小生は辞書ヲタクです。辞書を読んでは愉しんでいます。書店で手に入る辞書はほぼすべて持っている、まあ酔狂な奇人です。
さて、本書、出版界のガリバーである小学館が誇る、英和中辞典です。第5版に至っては明らかに学習英和辞典ではなく一般英和辞典になりました。収録語句数は学習英和辞典の売れ筋であるジーニアス英和辞典第6版の約10万6千語に対して、14万語弱と大きく収録されています。小生の読むペーパーバックの語句は大抵カバーされています。英字紙で辛いときはランダムハウス英和大辞典で補いますが滅多にありません。なお、ジーニアスではもう手が負えません。収録語句数の違いでしょう。
話は変わりますが、出版元の小学館はご存知のように学際的、国家的(?)辞書の編纂に取り組んで来ました。日本国語大辞典(全13巻)然り、ランダムハウス英和大辞典然りです。後者のランダムハウス英和大辞典編集委員会の面々が後に編集者としてさまざまな英和辞典を編んでいくのですが本書の編集主幹の瀬戸賢一先生もそうです。90名近い執筆者・校閲者をコーパスがご専門の投野由紀夫先生と共に束ねて本書を第4版から大きく改訂されています。
主な改訂点は次の2点あるように思います。
一つは、収録語句数の増強です。約2万1千語増えました。この結果、学習英和辞典から一般英和辞典にイメージチェンジしました。
もう一つは、コーパスの利用です。英和中辞典、英和大辞典レベルでは未だコーパス利用された辞書はないのではないでしょうか。小学館は約20億語のコーパスネットワークを構築したそうです。
本書の特徴についてもう少し触れます。ジーニアスなどの学習英和辞典と違い、収録語句数の多さは元より、語義の圧倒的な多さも本書の特徴です。欧米の中学生レベルの英文を読むにはジーニアスでも充分かもしれませんが、さらに上を行くとジーニアスではもう太刀打ち出来ません。なので、英和中辞典サイズならば、本書などを揃えておく方が良いように思います。
ご参考になれば幸いです。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
プログレッシブ英和中辞典〔第5版〕 ペーパーバック – 2012/2/23
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,850","priceAmount":3850.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,850","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gg6OJ%2FcSAWsf9fBEV7Miq5tt8R7uDO0QB1WTQFajawLiPjFodDPlwpbOoJP8bcgQoYNyTVG%2FUE3r%2Fkt3abH%2FgFC7kXaVFlpIlI%2Fb8N5928%2FacBY5%2BP2aQDkbAWekDjNHEDc9qTyrTHo%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥1,736","priceAmount":1736.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,736","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gg6OJ%2FcSAWsf9fBEV7Miq5tt8R7uDO0QhaldIoZyNiabMieXick%2B5P4Xv1LKJvUhJigR7uSF97zZSjrqfrSIlhhnM7KjPnSvunrVSqgg9mS5RNTWbozUp%2BUa0reG1n51wk7TbEE1%2Fm9XLFDj0bGUfM1Gh52JCwqfz9ITdtpTspNCG%2FVrv1IHVA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
ビジネスパーソンのためのビジネスツール
・「学習」よりも「実用」を重視して、内容を一新。ビジネス実務に、また、最新メディアを読み解くのに役立つ、ビジネスパーソンのための英語ツールとして生まれ変わりました。
・新語・時事語、慣用表現などを含む13万8000項目を収録しました。
・多義語は、意味の把握、使いこなしを重視し、基本義を中心に、意味のつながりや展開がわかるようにまとめました。動詞では自動詞・他動詞をまとめ、意味を中心に記述しました。一般語では、実用性を追求した語義順と訳語選択を実現するなど、学習系英和辞典とはひと味違う、アクセスしやすい語義構造を実現しました。
・コーパスに基づいた連語(コロケーション)情報と用例を多数収録しました。ビジネスや日常生活で出会う頻度の高い表現や、そのまま実務に使えるフレーズが満載です。
・成句(イディオム)・句動詞を全面的に見直し、会話やビジネスでよく使われるものを豊富に収録しました。
・ビジネスパーソンにふさわしい、洗練された紙面。学習用辞書に見られる派手な色遣いやデザインを廃し、語義への的確なアクセスと、読みやすさを追求した紙面を実現しました。
・「学習」よりも「実用」を重視して、内容を一新。ビジネス実務に、また、最新メディアを読み解くのに役立つ、ビジネスパーソンのための英語ツールとして生まれ変わりました。
・新語・時事語、慣用表現などを含む13万8000項目を収録しました。
・多義語は、意味の把握、使いこなしを重視し、基本義を中心に、意味のつながりや展開がわかるようにまとめました。動詞では自動詞・他動詞をまとめ、意味を中心に記述しました。一般語では、実用性を追求した語義順と訳語選択を実現するなど、学習系英和辞典とはひと味違う、アクセスしやすい語義構造を実現しました。
・コーパスに基づいた連語(コロケーション)情報と用例を多数収録しました。ビジネスや日常生活で出会う頻度の高い表現や、そのまま実務に使えるフレーズが満載です。
・成句(イディオム)・句動詞を全面的に見直し、会話やビジネスでよく使われるものを豊富に収録しました。
・ビジネスパーソンにふさわしい、洗練された紙面。学習用辞書に見られる派手な色遣いやデザインを廃し、語義への的確なアクセスと、読みやすさを追求した紙面を実現しました。
- ISBN-104095102055
- ISBN-13978-4095102054
- 出版社小学館
- 発売日2012/2/23
- 言語日本語
- 寸法14.1 x 5.3 x 19.7 cm
- 本の長さ2304ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: プログレッシブ英和中辞典〔第5版〕
¥3,850¥3,850
最短で5月15日 水曜日のお届け予定です
残り13点(入荷予定あり)
¥3,520¥3,520
最短で5月15日 水曜日のお届け予定です
残り15点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2012/2/23)
- 発売日 : 2012/2/23
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 2304ページ
- ISBN-10 : 4095102055
- ISBN-13 : 978-4095102054
- 寸法 : 14.1 x 5.3 x 19.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,591位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 42位英和辞典
- - 856位図鑑・事典・年鑑 (本)
- - 3,045位学習 (本)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語を使う職場ですが、職場に置いてあったのを見て良かったので自宅用に買いました。
何冊か辞書を持っていますが、比較しても例文など充実していると思います。
何冊か辞書を持っていますが、比較しても例文など充実していると思います。
2022年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明通りの商品でした。
2014年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余りにも古くぼろぼろになってしまったコンサイス、字も小さくて見えにくいので改めてみました。 やはりそれなりには見やすいですが、出来ればも少し大きい方が良かったかな、なんて思ってしまいます。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
留学時に必要だったので購入しましたが、とても使いやすく、語学学習にとても助かりました。
今後も利用していきたいと思います。
今後も利用していきたいと思います。
2019年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語日本語と中国語三語の辞典と思ったんだが、実は英和の「中辞典」だ。ヤベー...失敗した。外国人の方はもっと注意した方が良いね
英語日本語と中国語三語の辞典と思ったんだが、実は英和の「中辞典」だ。ヤベー...失敗した。外国人の方はもっと注意した方が良いね
このレビューの画像
2015年2月9日に日本でレビュー済み
プログレッシブ英和中辞典の【初版】と【3版】を使ってきた。その後の版については知らなかったが、偶然【5版】まで出ているのを知り、早速購入しようとしたが、レビューで語源欄が無くなったことを知り、取り止めにした。
2012年4月22日に日本でレビュー済み
待望の第5版。
まず全体をざっと見て第4版との違いとして気がつくことは、
1. 2色刷りではなくなった。
2. 挿絵がなくなった。
3. 語源欄がなくなった。
ということです。今回の大改定ではビジネスユースに重点を置いたようですが、たとえビジネスユースであっても、語源欄は語句の記憶を助け、仕事の能率を上げることもあるので、むしろ残しておいて欲しかったと個人的には思います。見やすさを重視して1ページあたりの行数を第4版より3行ほど減らしてあるようですが、第4版の行数でも特に見づらいとは感じまんでしたので、その分を、たとえ小さいフォントにしてもいいから語源欄に充てていてくれれば…と思います。きちんと語源を調べたければODEを引けばいい話ですけれども、第4版までの語源欄は簡潔で便利でした。
また、以下の項目が改善点として挙げられます。
4. 収録語数が13万8千に増強された。
今度はbe toastなど比較的新しい表現などもきちんと載っています。ただ、せっかくの新しい辞書ですから、twitter[tweet]の「ツイッターでメッセージを発する」という動詞の意味なども載せて欲しかったですね(OALD参照)。ページ数は第4版の2161ページから2293ページに増えています。辞書の厚み自体はほとんど変わりません。
5. 動詞の自他一体記述
例として、第4版ではdiminishの語義をわざわざ他動詞と自動詞に分けて記述していますが、第5版では他動詞と自動詞の語義を1項目にまとめて「減少させる[する]」と書いてあります。ある程度英語に慣れた人にはこの方が見やすくて助かります。
6. 多義語の意味を一目で把握できる工夫
たとえば第5版でfindを引くと、見出し語のすぐ後に「1.探して見つける 2.〜を調べて発見する 3.〜を体験して気づく 4.偶然見つける」と簡潔なまとめが載っているのです。急いでいる人にとって嬉しい配慮です。
7. 類語コロケーション比較
briefとshortは似たような意味を持つが実際の用例で後に続く名詞はどのようなものが多いのか。「briefにはsummary, overview, description, glimpse, respite、shortにはterm, story, while, walk, film」など、使い分けが載っています。発信型の用途に役立つ工夫です。
8. 豊富なコロケーションの表示
7.と関連しますが、言語は「自然な」複数の単語の組み合わせというものがあるので、コロケーションが豊富に載せられている辞書というのは重宝します。例えばnetworkを引いてみると、形容詞+networkでlocal/global/national/nationwide/regional/…、名詞+networkでrailway/road/train…、動詞+networkでbuild/develop/set up/construct/manage/run…などと多くの表現が品詞別・意味別に掲載されていて便利です。
9. 可算・不可算名詞の明確な表示
第4版でははっきりした区別が分かりづらい部分もありましたが、第5版では特に使用頻度の高い名詞について可算・不可算の区別が明示されています。
その他、第4版と第5版で同じ単語を引きくらべてみると感じますが、20億語規模の専門分野コーパスを活用した分析で、例文などもup-to-dateで実用性の高いものに書き改められています。
今回の改訂は「大改訂」です。様々な高度な文書を読んでいて語句の意味や用法をすばやく的確に捉えるための便利な辞書になったのではないかと思います。
まず全体をざっと見て第4版との違いとして気がつくことは、
1. 2色刷りではなくなった。
2. 挿絵がなくなった。
3. 語源欄がなくなった。
ということです。今回の大改定ではビジネスユースに重点を置いたようですが、たとえビジネスユースであっても、語源欄は語句の記憶を助け、仕事の能率を上げることもあるので、むしろ残しておいて欲しかったと個人的には思います。見やすさを重視して1ページあたりの行数を第4版より3行ほど減らしてあるようですが、第4版の行数でも特に見づらいとは感じまんでしたので、その分を、たとえ小さいフォントにしてもいいから語源欄に充てていてくれれば…と思います。きちんと語源を調べたければODEを引けばいい話ですけれども、第4版までの語源欄は簡潔で便利でした。
また、以下の項目が改善点として挙げられます。
4. 収録語数が13万8千に増強された。
今度はbe toastなど比較的新しい表現などもきちんと載っています。ただ、せっかくの新しい辞書ですから、twitter[tweet]の「ツイッターでメッセージを発する」という動詞の意味なども載せて欲しかったですね(OALD参照)。ページ数は第4版の2161ページから2293ページに増えています。辞書の厚み自体はほとんど変わりません。
5. 動詞の自他一体記述
例として、第4版ではdiminishの語義をわざわざ他動詞と自動詞に分けて記述していますが、第5版では他動詞と自動詞の語義を1項目にまとめて「減少させる[する]」と書いてあります。ある程度英語に慣れた人にはこの方が見やすくて助かります。
6. 多義語の意味を一目で把握できる工夫
たとえば第5版でfindを引くと、見出し語のすぐ後に「1.探して見つける 2.〜を調べて発見する 3.〜を体験して気づく 4.偶然見つける」と簡潔なまとめが載っているのです。急いでいる人にとって嬉しい配慮です。
7. 類語コロケーション比較
briefとshortは似たような意味を持つが実際の用例で後に続く名詞はどのようなものが多いのか。「briefにはsummary, overview, description, glimpse, respite、shortにはterm, story, while, walk, film」など、使い分けが載っています。発信型の用途に役立つ工夫です。
8. 豊富なコロケーションの表示
7.と関連しますが、言語は「自然な」複数の単語の組み合わせというものがあるので、コロケーションが豊富に載せられている辞書というのは重宝します。例えばnetworkを引いてみると、形容詞+networkでlocal/global/national/nationwide/regional/…、名詞+networkでrailway/road/train…、動詞+networkでbuild/develop/set up/construct/manage/run…などと多くの表現が品詞別・意味別に掲載されていて便利です。
9. 可算・不可算名詞の明確な表示
第4版でははっきりした区別が分かりづらい部分もありましたが、第5版では特に使用頻度の高い名詞について可算・不可算の区別が明示されています。
その他、第4版と第5版で同じ単語を引きくらべてみると感じますが、20億語規模の専門分野コーパスを活用した分析で、例文などもup-to-dateで実用性の高いものに書き改められています。
今回の改訂は「大改訂」です。様々な高度な文書を読んでいて語句の意味や用法をすばやく的確に捉えるための便利な辞書になったのではないかと思います。