学生の頃映画館でみました。換気扇や海辺のシーンがとても印象的でまた見たいな~と思いつつ
最近Blu-rayでやっと見ました。やっぱり面白い!これは原作を読まねば!と。
先日読み切りました。
舞台はニューヨークだし、雰囲気はまさにハードボイルド。
少し違いがあるけれど、流れはほぼ一緒で脳内で映画を再生しつつ、映画では良く分らなかった事も判明したので読んでよかったです。そして映画をもう一回見たくなったので見るつもり。
訳がイマイチ、言葉がイマイチと言う方もいますが、確かに今読むと時代を感じてしまう言葉遣いが多いけれど
、81年の作品ですからね。訳が悪くて話が解らなくなる事もないし、当時の翻訳は映画も本もこんな感じが多かったので気になりません。
何でもかんでも今風にしろというのはちょっと違う気がします。
エピファニーが「~ではなくて?」なんて話す所は素敵だと思います。
余談ですが映画館で見た当時は2本立てでやってまして、
もう一本はシュワルツェネッガーのプレデターでした(笑)
何故この組み合わせ!と思いつつ、しっかり2本見たのが思い出です。
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堕ちる天使 (ハヤカワ文庫 NV 245) 文庫 – 1981/2/1
ウィリアム ヒョーツバーグ
(著),
佐和 誠
(翻訳)
- 本の長さ377ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1981/2/1
- ISBN-104150402450
- ISBN-13978-4150402457
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1981/2/1)
- 発売日 : 1981/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 377ページ
- ISBN-10 : 4150402450
- ISBN-13 : 978-4150402457
- Amazon 売れ筋ランキング: - 499,143位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳の善し悪しが書かれているので、SFの某御大のようだったら嫌だなと思ったら、気になりませんでした。
映画版の予告でチラッとワインサップの殺害シーンがあり、ネットで調べると主人公に情報を提供するマスコミ業界の女性の死もあるらしい。
ともに映画ではカットされているので、原作では・・・と思ったのですがなかったですね
映画版の予告でチラッとワインサップの殺害シーンがあり、ネットで調べると主人公に情報を提供するマスコミ業界の女性の死もあるらしい。
ともに映画ではカットされているので、原作では・・・と思ったのですがなかったですね
2021年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「 エンゼル・ハート」の原作です。映画の映像イメージを重ね合わせながら読み進めないと、イメージし辛いでしょう。1945年前後、セピア色のアメリカを舞台にしたホラーサスペンスですが、日本人の知り得ない現地NYの有名店や時代的な有名人物と世俗風刺、当時の文化や洒落に精通(注釈が頻繁に入る)してないと十分には楽しめません。しかも、唐突に”ニワトリの片足”とか謎ワードが出現して、サタニズム(悪魔崇拝)に詳しくないと、「はっ?」って感じで噴飯してしまいます。
私は映画が好きで更に原作に手を出した類ですが、それでもよくわかんない部分もありました。そして、映画よりも総じて表現がエグいです。ラストは倫理上、映像化出来なかった(のだろう)黒ミサのシーンもあるんで、映画「 エンゼル・ハート」を何回も繰り返し見た様なコアなファンなら手に取ってみてもいいかもしれません。
私は映画が好きで更に原作に手を出した類ですが、それでもよくわかんない部分もありました。そして、映画よりも総じて表現がエグいです。ラストは倫理上、映像化出来なかった(のだろう)黒ミサのシーンもあるんで、映画「 エンゼル・ハート」を何回も繰り返し見た様なコアなファンなら手に取ってみてもいいかもしれません。
2014年6月15日に日本でレビュー済み
映画化版の「エンゼル・ハート」の評価が高いのに、原作である本書の評価が低いのはあまりに遺感である。
本来なら本書はジャンル・ミックスの先駆け的作品としてジョン・ディクスン・カーの「あの名作」に並ぶべき傑作である。
しかも、超自然的要素そのものが謎にかかわる仕掛けとなっており、従来人間的、合理的ロジックで終結していたミステリー界に超自然的ロジックを持ち込むことで、カー作品と違った、あらたなツイストを切り開いたパイオニア的作品で、初めて読んだ時の衝撃は驚愕の一言につきます。
地下鉄の廃駅で行われる黒ミサは、なぜ映画で割愛されたのかわからないほど怪奇なムードが漂い・・・評価の低さが翻訳の悪さにあるとしたら、なんと罪なことか・・・新訳再版を切に希望する。
本来なら本書はジャンル・ミックスの先駆け的作品としてジョン・ディクスン・カーの「あの名作」に並ぶべき傑作である。
しかも、超自然的要素そのものが謎にかかわる仕掛けとなっており、従来人間的、合理的ロジックで終結していたミステリー界に超自然的ロジックを持ち込むことで、カー作品と違った、あらたなツイストを切り開いたパイオニア的作品で、初めて読んだ時の衝撃は驚愕の一言につきます。
地下鉄の廃駅で行われる黒ミサは、なぜ映画で割愛されたのかわからないほど怪奇なムードが漂い・・・評価の低さが翻訳の悪さにあるとしたら、なんと罪なことか・・・新訳再版を切に希望する。
2013年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう少しわかりやすく和訳して欲しい
これでは読む気を失う
映画はアクションや役者の演技でごまかせますが小説となるとそうはいきません
すぐに投げ出してしまいました
これでは読む気を失う
映画はアクションや役者の演技でごまかせますが小説となるとそうはいきません
すぐに投げ出してしまいました
2012年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
87年に映画公開され話題を呼んだ映画『
エンゼル・ハート [DVD
]』の原作。このたび久々に映画を見て、映像詩のような描写の素晴らしさと洗練されていながらパワフルだった事に改めて感銘を受けて原作にも久々に手を出してみた。映画では謎解きのロジックが理詰めで説明されず鮮烈な映像描写で進んでいくため、「原作を読めばディテールが分かるかな?」という期待も大きかった。確かに悪魔崇拝の背景などはきめ細かく書きこまれているのだが、映画では象徴的になっている殺人の鮮烈さやハリー・エンゼルの絶望感が余りに淡泊に描かれ、その恐怖感と重みが強く伝わってこない。かつ、訳文も80年に為されたこともあってか古めかしい言葉使いも多く、さらに恐怖を感じるべき描写に滑稽な言葉も目立つ。要するに作品の雰囲気が出ていないのだ。
映画と小説は無論別物だし、どちらかを基準にして片方を批判するのはフェアではないだろう。だが、このモチーフと題材を描くにはやはりもっと文体や言葉、かつシーンを際立たせる描写力が今一歩。著者も訳者も手抜きなく仕事をした力作ではあるが、もうひとつムードの出ていない小説だった、というのが正直な印象だ。
映画と小説は無論別物だし、どちらかを基準にして片方を批判するのはフェアではないだろう。だが、このモチーフと題材を描くにはやはりもっと文体や言葉、かつシーンを際立たせる描写力が今一歩。著者も訳者も手抜きなく仕事をした力作ではあるが、もうひとつムードの出ていない小説だった、というのが正直な印象だ。