殺しのドレス ―4Kレストア版― [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | デニス・フランツ, ナンシー・アレン, ブライアン・デ・パルマ, アンジー・ディキンソン, マイケル・ケイン, デヴィッド・マーグリーズ, キース・ゴードン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 45 分 |
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商品の説明
美女に迫る謎の剃刀殺人鬼!
恐怖とエロスが融合した映像派デ・パルマの頂点!
●HDリマスタリング1080pによる高画質ワイドスクリーン版!
●DVD版に加え、2種類の日本語吹替音声(TBS「月曜ロードショー」版/テレビ朝日「日曜洋画劇場」版)を初収録! ※TV版はDVD未収録
※TV版吹替音声は、一部音源の無い部分がオリジナル音声・日本語字幕となります。
●初公開を含むファン垂涎の貴重な特典映像満載!
サスペンス映画の巨匠ブライアン・デ・パルマが、名作『サイコ』をモチーフに撮りあげた傑作ミステリー。美術館での誘惑ゲームを追う眩暈のごときカメラワーク、十八番のスローモーションを駆使した華麗なる映像テクニック――絶頂期のデ・パルマが、主演にイギリスの名優マイケル・ケイン、ハリウッドの姉御女優アンジー・ディキンソン、当時の愛妻ナンシー・アレンを配し、恐怖とエロスを融合させ、まばゆいセンスで紡ぎあげた渾身の一作である。
ストーリー
性的な欲求不満を抱えた人妻のケイト(A・ディキンソン)は、精神分析医エリオット(M・ケイン)の診察を受けた後、昼下がりの美術館で見知らぬ男に誘惑され、初めての浮気に酔う。だが、男の部屋を出た彼女は、エレベーターでサングラスをかけた謎の女に襲われ、全身を鋭利な剃刀でズタズタに切り刻まれてしまう。血の惨劇を目撃した娼婦のリズ(N・アレン)は、ケイトの息子ピーター(K・ゴードン)と共に犯人探しに乗り出し、謎の女はエリオットの患者ではないかと推理するが……。
キャスト
マイケル・ケイン(『探偵<スルース>』)
アンジー・ディキンソン(『リオ・ブラボー』)
ナンシー・アレン(『ミッドナイトクロス』)
キース・ゴードン(『オール・ザット・ジャズ』)
デニス・フランツ(『ミッドナイトクロス』)
デヴィッド・マーグリーズ(『ゴーストバスターズ』)
<吹替キャスト>※DVD版/TBS版/テレビ朝日版
エリオット(マイケル・ケイン):銀河万丈/金内吉男/羽佐間道夫
リズ(ナンシー・アレン):日野由利加/小宮和枝/高島雅羅
ケイト(アンジー・ディキンソン):寺内よりえ/武藤礼子/沢田敏子
ピーター(キース・ゴードン):結城比呂(現:優希比呂)/三ツ矢雄二/塩屋 翼
マリーノ刑事(デニス・フランツ):星野充昭/飯塚昭三/池田 勝
スタッフ
監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ(『ミッドナイトクロス』『フューリー』『キャリー』)
製作:ジョージ・リットー(『ミッドナイトクロス』)
製作総指揮:フレッド・カルーソ(『ブルーベルベット』)
撮影:ラルフ・ボード(『告発の行方』)
編集:ジェラルド・B・グリーンバーグ(『サブウェイ・パニック』)
美術:ゲイリー・ウィースト(『悪魔のシスター』)
音楽:ピノ・ドナッジオ(『ミッドナイトクロス』)
特典
【特典映像】
●ジョージ・リットー<製作>インタビュー※DVD未収録
●アンジー・ディキンソン<女優>インタビュー※DVD未収録
●ナンシー・アレン<女優>インタビュー※DVD未収録
●キース・ゴードン<俳優>インタビュー※DVD未収録
●メイキング・オブ・『殺しのドレス』
●キース・ゴードン<俳優>による『殺しのドレス』へのオマージュ
●無修正版と修正版の映像比較
●『殺しのドレス』の切り口
●『殺しのドレス』とニューヨーク
●フォトギャラリー
●劇場予告編
※商品の仕様は変更になる場合がございます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g
- EAN : 4907953211957
- 監督 : ブライアン・デ・パルマ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 45 分
- 発売日 : 2019/2/2
- 出演 : マイケル・ケイン, アンジー・ディキンソン, ナンシー・アレン, キース・ゴードン, デニス・フランツ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : Happinet
- ASIN : B07HB5DP7L
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 41,657位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 153位外国のエロス映画
- - 1,402位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 4,148位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なかったために、反動的にこの作品を購入してしまいました!
実は無修正版を観るのは初めてで、あのシーンやこのシーン
にびっくり!(そしてニヤニヤ)
これこそが、デ・パルマの本流!・・・「キャリー」以来
ずっと追いかけて観てきたファンからすると、この頃が本流と
思えます。
そして「スカーフェイス」や「アンタッチャブル」、
「ミッション・インポッシブル」といった傑作娯楽映画も撮り、
もはやマンネリとも思える表現もファンとしては嬉しい限り。
この映画などは、安易に人に薦められませんが、個人観賞と
しては最高の映画のひとつです。
まずさすが4Kレストア(もちろん私も4K対応テレビで鑑賞しました)と謳っているだけあって旧DVDより全体的にかなり向上してはいる。例えば人物の肌や髪、或いは洋服の生地、バイクやピーター自作のコンピューターに使われている金属部品のメタリックな質感などはそれらに触れた時の冷ややかな感触まで感覚的に伝わってきそうなほど鮮明に再現されており、アンジー・ディキソンの足がアップで映し出された時などはムダ毛処理跡の赤いプツプツまではっきり見て取れるほどであった。
ただその一方で一部のシーンではザラつきが感じられる場面がいくつかあったことも事実。例えば美術館内でのくだりは全体的に粗目で、直前までのシーンがとても鮮明だっただけに、急に画質が落ちたような気になってしまった。タクシーでの情事を終えて男とケイトが車を降りた後に映し出されるN.Y.の街並みや、事件解決後の警察署内でのシーンも然りで、4Kレストアというのは普通のHDリマスターなんかよりその点、落差が大きく出てしまうのかなとも感じたりした。とはいえ、レストアされているので通常のフィルムノイズはほぼ皆無ですし、ハイビジョンカメラで撮影された現代の映画と違い、元の素材自体が40年ほど前のフィルムを基にしたマスターなのだからその辺りは仕方のないことで、やはり最新の技術を用いても限界はあるのだな、と。
それから3種収録された吹替えはやはり多くの方の意見通り月曜ロードショー版が圧倒的に良かった。日曜洋画劇場版より少し吹き替え収録時間は短いのだが、短いスパンで字幕と吹替えが切り替わることもなくてストレスなく観られたし、ピーター=三ツ矢雄二ほか声優陣のハマり具合もさることながら、なにより吹替え翻訳が私の敬愛する額田やえ子先生なので言葉の選び方も素晴らしく、セリフの端々まで楽しんで観られた。例えば日曜洋画劇場版では「ホテル」と訳されているところを額田版では「連れ込み宿」といった具合に、なんだか味があるんですよね。因みに刑事コロンボやマイアミバイスも額田やえ子先生の担当作品。コロンボの「うちのかみさんがねぇ」というセリフは額田先生による独創であることは有名だろう。
そしてデ・パルマの右腕ピノ・ドナッジオのスコアの素晴らしさも忘れてはならないところ。特にメインテーマ、名曲です。因みにこの曲が好きな人は来生たかおさんの「夢の渚 -The Silent Service-」という曲もチェックしてみてください。おっ!と思うはず。多分、来生さんもこの映画好きなんでしょうね、多分ですけど。
そういえばハピネットによる一連のデ・パルマBD再発企画の中で「フューリー」だけが唯一、世界初のデジタルリミックスによる5.1ch音声を収録していて、実際とても素晴らしかったのだが、デ・パルマ作品の中でも特にスコアの素晴らしい本作や「ミッドナイト・クロス」が5.1音声で収録されていないのが残念でならない。
あと、解説書で初めて知ったのだが、ピーター役の候補にマット・ディロンが挙がっていたとか。でも、どう考えてもマットじゃミスキャスト。彼じゃ四の五の言わずピストル持ってエリオット博士のところへ殴り込みに行っちゃいそうなイメージですもんね。のび太キャラのピーターはやはりキース・ゴードンがハマり役です。
と、今回のBDに関して概ね高評価なのだが、1点だけ不満がある。それはジャケット。やはり私は白枠に囲まれたお馴染みのジャケットが好きで、確か映画のパンフレットや当時のポスター、VHSのジャケットも同じものだったと記憶している。
最後に私は「殺しのドレス」を見ると必ず続けてロイ・シャイダーとメリル・ストリープの「殺意の香り」を観たくなります。ほぼ同時期のN.Y.を舞台にした傑作サイコスリラーで世界観も殺しのドレスにとても似ていて、殺しのドレスファンなら絶対に気に入ると思います。未見の方はぜひそちらも。それからそちらのBD化も願いたいものです。
初っ端のシャワーシーンの甘く切ないスコア、バーナード・ハーマンを彷彿とさせるエレベーターの惨劇シーンのスコア、全てピノ・ドナッジオによる作曲です。
改めて申しますがデパルマ作品にドナッジオのスコアは必要不可欠。
一応主人公のエリオット先生を怪演しているマイケル・ケインの序盤で見せるイケメン紳士っぷり、終盤で見せる狂気じみた表情、切り替えが凄い。渋めのジジイになったケインしか知らないので40代の若いケインを見るのは初めてだった。
欲求不満で行きずりの相手と不倫セックスしてしまう熟女ケイトを演じるアンジー・ディキンソンは全然知りませんが若い頃は美人だったんでしょう。当たり前だがシャワーシーンや濡れ場はボディダブルを使っています。
もう一人の主人公リズはお馴染みデパルマの嫁ことナンシー・アレンが演じています。コールガールという『ミッドナイトクロス』と同じ役柄ですが、悲劇のヒロインではなく着せられた濡れ衣を晴らすべく行動する戦うヒロインです。
キーアイテムとなるカミソリ。エレベーターの惨劇ではその悍ましさが炸裂します。ケイトが全身をズタズタに切り刻まれるこのシーンは『氷の微笑』でバーホーベンがパクっています。あっちのほうが血の海はもっと強烈でなおかつグロいので比較できない。これからは床屋で顔剃りして貰う時ビクッとなりますね。
金内吉男版のエリオット先生は紳士的な態度の中に何か得体の知れない闇を抱えているのが分かります。羽佐間御大のエリオット先生も甲乙付け難いが、ここは金内氏ですね。
日本語吹替は一部抜けはあるものの、TBS版の金内吉男による知的な粘着性のマイケル・ケインと大人の色香を含めた小宮和枝のナンシー・アレンが一番良かった。
作品は、大都会に潜むエロスの誘惑を皮切りに、性同一性障害を絡めた異様なストーリー展開を、ブライアン・デ・パルマ監督の切れ味抜群のカメラ演出で、一流のサスペンス・ホラー作品に仕立てられている。
本作の恐怖の特徴は、先ず“視界の制約”だ。前半の主役、アンジー・ディキンソンのケイト・ミラーが美術館で男の影を追い掛けるシーンは、その真骨頂で、追えば消え、停まると現れる相手との間合いは男女の駆け引きそのもの。とても美しく良くできたカットだ。
他にも背後を覆うシャワールームの湯気、外から見えないエレベーターの死角、柱が多くカーブして端まで見通せない地下鉄ホーム、双眼鏡を遮る雷雨と暗闇など、視界の一部だけを意図的に奪われた観客は警戒心のギアを一段と上げざるを得ない。
何が見えていて何が見えていないのか、何をワザと見させられているのか、次第に疑心暗鬼の迷宮に引きずり込まれている。唯一観客が信じられそうなキース・ゴードン演じる電子オタクのピーター・ミラーが何とも頼りなく、先行きの不安に溺れてもすがる葦すらない。
二つ目が冷たく光るカミソリで、相手を一撃では殺さない犯人の陰湿さと執念深さを比喩した象徴として記憶に刻まれる。
演技では出番はナンシーより少ないがマイケル・ケインに尽きる。それだけに最も彼がしっくり来る吹替を選ぶと良いだろう。
鑑賞後には「殺しのドレス」の意味が一層鮮烈に理解できる。無防備な裸体のエロティックと、服と言う迷彩を着たホラーの背中合わせに、流石デ・パルマ監督と唸らされる傑作だ。
特典映像の関係者インタビューにマイケル・ケインが居ないのだけが残念だ。
したがって劇場公開版にないエロチックなカットシーンや惨殺カットシーンがある。
既発DVDと比べると明るさが増している。映像はDVDよりは綺麗だがざらついた感じは強い。
既発DVDとは違う、新たに収録されたインタビュー及び日本語版予告に一見の価値あり。
内容自体今更語る必要はないが、サスペンスものとしては一級品。
日本語版については各々の思いはあるので気に入ったものを選択すればいいと思います。
映画自体は、ラストにドキッとするエンディングをもってくる1970年代のデ・パルマの集大成的スリラーだと思います。オープニングのシャワーシーンや美術館での追跡シーンなどコッテリと熱っぽいシークエンス構成や、スプリットスクリーン、スローモーション、早回しといった華麗な映像テクニックがテンコ盛りのお徳用版です。
と言うか、ヒッチコックに敬意を表して敢えてやってると言った方が正解か。
エッチな見どころ
■シャワーを浴びながらオナニー。建前は身体を洗っているだけだが、石鹸で自分の乳房や性器を執拗にいじりまわして
恍惚の表情を浮かべる様子はまさにオナニー。イキそうな表情を浮かべたところを背後から男に襲われる。
結局これは夢というか妄想なのだが、このとき一瞬だけどクリトリスや膣口まで映っちゃってる。いいのかな?
■タクシー内で男に服の上から身体をまさぐられ、スカートの中に手を突っ込まれてパンティを脱がされる。
男の手が太腿を上っていき、無防備になった性器を直接愛撫されると、あまりの快感に首を振りながら叫び、絶頂を迎える。
喘ぎ声もセクシー、太腿から足首へと滑り下り、床に落ちるパンティの描写もセクシー。
■男とセックスを終えて服を着た後、パンティを探すが見つからない。タクシーで落としてきちゃった・・・・・・
普通、コトを終えたらパンティって真っ先にはかないか? 結局、この前半ヒロインはノーパン状態で殺される。