青史には原田甲斐の乱心による伊達騒動の顛末とされている事件に
懐から迫り込む山本周五郎氏の渾身の歴史小説全3冊
読みやすい文章で3冊の厚みに怯んで数年積んだままでしたが
この度無事に読み終え会心の想いです
不自然な老中審議の館変更、息絶えるまで家族家臣に合わせない周到さ
近年に至るまでただ独りで汚名を背負い続けた原田甲斐の人柄と心情が心に染み入る作品です
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樅ノ木は残った(上) (新潮文庫) 文庫 – 2003/2/19
山本 周五郎
(著)
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敵か?味方か?お前はどちらだ―。
仙台藩主・伊達綱宗は幕府から逼塞を命じられた。放蕩に身を持ち崩したからだという。明くる夜、藩士四名が「上意討」の名の下に次々と斬殺される。疑心暗鬼に陥り混乱を来す藩政に乗じて権勢を増す、仙台藩主一族・伊達兵部と幕府老中・酒井雅楽頭。その謀略を見抜いた宿老の原田甲斐はただひとり、藩を守る決意をする。
詳細な注解、家系図、臨場感溢れる地図が付いた! 今こそ読みたい、新・山本周五郎。
山本周五郎(1903-1967)
山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『おさん』(1961)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(1960)は著者畢生の名作として名高い。
仙台藩主・伊達綱宗は幕府から逼塞を命じられた。放蕩に身を持ち崩したからだという。明くる夜、藩士四名が「上意討」の名の下に次々と斬殺される。疑心暗鬼に陥り混乱を来す藩政に乗じて権勢を増す、仙台藩主一族・伊達兵部と幕府老中・酒井雅楽頭。その謀略を見抜いた宿老の原田甲斐はただひとり、藩を守る決意をする。
詳細な注解、家系図、臨場感溢れる地図が付いた! 今こそ読みたい、新・山本周五郎。
山本周五郎(1903-1967)
山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『おさん』(1961)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(1960)は著者畢生の名作として名高い。
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2003/2/19
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101134642
- ISBN-13978-4101134642
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144
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5つ星のうち4.2
188
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価格 | ¥825¥825 | ¥825¥825 | ¥880¥880 |
仙台藩主・伊達綱宗の逼塞。藩士四名の暗殺と幕府の罠──。伊達騒動で暗躍した原田甲斐の人間味溢れる肖像を描き出した歴史長編。 | 誰が敵で、誰が味方だ? 日本三大騒動の一つ、伊達騒動で暗躍した原田甲斐の真実。 | 人間いかに生きるべきか――。己を偽り仙台藩のため鬼と化した男・原田甲斐の姿に涙! |
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2003/2/19)
- 発売日 : 2003/2/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4101134642
- ISBN-13 : 978-4101134642
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 33,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年12月12日に日本でレビュー済み
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原田甲斐の自問自答は重くて深い。
「人は『つかのまの』そして頼みがたいよろこびの代りに、絶えまのない努力や、苦しみや悲しみを背負い、それらに耐えながら、やがて、すべてが『空しい』ということに気づくのだ。」
伊達騒動をめぐるうわさや憶測、その罠を軸に、柿崎道場、甲斐と宇乃との会話、妻律とのやり取りなどを織り交ぜ、物語はゆるやかに展開していく。
「人は『つかのまの』そして頼みがたいよろこびの代りに、絶えまのない努力や、苦しみや悲しみを背負い、それらに耐えながら、やがて、すべてが『空しい』ということに気づくのだ。」
伊達騒動をめぐるうわさや憶測、その罠を軸に、柿崎道場、甲斐と宇乃との会話、妻律とのやり取りなどを織り交ぜ、物語はゆるやかに展開していく。
2023年4月5日に日本でレビュー済み
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武士とはそういうものなのか。
お家存続のために、こんな自己犠牲を払う覚悟がいるとは悲しすぎます。
お家存続のために、こんな自己犠牲を払う覚悟がいるとは悲しすぎます。
2024年3月28日に日本でレビュー済み
この素晴らしい内容で☆の平均得点が4.1点なのは個人的には合点がいかないなぁ。ストーリーの素晴らしさと文章の緻密さが何とも言えなかった。秀逸。文句なしの5点。
2005年9月16日に日本でレビュー済み
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文芸評論家の奥野健男さんが、「若い頃、太宰治の文学に感動した人は、必ず中年になり山本周五郎の文学に感銘する。二人は単に物語が面白い文学者ではなく、自分の人生に深くかかわる、自分の人生を決定する力を持っている文学者である。」と書いていた。私も40歳。原田甲斐の自分の宿命に対する静かな諦観がこの小説の魅力。自分の行動が理解されなくてもかまわない。期待してはいけない。ただ、仙台62万石の存続のために自暴自棄に陥ることなく自分の生涯をささげる。このような生き方は苦しい。原田甲斐の子どもたちは切腹になった。それも原田甲斐の真の意図を理解せずにだ。こんなむなしい人生あるだろうか。お家取り潰しの萌芽が出たら、それを火消しすることに人生を尽くす。でも人々は理解してくれない。愚直な生き方。そしてさあ、あなたはどう生きると突きつける。長編だが、一気に読んでしまった。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
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ー人間はもともと弱いものだし、力のあらわれは一様ではない。鉄石の強さも強さ、雪に折れない竹の撓みも強さだ。ここで剛毅心をふるい起こすよりは、この虚しいもの淋しさを認めるほうが、おれにとっては強さであるかもしれないー
原田甲斐のこの言葉がとても心に響いた。
甲斐は伊達家存続のため孤独な闘いに挑んだ。孤独を耐え抜くと覚悟を決めたはずだったが、周防、七十郎、十左衛門、丹三郎といった心を通わせた仲間に先立たれ、周りは自分をつけ狙う敵だらけという現実に向き合わされた時、甲斐は心が折れそうになる。
しかしその淋しさを認め、悲壮な闘いの道を静かに歩んでいく甲斐の心の強さに感動を覚えた。
原田甲斐のこの言葉がとても心に響いた。
甲斐は伊達家存続のため孤独な闘いに挑んだ。孤独を耐え抜くと覚悟を決めたはずだったが、周防、七十郎、十左衛門、丹三郎といった心を通わせた仲間に先立たれ、周りは自分をつけ狙う敵だらけという現実に向き合わされた時、甲斐は心が折れそうになる。
しかしその淋しさを認め、悲壮な闘いの道を静かに歩んでいく甲斐の心の強さに感動を覚えた。
2017年5月12日に日本でレビュー済み
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本にはまっています。これは名作だと思います。いつの世でも中間管理職の厳しさを思い涙がこぼれるようでした。
2021年10月1日に日本でレビュー済み
(上中下巻を通してのレビューです。)
伊達騒動の別解釈ということです。強大な権力に踏みつぶされようとする人間や組織がとる行動、という意味ではいつの世にも起こる話です。異常なまでの忍耐力で伊達六十万石を守ろうとする主人公・原田甲斐の姿が、自分一人で仕事を抱え込んで最後に自爆するサラリーマンに重なって見えました。レジスタンスを組織するとか、もっとほかに策はなかったのかな?
伊達騒動の別解釈ということです。強大な権力に踏みつぶされようとする人間や組織がとる行動、という意味ではいつの世にも起こる話です。異常なまでの忍耐力で伊達六十万石を守ろうとする主人公・原田甲斐の姿が、自分一人で仕事を抱え込んで最後に自爆するサラリーマンに重なって見えました。レジスタンスを組織するとか、もっとほかに策はなかったのかな?