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ディストピア禍の新・幸福論 単行本 – 2022/5/21
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混迷と分断の‟ディストピア禍"に問う
心とは、生きるとは、幸せとはなにか?
慶應義塾大学大学院教授の「幸福学者」が書き尽くした入魂の書!
コロナショック、大規模な気候変動、苛烈さを増す自然災害、経済的な格差の拡大など、不幸の連鎖が止まらない。そのうえ、人類は21世紀になっても戦禍の中にいる。
そんな時代に、わたしたちは幸せに生きることができるのか?
そもそも幸せとはなにか?
どうすればあらゆる人が幸せに生きる世界をつくれるのか?
「幸福学」の第一人者である著者・前野隆司氏が、それらの問いに正面から取り組んだのが本書である。
科学と宗教、洋の東西、人間とロボット……一見相反する領域をダイナミックに架橋しながら、力強く本質を掘り下げていく。
思索の果てに辿り着いた「幸せの正体」は、「いま」を生きるすべての人の希望となるだろう。
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2022/5/21
- 寸法15.1 x 2.1 x 21.1 cm
- ISBN-104833440350
- ISBN-13978-4833440356
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出版社より
商品の説明
出版社からのコメント
第1章 前提条件:心はない
パンデミックという人類滅亡リスク/資本主義は限界を迎えたのか?/日本というガラスの城/「ウェルビーイング産業」への転換を/自殺を「悪」と切り捨てていいのか?/日本人が見落としがちな「無意識」の利他性/心はすべて、幻想である/意識は「記憶のための劇場」である/「脱人間」という不安の超克 etc.
第2章 必要条件:死を想う
心がなくて本当によかった/いま死んでも、あとで死んでもたいした違いはない/ふたつの本能――「怒り」と「共感」/他者を「許す」ことはなぜこんなに難しいのか?/一生の長さはたったの0.1ミリ/人間には、過去も未来もない/わたしたちには「いましかない」し「いまはない」/主観的には死は存在しない/あなたは本当に「あなた」なのか? etc.
第3章 幸せの連立方程式
生きてよし、死してよし/幸福学――幸せは原因にも結果にもなる/「ありのままに! 」――他人と自分を比べない/「やってみよう! 」――主体的に生きる/「なんとかなる! 」――未来を信じる/「ありがとう! 」――ともに生きる/戦いのエンジンから愛のモーターへ/「ルールに従う」という思考停止/サイエンスとしての倫理学 etc.
第4章 解:わたしは、地球であり宇宙である
わたしは地球の一部以外の何者でもない/蔓延しているのはウイルスか、それとも人間か?/人類は「安心安全」かつ「不幸」になった/「一番大切なこと」を一番大切にしよう/中心に無がある国、日本/近代科学が見つけた、近代的価値観の限界/そして、東まわりと西まわりが出会うとき/すべてを包摂する「ウェルビーイング資本」主義 etc.
第5章 分岐点:愛するか、滅びるか
心の地動説/「世界中の生きとし生けるものを愛す」ことは可能か?/人間という合体動物/世界はあなたである/世界を100パーセント愛することをイメージしよう/敵は消え去る/「自利利他円満」というひとつの円/あなたが幸せでありますように etc.
著者について
1962年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)教授。1984年、東京工業大学工学部機械工学科卒業。1986年、東京工業大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より現職。2017年より慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。認知心理学、脳神経科学、倫理学、統計学、工学などの研究を統合した「幸福学」を提唱し、個人と人類の幸せ(well-being)について研究している。主な著書に『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(筑摩書房)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社)、『ウェルビーイング』(共著、日本経済新聞出版)などがある。
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2022/5/21)
- 発売日 : 2022/5/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4833440350
- ISBN-13 : 978-4833440356
- 寸法 : 15.1 x 2.1 x 21.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 198,942位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,430位人生論・教訓
- カスタマーレビュー:
著者について
1962年山口生まれ。広島育ち。84年東工大卒。86年東工大修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2008年より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授。2017年より慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。
2024年より武蔵野大学ウェルビーイング学部長兼任予定。
研究領域は、ヒューマンロボットインタラクション、認知心理学・脳科学、心の哲学・倫理学から、地域活性化、イノベーション教育学、創造学、幸福学まで。主宰するヒューマンラボ(ヒューマンシステムデザイン研究室)では、人間にかかわる研究なら何でもする、というスタンスで、様々な研究・教育活動を行っている。
著書に、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『幸せのメカニズムー実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『幸せな職場の経営学』(小学館)、『ディストピア禍の新・幸福論』(プレジデント社)、『ウェルビーイング』(日経文庫、妻のマドカとの共著)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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筆者の遊び心も満載の、最後の部分にもほっこりしながら、ほんと読んでよかったと思っています。
何といっても、筆者の熱い想いが、この本に溢れています。
そして、筆者が望むような世界を実現するために、私自身でもできることからはじめたいと思いました。
ほんと、全世界の人に読んでいただきたい本です。
たとえば、死について、社会制度としての死刑の存在について。
人間には二つの本能があるといい、それは「怒り」と「共感」であって、怒りは闘争本能、すなわち、他人に勝ちたいという気持ちに置き換えてもいい。また、共感は人は同じ人間同士、イヌなどには共感を持つことができ、さらに、人間は犯罪における被害者にも加害者にも共感できる本能を持っていて、犯人を憎むことも、その事情を知ることで同情することもできる。
死刑となって、犯罪者がこの世から消えてなくなるのと、人生という死刑を生きていつか死ぬのは似ていて、死後の永遠の無を考えるとき、そこに大した差はないのではないかと著者は言う。
世界の多くの国が死刑を廃止している。その理由として、死刑となって命を奪われた家族の者がその報復を考え、そこに負の連鎖が生まれつながっていくからではないか。
結果的に相手を許すことで、社会の平和は保たれる、という考えから、犯罪者を刑務所で更生させ、よりよき人に変えること、「罪を憎んで、人を憎まず」という考え方を今の日本は受け入れるべき時に来ているのかも知れない。
犯罪のない社会は万人の理想とするところではあるが、「ムリ!」と簡単に諦めるのではなく、少しでも犯罪の少ない社会に持って行く努力を私達は怠ってはならないのではないだろうか。
が大半でしょう。私もその一人ですが、少し前まで、前野さんの幸福論に物足りなさを覚え始めていま
した。人間洞察に奥行きが感じられなくなっていました。
元はと言えば、前野さん自身の中で全体像があって、表に出す時には、ポジティブサイドである「幸福」
を押し出していたのでしょう。だからこそ、ここまで『幸せのメカニズム』が人口に膾炙するように
なったともいえます。
ここまで「幸福」について興味を持ってくれたのなら、もう一歩先の幸福論にまで進んでみませんかと
誘っているのが、本書です。
第3章は『幸せの連立方程式』について書かれていますが、それ以外は、表層的に捉えるなら、虚無的
です。「心はない」であり、「死を想う」です。
人という複雑な生き物を理解するには、多角的に捉えない限り、本質に辿り着くことはできません。
また、このことを、「幸福学とは、哲学・思想・宗教の世界でいわれていた幸福論を、科学的に追認
する新たな試みだ」と書かれています。
科学的な実証主義を貫くためには、前提として哲学・思想・宗教を紐解かない限り、そのスタートラ
インにも立てません。
その視点で読むなら、前段は前野さんオリジナルというよりは、先人が築いてきた智慧を前野さんの
フィルターを通して提示しているものとなっています。
後半の一部も、幸福を考えるうえで新たな提起とは言えないところもあります。
顕著なものとしては、
・「情けは人の為ならず」に代表される利他的な行為
・まず自分を愛することからはじめよう 自分を愛することと、他者を愛することは結局同じである
です。
言いたいのは、決して前野さんを貶めることではなく、これらの考え方が多くの支持を集める人類の
思想の本流になることを促進するものとなれば良いなです。
本書の中で、一番興味深かったというかスゴイなと思った、前野さんの文章を書いて終わります。
実をいうと、私自身の興味は「幸せ」から「美」へと広がりつつある
ここに、前野隆司の「新」幸福論がはじまる予感がしました。
本気で前野さんと向き合うためには、是非読みたい書です!
現代人必読の書。著者の熱いメッセージにも心が打たれました。
心とは、生きるとは、幸せとは何かという問いについて、方程式を解くように展開され、これからの時代において「わたしたちはいかに生きるべきか」の物語に引き込まれていきます。
地球誕生46億年、人類誕生約20万年から現代に至るまでの長い時間軸と、宇宙そして、地球全体を俯瞰する空間軸で展開される四次元立体的な学びは、非常に壮大です。今まで自分が知り得なかった世界を1冊の本から得られる幸福感を感じました。
前野先生は、工学から脳神経科学、心理学、統計学などあるゆる学問を研究されており、科学的根拠に基づく結論とともに、哲学・思想・宗教とも結びつけられ、この複合的・統合的なアプローチは唯一無二な存在であると思います。
「第1章の前提条件:心はない」、「第2章の必要条件:死を想う」を受けた第3章以降、前野先生の”熱くて溢れる想い”がすさまじい!
とても力強さを感じ、前野先生の”言わずにはいられない”信念を感じました。
世界中が愛に満ち、平和であるために、どう考えるべきか。「想像し、許し、信じ、対話すること」。まさに、愛と平和な世界に向かうためのキーワードはこれだ!と思います。
自分とは違う価値観や文化に接した時、相容れない意見に遭遇した時、まずその価値観・考え方や背景を想像し、理解に努めること、それが第一歩であると著者は説きます。そして、過去の戦争の歴史など、特には憎しみとなることも「許す」こと。「信じて」「対話すること」。
これこそ、これからの世界中の人が目指すべきことだと!大いに共感します。
「戦いのエンジンから愛のモータへ」
この表現も、持続可能な社会づくりへ、そして一人ひとりが真に心豊かに幸せに向かうための素敵なキーワードだと感じます。
幸せの4つの因子「ありのままに!~他人と比べない~」・「やってみよう!~主体的に生きる~」「なんとかなる!~未来を信じる~」「ありがとう!~ともに生きる~」もより力強く語られている印象ですし、「自利利他円満」「IKIGAIベン図」など、幸せに生きるためのキーワードも満載!超オススメの書です。
理想論に思えるかもしれないことも、信じて、発信し、行動していくこと、その行動なくして何を起こらない、発信、行動があるから、共鳴する人も生まれ、世界が少しずつでも変わり、いずれ大きなうねりになっていくのだと改めて感じました!
私にとっても、「自分が信じることは発信し行動していこう」と思わせてもらえる、背中を押してもらえる、何度も読み返して自分を振り返りたい著書です。
それは、感情を揺れ動かし、新しい気づきを与え、同時に問いを生ませてくれたからだ。
前野先生は今、どのように世界を感じているのか、見えているのか。それを共有してもらえただけで、価値があると感じた。
体感レベルでその感覚でいられる人が増えれば、それは同時にウェルビーイングでいられる人が増えている状態だと思う。
そこで自分も含めて、より多くの人がその感覚でいられるようになるには何が必要なんだろうか。という問いが生まれた。
この問いに対して読み終わった後、「守破離」という言葉が自分の頭に残っていた。
①今の世の中の常識の中で生きる。
②多くの分野に興味を持って知り、世界を多面的・多角的に捉えられるようになること。
③自分というものを再定義していき、心豊かな状態にあること。
こんな感じだろうか。①②を繰り返すことが、きっと必要だと思う。
これは、私の読んだ後に考えたことだが、きっと他の人には他の気づきや問いを生んでくれると思う。
読み終わり、ぜひ多くの方に読んでほしい本だと私は思った。
私は著者の書籍「脳はなぜ心を作ったのか」の第1章を理解しきれず、その先を読み進めることができなかったが、この本でも第2章の「必要条件:死を想う」で同じような状況に陥った。
「心はすべて幻想」「生きる意味などない」といった考え方を理解するのが難しく、また理解しようとしてもネガティブな捉え方になってしまい、「だから人生を満喫しよう」というポジティブな気持ちになれなかった。ここはさらなる読み込みをして理解を深めたい。
第3章以降は、幸せの4因子といった「幸せのメカニズム」他の書籍で書かれている内容が集約されており、スムーズに読み進めることができた。
中でも「人生とは、自分の心をいい方向に導くロールプレイングゲームのようなものなのだ。」という言葉が心に響いた。自分の人生を悔いのないようにより幸せな方向に導いていきたい。
第5章には「本書でもっとも述べたいことは 世界人類を愛そう である。」と書かれている。著者がさまざまな講演でも繰り返し述べている「世界の生きとし生けるものが幸せでありますように」というのが、この章立ての連立方程式から導き出された、(思想・哲学ではなく)科学的・心理学的・統計学的な帰結なのだと分かった時、真の意味が理解できたように感じた。
以上、幸せの4因子といった比較的分かりやすい幸福学だけでなく、その背景にある時代の移り変わり、心とは何かというコアな内容も含めて総合的に現代の幸福論を理解されたい方に特におすすめの一冊である。