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GE帝国盛衰史 「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか 単行本(ソフトカバー) – 2022/7/13

4.3 5つ星のうち4.3 538個の評価

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購入オプションとあわせ買い

巨大企業が崩壊するとき、内部では何が起こるのか?
ビル・ゲイツが絶賛!
「私の知りたかった答えが書かれた重要な本」
ウォール・ストリート・ジャーナル・ベストセラー!

発明王 エジソンが興した世界最大の総合電機メーカーとして
1世紀以上の栄華を誇ったゼネラル・エレクトリック(GE)。
ピーク時から企業価値は数分の一に激減し、分割や事業売却も続き、
「もはや解体」という声さえ聞かれる。
カリスマ経営者たちはどこで間違ったのか?
ウォール・ストリート・ジャーナルの
GE担当ジャーナリストが謎に迫った。

本書は、エジソンに由来する家電事業に陰りが見えた後、果敢な「選択と集中」で経営の神様と呼ばれたジャック・ウェルチの下、世界最大規模のコングロマリットとしてその栄華を誇ったころからの綿密な取材に基づき、ウェルチのあとのCEOを引き継いだ、ジェフ・イメルト時代の経営を中心に、同社の苦闘の内幕が描かれていく。

ウェルチ時代から、GEはいわゆる電機メーカーの枠を大きくはみ出した存在となっており、航空機エンジン、高機能プラスチック、医療システム、発電システムなど先端分野へと広がり、さらに金融サービス、放送、情報サービスなどのサービス分野が大きな割合を占め、メーカーという枠ですら収まらなくなっていった。多岐にわたるこうした事業分野の間で難しい舵取りを迫られた後継者たちは、どうしてここまでの凋落を許してしまったのだろうか?

ビル・ゲイツが「2021年夏の推薦図書5冊」に選んだことで、内容は折り紙付きの本書。パナソニック、東芝、ソニー、日立製作所、三菱電機、三菱重工、IHIといった日本の電機業界を中心とした大企業にとって常にお手本であったGEの頂点から解体へと向かう歩みを綴った本書は、日本のメーカー企業のビジネスパーソンにとって、気になる本となることは間違いない。
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GE帝国盛衰史
ビル・ゲイツ絶賛
GEの凋落
日本企業の教科書

商品の説明

レビュー

発明王エジソンが興した世界最大の総合電機メーカーとして
1世紀以上の栄華を誇ったゼネラル・エレクトリック(GE)。
ピーク時から企業価値は数分の一に激減し、分割や事業売却も続き、
「もはや解体」という声さえ聞かれる。
カリスマ経営者たちはどこで間違ったのか?
ウォール・ストリート・ジャーナルの
GE担当ジャーナリストが謎に迫った。


【目次】
1 「あなたは知っていたのか?」
2 ザ・ミートボール
3 ニュートロン・ジャック
4 ビッグ・ジェフ
5 後継者選び
6 同時多発テロ
7 会計トリック
8 GEを見る目の変化
9 封じられた最後の手段
10 買収と売却
11 ブランド再構築
12 買収による拡大
13 歴史的事業からの撤退
14 帳尻合わせ
15 住宅ローン
16 収益エンジンの停止
17 質の低い利益
18 リーマンショック
19 政府による救済
20 トリプルAからの転落
21 メディア事業からの撤退
22 監視
23 環境重視のブランド戦略
24 124歳のスタートアップ
25 買収ターゲットを探せ
26 「簡素化」の追求
27 テック企業への転進
28 GEキャピタル VS. FRB
29 極秘会議
30 GEキャピタル売却
31 GEデジタル
32 奇妙な計算
33 株主総会直前の合意
34 企業と国家
35 フランス政府の抵抗
36 石油事業の失敗
37 プログラマー募集
38 プレディクス
39 「いまさらあとには退けない」
40 反対意見はなかったのか
41 アクティビスト
42 本社移転
43 グロース・プレーブック
44 攻撃的会計処理
45 ヘッジファンドとの合意
46 権力との距離
47 変更が許されない公約
48 新しいボス
49 隠蔽体質
50 問題だらけのオペレーション
51 CFOの涙
52 自社株買い
53 リセットの年
54 スタブ保険
55 コーポレートガバナンス
56 正直すぎた経営者
57 GE解体
58 エピローグ ひとつの時代の終わり
59 その後のGE

著者について

トーマス・グリタ(Thomas Gryta)
ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク支局記者。2017年よりGEをはじめとするコングロマリットを担当。ロンドンでコピーエディター、報道記者として働いたのち、ダウ・ジョーンズでバイオテクノロジーや製薬業界を担当。その後ウォール・ストリート・ジャーナルに移り、現在に至る。マサチューセッツ大学アマースト校(歴史学)卒業。ダウ・ジョーンズ在職中にコロンビア大学ナイトバジョット・フェロー(ビジネス・ジャーナリズム)。1年間のドイツ留学経験もある。妻と子どもたちとともにニュージャージー在住。

テッド・マン(Ted Mann)
ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントンDC支局記者。企業および政府担当チーム所属。ザ・デイで政治担当記者として経験を積んだのち、ウォール・ストリート・ジャーナルに移籍。2017年までニューヨーク支局の企業局でGEをはじめとする産業界を担当し、現在に至る。ニューヨーク大学(英米文学)卒業。妻と息子とともにワシントン在住。

【訳者】御立英史(みたち・えいじ)
翻訳者。訳書に、ホルスト・シュルツ 『リッツ・カールトン 最高の組織をゼロからつくる方法』、ヨハン・ガルトゥング『日本人のための平和論』、デイビッド・ローワン『反逆の戦略者』、デボラ・グルーンフェルド『スタンフォードの権力のレッスン』(いずれもダイヤモンド社)、ロナルド・J・サイダー『聖書の経済学』『イエスは戦争について何を教えたか』(ともにあおぞら書房)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ダイヤモンド社 (2022/7/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/7/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 496ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4478115249
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4478115244
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 13 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 538個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月5日に日本でレビュー済み
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元東芝の社員です。
現役時代、GEといえば雲の上の存在でした。
お付き合いのあるGE日本の方々は、みな優秀でエリート中のエリートというイメージでした。
当時の東芝の経営幹部もGEがお気に入りで、MIという名前で
積極的かつ全社的にシックスシグマを導入していました。

しかし、結局の所、GEを支えていたのは猛烈な成果主義とGEキャピタルを利用した
複雑怪奇なファイナンスであったという事を知り、結局は東芝と大して変わらない。
(粉飾決算という事でしっかり懲罰を受けましたが、、、)
読めば読むほど既視感に苛まれる一冊でした。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月8日に日本でレビュー済み
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GEは花形企業だったから、当時からWSJなどでその苦境(実はいい加減さ)は広く報道されていたけど、実際の中身は、実に想像の斜め上をゆくダメダメだったことを教えてくれる、調査報道の素晴らしいもの。ただ、全体的に冗長過ぎ(まあアメリカの書籍にありがち)だし、最後のほうの教訓はジャーナリズムには不要な気がする(←★一つ減点の理由)。日本語でスラスラと読めるので、エクセレント・カンパニー教とカリスマ経営者崇拝病の予防には必須の文献であろう。

以下は翻訳ミスの指摘(日本語キンドル版なので、もう修正済みかもしれないが)
Chapter 21
「GE は コム キャスト に、 NBC U 株 の 51% を 300 億 ドル で 売却 する こと で 合意 し た。」
→ 「NBC U 株 の評価を300 億 ドルとして、その 51% を」が正しい。
そうでないと、続く以下の文章(450億ドルの評価)と平仄が合わない。
「残り の 株 は 数年 かけ て 売却 する こと に なっ た。 その 売却 価格 に 衝撃 を 受け た 人物 が い た。 NBC U の 前 CEO 兼 取締役 副 会長 の ボブ・ライト で ある。 (中略) その とき の 買収 案 の 評価額 は 450 億 ドル だっ た。」

Chapter 58
「会社 が 負担 する マンハッタン の 高給 マンション」
→会社 が 負担 する マンハッタン の 高級 マンション
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月24日に日本でレビュー済み
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「エクセレントカンパニー」「ビジョナリーカンパニー」といった名ビジネス書でも模範例として紹介されたGE。中興の祖・ジャックウェルチは「20世紀最高の経営者」として、厳しくも一貫したマネジメントスタイルを高く評価された。

本書は、そのウェルチ神話の裏側で生じていた軋みが徐々にGEを蝕んでいく姿を、克明に描き出している。また過度に肩入れしすぎない冷静な筆致は、読み手に冷静な思考を促してくれる。翻訳もなかなか読みやすい。

私は、ウェルチ流の「社員を教化して死ぬほど会社のために働かせるマネジメント」は、そもそも大したものではなかったように思う。本書でも記されているように、彼の厳しすぎる基準は不正への動機づけとなった。彼が先導した複合経営もマネジメントのコストをいたずらに増大させた。

厳しい基準を課すと人は発奮するのか。否。基準を逃れるように動く。
世の中に減私奉公の侍や意識高い人間がそれほどいないのは、皆さんにもご理解いただけるのではないか?
ほどほどに頑張って、ほどほどに楽をする。最も多いのはこの類いの人間だろう。そうした人々がウェルチに感じたのは恐怖でしかなかった。

しかしウェルチのマネジメントは、減私奉公の侍を求める経営者連中や、意識も能力も高い人間の集まりであるビジネススクールに見つかってしまった。こうして理想主義者たちからの崇拝と期待を受ける存在へ。これがGEにもウェルチにとっても悲劇となったのではないか?

だからこそ私は、イメルトが完全悪だとは考えない。
肥大化しすぎた企業・ウェルチという超えられない壁への焦り…同情できる余地もある。
GEの衰退は、特定の”悪者”がいたわけではなく、もとからの無理がたたったのだ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月26日に日本でレビュー済み
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かつて、日本企業がこぞって世界のベストプラクティス企業と優れた経営者として崇めていた企業と人材が実は当時から相当に危ういコーポレートガバナンスでお粗末な会社運営であったことが面白い。歴史は繰り返さないが韻を踏むと言うがいま全盛期のGAFAなども10年先には果たして?と考えさせられる。流行りの経営モデルに安易に飛びつくことへの警鐘と言える
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月12日に日本でレビュー済み
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2000年に入り、規制が厳しくなり利益が確保できなくなってきたが、でかくなりすぎたプライドゆえ改革できず、企業衰退、それに気づきやっとのことでいまさらの改革を推し進める。
どこかの国でよく聞くような企業衰退パターンはアメリカでも同様なんだなというのがわかる本。
最後まで読みましたが、想像していたより長いです。
2023年3月9日に日本でレビュー済み
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ジャック ウェルチ、ィメルトの伝記を読んでるみたい。
友人が痛く感動した本だけど、私には格別の感激は
有りません。
2023年2月22日に日本でレビュー済み
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GE(ゼネラル・エレクトリック)凋落の物語である。ピーク時は6000億ドルというアメリカ随一の時価総額を誇ったこの会社は、米同時多発テロやリーマン・ショックなどの影響もあり、わずか20年の間に企業としての価値を急速に失っていく。(時価総額は現在900億ドルだ)本書は、ジェフ・イメルトが経営を担ったこの間のGEの、その衰退の過程を丹念に描いたものだ。
 世界的なコングロマリットとしてその名を馳せたGEだが、本書を読むとその事業領域の広さに改めて圧倒される。大型タービンの製造販売を本業とする会社が、映画制作やドラマの放送、石炭採掘、デパート事業までありとあらゆる事業を行っていたのだ。中でも特筆すべきは金融事業(GEキャピタル)の存在だ。アメリカの大手銀行に匹敵するこの金融子会社は、GE自体が金融業と見られる程その規模は大きく、また本体の資金調達や会計処理を大きく依存する機能として存在した。GEキャピタルそのものが、良くも悪くもそれまでのGEの経営を大きく左右していたのだ。
 GEが特殊で複雑、そして違法すれすれの会計処理を行っていたことも大変興味深い。将来利益の先取りやオフバランス取引を使った会計テクニックで、見かけの利益を計上する。キャッシュ不足は、資産売却とGEキャピタルからの調達でしのぐ。GEは四半期決算のたびにこれらの処理を繰り返し、その眉唾物の成長は周囲から常に疑問が投げかけられていた。あらゆる業務がGEキャピタル頼みだった事実が繰り返し語られ、金融子会社のキャッシュ創出力が強力であることがよく分かる。
 その他、絵に描いたようなソフトウェア開発の大失敗、最悪のディールとなったアルストムの買収、GEキャピタルの属人化した杜撰な与信審査方法など、著者の批判気味なスタンスもあるものの、GE(=CEOであるイメルト)の「ダメ経営振り」が具体的に記載されており、とても興味深く読むことができた。そもそもGEがここまで落ちぶれていたという事実とともに、当時この会社の中でどんなことが起こっていたのかを詳しく知ることができる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言わずと知れた、アメリカを代表する企業GE。
日本企業においては、(同業であれば特に)その経営手法・製品戦略を模倣するところが多かったものと思います。

本書はそのGEの、特に過去20年、頂点を極めてから凋落するまでの期間について、詳細にレポートするものになります。

外部から見ると、高収益を維持し業界をリードしているように見えたGEですが、
その内部に実体はなく、つまりはGEキャピタルという金融組織を使用した会計トリック(不正ではないとされるが)によるものであったことが明らかにされます。
(個人的な意見ですが、こういった会計のモチベーションは株価原理主義的な世相を反映したものであり、インフラや軍事を扱う企業がこのレースに参加することに危うさを感じます)

また、IoTの流れから鳴り物入りで登場したPredixも、結果として製造業デジタル化の必要性を広めることが出来ず、やがてフェードアウトしたのですが、本書ではその経緯についても触れられています(GEに倣ってIoTを進めた某国内大手企業の今後も気になるところです)。

コングロマリット企業が題材であったせいか、いくつかの出来事が同時期に発生することがあり、時系列が前後したりする点、やや読みにくいところがあり注意が必要です。

本書では、一つの組織が凋落する経緯について、詳細を追うことができます(凋落というより適切な規模に揺り戻しが起きた、という印象もありますが)。
同業の方のみならず、おすすめできます。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート