関与するすべてのビジネスパーソンにとっての福音となるだろう。
- 本の長さ567ページ
- 言語日本語
- 出版社ランダムハウス講談社
- 発売日2005/12/16
- ISBN-104270000740
- ISBN-13978-4270000748
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商品の説明
出版社からのコメント
ロバート・S・キャプランとデビッド・P・ノートンが1997年に提唱した「バランスト・スコアカード」。この革新的な業績評価システムによって、人材・情報・顧客関係といった無形の資産を数量化し、これまで財務的尺度によってしか計測されえなかった企業価値を明確に把握することが可能となった。
本書は、このバランスト・スコアカードを補強する戦略実行のための新たなフレームワーク=戦略マップを紹介する。戦略マップは、<戦略目標>と<無形の資産>との因果関係に着目し、バランスト・スコアカードで提唱された4つの視点をふまえながら、1枚のマップにその関係性を図示する枠組みである。戦略マップによって戦略実行へのロードマップを可視化すれば、無形の資産を明確に戦略に方向づけ、集中させることができる。
バランスト・スコアカード導入企業を対象に行なった多数の調査結果をもとに、戦略マップの理論から実践までを詳細に解説し、その全貌をめて明らかにする本書は、「自社の戦略がなぜ成功しないのか」と悩むマネジメント層、さらには経営戦略や競争戦略に関与するすべてのビジネスパーソンにとっての福音となるだろう。
本書は、このバランスト・スコアカードを補強する戦略実行のための新たなフレームワーク=戦略マップを紹介する。戦略マップは、<戦略目標>と<無形の資産>との因果関係に着目し、バランスト・スコアカードで提唱された4つの視点をふまえながら、1枚のマップにその関係性を図示する枠組みである。戦略マップによって戦略実行へのロードマップを可視化すれば、無形の資産を明確に戦略に方向づけ、集中させることができる。
バランスト・スコアカード導入企業を対象に行なった多数の調査結果をもとに、戦略マップの理論から実践までを詳細に解説し、その全貌をめて明らかにする本書は、「自社の戦略がなぜ成功しないのか」と悩むマネジメント層、さらには経営戦略や競争戦略に関与するすべてのビジネスパーソンにとっての福音となるだろう。
著者について
ロバート・S・キャプラン
ハーバード大学ビジネススクールのマービン・バウワー基金講座教授。
カーネギー・メロン大学大学院インダストリアル・アドミニストレーション研究科の科長などを経て現職。世界を代表する管理会計研究者として知られている。最近の研究の主要テーマは、戦略と業績評価および原価計算システムで、とりわけバランスト・スコアカード(BSC)と活動基準原価計算(ABC)は日本を含む世界の学界とビジネスに多大な影響を与えた。
デビッド・P・ノートン
バランスト・スコアカード・コラボティブ社長。
ノーラン・ノートン&カンパニーで17年間社長を務め現職。戦略的な業績管理の分野でのマネジメント・コンサルタントであると同時に博士号をもち、研究者でもある。キャプランと共にバランスト・スコアカードの創始者の1人で、キャプランとの共著はこれが3冊目である。
ハーバード大学ビジネススクールのマービン・バウワー基金講座教授。
カーネギー・メロン大学大学院インダストリアル・アドミニストレーション研究科の科長などを経て現職。世界を代表する管理会計研究者として知られている。最近の研究の主要テーマは、戦略と業績評価および原価計算システムで、とりわけバランスト・スコアカード(BSC)と活動基準原価計算(ABC)は日本を含む世界の学界とビジネスに多大な影響を与えた。
デビッド・P・ノートン
バランスト・スコアカード・コラボティブ社長。
ノーラン・ノートン&カンパニーで17年間社長を務め現職。戦略的な業績管理の分野でのマネジメント・コンサルタントであると同時に博士号をもち、研究者でもある。キャプランと共にバランスト・スコアカードの創始者の1人で、キャプランとの共著はこれが3冊目である。
登録情報
- 出版社 : ランダムハウス講談社 (2005/12/16)
- 発売日 : 2005/12/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 567ページ
- ISBN-10 : 4270000740
- ISBN-13 : 978-4270000748
- Amazon 売れ筋ランキング: - 485,679位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,630位オペレーションズ (本)
- - 31,088位投資・金融・会社経営 (本)
- - 83,466位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年5月28日に日本でレビュー済み
戦略全体を図式化することにより
BSCにおける戦略目標間の因果関係を明らかにするべき
戦略マップを作成するに当たっての目的は
素晴らしく、戦略マップを全社に浸透させることの
重要性は納得がいく。
しかし、本書の構成のせいか、そもそも戦略全体を
俯瞰できるマップを作成すること自体に無理があるのか、
全体的に思いついた点を羅列しているような印象を受けた。
そのため、いざ戦略マップを作成するには
どのようなプロセスで行えばよいのか、
因果関係をどのように繋げていけばよいのか
といった実務的な問題については不明のままであるように感じた。
戦略マップの意義自体は共感できるだけに
理論的に明快なアプローチが望まれる。
BSCにおける戦略目標間の因果関係を明らかにするべき
戦略マップを作成するに当たっての目的は
素晴らしく、戦略マップを全社に浸透させることの
重要性は納得がいく。
しかし、本書の構成のせいか、そもそも戦略全体を
俯瞰できるマップを作成すること自体に無理があるのか、
全体的に思いついた点を羅列しているような印象を受けた。
そのため、いざ戦略マップを作成するには
どのようなプロセスで行えばよいのか、
因果関係をどのように繋げていけばよいのか
といった実務的な問題については不明のままであるように感じた。
戦略マップの意義自体は共感できるだけに
理論的に明快なアプローチが望まれる。
2006年5月3日に日本でレビュー済み
おそらくは、順番に読んでいかなければ本書の位置付けや筆者らが主張したいことは理解できないであろう。日本語のものとはいえいきなり読むのは無謀というもの。順番に、BSC関連の本は読んでいく必要がある。
本書で扱われているのは戦略マップ。今まで筆者らが主張してきたのはどちらかというとBSC=Scorecardという色が強かった。もちろんSFOでは戦略マップとスコアカードを織り交ぜてBSCを語っているが、本書ではそれを全面に出したものであるといえる。
あとは学習と成長の視点の扱いに関して。これは永遠のテーマであろう。なぜならば、学習と成長の視点は様々な視点に影響するため、はっきりと表すことができないことと、数値化するのが極端に難解であることである。これに関してはHR Scorecardやworkforce Scorecardでも語られているので、そちらを参照したい。
やはりこれはより研究、学際に近いものであって、実務とは言いがたい。これをそのまま実務で使うというのは愚の骨頂。参考程度には構わないが。
本書で扱われているのは戦略マップ。今まで筆者らが主張してきたのはどちらかというとBSC=Scorecardという色が強かった。もちろんSFOでは戦略マップとスコアカードを織り交ぜてBSCを語っているが、本書ではそれを全面に出したものであるといえる。
あとは学習と成長の視点の扱いに関して。これは永遠のテーマであろう。なぜならば、学習と成長の視点は様々な視点に影響するため、はっきりと表すことができないことと、数値化するのが極端に難解であることである。これに関してはHR Scorecardやworkforce Scorecardでも語られているので、そちらを参照したい。
やはりこれはより研究、学際に近いものであって、実務とは言いがたい。これをそのまま実務で使うというのは愚の骨頂。参考程度には構わないが。
2006年1月9日に日本でレビュー済み
全般的に難解な本であった。ケーススタディは内容にメリハリがなく、欧米のものということで理解しがたいものが多かった。戦略マップのロジックがケーススタディごとに個別に解かるというものではなく、説明不足気味である。ケーススタディの多さには少々食傷気味になるので、読み切るには、忍耐が必要だ。本書は、入門書としては無理があるが、専門家には役立つだろう。