(2021/06/09 追記その4)
体脂肪率や血管年齢の計測ですが、
測定面の汚れが原因で精度が落ちる場合があります。
お風呂上がりに乗る習慣のある方は気を付けてください。
乾く過程でホコリがくっつき固まっているかもしれません。
拭くと色が変わるので分かるかと思います。
ウエットティッシュで拭いてからティッシュで乾拭きして、
そのあと時間を置いてから乗ってみてください。
エラーが出たり精度がブレたりということは格段に減るはずです。
(2021/03/01 追記その3)
無線ネットワーク関連は、装置固有の問題でしょうか。
どちらかといえば通信規格の問題かと思います。
他の装置であっても、同じような難しさは存在するはずです。
これを体組成計の品質だと言われるのは、ちょっと可哀想かな。
ダイエットに励む知人に聞いてみましたが、
「太っている人間が水分量が大きく変動するのは当たり前のこと」
と言っていました。自分で身体のむくみが自覚できるほどだとか。
人間の身体は割と、思ってるより変動が大きいんですね。
(というか、むくんでいる日は体重も増えているはずですが…)
(2020/07/22 追記その2)
「BIA装置による体脂肪推定は統計データにより行われる」
について、本機での取り扱いについて少し説明します。
体脂肪率の算出に使われるデータは下記です。
・両足間の電気抵抗値
・体重
・身長
・年齢
・性別
・活動度
装置の中に統計データの表が入っていて、
それを入力したパラメータにより切り替えているのでしょう。
さて、この中で入力した覚えがないものがありますね。
これが「活動度」になります。
本機で登録されている活動度は、おそらく下記の3パターン。
・デフォルトモード
・ジャパニーズモード
・アスリートモード
アスリートモードとジャパニーズモードは同時にONに出来ません。
日本人だからジャパニーズモードに思えるのに、不思議ですね。
本当はこれは「運動不足モード」なのでしょう(笑)
そこそこ運動すると、ジャパニーズモードの数値は合わないので…。
ユーザーの気分を悪くするようなのは書けないからかな。
つまり活動度は アスリート＞デフォルト＞ジャパニーズ になってますね。
このあたり、もう少しクリアに指定できたらいいのになあ。
他のメーカーでも、活動度の指定はいまいちイケてないです。
まあ、選択肢すらないのよりはマシですけどね。
あ、これはひとつ断っておくべきかな。
インボディはちょっと計測の方法が違っています。
このため統計データに依存しない算出をしています。
とはいえ業務用の豪華版だからできるものであって、
家庭用のモデルでその精度が出せているかは未知数です。
(2020/07/08 追記その1)
私のレビュー上での性能の評価基準を提示していない気がしました。
このままだとメーカー別比較が分かりにくいので、少し補足します。
本レビューでは、メーカーごとの性能を下記の項目に分けて評価しています。
・ハードウェア性能：BIA装置としての精度。大差ない場合は言及しない
・アプリケーション：数週間～数か月、年単位のスパンで推移が見られること
・データ連携：身体作りでは年単位での推移が重要なため、信頼性と継続性を重視
・分析機能各種：身体作りの指標として評価できれば加点だが、大体は評価に値しない
国内メーカーは分析機能の項目を増やすのが好きなようです。
体脂肪率ですらブレまくるのに、他の解析ってどこまで信用できるんでしょうね。
結果的にアプリの開発工数が膨らんでしまいますね。
技術やアプリケーションサービス、コンセプトなど、
方針が不明瞭であればあるほど、その傾向は強まるように見えます。
タニタが機能項目数は多くて、オムロンはやや追従。
アプリケーションの質の低さから見るに、右往左往してるんでしょうね。
こういう開発って、決めること決めないとメンテする時間がなくなりますんで。
(2020/06/01 初回投稿)
家庭用の体組成計の精度は、ある程度しっかりしたメーカーなら似たり寄ったりです。
BIA方式の限界というか、価格と装置のクオリティのトレードオフというか、仕方ないところ。
なので、下記が焦点になります
・信頼のおける形で統計処理をしてるか
・推移のグラフが見やすく、体組成の変化をよく表しているか
・装置とデータストレージ(クラウドorスマホ)の連動に問題がないか
これに関して、私が把握しているメーカーはこんな感じです。
・オムロン：手堅い数値算出で、装置とストレージの連動もまあまあ、アプリの出来はそれなり
・タニタ：目新しい機能をアピールするが言うほどではない、それを閲覧するアプリの質が低く変動が見づらい
・インボディ：価格の中でうまくハードを収めたなあという印象、項目も少なくアプリもそれなり
・Withings：アプリのクオリティ、ハードとソフトの連動にゆるぎない優位性。精度も悪くない
最初に言いましたが、家庭用の精度には限界があります。
継続的に測り、推移を観察して見極めるしかないんですよね。
そういう意味で、アプリのクオリティが許せるのはWithingsだけでした。
他のアプリは、正直こう、常用に堪えるとは思えない…。
Apple Healthへのデータ連携が確実なのもポイントです。
他の測定機材を含め体調管理するなら、統合してもらわないと困るんで。
精度の話について詳しくは後述します。
長々とした文章なので、興味のある方だけどうぞ。
↓↓↓
体組成計カテゴリは、ヒステリックなレビューが目立ちます。
そもそも体組成というのは、そう簡単に算出できるものではありません。
正確に測ろうとすれば、X線を使うか水槽に身体を沈めるかになります。
それか、数十万かけて業務用の多周波数計測の体組成計を使うか。
家庭用の体組成計は、生体のごくごく断片的な情報から推測値を算出するシステムです。
これには統計データの補助が必要で、かつ測定者も協力的である必要があります。
食後でなく、濡れた足ではなく、血液の滞留(むくみ)が生じていないか…。
こういった運用が分かっていないと、
前述したようにヒステリックな反応になるのでしょうね。
そもそも簡易測定器の取り扱いに向かないので、買わなくて良いかと。
四角くてしっかり数字が出る機械に、人は騙されやすいですね(笑)
私は相対的な変化を見るため、トイレ後かつ朝食前の時間にだけ測ります。
この時間帯は足のむくみがありますが、それ以外の誤差は少なくできますので…。
0.5％ほど高めに出ますが、相対的な推移のブレは一定の範囲に抑え込めます。
日単位での誤差はそれなりですが、継続的に測れば誤差の影響は取り除けます。
誤差が出る原因は、短時間睡眠によりむくみが少なかったとか、そんな感じです。
あと簡易計測である都合上、身体の水分量の変化にはシビアです。
減量でグリコーゲンが減っていると、それが引き込む水分も減るため体脂肪率が跳ねます。
汗をかいたりトイレに行ったり、水を飲んだり風呂に入ったりでも変わります。
理屈が分かってれば、装置にイラつく気にもなりません。
基本は、安価で購入した簡易測定器ですからね。
1日に5度ほど測れば、何が影響するか掴めるかと思います。
起床時、食後、トイレ後、風呂上り、寝る前などで試してください。
そのうえで、計測するタイミングを固定すると良いかと思います。
| カラー | ホワイト |
|---|---|
| 電池付属 | はい |
| 電池使用 | はい |
| ブランド名 | Withings |
| メーカー | Withings |
| 製品型番 | WBS04-WHITE-ALL-ASIA |
| 発売年 | 2018 |
| 付属品 | USBケーブル |
| その他 機能 | 体脂肪 |
| 接続方式 | Bluetooth, Wi-Fi |
| 素材 | アルミニウム |
| 製品サイズ | 12.87 x 12.87 x 0.91 cm; 3.7 kg |
| 商品重量 | 3700 グラム |
