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EU崩壊 〔秩序ある脱=世界化への道〕 単行本 – 2017/7/26
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「ユーロ解体」こそがヨーロッパを救う。「保護主義」論客による最大の問題作。
ドイツの極端な一人勝ち、英国の離脱と、EUの動揺が続く中、もう一つの大国 フランスこそが果たせる役割とは? グローバリズムと「自由貿易」神話で焼け 野原と化したEUの現状に対し、フランスが主導するユーロ離脱と新たな「欧州 通貨圏」構想により、各国の経済政策のコントロール奪回を訴える。
◎ブレグジット、米トランプ政権、仏大統領選をふまえた最新論考を「日本語版 序文」として収録!
----------
日本語版への序――イギリスのE?U離脱とトランプの勝利から脱グローバル化を考える
はじめに
第I部 商品のグローバル化――その冒険・遭難・結末
第1章 世界化の神話と伝説
第2章 商品グローバル化の制度は避けて通れないか?
第3章 グローバル化は誰に奉仕しているか?
第4章 グローバル化の重圧
第I部の結論
第II部 金融グローバル化の進展と限界
第5章 ブレトンウッズの失敗
第6章 ブレトンウッズ体制の解体から通貨無秩序の進行へ
第7章 金融グローバル化を内部から規制できるか?
第8章 国際通貨危機とその影響
第II部の結論――断末魔の金融グローバル化
エピローグ
第9章 現下の危機の行き詰まり
第10章 フランスに有利な解とは?
訳者あとがき/本書関連年表(1919-2017)/原注
ドイツの極端な一人勝ち、英国の離脱と、EUの動揺が続く中、もう一つの大国 フランスこそが果たせる役割とは? グローバリズムと「自由貿易」神話で焼け 野原と化したEUの現状に対し、フランスが主導するユーロ離脱と新たな「欧州 通貨圏」構想により、各国の経済政策のコントロール奪回を訴える。
◎ブレグジット、米トランプ政権、仏大統領選をふまえた最新論考を「日本語版 序文」として収録!
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日本語版への序――イギリスのE?U離脱とトランプの勝利から脱グローバル化を考える
はじめに
第I部 商品のグローバル化――その冒険・遭難・結末
第1章 世界化の神話と伝説
第2章 商品グローバル化の制度は避けて通れないか?
第3章 グローバル化は誰に奉仕しているか?
第4章 グローバル化の重圧
第I部の結論
第II部 金融グローバル化の進展と限界
第5章 ブレトンウッズの失敗
第6章 ブレトンウッズ体制の解体から通貨無秩序の進行へ
第7章 金融グローバル化を内部から規制できるか?
第8章 国際通貨危機とその影響
第II部の結論――断末魔の金融グローバル化
エピローグ
第9章 現下の危機の行き詰まり
第10章 フランスに有利な解とは?
訳者あとがき/本書関連年表(1919-2017)/原注
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社藤原書店
- 発売日2017/7/26
- ISBN-104865781331
- ISBN-13978-4865781335
商品の説明
出版社からのコメント
EUが「世界化(モンディアリザシオン)」に関して演じる役割を考察すること が重要となる。最も頑迷なEU支持者がしばしば持ち出す議論の一つに、EUは われわれを種々の災禍から「守ってくれるだろう」というものがある。しかしこ れは大いに疑わしい。
現実にはEUは、その加盟諸国を守ってくれていないし、これまでも守ってくれ たことがなかった。もしも守ってくれているとすれば、アメリカの金融危機(住 宅ローン市場が関係する危機)がEU諸国の銀行システムに対してこれほどの打 撃を与えることはなかったはずだ。実際にはEUは、商品・金融の世界化に屈服 してきただけでなく、それを先取りしさえしていた。
グローバル化プロセスの媒介者となっているのが、ブリュッセルの指令である。 このことから、ヨーロッパの様々な国の人民が、諸能力の「再国有化」――国に より固有の差異はあるが――に賛成の立場をとっている。
(「日本語版への序」より)
現実にはEUは、その加盟諸国を守ってくれていないし、これまでも守ってくれ たことがなかった。もしも守ってくれているとすれば、アメリカの金融危機(住 宅ローン市場が関係する危機)がEU諸国の銀行システムに対してこれほどの打 撃を与えることはなかったはずだ。実際にはEUは、商品・金融の世界化に屈服 してきただけでなく、それを先取りしさえしていた。
グローバル化プロセスの媒介者となっているのが、ブリュッセルの指令である。 このことから、ヨーロッパの様々な国の人民が、諸能力の「再国有化」――国に より固有の差異はあるが――に賛成の立場をとっている。
(「日本語版への序」より)
著者について
【著者紹介】
●ジャック・サピール(Jacques Sapir, 1954-)
経済学者、社会科学高等研究院(EHESS)主任研究員。
EU・ユーロの問題性を問う『ユーロ・リベラリズムの終焉』(Seuil, 2006) 『ユーロを離脱すべきか?』(Seuil, 2012)『主権・民主主義・政教分離』 (Michalon, 2016)『ユーロは死んだか?』(Le Rocher, 2016)『フランス対 ユーロ、ヨーロッパ対ユーロ』(Cerf, 2016)といった一連の著作で大きな話題 を呼ぶ。
その他の著作に、『経済科学のブラックホール――時間とお金を考えられないこ とについて論じる』(Seuil, 2003)『ソビエト体制の栄光』(La D【eアクサン】 couverte, 2015)等がある。(いずれも未邦訳)
【訳者紹介】
●坂口明義(さかぐち・あきよし)
1959年生。専修大学経済学部教授。金融・経済理論が専門。著書に『貨幣経済学 の基礎』(ナカニシヤ出版、2008年)、『現代貨幣論の構造』(多賀出版、2001 年)、訳書にオルレアン『価値の帝国』(藤原書店、2013年)、アグリエッタ、 オルレアン『貨幣主権論』(監訳、藤原書店、2012年)、ボワイエ『金融資本主 義の崩壊』(共訳、藤原書店、2011年)、オルレアン『金融の権力』(共訳、藤 原書店、2001年)、アグリエッタ『成長に反する金融システム』(新評論、1998 年)など。
●ジャック・サピール(Jacques Sapir, 1954-)
経済学者、社会科学高等研究院(EHESS)主任研究員。
EU・ユーロの問題性を問う『ユーロ・リベラリズムの終焉』(Seuil, 2006) 『ユーロを離脱すべきか?』(Seuil, 2012)『主権・民主主義・政教分離』 (Michalon, 2016)『ユーロは死んだか?』(Le Rocher, 2016)『フランス対 ユーロ、ヨーロッパ対ユーロ』(Cerf, 2016)といった一連の著作で大きな話題 を呼ぶ。
その他の著作に、『経済科学のブラックホール――時間とお金を考えられないこ とについて論じる』(Seuil, 2003)『ソビエト体制の栄光』(La D【eアクサン】 couverte, 2015)等がある。(いずれも未邦訳)
【訳者紹介】
●坂口明義(さかぐち・あきよし)
1959年生。専修大学経済学部教授。金融・経済理論が専門。著書に『貨幣経済学 の基礎』(ナカニシヤ出版、2008年)、『現代貨幣論の構造』(多賀出版、2001 年)、訳書にオルレアン『価値の帝国』(藤原書店、2013年)、アグリエッタ、 オルレアン『貨幣主権論』(監訳、藤原書店、2012年)、ボワイエ『金融資本主 義の崩壊』(共訳、藤原書店、2011年)、オルレアン『金融の権力』(共訳、藤 原書店、2001年)、アグリエッタ『成長に反する金融システム』(新評論、1998 年)など。
登録情報
- 出版社 : 藤原書店 (2017/7/26)
- 発売日 : 2017/7/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4865781331
- ISBN-13 : 978-4865781335
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,636,572位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,507位外交・国際関係 (本)
- - 140,429位ビジネス・経済 (本)
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