初版を購入しました。応用ミクロ経済学のうち、契約理論を中心とする情報経済学の入門書です。カフェの新米経営者の立場と行動を手掛かりに、効用理論、逆選択、シグナリング、スクリーニングなど、ゲーム理論を組み込んだミクロ経済学の教科書が定番として取り上げるであろうトピックスを詳細に解説しつつ、インセンティブに着目してミクロ経済学の全体像を再構築する野心作に仕上がっています。期待値やベイズ確率の活用など、数理経済学の視点も積極的に取り入れ、入門から中級に、読者のミクロ経済学に係る理解を、スムースに向上させる好著です。惜しむらくは、初版では、図版の差し替えや訂正が複数回施されることになるので、購入者は、こまめに版元の有斐閣が提供するサポートサイトを参照して、必要な情報をPDF形式でダウンロードし、対照させながら読む必要があります。
増訂版または第2版の発刊による本文の充実が待ち遠しい書物です。
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情報とインセンティブの経済学 (有斐閣ストゥディア) 単行本 – 2020/7/14
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購入オプションとあわせ買い
投資家から出資を受けるには? ストア・マネジャーを何で評価する? 安価なチェーン店を新たに作るべき? ビジネスを起業し成長させていく架空のストーリーから,個人や組織が直面する問題を追体験し,理論のエッセンスを学べる新しいテキスト。
- 本の長さ292ページ
- 言語日本語
- 出版社有斐閣
- 発売日2020/7/14
- 寸法15.1 x 1.6 x 21.3 cm
- ISBN-104641150729
- ISBN-13978-4641150720
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商品の説明
著者について
大阪大学教授
慶應義塾大学教授
慶應義塾大学教授
登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2020/7/14)
- 発売日 : 2020/7/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 292ページ
- ISBN-10 : 4641150729
- ISBN-13 : 978-4641150720
- 寸法 : 15.1 x 1.6 x 21.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,966位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 301位経済思想・経済学説 (本)
- - 730位その他の地域の世界経済関連書籍
- - 1,443位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月6日に日本でレビュー済み
ファイナンス論の周辺でよく出でくるトピックは概ね網羅されていると思う。
私は、数式による説明は面倒なのですべて飛ばし読みした。
私は、数式による説明は面倒なのですべて飛ばし読みした。
2021年5月7日に日本でレビュー済み
この四半世紀にミクロ経済学は様変りしたようだ。情報、インセンティブといった視点がクローズアップされ、それらから経済活動をとき明かそうとする研究が、メイン・ストリームの一つになっているらしい。
そうはいっても、ミクロ経済学の教科書では価格理論などの後のページに押しやられがちだ。そこで簡単な紹介でもなく、専門書でもない本格的な入門書を目ざして書かれたという。モラル・ハザード、アドバース・セレクション、不完備契約といった問題が様々な面でバランスよく配置されている。300頁足らずの分量のなかに多岐にわたる論点が盛り込まれ、その一つ一つが一定の水準の理解に導かれる。そして、興味を逸らさない長さに収まっている。
本書はいくらかの経済学のリテラシーをもった文系人間にはすごく有難い本だと思う。というのは、数式を使ったロジックの配分の仕方―特にその切り上げ方―がちょうどよい。数式を使いだすと、そのメカニカルな世界に楽しみを感じる人間がいるが、文系人間にはそういった趣味はないのだ。けれども、数式によるロジックを抜かすと、モラル・ハザードやアドバース・セレクションなどの対処法は経済活動での実践的な知恵や経験談になってしまう。それらありふれた事象を数的なモデルに写しとることから経済学の醍醐味―プラス・アルファ―が生じる。だから数式や関数の座標表示くらい―微分や条件付最大化など―を大雑把に把握した文系人間ならついていける本書は貴重だ。
数式や図表での説明があまり長くならない、その都度、記号の説明をする、というように読者の忍耐や記憶の負担を免除してくれる。また、他書を参照しなくても読めるように配慮している(そうは言っても例えば完全ベイズ均衡とその関係はケーム理論の教科書を指示するなど仕方ないところもある)。
自分でモデルを考案して、計算するような必要もないし、その気もないが、ある水準で不完全情報や不完備契約といった経済学の分野を理解したい人―数式に趣味がないが法家の気質をもつ、文系?―には良書であろう。フィーリングの合わない人には、この分野の紹介本でも違った書き方があるかも知れない。文系を強調してきたが、経済学に関心のある人―経済学部の学生も含めて―の多数派はそうした人たち―数式の変形や場合分けなどはまったく楽しくない一般人―なのである。
そうはいっても、ミクロ経済学の教科書では価格理論などの後のページに押しやられがちだ。そこで簡単な紹介でもなく、専門書でもない本格的な入門書を目ざして書かれたという。モラル・ハザード、アドバース・セレクション、不完備契約といった問題が様々な面でバランスよく配置されている。300頁足らずの分量のなかに多岐にわたる論点が盛り込まれ、その一つ一つが一定の水準の理解に導かれる。そして、興味を逸らさない長さに収まっている。
本書はいくらかの経済学のリテラシーをもった文系人間にはすごく有難い本だと思う。というのは、数式を使ったロジックの配分の仕方―特にその切り上げ方―がちょうどよい。数式を使いだすと、そのメカニカルな世界に楽しみを感じる人間がいるが、文系人間にはそういった趣味はないのだ。けれども、数式によるロジックを抜かすと、モラル・ハザードやアドバース・セレクションなどの対処法は経済活動での実践的な知恵や経験談になってしまう。それらありふれた事象を数的なモデルに写しとることから経済学の醍醐味―プラス・アルファ―が生じる。だから数式や関数の座標表示くらい―微分や条件付最大化など―を大雑把に把握した文系人間ならついていける本書は貴重だ。
数式や図表での説明があまり長くならない、その都度、記号の説明をする、というように読者の忍耐や記憶の負担を免除してくれる。また、他書を参照しなくても読めるように配慮している(そうは言っても例えば完全ベイズ均衡とその関係はケーム理論の教科書を指示するなど仕方ないところもある)。
自分でモデルを考案して、計算するような必要もないし、その気もないが、ある水準で不完全情報や不完備契約といった経済学の分野を理解したい人―数式に趣味がないが法家の気質をもつ、文系?―には良書であろう。フィーリングの合わない人には、この分野の紹介本でも違った書き方があるかも知れない。文系を強調してきたが、経済学に関心のある人―経済学部の学生も含めて―の多数派はそうした人たち―数式の変形や場合分けなどはまったく楽しくない一般人―なのである。
2020年8月26日に日本でレビュー済み
この分野の知識を補充したくて手に取ったけど、最新の理論や研究成果もコンパクトに補っている良書。モデルの解説も適度であると思うので、学部生の独学でもいけると思う。
2021年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話題の豊富さとコンパクトさはとても素敵なのですが、他方、決して説明が丁寧でも上手ではありません。結果が天下りしてきたり、直観的な説明で進んでしまい細かい計算は身に付きにくいでしょう。
素養がある人には背景や仮定が透けて見えるので行間埋められますがちょいちょいなんでだ?となるでしょう。
誤植もWeb補論含めてあるので
改訂に期待
素養がある人には背景や仮定が透けて見えるので行間埋められますがちょいちょいなんでだ?となるでしょう。
誤植もWeb補論含めてあるので
改訂に期待
2021年3月16日に日本でレビュー済み
星4つと迷いましたが3つにしました。
理由は、説明が不明瞭または不正確な部分が散見されることです。
例えば、p.68でリスクプレミアムを導出するところなど、具体的な関数形でしか成り立たない結果を、その関数形について(web補論にはあるのですが)本文では何も言及せずに紹介していたりします。
効用関数などの定義もあまり厳密に思えず、用語の使い方がぶれているように感じます。
記号の使い方もあまり丁寧ではなく、異なるものを同じ記号で表していたりして一貫性を欠いているため、混乱をきたすと思われます(実際そういう話を何度も聞きました)。
ただ、トピックの選択が面白くて、話の骨格は与えてくれているので、その点はとてもありがたい本です。
将来の改訂などで、改善していただけるとありがたいです。
理由は、説明が不明瞭または不正確な部分が散見されることです。
例えば、p.68でリスクプレミアムを導出するところなど、具体的な関数形でしか成り立たない結果を、その関数形について(web補論にはあるのですが)本文では何も言及せずに紹介していたりします。
効用関数などの定義もあまり厳密に思えず、用語の使い方がぶれているように感じます。
記号の使い方もあまり丁寧ではなく、異なるものを同じ記号で表していたりして一貫性を欠いているため、混乱をきたすと思われます(実際そういう話を何度も聞きました)。
ただ、トピックの選択が面白くて、話の骨格は与えてくれているので、その点はとてもありがたい本です。
将来の改訂などで、改善していただけるとありがたいです。