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錯覚の科学 (文春文庫 S 14-1) 文庫 – 2014/8/6
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2017年本屋大賞 発掘部門「超発掘本! 」に決定
【発掘部門とは】ジャンルを問わず、2015年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選出。
さらにその中から、これは! と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本! 」として発表。
第一弾『選択の科学』(シーナ・アイエンガー(櫻井祐子訳)に続く、文春文庫サイエンス&ビジネスシリーズ 第二弾!
原題は"The Invisible Gorilla"(見えないゴリラ)。
2004年イグノーベル賞を受賞した心理実験「見えないゴリラ」を行った2人の心理学者による心理学ノンフィクション。
「見えないゴリラ」とは人が何かに熱中している際にはゴリラの着ぐるみが目の前にいても簡単に見逃してしまうことを示した心理実験。
著者の2人はこの実験で大きな注目を浴び、イグノーベル賞を受賞した。
本書では私たちに影響を与える日常的な六つの錯覚、注意力、記憶力、自信、知識、原因、可能性にまつわる錯覚を取り上げながら、
人の感覚や知識がいかにあいまいで不十分なものか、具体例を挙げながら立証する。
実験I えひめ丸はなぜ沈没したのか? 注意の錯覚
実験II ねつ造された「ヒラリーの戦場体験」 記憶の錯覚
実験III 冤罪証言はこうして作られた 自信の錯覚
実験IV リーマンショックを招いた投資家の誤算 知識の錯覚
実験V 俗説、デマゴーグ、そして陰謀論 原因の錯覚
実験VI 自己啓発、サブリミナル効果のウソ 可能性の錯覚
【発掘部門とは】ジャンルを問わず、2015年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選出。
さらにその中から、これは! と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本! 」として発表。
第一弾『選択の科学』(シーナ・アイエンガー(櫻井祐子訳)に続く、文春文庫サイエンス&ビジネスシリーズ 第二弾!
原題は"The Invisible Gorilla"(見えないゴリラ)。
2004年イグノーベル賞を受賞した心理実験「見えないゴリラ」を行った2人の心理学者による心理学ノンフィクション。
「見えないゴリラ」とは人が何かに熱中している際にはゴリラの着ぐるみが目の前にいても簡単に見逃してしまうことを示した心理実験。
著者の2人はこの実験で大きな注目を浴び、イグノーベル賞を受賞した。
本書では私たちに影響を与える日常的な六つの錯覚、注意力、記憶力、自信、知識、原因、可能性にまつわる錯覚を取り上げながら、
人の感覚や知識がいかにあいまいで不十分なものか、具体例を挙げながら立証する。
実験I えひめ丸はなぜ沈没したのか? 注意の錯覚
実験II ねつ造された「ヒラリーの戦場体験」 記憶の錯覚
実験III 冤罪証言はこうして作られた 自信の錯覚
実験IV リーマンショックを招いた投資家の誤算 知識の錯覚
実験V 俗説、デマゴーグ、そして陰謀論 原因の錯覚
実験VI 自己啓発、サブリミナル効果のウソ 可能性の錯覚
- 本の長さ445ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2014/8/6
- ISBN-104167901765
- ISBN-13978-4167901769
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
チャブリス,クリストファー
心理学者。ニューヨーク・ユニオンカレッジ教授。1966年生まれ。ハーバード大学にてコンピュータ・サイエンスを専攻。チェス王者たちの認知メカニズムの研究によりPh.D取得(心理学)。「見えないゴリラ」実験の研究にてイグ・ノーベル賞受賞(2004年)
シモンズ,ダニエル
心理学者。イリノイ大学教授。カールトン・カレッジにて認知科学を専攻後、1997年、コーネル大学にてPh.D取得(心理学)。97年にハーバード大学でチャブリスと出会い、「見えないゴリラ」実験の共同研究者となる。イグ・ノーベル賞受賞(2004年)
木村博江
東京都生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
心理学者。ニューヨーク・ユニオンカレッジ教授。1966年生まれ。ハーバード大学にてコンピュータ・サイエンスを専攻。チェス王者たちの認知メカニズムの研究によりPh.D取得(心理学)。「見えないゴリラ」実験の研究にてイグ・ノーベル賞受賞(2004年)
シモンズ,ダニエル
心理学者。イリノイ大学教授。カールトン・カレッジにて認知科学を専攻後、1997年、コーネル大学にてPh.D取得(心理学)。97年にハーバード大学でチャブリスと出会い、「見えないゴリラ」実験の共同研究者となる。イグ・ノーベル賞受賞(2004年)
木村博江
東京都生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2014/8/6)
- 発売日 : 2014/8/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 445ページ
- ISBN-10 : 4167901765
- ISBN-13 : 978-4167901769
- Amazon 売れ筋ランキング: - 44,036位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2023年11月25日に日本でレビュー済み
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錯覚を理解した方が良いです。脳は、騙されます。
2017年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカの心理学者2人で書かれた本ですね。
タイトル通り、錯覚についての数多くの実験をしていて、その内容が1冊の
本でまとめられています。
元々英語の本ですが、英語版は『The Invisible Gorilla(見えないゴリラ)』の
名前の本のようです。
人は自分が考えている以上に錯覚を起こしやすいし、実際に起こしている
ことがこの本でよく分かります。
自信、知識、直感、などなど。
「確かに錯覚している。」と思えることもありました。
たとえば自信。
・弱いプレーヤーの方が強いプレイヤーよりも自信過剰になる
・内容にかかわらず、自信満々にしゃべると相手を納得させやすい
・リーダーになりやすい人は、その人が能力があるからではなく、他の人
よりも先に答えるから。
こういうことが書かれてありました。どれも心当たりがあります。
自分に置き換えた場合、
「自分は自信過剰になりすぎていないか?」
「相手の話の内容で納得しようとしているのか?相手が自信満々な態度
だから納得しようとしているのか?」
「リーダーになりたい場合はとにかく先に答えてみる」
これらを注意して日常生活に使いたいと思いました。
●知識もその通で、
「自分が知っている」と思っていることは本当にその仕組を知っている
のか?単純に使い方を知っているのか?(たとえば車や電車、トイレなど)
常に「なぜそうなっているのか?」の疑問を持っておくことは大切だと新た
めて教えてくれます。
●直感について
直感が有効なときもあれば熟考での判断が必要になるときもある。
場面に応じて自分で使い分ける。
などなど、勉強になる実験とそれに関する考察がたくさん書かれていました。
特に上に上げた自信、知識、直感は自分も錯覚していないか?
日頃から疑問をもって陥らないように心がけたいと思っています。
面白かったです!!
タイトル通り、錯覚についての数多くの実験をしていて、その内容が1冊の
本でまとめられています。
元々英語の本ですが、英語版は『The Invisible Gorilla(見えないゴリラ)』の
名前の本のようです。
人は自分が考えている以上に錯覚を起こしやすいし、実際に起こしている
ことがこの本でよく分かります。
自信、知識、直感、などなど。
「確かに錯覚している。」と思えることもありました。
たとえば自信。
・弱いプレーヤーの方が強いプレイヤーよりも自信過剰になる
・内容にかかわらず、自信満々にしゃべると相手を納得させやすい
・リーダーになりやすい人は、その人が能力があるからではなく、他の人
よりも先に答えるから。
こういうことが書かれてありました。どれも心当たりがあります。
自分に置き換えた場合、
「自分は自信過剰になりすぎていないか?」
「相手の話の内容で納得しようとしているのか?相手が自信満々な態度
だから納得しようとしているのか?」
「リーダーになりたい場合はとにかく先に答えてみる」
これらを注意して日常生活に使いたいと思いました。
●知識もその通で、
「自分が知っている」と思っていることは本当にその仕組を知っている
のか?単純に使い方を知っているのか?(たとえば車や電車、トイレなど)
常に「なぜそうなっているのか?」の疑問を持っておくことは大切だと新た
めて教えてくれます。
●直感について
直感が有効なときもあれば熟考での判断が必要になるときもある。
場面に応じて自分で使い分ける。
などなど、勉強になる実験とそれに関する考察がたくさん書かれていました。
特に上に上げた自信、知識、直感は自分も錯覚していないか?
日頃から疑問をもって陥らないように心がけたいと思っています。
面白かったです!!
2017年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本屋大賞の発掘本に選ばれたということで読んでみました。簡単に言うといかに人間というものは当てにならないかということをいろいろな側面から豊富な事例で述べられている本です。
一番私をうならせたのが「相関関係」と「因果関係」の違いで、人間は相関関係があるとすぐに因果関係があると考えてしまうということ。これは枚挙にいとまがないほど日常茶飯事で発生している。特に健康に関して「~すると頭がよくなる」とか「~はガンにならない」とか典型的だ。ただ看過できないものある。私自身衝撃を受けた映画作品「不都合な真実」で徹底的に脳にすりこまれた「CO2増加は地球温暖化の原因」というテーゼだ。確かにCO2と地球の気温は相関関係がありそうだが、因果関係となると、「気温が上昇するからCO2が増加しているのでは?」という人もいるくらい因果関係を否定する人が非常に多い。京都議定書でCO2削減に取り組んでいる各国の取り組みはどうなるのだ?
他に面白かったのが、周りから崇められて調子にのっている人は自分の判断を過剰評価するというのは、まさに今の北朝鮮の某最高指導者がそうだし、だからこそ驕れるものは久しからずで生々流転する(してもらわないと困るんだけど)。リーマンショックの例も出ていたが、うそみたいにガバガバ儲かっていると自分は何か特別な存在のように思えてしまい、本来の監査機関であるはずのアンダーセンや第三者評価機関のムーディーズなども流されてしまうからおそろしい。太平洋戦争も軍国主義の流れで冷静な判断ができなくなってしまう恐ろしい例だ。
よく映画の題材にされるが、「人間は脳の数パーセントしか使っていない」という仮説で人間というものは本当はものすごい潜在能力をもっている。だから脳を活性化させ眠っている脳を使わねば!という話もでている。第六巻や直観を信じろ、とか隠れたパワーを引き出せとか怪しいビジネスや宗教の根源でもある。
まあ、そのうちAIやロボットが進化してなにもかも人間を上回るようになってくると、この本が言うようにいかに人間というのは不確かで頼りにならないものかということがイヤでも認識する時代がくるだろう。そうなる前までの人間達のはかない夢なのだろうか?
一番私をうならせたのが「相関関係」と「因果関係」の違いで、人間は相関関係があるとすぐに因果関係があると考えてしまうということ。これは枚挙にいとまがないほど日常茶飯事で発生している。特に健康に関して「~すると頭がよくなる」とか「~はガンにならない」とか典型的だ。ただ看過できないものある。私自身衝撃を受けた映画作品「不都合な真実」で徹底的に脳にすりこまれた「CO2増加は地球温暖化の原因」というテーゼだ。確かにCO2と地球の気温は相関関係がありそうだが、因果関係となると、「気温が上昇するからCO2が増加しているのでは?」という人もいるくらい因果関係を否定する人が非常に多い。京都議定書でCO2削減に取り組んでいる各国の取り組みはどうなるのだ?
他に面白かったのが、周りから崇められて調子にのっている人は自分の判断を過剰評価するというのは、まさに今の北朝鮮の某最高指導者がそうだし、だからこそ驕れるものは久しからずで生々流転する(してもらわないと困るんだけど)。リーマンショックの例も出ていたが、うそみたいにガバガバ儲かっていると自分は何か特別な存在のように思えてしまい、本来の監査機関であるはずのアンダーセンや第三者評価機関のムーディーズなども流されてしまうからおそろしい。太平洋戦争も軍国主義の流れで冷静な判断ができなくなってしまう恐ろしい例だ。
よく映画の題材にされるが、「人間は脳の数パーセントしか使っていない」という仮説で人間というものは本当はものすごい潜在能力をもっている。だから脳を活性化させ眠っている脳を使わねば!という話もでている。第六巻や直観を信じろ、とか隠れたパワーを引き出せとか怪しいビジネスや宗教の根源でもある。
まあ、そのうちAIやロボットが進化してなにもかも人間を上回るようになってくると、この本が言うようにいかに人間というのは不確かで頼りにならないものかということがイヤでも認識する時代がくるだろう。そうなる前までの人間達のはかない夢なのだろうか?
2021年6月15日に日本でレビュー済み
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発送も早く、想像してたより綺麗だったのでよかったです。
2019年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかるけど私には難しくて中々進まない……はまるまで時間がかかる
2017年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
だらだらと長い文章が続きますが、ポイントを絞って飛ばし読みすると、著者の言いたいことの概要がつかめます。
この手の翻訳本は、とにかく長すぎます。巻末には膨大なエビデンスを並べた注釈があり、本書が労作であることはよくわかります。
もう少しエッセンスを絞ってまとめれば、ベストセラーになったかもですね。
この手の翻訳本は、とにかく長すぎます。巻末には膨大なエビデンスを並べた注釈があり、本書が労作であることはよくわかります。
もう少しエッセンスを絞ってまとめれば、ベストセラーになったかもですね。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情報過多のご時世に錯覚について理解しておくことは極めて重要なことだと、この「錯覚の科学」で知りました。現代人の必読書の一つに加える価値があるといっても過言ではありません。