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茜唄(上) 単行本 – 2023/3/15
今村 翔吾
(著)
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これは、生命(いのち)の唄。
これは、家族の唄。
これは、愛の唄。
直木賞作家・今村翔吾が魂をこめて描く、熱き血潮の流れる真「平家物語」!
歴史とは、勝者が紡ぐもの――
では、何故『平家物語』は「敗者」の名が題されているのか?
『平家物語』が如何にして生まれ、何を託されたか、
平清盛最愛の子・知盛の生涯を通じて、その謎を感動的に描き切る。
平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。
平清盛、木曽義仲、源頼朝、源義経……時代を創った綺羅星の如き者たち、
善きも悪きもそのままに――そのすべて。
生きるとは何か、今、平家物語に問う――著者
これは、家族の唄。
これは、愛の唄。
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では、何故『平家物語』は「敗者」の名が題されているのか?
『平家物語』が如何にして生まれ、何を託されたか、
平清盛最愛の子・知盛の生涯を通じて、その謎を感動的に描き切る。
平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。
平清盛、木曽義仲、源頼朝、源義経……時代を創った綺羅星の如き者たち、
善きも悪きもそのままに――そのすべて。
生きるとは何か、今、平家物語に問う――著者
- 本の長さ338ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2023/3/15
- 寸法13.6 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104758414394
- ISBN-13978-4758414395
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登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2023/3/15)
- 発売日 : 2023/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 338ページ
- ISBN-10 : 4758414394
- ISBN-13 : 978-4758414395
- 寸法 : 13.6 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,605位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,587位文学・評論 (本)
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2023年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平知盛は、知将としてしられているが、碇を背負って入水する、勇猛な面が一般にどらま
2023年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
四男知盛を中心に新しい視点、考え方から平家物語を描いていると思います。下巻もこれから読みます。
2024年1月18日に日本でレビュー済み
一気に読んで楽しみました。
しかし、楽しんだ、を越えて、驚いた、と言いたいです。
作者不詳の平家物語の作者を想像し、
史実との辻褄を合わせながら、
夢とロマンを見せて下さっていると思います。
素晴らしいと思います。
歴史への見方が広がります。
しかし、楽しんだ、を越えて、驚いた、と言いたいです。
作者不詳の平家物語の作者を想像し、
史実との辻褄を合わせながら、
夢とロマンを見せて下さっていると思います。
素晴らしいと思います。
歴史への見方が広がります。
2023年7月30日に日本でレビュー済み
私は源平合戦のことを詳しくは知りません。一の谷も矢島も壇之浦も平家が滅亡するプロセスとしてしか知らないし、その中で義経の鵯越とか、壇ノ浦の漕ぎ手を射殺するとか、部分的にしか知りません。だから誤解があるかもしれません。
この物語は平知盛を主人公とした平家側から見た滅亡のストーリーですが、主人公の知盛が知勇を発揮し、勝負の行方は時の運だった、惜しかった、残念だったというような話が連続します。「これならば勝てる」とか「源氏は大敗する」みたいな鼻息の荒い発言が知盛から漏れてきますが、そのたびごとに失敗します。そして戦いの後の知盛は言い訳に聞こえるようなことを胸の内で繰り返します。歴史的に見て平家は勝てないのだからしょうがないのですが、知盛がなぜ勝てないのか、どんどん疑問になってきます。この男は単なる大言壮語、見込み違い、ご都合主義、無能のように思えてきます。知盛を智謀にたけた人物として描けば描くほど勇ましい言葉にしらけてきます。
平家が清盛を失って転げ落ちてゆくように滅ぶのは事実です。その流れにあらがうような主人公を無理に作ったことにこの小説の失敗があるような気がします。もっと平凡に滅亡して行く小説であってもよかったのではないでしょうか。そういう意味では優しい棟梁と描いた平宗盛を主人公にした方が良かったと思います。知盛よりも宗盛の方が歴史的に無理がなく、現代にも通用する物語になったと私は思います。
この物語は平知盛を主人公とした平家側から見た滅亡のストーリーですが、主人公の知盛が知勇を発揮し、勝負の行方は時の運だった、惜しかった、残念だったというような話が連続します。「これならば勝てる」とか「源氏は大敗する」みたいな鼻息の荒い発言が知盛から漏れてきますが、そのたびごとに失敗します。そして戦いの後の知盛は言い訳に聞こえるようなことを胸の内で繰り返します。歴史的に見て平家は勝てないのだからしょうがないのですが、知盛がなぜ勝てないのか、どんどん疑問になってきます。この男は単なる大言壮語、見込み違い、ご都合主義、無能のように思えてきます。知盛を智謀にたけた人物として描けば描くほど勇ましい言葉にしらけてきます。
平家が清盛を失って転げ落ちてゆくように滅ぶのは事実です。その流れにあらがうような主人公を無理に作ったことにこの小説の失敗があるような気がします。もっと平凡に滅亡して行く小説であってもよかったのではないでしょうか。そういう意味では優しい棟梁と描いた平宗盛を主人公にした方が良かったと思います。知盛よりも宗盛の方が歴史的に無理がなく、現代にも通用する物語になったと私は思います。