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Slowdown 減速する素晴らしき世界 Kindle版
スローダウンはすでに始まっている!
オックスフォード大学の地理学者が
膨大なデータと事実(ファクト)で明らかにした
「加速時代の終焉」と「世界の安定化」
読者が突きつけられる
「直感に反する現実」と「人類の未来」とは?
山口周解説
――本書は現代人を振り回す「全ては加速している」という迷信を解除してくれる
【主な内容】
日本語版の解説――山口周
第1章 この先に待ち受ける未来
第2章 ほとんどすべてのことがスローダウンする
第3章 債務 ――減速の兆し
第4章 データ ――新しいものがどんどん減っていく
第5章 気候 ――産業活動、戦争、炭素、カオス
第6章 気温 ――破滅へと続く例外
第7章 人口動態 ――人口に急ブレーキがかかる
第8章 出生数 ――過去最大のスローダウン
第9章 経済 ――生活水準が安定する
第10章 スローダウンの時代の地政学
第11章 大加速化が終わった後の暮らし
第12章 人 ――認知とナマズ
エピローグ パンデミック
付録 時系列線の読み方と描き方
謝辞
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2022/7/15
- ファイルサイズ50270 KB
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出版社より
人口、経済、技術革新……世界は加速していない。すでに減速を始めている!その先にある「安定した世界」とは!?
オックスフォード大学の気鋭の地理学者が、膨大なデータとファクトで明らかにした、我々の直感に反する現実と人類の未来!!
「スローダウンは歴史の終わりでも、救いの到来でもない。ユートピアに向かっているわけではないが、ほとんどの人の生活は良くなるだろう。住まいも教育も改善し、過酷な仕事も減る。私たちは安定へと向かっている」ダニー・ドーリング(p.28より)
本書『Slowdown 減速する素晴らしき世界』は、現代を生きる私たちを絡め取っている代表的な迷信の 一つを丁寧に解きほぐしてくれます。その迷信とはすなわち
あらゆるものが加速している。そして加速はとてもよいことである。というものです。
400ページ以上にわたって、著者は、さまざまな統計データを用いながら、ごく少数の例外を除いて、世界におけるありとあらゆるものはむしろ減速していることを示しています。しかして、全体として本書が主張しているのは、先述した迷信の真逆、すなわち
あらゆることがスローダウンしている。そしてスローダウンはとてもよいことである。というものです。
本書の際立った特徴を一つ挙げるとすれば、本書が「ある領域についてのスローダウン」ではなく「あらゆる領域についてのスローダウン」について述べている、非常に珍しい本だという点です。
山口周(「日本語版の解説」より)
60点を超す精密なグラフから解き明かされる「加速時代の終焉」
Slowdown 減速する素晴らしき世界 | 次なる100年 | 無と意識の人類史 | FOOTPRINTS 未来から見た私たちの痕跡 | 近代の虚妄 | 暴力と不平等の人類史 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.0
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5つ星のうち4.3
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5つ星のうち3.1
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5つ星のうち4.3
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5つ星のうち4.3
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価格 | ¥3,080¥3,080 | ¥3,960¥3,960 | ¥1,980¥1,980 | ¥2,640¥2,640 | ¥3,080¥3,080 | ¥5,940¥5,940 |
著者 | ダニー・ドーリング (著), 遠藤 真美 (翻訳), 山口 周 (解説) | 水野 和夫 | 広井 良典 | デイビッド・ファリアー (著), 東郷えりか (翻訳) | 佐伯 啓思 | ウォルター シャイデル (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳) |
内容紹介 | 人口が減少し、イノベーションが停滞した「素晴らしき世界」。オックスフォード大学の気鋭の地理学者が示す、世界の現在地と未来。 | 近代の終末期に何が起こるのか。次なる100年の国家、経済、社会を予見する渾身の書き下ろし。 | 新型コロナの出現、気候変動、グローバル資本主義による格差と分断。「第3の定常化」で変容する価値観・生命観・死生観を捉えなおす | 5000万キロにわたって延びる道路、沈みゆく巨大都市、いつまでも残る放射性物質…… 私たちは未来に何を残すのか? | ポピュリズムとニヒリズムを乗り越え、アフターコロナに求められる思想とは何か。知の巨人が西洋近代の限界と日本思想の可能性を探る | 石器時代から現代まで人類の富を平等化させてきたものは何だったのか。歴史的データを分析し、平等化メカニズムをつきとめた意欲作。 |
発売日 | 2022/7/15 | 2022/1/28 | 2021/5/28 | 2021/5/21 | 2020/10/9 | 2019/6/7 |
商品の説明
出版社からのコメント
日本語版の解説 山口周
第1章 この先に待ち受ける未来
第2章 ほとんどすべてのことがスローダウンする
第3章 債務 ーー減速の兆し
第4章 データ ーー新しいものがどんどん減っていく
第5章 気候 ーー産業活動、戦争、炭素、カオス
第6章 気温 ーー破滅へと続く例外
第7章 人口動態 ーー人口に急ブレーキがかかる
第8章 出生数 ーー過去最大のスローダウン
第9章 経済 ーー生活水準が安定する
第10章 スローダウンの時代の地政学
第11章 大加速化が終わった後の暮らし
第12章 人 ーー認知とナマズ
エピローグ パンデミック
著者について
オックスフォードハルフォード・マッキンダー地理学教授
オックスフォード大学ハルフォード・マッキンダー地理学教授。著書にInequality and the 1%、The Equality Effectがある。デジタル世界地図サイト「ワールドマッパー」(worldmapper.org)共同開設者。
登録情報
- ASIN : B09YTXZV63
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2022/7/15)
- 発売日 : 2022/7/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 50270 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 653ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,039位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 331位地球科学・エコロジー (Kindleストア)
- - 351位都市開発・都市問題 (本)
- - 4,565位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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着眼点は“加速度”、例えばGDPが増えているかではなく、加速的にどんどん増えているのか、増えているものの収束しつつあるのか。この指標でみると地球温暖化以外のほぼ全てが減速・収束に向かいつつあり、「世界の変化はどんどん速くなっている」という言説に根拠がないことが分かる。
本書の提示するデータは非常に面白い。挙げられた以外にも様々なケースを可視化してみたくなる。この点で良書だと言えよう。
一方で考察にはかなり偏りがあり、しかも長い。その主張の強さには、内容に賛同するかに関わらず閉口する。データの見方を主眼にし、抑えめのトーンで解説してくれたらずっと面白い書物になったのではと感じた。
しかしそれでも星5を付けたい。世界の減速とユニークなデータ可視化手法を知るだけでも、十分に読む価値があると思う。
格差の拡大について、資金を貸し出す者に富が隔たっているという事実。よって、債務の拡張は続いている。
ただ、この本は、同じことを繰り返し言い過ぎ。飽きてくる。
もう一つは、安定な生活が「減速」に大きな影響を与えるという視点
最終的には、格差問題の本質を解決する糸口を示唆しているので、これからの資本主義が向かうであろう方向性はピケティの「21世紀の資本主義」や「人新生の経済学」や「ビジネスの未来」(山口周)などに書かれていることと本質的に同じなので、どうやら、皆が資本主義の問題点が見えてきたこと、そして格差の是正の必要性に気づき始めたことが確認できた
例えば、英国のパンデミックの死者数の項で、先に米国のおかげで少なく見える? から、英国の死者数はとつながる。英国の死者数を伝えるために、面倒なことを考えさせて、オチはそれか!になってしまう。
先に、英国の死者数は、少ない。それは米国があまりにも…という伝え方をすれば、、簡潔なのにと思います。
ということで、この本のグラム数を増やし過ぎている意味で、本の趣旨と逆であった。
スローダウンした結果どういう世界になるだろうか、というのを考察する本を勝手に期待していたので、それを期待して読むと、現状スローダウンし始めているという証左をずっと読むだけ、という感想を抱くかもしれません。
この本では多くの統計データを用いて、ユニークな視覚化を行い、人口、出生率、経済、技術革新、債務などが世界的に減速していっているということを提示している(ただ地球温暖化を除いて)。
しかし、それらの証明はチェリーピッキングに過ぎないのではないかという疑念はある。例えばテクノロジーやデータの加速を否定する意味でwikipediaの記事数の推移をサンプルとしてあげているが、この仮説を証明する代表集団かは検討の余地があるだろう。単にそれっぽいデータを恣意的に持ってきただけかもしれない。
個人の経験では、テクノロジーの分野、特にAIや機械学習の分野が昔学んだときよりも思ったより進んでいないなとは実感・経験としてある。
7年前に関連分野の院生だったとき、機械学習を専門にしている先生が、すでに機械学習は人間と同レベルの画像診断能力があり、10年後には実用化されるであろうと話されていたことを覚えている。当時これを聞いて、こりゃ画像診断医は廃業に追い込まれるなと思ったものだ。ムーアの法則通り、技術革新は指数関数的に発展し、私の苦手な外国語も機械が代わりにしてくれる時代がすぐに来ると思っていた。
しかし、7年経過したいまでも画像診断医がその職位を脅かされる気配は全くなく、翻訳ツールもまだ大したものではなく、私は引き続いて外国語を勉強しなければならない。
他方、スローダウンの唯一の例外が地球温暖化である。この本は2020年に執筆されており、ロシアのウクライナ侵攻については触れられていない。戦争(特に世界大戦)はあらゆる努力、盤上の駒を全てひっくり返す。温暖化への対策はこの侵攻によってさらに後退してしまった。この本の内容が真として、温暖化が破滅へと導くのだろうか。