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中国の誕生―東アジアの近代外交と国家形成― 単行本 – 2017/1/6

5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

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東アジア在来秩序を揺るがした明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の危機と再編を通して、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった「中国」誕生の全体像に迫った渾身作。

【受 賞】
・第29回「アジア・太平洋賞特別賞」
高原明生氏による選評:“言葉が現実をつくる”「中国を観察する際、名と実、あるいは観念と事実の隔たりに行き当たることが多い。………… 本書の問題意識も概念と実情の懸隔にある。どのような経緯を経て国民、主権、領土といった概念が広まり、『中国』 という国民国家がつくられていくのか。本書では、日清修好条規や琉球処分、清仏戦争、韓国の独立、チベット、モンゴルの領土化や独立といった諸事例の綿密な検証が行われる。その際、朝貢、互市、藩部、属国、領土、主権など、当時使われた漢語概念に著者は着目し、それらについての内外の認識やその時系列的な変遷の過程を明らかにする。仏語や露語の史料まで用いられており、著者の研さんの深さには感嘆するほかない。………… 国民国家として未完のままでありながら台頭し、『中華民族の偉大な復興』 が盛んに語られるいま、『中国』 の行く末を案じる人々にも読まれるべき労作である。」(2017年11月16日付毎日新聞から)

・第12回「樫山純三賞」
選評:「壮大にして、かつ精緻な中国史研究である。『日本とは何か』 と問われれば、誰しもが何がしかの答えを用意することはできよう。………… 日本が同質社会だとすれば、中国は日本とはきわめて対照的な異質国家であり、異質性の歴史もきわだって長い。そう考えただけでも、もう 『中国とは何か』 という問いに挑もうという気分は萎えてくる。この課題に挑んだ著者の研究姿勢は実に勇敢である。………… 清朝にとっての大問題は、日本や西洋のこの互市が、維新、市民革命、産業革命を経て強国となり、英国との間で戦われたアヘン戦争や日清戦争での敗北によって国際秩序の再編を余儀なくされたことにある。この再編のプロセスのダイナミックなありようを、原資料を克明に精査しながら、臨場感あふれる筆致で描く著者の筆力には驚嘆すべきものがある。………… 一読、再読して、文字通り近年の中国史研究の白眉であることを痛感させられる。…………」(第12回樫山純三賞表彰式パンフレットから)

【書 評】
・『中国研究月報』(2020年9月号、第74巻第9号、評者:小林亮介氏)
“…… 500頁を超える大著を読み終えて特に印象深いのは、近代西洋概念の東アジア「漢語圏」への流入が、「非漢語圏」をも含めた清朝と周辺諸国・諸民族との関係を大きく規定していった経緯である。本書が「内陸アジア史」として括る満洲史・モンゴル史・チベット史などの分野では、儒教的価値観による潤色を受けた漢語文献よりも、満洲語・モンゴル語・チベット語などの言語で書かれた文献が、「非漢語圏」の人々の視点・立場を分析するための史料として重視される。そうした手法から清朝の秩序や民族間関係を照射してきた研究の価値と意義は、著者が本書の序論で強調している点でもある。しかし、19世紀後半以降の清朝では、李鴻章に代表される漢人官僚が著しく存在感を高めたこと、満洲人の「漢語化」(p.422)が進んだことは事実であるにもかかわらず、「「藩部」の研究は、「互市」論と同様、時間・空間を限定していて、ほぼ清代・18世紀まで、草原オアシス世界の外には」(p.10)あまり出ようとしなかった。「清朝・「中国」の歴史は、「明清史」・満洲・藩部・「近代史」、いずれの研究成果が欠けても、全体像は描けない」(p.13)という問題意識に立脚した本研究の成果は、それらの「棲み分け」のバリアに挑み、各分野の架橋を試みた点で意義深いものである。19世紀以降の漢人たちの意識・言動、及びそれを規定する漢語の政治概念が、西洋由来の概念や和製漢語との邂逅を通じていかに変質し、清朝の秩序・対外関係に対する考え方をどう変貌させ、政治外交の実務レベルにおいてどのような影響を与えたのかを論じる本書は、チベット・モンゴル・新疆/東トルキスタンの命運を考える上でも極めて重要になるだろう。……本書の緻密な論証は、漢語の翻訳概念と現実の乖離、そしてそれがチベットを含めた東アジアの秩序に新たな事態を生み出していった経緯を、徹底して示してくれるものである。20世紀初頭までに形成されていたこの「名・実のギャップ」の「途方も」ない大きさ(p.426)が引き起こす問題は、少なからず今日にも受け継がれていよう。……”(pp.41-42)

・『史学雑誌』(2020年1月号、第129編第1号、評者:小池求氏)

・『洛北史学』(第20号、2018年6月、評者:橘誠氏)

・『週刊読書人』(第3220号、2017年12月22日付、特集「2017年回顧総特集」、評者:関智英氏)

・京都新聞(2017年12月5日付、受賞関連記事)

・毎日新聞(2017年11月16日付、受賞関連記事)

・東京財団ホームページ(2017年9月19日、評者:山本敬洋氏)

・『外交』(第43巻、2017年5月、評者:梶谷懐氏)

・『出版ニュース』(2017年3月下旬号)

・読売新聞(2017年3月12日付、評者:苅部直氏)“現代外交に投じる警告”

【目 次】
凡 例

緒 論

  第Ⅰ部 危機の時代へ

第1章 清朝の対外秩序とその変遷
      —— 會典の考察を中心に
     はじめに
     1 『康煕會典』
     2 『雍正會典』
     3 乾隆以降の転換
     4 『一統志』と會典
     5 清末・民国へ

第2章 明治日本の登場
      —— 日清修好条規から「琉球処分」へ
     はじめに
     1 日清修好条規
     2 台湾事件
     3 台湾出兵と日清交渉
     4 台湾出兵の波及
     5 「琉球処分」
     6 むすび

第3章 新疆問題とその影響
      ——「海防」論と「屬國」と「保護」
     はじめに —— 1870年代の新疆と海防論・塞防論
     1 海防論とは何か
     2 イギリスの調停と郭嵩燾の交渉
     3 琉球・朝鮮へ
     むすび —— 1880年代以降の「保護」

  第Ⅱ部 属国と保護のあいだ
       ——「越南問題」

第4章 ヴェトナムをめぐる清仏交渉とその変容
      —— 1880年代初頭を中心に
     はじめに
     1 曾紀澤の交渉
     2 北京交渉
     3 天津交渉
     4 ブーレの解任
     5 ブーレからトリクーへ
     6 曾紀澤の再交渉
     おわりに

第5章 清仏戦争への道
      —— 李・フルニエ協定の成立と和平の挫折
     1 前 提
     2 交渉の端緒
     3 天津交渉
     4 結 末

第6章 清仏戦争の終結
      —— 天津条約の締結過程
     1 清仏戦争と和平の前提
     2 条約交渉の開始
     3 対立と妥協 ——「往來」問題
     4 問題の再燃と条約の締結
     まとめと展望

  第Ⅲ部 自主から独立へ
       ——「朝鮮問題」

第7章 「朝鮮中立化構想」と属国自主
     はじめに
     1 「朝鮮中立化構想」への道
     2 「朝鮮政略意見案」の成立
     3 「意見案」の位置
     4 「意見案」の運命
     5 「朝鮮中立化構想」の挫折
     おわりに

第8章 自主と国際法
      ——『清韓論』の研究
     はじめに
     1 『清韓論』への道
     2 『清韓論』の版本
     3 『清韓論』の評価
     おわりに

第9章 属国と儀礼
      ——『使韓紀略』の研究
     はじめに
     1 『使韓紀略』
     2 弔使と朝鮮
     3 弔使と西洋
     むすびにかえて

第10章 韓国の独立と清朝
      ——「自主」と「藩屬」
     はじめに
     1 甲午改革から俄館播遷へ
     2 大韓帝国の成立と清朝
     3 清韓の条約締結
     4 1900年の転換

  第Ⅳ部 「領土主権」の成立と「藩部」の運命

第11章 「領土」概念の形成
     はじめに
     1 「藩屬」と「屬地」
     2 「屬地」概念と曾紀澤
     3 「屬地」の定着
     4 「領土」概念の起源
     5 「領土」の確立
     おわりに

第12章 「主権」の生成
      —— チベットをめぐる中英交渉と「宗主権」概念
     はじめに
     1 露中宣言とシムラ会議
     2 「宗主権」と「主権」
     3 「主権」の起源
     むすびにかえて ——「主権」と「領土」

第13章 「主権」と「宗主権」
      —— モンゴルの「独立」をめぐって
     はじめに
     1 露蒙協定 ——「自立」か「自治」か
     2 露中宣言交渉 ——「宗主権」か「主権」か
     3 キャフタ会議
     むすびにかえて ——「外蒙撤治」へ

結 論

註 / あとがき / 文献目録 / 索 引

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商品の説明

著者について

岡本 隆司(おかもと たかし)

京都市に生まれる(1965年)。現在は京都府立大学文学部教授、博士(文学)。
著 書:
『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞)
『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞)
『馬建忠の中国近代』(京都大学学術出版会、2007年)
『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年)
『李鴻章』(岩波新書、2011年)
『中国経済史』(編著、名古屋大学出版会、2013年)
『近代中国史』(ちくま新書、2013年)
『出使日記の時代』(共著、名古屋大学出版会、2014年)
『宗主権の世界史』(編著、名古屋大学出版会、2014年)
『袁世凱』(岩波新書、2015年)
『中国の論理』(中公新書、2016年)ほか

(所属等は初版第1刷発行時のものです)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 名古屋大学出版会 (2017/1/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/1/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 562ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4815808600
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4815808600
  • 寸法 ‏ : ‎ 15.7 x 3.5 x 21.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

著者について

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年3月24日に日本でレビュー済み
17世紀のアヘン戦争以降、21世紀の現在に至るまで東アジアは常に争いが絶えず不安定なままだ。それは何故か? 著者はその答えのために、朝貢ー互市、属国ー属地、藩部ー藩属、主権ー宗主権といった、清朝における対外秩序のキーワードが、欧米露、そして日本の侵略をかわすため、どのように翻訳され取り込まれ、都合よく使い分けられたかを追っていく。

たとえば清朝にとって朝鮮は「属国」だ。ただし内政外政は「自主」にまかせる。これが旧来の朝貢儀礼であり、それゆえ1876年に日朝間で結ばれた江華島条約で「朝鮮国は自主の邦」「日本国と平等」と規定されても、清は何も言わなかった。

ところが同じ属国である琉球が日本に併合されると(琉球処分)、清朝は危機感を募らせ「自主」は単なる名目と方針変更、これにもとづき1894年東学党の乱で派兵を決める。これがかえって日本に「自主の国たる朝鮮に兵を出した」という口実を与え、日本による朝鮮侵攻を許すことになる。この日清戦争に敗れた結果、朝鮮には独立され(大韓帝国)、ここから清朝の属国概念は変更を余儀なくされる。

この朝鮮独立による概念変更の影響をうけたのがモンゴル・チベットだ。もともと大ハーン且つチベット仏教の保護者である清国皇帝にとって、これらの地域は「チベット仏教世界」に他ならない。これは(満州人にとって翻訳語である)漢語でいえば「藩部・藩属」となり、漢語概念を元とする華夷秩序に置き換えた場合、属国との区別は曖昧なものとなる。

その後、「藩部」は18世紀以降、西欧諸国と交渉する中で、属国と区別して「属地(colony)」と言い換える解釈が登場する。

ところが20世紀の到来により漢人の対外危機感は頂点を迎える。こうした状況の中でクローズアップされたのが日本だった。西洋化に成功、日清・日露戦争を勝利した日本は、新たな国民国家「中国」のモデルとなり、多くの人々が日本を訪れ、日本漢語の翻訳概念を吸収する。そうして「領土」や「主権」といった日本漢語による翻訳概念「藩部は清朝が主権を持つ領土」だという定義だ。

ただし、当のモンゴル、チベットの人々にとって、こうした定義はあずかり知らないものだ。彼等は清朝・中国からの離脱を目指しはじめる。そうしてこれらの国と、それを狙うヨーロッパ諸国、そして中国との間で三者交渉が始まり、その中で生まれたのが、主権ならぬ「宗主権」、自主ならぬ「自治」という、曖昧で両義的な概念だった。

清朝に取って代わった中華民国の臨時約法は、その「領土」を「22行省・内外蒙古・西蔵(チベット)・青海」と定める。これは以後繰り返し政権が変わっても一貫して変わらない。ところがこれは当初から一度も揃ったことがない。逆にそうであればこそ、「中国」は一元的で均質な国民国家と領土の構築を目指す。その意欲こそが、現在の東アジアの不安定を招いていると言えるのである。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月8日に日本でレビュー済み
清朝末期、欧米諸国の東アジア進出と近代日本の誕生により、中国の朝貢・互市制度による支配圏は浸食されていきます。琉球、ベトナム、朝鮮、チベット、モンゴルが中国から離れていく経緯と背景をそれぞれ詳しく分析しており、中国の持つ対外観を伺い知ることができます。

古来、中国は支配地域を「所属邦土」としており、「邦」は朝貢国、「土」は各省のことだそうです。そして、朝貢国には徴税・政治を任せているという理解でした。一方の欧米は、そうした朝貢国は国際法でいう領土とは異なる事から、他国に付け入る隙を与えます。元々、オリジナルの漢語に領土という語彙はなかったそうです。

自国の価値観と異なるスタンダードを突き付けられ、産業革命に取り残され、経済力・軍事力に劣後した中国は否応なく、従っていきます。ここで大きかったのは、やはり日清戦争での敗北でしょう。チベットとモンゴルは独立への道を歩むことになります。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート