批判されている部分は大体自分が気になったところで分かる
面白いかどうかでいえば普通
でもそんなに叩かれる作品かなあ
一巻だけだと過剰に叩かれている気がする
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ありふれた職業で世界最強 1 (オーバーラップ文庫) Kindle版
「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
クラスメイトが次々に戦闘向きのチート能力を発現するなかで、地味な錬成師となってしまったハジメ。
異世界でも最弱の彼は、クラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまう。
魔物が蠢く絶望のなか、ハジメは最強へ至る活路を開き、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
WEB上で絶大な人気を誇る異世界ファンタジー小説が、番外編「勝率0パーセントの戦い」も収録されてついに書籍化!
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
クラスメイトが次々に戦闘向きのチート能力を発現するなかで、地味な錬成師となってしまったハジメ。
異世界でも最弱の彼は、クラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまう。
魔物が蠢く絶望のなか、ハジメは最強へ至る活路を開き、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
WEB上で絶大な人気を誇る異世界ファンタジー小説が、番外編「勝率0パーセントの戦い」も収録されてついに書籍化!
- 言語日本語
- 出版社オーバーラップ
- 発売日2015/6/25
- ファイルサイズ7050 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B0105RNCCK
- 出版社 : オーバーラップ (2015/6/25)
- 発売日 : 2015/6/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 7050 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 396ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,561位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 319位オーバーラップ文庫
- - 13,172位ライトノベル (Kindleストア)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメを最近観て原作も気になったので購入しました。
アニメでは省略されていた登場人物の心の機微や細かいやり取りが分かり良かったです。
ただ個人的に気になる点がいくつか
・他作品のパロディがちょくちょく入る
これは主人公が現代のオタクという意図が有るのかなと思いますが、ちょっとくどいかなと…
作品の世界観に浸っている所でいきなり他作品の名前を出されると「ん?」と引っかかりを覚えます。
パロディを前面に出した作品ならともかく作品自体にちゃんと魅力が有りますし、主人公が口に出すなら分かりますが地の文でも描写しているのが違和感有ります。
・所々で入る〇〇(人名)クオリティーという表現
わりと頻繁に出てくるのですが違和感が。
何かのテンプレかパロディなのかも知れませんが出てくる度に気になります。
という感じでちょっと何回も出るのはくどいかな?と思う表現が有ります。
作品自体は面白いと思うのですがそこが少し残念です。
アニメでは省略されていた登場人物の心の機微や細かいやり取りが分かり良かったです。
ただ個人的に気になる点がいくつか
・他作品のパロディがちょくちょく入る
これは主人公が現代のオタクという意図が有るのかなと思いますが、ちょっとくどいかなと…
作品の世界観に浸っている所でいきなり他作品の名前を出されると「ん?」と引っかかりを覚えます。
パロディを前面に出した作品ならともかく作品自体にちゃんと魅力が有りますし、主人公が口に出すなら分かりますが地の文でも描写しているのが違和感有ります。
・所々で入る〇〇(人名)クオリティーという表現
わりと頻繁に出てくるのですが違和感が。
何かのテンプレかパロディなのかも知れませんが出てくる度に気になります。
という感じでちょっと何回も出るのはくどいかな?と思う表現が有ります。
作品自体は面白いと思うのですがそこが少し残念です。
2020年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい
2018年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんとなくで全巻購入して、イッキ読みしちゃいました。厨二病持ちの方にはとってもおススメです。
『ありふれた職業』ってどんなものだろう?と思いながら読みましたが、ストーリーがイイ感じにテンポよくって楽しめます。
イチオシは何といってもユエちゃんでしょう!こんな嫁が欲しいです。マジで!
『ありふれた職業』ってどんなものだろう?と思いながら読みましたが、ストーリーがイイ感じにテンポよくって楽しめます。
イチオシは何といってもユエちゃんでしょう!こんな嫁が欲しいです。マジで!
2019年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この一巻で挿絵が入ったことと、アニメが始まったことでキャラの造形が頭の中で確定したことは非常に大きかった。正直、思っていた通り、キャラの造形をきっちりと頭に思い浮かべられていなかった。
キャラクターの描写をするときに決まったように髪のカットの仕方と長さ、目の色と装備の特徴の説明をくれているのだが、「よくある聖剣」とか本当にディテールを説明する気が一切ないそれは、主人公がが錬成する人だからそのパートナーのあれをイメージしろというのか、なんにせよ説明する気皆無であり、わかってくれるよね?と言われてもわかりません、としか言えない。作者が思っているよりも聖剣というやつは色々あって、それだけでエクスカリバーであるということにはならないのだよ。つまり厨二病名乗っているわりには厨二心が足りない。知識がこの20年の作品に偏っている。ファンタジーの歴史はそれよりはるかに長く、主人公の義手ひとつ取っても、はっきり言ってアニメで絵を見た瞬間全く想像しているのが違ってて、もう何が何だかだ。厨二病名乗るのならば、元ネタは思い切って口に出さないと。流石にジョジョのネタはわかるが、それほどの愛は感じないのよね……?ネタをネタとして扱ったらそれは厨二じゃないんだよ……全ては愛から来るべきものなのだから……
なろうの最大のまずい点は、もともと一巻一巻で構成する気がさほどないままに書いていることだろう。アニメで小説の構成が盛大に無視されるのはつまり、設定を地の文で説明しちゃってて物語の流れに直接関係ないところを端折られているのだが、これが原作厨には原作を守っていないように感じさせる要因となる。まあこれはアニメの問題としても、間断なく続く冒険が起伏なく進んでいって、戦いのシーンになったら一度必ずピンチになった後に逆転、たしかにそうしないと読者は満足しないのだが、なんというか、もうちょっと主人公の心の暗闇をきちっと書けないものなのだろうか?無理か。
何が言いたいかというと、そもそも死ぬ運命だったはずの主人公が、たまたま助かってたまたま力を手に入れてたまたま手に入れた力で過去の自分の暗闇を上回った、その物語は一体誰の人生を勇気付けるんだろうか?
物語としてはアンチヒーローでありスーパーヒーローなので、こういう人が世界を救う、でいいとも言える。
ただ、自分も学生時代こうだった!という釣りから、そうした共感を感じたひとが、自分の問題を解決し得ない無双で物事を解決するのは、問題がない人にはいっそ清々しいが、問題がある人には果てしなく不愉快なのではあるまいか?
僕自身は問題がない人なのでサクサク読めるが、問題を抱えていて、その問題を解くヒントを物語に求める人にこの物語が薄っぺらく感じられたとしても、それは読者のせいではないだろう。
僕個人は嫌いじゃないが、誰もが通れる類のイニシエーションを経ずに大人の階段を上る主人公に疑問点がコメントの数々としてあげられるのは、どうしようもないことだとも思う。
神にはたしかにそれは許される。そう。主人公が神である、もしくは悪魔である、この大前提を、読んでいる人は決して忘れてはならない。一人の高校生の話は、物語の序盤で終了する。そこで、こう考えれば良い
彼は、すでに一度、死んでいるのだ。
そういう意味では、アニメで主人公が全く別人になっているのは、正しいことだ。名前が同じで、出自も同じかもしれない。だが、主人公の生は一度本質的な意味で終わってしまっている。それを乗り越えた事こそがイニシエーションであるのも事実だが、成長していない一高校生の話として読んでしまうと全てに齟齬が出る。そこは忘れないといけない。
多分ね。書き手の中でそれが当たり前すぎて、そこで読者に疑問が出るという事自体、書いてて気がついてない。
どうしてこういうことが起こるかというと、おそらくこの場面はなんらかの作品の模倣なのではないか。
この場面において、主人公がそれまでの自分と決別することがイニシエーションとなり、死を超克したことにより神もしくは悪魔の力を得て別存在になる、ということの意味を、ただカッケェ、と思って書いているのではないか。
この時点で主人公は自分の過去のうちのいくつかを意図的に、もしくは無意識のままに捨てている。それも必然的にかつ無自覚に。なぜなら彼は死んだから。当たり前だが死んだことにより彼から人間の一部が抜け落ちるのだ。それが死という体験が起こすイニシエーションである。
仮面ライダーやウルトラマンで何度も使われてきたコンセプトだからといって、書いている方がその意味をきちっと感じていないと、わかってない、と言われてしまう。
残念なことに、この作品はイニシエーションが起こっているという強い自覚なしに、何らかの作品の模倣としてこの場面が書かれているため、この場面における彼の人間としての必然的欠落と神性もしくは魔性の獲得が説得力を持たないのだ。
ここを生暖かい目で見て許容すれば、この作品は途端に読みやすいものとなる。あー、何かよくわからないけど、カッコいい、と思ったんだね、と。
彼は、一度ほとんど死ぬことにより物語の序盤において変身を遂げるのだ。だから色々仮面ライダー状態になっている。だけど読者の多くは彼が仮面ライダーになったことを受け入れていない。
一つの理由はすでに述べた。ではもう一つの理由は何か。
それは白崎香織の存在のせいだ。彼女が物語にちょくちょく出てくるせいで、一巻しか知らない人間は、姿形が変わっていても、彼がもはや別人であることを受け入れない。彼女のイメージの中の主人公が生き続けて、それが読者の邪魔をするのだ。
実際のところ、彼の変身については全部小説中に説明しているのだが、あの描写を受け入れる人は少ないだろう。むしろ中途半端に説明することにより陳腐化している。外見の変化以上に中身が変わってしまっていることが、どうにもしっくりとこない。いっそのこと、何度も繰り返し、主人公はもはや以前の彼ではない、自分の死すら乗り越えた彼は人の死すら乗り越えると登場ごとに書けば、読者も受け入れたかもしれない。
実際、僕はウェブで読んでいてこの点に相当苦しんだ。どうしても、読んでて彼がイメージの中で変身しきれていない。ほとんどの人は白崎さんの視点で主人公を眺めていたはずである。僕個人に関しては、それが彼女と再会してからもしばらく続いた。
そうした誤解を招きやすい書き方を含めて、あとはもう、こうしたアンチヒーローものが好きかどうか、そこにかかっているだろう。少なくとも、無料で読んでおいて、作品の是非そのものに言及するつもりもない。
個人的には嫌いじゃない。若向けに見せておいて、おじさんが購買層、その割には心の描き方が拙い、そういう歪な作品ではある。だが、嫌いではない。
色々すでに読んでいて、こういうのもありか、という作品だとおもう。殺さずのアンチテーゼは殺しあり、なのだ。ここに文句言ってもしょうがない。
そこにはすでに高校生である彼はいない。
この一文が、物語の途中で何度も繰り返されていれば、もっと素直に読めたとはおもう。
結局のところ、主人公はアリスソフトのキャラクターであるランスのむっつりバージョンであると思えば、そういう読み方しかできないはずである。ハーレム作品は全てどこか似通う。指摘すべきなのはそこじゃない。指摘すべきは、主人公は神か悪魔か、いずれにせよ超越者、スーパーマンである、ということだ。
ステータスの説明が雑、数値が適当すぎたためにそれが変身の証として受け入れられず、浅いものと捉えられたのは間違いない。プリウスだって200万円じゃなくて198万8680円とか、よくわからない数字である。数字のキリが良くないだけで、人は勝手になんらかのエニグマをそこに見出してくれるものなのだ。数値の変動が主人公に神秘性をもたらしていない時点で、はっきり言ってものすごく厨二的に大損している。ぶっちゃけ、厨二心、わかってない。
色々と惜しい作品である。
キャラクターの描写をするときに決まったように髪のカットの仕方と長さ、目の色と装備の特徴の説明をくれているのだが、「よくある聖剣」とか本当にディテールを説明する気が一切ないそれは、主人公がが錬成する人だからそのパートナーのあれをイメージしろというのか、なんにせよ説明する気皆無であり、わかってくれるよね?と言われてもわかりません、としか言えない。作者が思っているよりも聖剣というやつは色々あって、それだけでエクスカリバーであるということにはならないのだよ。つまり厨二病名乗っているわりには厨二心が足りない。知識がこの20年の作品に偏っている。ファンタジーの歴史はそれよりはるかに長く、主人公の義手ひとつ取っても、はっきり言ってアニメで絵を見た瞬間全く想像しているのが違ってて、もう何が何だかだ。厨二病名乗るのならば、元ネタは思い切って口に出さないと。流石にジョジョのネタはわかるが、それほどの愛は感じないのよね……?ネタをネタとして扱ったらそれは厨二じゃないんだよ……全ては愛から来るべきものなのだから……
なろうの最大のまずい点は、もともと一巻一巻で構成する気がさほどないままに書いていることだろう。アニメで小説の構成が盛大に無視されるのはつまり、設定を地の文で説明しちゃってて物語の流れに直接関係ないところを端折られているのだが、これが原作厨には原作を守っていないように感じさせる要因となる。まあこれはアニメの問題としても、間断なく続く冒険が起伏なく進んでいって、戦いのシーンになったら一度必ずピンチになった後に逆転、たしかにそうしないと読者は満足しないのだが、なんというか、もうちょっと主人公の心の暗闇をきちっと書けないものなのだろうか?無理か。
何が言いたいかというと、そもそも死ぬ運命だったはずの主人公が、たまたま助かってたまたま力を手に入れてたまたま手に入れた力で過去の自分の暗闇を上回った、その物語は一体誰の人生を勇気付けるんだろうか?
物語としてはアンチヒーローでありスーパーヒーローなので、こういう人が世界を救う、でいいとも言える。
ただ、自分も学生時代こうだった!という釣りから、そうした共感を感じたひとが、自分の問題を解決し得ない無双で物事を解決するのは、問題がない人にはいっそ清々しいが、問題がある人には果てしなく不愉快なのではあるまいか?
僕自身は問題がない人なのでサクサク読めるが、問題を抱えていて、その問題を解くヒントを物語に求める人にこの物語が薄っぺらく感じられたとしても、それは読者のせいではないだろう。
僕個人は嫌いじゃないが、誰もが通れる類のイニシエーションを経ずに大人の階段を上る主人公に疑問点がコメントの数々としてあげられるのは、どうしようもないことだとも思う。
神にはたしかにそれは許される。そう。主人公が神である、もしくは悪魔である、この大前提を、読んでいる人は決して忘れてはならない。一人の高校生の話は、物語の序盤で終了する。そこで、こう考えれば良い
彼は、すでに一度、死んでいるのだ。
そういう意味では、アニメで主人公が全く別人になっているのは、正しいことだ。名前が同じで、出自も同じかもしれない。だが、主人公の生は一度本質的な意味で終わってしまっている。それを乗り越えた事こそがイニシエーションであるのも事実だが、成長していない一高校生の話として読んでしまうと全てに齟齬が出る。そこは忘れないといけない。
多分ね。書き手の中でそれが当たり前すぎて、そこで読者に疑問が出るという事自体、書いてて気がついてない。
どうしてこういうことが起こるかというと、おそらくこの場面はなんらかの作品の模倣なのではないか。
この場面において、主人公がそれまでの自分と決別することがイニシエーションとなり、死を超克したことにより神もしくは悪魔の力を得て別存在になる、ということの意味を、ただカッケェ、と思って書いているのではないか。
この時点で主人公は自分の過去のうちのいくつかを意図的に、もしくは無意識のままに捨てている。それも必然的にかつ無自覚に。なぜなら彼は死んだから。当たり前だが死んだことにより彼から人間の一部が抜け落ちるのだ。それが死という体験が起こすイニシエーションである。
仮面ライダーやウルトラマンで何度も使われてきたコンセプトだからといって、書いている方がその意味をきちっと感じていないと、わかってない、と言われてしまう。
残念なことに、この作品はイニシエーションが起こっているという強い自覚なしに、何らかの作品の模倣としてこの場面が書かれているため、この場面における彼の人間としての必然的欠落と神性もしくは魔性の獲得が説得力を持たないのだ。
ここを生暖かい目で見て許容すれば、この作品は途端に読みやすいものとなる。あー、何かよくわからないけど、カッコいい、と思ったんだね、と。
彼は、一度ほとんど死ぬことにより物語の序盤において変身を遂げるのだ。だから色々仮面ライダー状態になっている。だけど読者の多くは彼が仮面ライダーになったことを受け入れていない。
一つの理由はすでに述べた。ではもう一つの理由は何か。
それは白崎香織の存在のせいだ。彼女が物語にちょくちょく出てくるせいで、一巻しか知らない人間は、姿形が変わっていても、彼がもはや別人であることを受け入れない。彼女のイメージの中の主人公が生き続けて、それが読者の邪魔をするのだ。
実際のところ、彼の変身については全部小説中に説明しているのだが、あの描写を受け入れる人は少ないだろう。むしろ中途半端に説明することにより陳腐化している。外見の変化以上に中身が変わってしまっていることが、どうにもしっくりとこない。いっそのこと、何度も繰り返し、主人公はもはや以前の彼ではない、自分の死すら乗り越えた彼は人の死すら乗り越えると登場ごとに書けば、読者も受け入れたかもしれない。
実際、僕はウェブで読んでいてこの点に相当苦しんだ。どうしても、読んでて彼がイメージの中で変身しきれていない。ほとんどの人は白崎さんの視点で主人公を眺めていたはずである。僕個人に関しては、それが彼女と再会してからもしばらく続いた。
そうした誤解を招きやすい書き方を含めて、あとはもう、こうしたアンチヒーローものが好きかどうか、そこにかかっているだろう。少なくとも、無料で読んでおいて、作品の是非そのものに言及するつもりもない。
個人的には嫌いじゃない。若向けに見せておいて、おじさんが購買層、その割には心の描き方が拙い、そういう歪な作品ではある。だが、嫌いではない。
色々すでに読んでいて、こういうのもありか、という作品だとおもう。殺さずのアンチテーゼは殺しあり、なのだ。ここに文句言ってもしょうがない。
そこにはすでに高校生である彼はいない。
この一文が、物語の途中で何度も繰り返されていれば、もっと素直に読めたとはおもう。
結局のところ、主人公はアリスソフトのキャラクターであるランスのむっつりバージョンであると思えば、そういう読み方しかできないはずである。ハーレム作品は全てどこか似通う。指摘すべきなのはそこじゃない。指摘すべきは、主人公は神か悪魔か、いずれにせよ超越者、スーパーマンである、ということだ。
ステータスの説明が雑、数値が適当すぎたためにそれが変身の証として受け入れられず、浅いものと捉えられたのは間違いない。プリウスだって200万円じゃなくて198万8680円とか、よくわからない数字である。数字のキリが良くないだけで、人は勝手になんらかのエニグマをそこに見出してくれるものなのだ。数値の変動が主人公に神秘性をもたらしていない時点で、はっきり言ってものすごく厨二的に大損している。ぶっちゃけ、厨二心、わかってない。
色々と惜しい作品である。
2018年1月2日に日本でレビュー済み
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ヤバイよ。最強だよ。かっこよすぎるよ。好きな主人公の1人に追加されたよ。程良い中二感。発想も展開も文句ねぇよ。面白いよ。たまんねぇよ。文庫を読むのは久しぶりだった。時空のクロスロード以来かな?でも『ありふれた』は別ジャンルだったしあまり期待してなかった。それがこれだよ。発売されている全巻買ったぞ!ゼロも予約購入したし!これからも応援するから白米良先生には頑張って欲しい!
2015年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラスメイトの裏切りによってダンジョンの数階下に落とされてしまう主人公。
それまでは異世界に召喚されても、彼だけは普通のステータスでビリっけつ。
地球にいた頃よりも更らにバカにされてしまいます。
それでもふてくされることなく、自分を情けなく思いながらも、
できることから、工夫する主人公に好感が持てます。
もともと事なかれ主義というか、ヘタレに近い性格なんですが、
見知らぬ異世界のダンジョンで、まっくら、モンスターだらけ、ひとりぼっち・・・
この大ピンチを経て、主人公の心のリミッターが振り切れます。
生きるために、モンスターを殺すこと、食べることに躊躇しなくなります。
ここからが面白い!
モンスターを食べることで強くなるのは、「Re Monster」を彷彿としますが
リアルの体を持ちながら、その体が変わって行ってしまう恐怖と
取り返しのつかなさにハラハラします。
表紙の女の子も見方に裏切られ封じられたヴァンパイアで、
2人はお互いに共通点があることで、ともにダンジョンを脱出すべく行動します。
かなり読み応えがあって、この値段で!と大変満足です。
早く2巻が読みたい!
それまでは異世界に召喚されても、彼だけは普通のステータスでビリっけつ。
地球にいた頃よりも更らにバカにされてしまいます。
それでもふてくされることなく、自分を情けなく思いながらも、
できることから、工夫する主人公に好感が持てます。
もともと事なかれ主義というか、ヘタレに近い性格なんですが、
見知らぬ異世界のダンジョンで、まっくら、モンスターだらけ、ひとりぼっち・・・
この大ピンチを経て、主人公の心のリミッターが振り切れます。
生きるために、モンスターを殺すこと、食べることに躊躇しなくなります。
ここからが面白い!
モンスターを食べることで強くなるのは、「Re Monster」を彷彿としますが
リアルの体を持ちながら、その体が変わって行ってしまう恐怖と
取り返しのつかなさにハラハラします。
表紙の女の子も見方に裏切られ封じられたヴァンパイアで、
2人はお互いに共通点があることで、ともにダンジョンを脱出すべく行動します。
かなり読み応えがあって、この値段で!と大変満足です。
早く2巻が読みたい!
2017年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人の内面を描くのが非常にうまいです。絶望や嫉妬、恋心など精神面的な葛藤などもあり、ギャグ的な要素あり、エッチ的な要素もありで、その全てが絶妙なバランスで構成されいるので、最後まで飽きさせません。一気に読破してしまいました。早くアニメ化希望です。