読了♪『真夜中のパン屋さん』
問題は単純には解決しない。
現実も同じで、解決出来ない問題を
人は多く抱えている。
けれど、問題そのものを解決出来なくても、
人は、それを見る『見方』を変える事が出来る。
そういう本でした♪
明快解決、読後すっきり!とは行きません。
そこが賛否の分かれるところだと思います。
だけど、登場人物達の『心の変化』に付き合えるので、自分は好きです。
本とは関係ないけれど、本の舞台の三軒茶屋には、
実際に素敵なパン屋さんが あるんだよね♪
病院の帰り道、数十分バスに揺られて、降りたところが三軒茶屋。
ぶらりと入ったパン屋さんのカレーパンが、絶品でした。
美味しい! そして、
生きてる!
そう感じたことを、思い出しました♪
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真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-1) 文庫 – 2011/6/3
大沼 紀子
(著)
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『真夜中のパン屋さん 1-6巻セット』 こちらをチェック
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*----*★*都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さんがあった*★*-----*
あたたかい食卓がなくても、
パンは誰にでも平等に美味しい。
。*。・.。心地良い居場所を見つける物語。.・。*。
*--------------------------------------------------------------------*
謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、
パンの香りに誘われて、なぜか珍客ばかりが訪れる……。
夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家―――
夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。
家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった
女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていく……。
期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ★☆人気漫画家の山中ヒコ氏が装画を担当☆★ |
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あたたかい食卓がなくても、
パンは誰にでも平等に美味しい。
。*。・.。心地良い居場所を見つける物語。.・。*。
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謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、
パンの香りに誘われて、なぜか珍客ばかりが訪れる……。
夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家―――
夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。
家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった
女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていく……。
期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
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| ★☆人気漫画家の山中ヒコ氏が装画を担当☆★ |
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- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2011/6/3
- 寸法1.8 x 10.5 x 15.1 cm
- ISBN-104591124797
- ISBN-13978-4591124796
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登録情報
- 出版社 : ポプラ社 (2011/6/3)
- 発売日 : 2011/6/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4591124797
- ISBN-13 : 978-4591124796
- 寸法 : 1.8 x 10.5 x 15.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,396位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2012年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
変な関係な人々が集まってくるパン屋の物語
かなり売れているのですね、私の本が11刷とかなり進んでおり
また、ポプラ社とこんな小説を出さない所なので意外性を感じました
あらすじというよりも、設定/登場人物に特徴があります。
この真夜中しか開店していないパン屋さんという設定も面白いですが
ありそうでなかなかない人々が集っています。
まずは、このパン屋に、「預卵」よろしく親から手紙一つで預けられた
女子高生、希美(のぞみ)。
最初は、単なるドメスティックバイオレンスかと思っていたのですが
これまた特殊な母親を頼る小学3年生のこだま。
ワンルームですべての生活を完結させようとする、脚本家班目(まだらめ)
店の売り上げを持ち逃げされ、ホームレスになったニューハーフ、ソフィア
こだまの母親の織絵もこれまた特殊な環境下で歪んでいます。
後半は、このパン屋さんを始めるにあたっての関係者、
パン屋をしようとした暮林美和子と、その旦那、そしてパン屋のパンを
作っている職人、柳とのこれまた変な三角関係が面白い設定になっています。
登場人物それぞれが、何か「欠けて」いて、特殊な世界のありえない物語
なのかと思ったのですが、かけているなりに生きてゆく様が、現在の
人間関係なのかなと思える良い作品になっているのではと感じました。
ちょっと、軽い感じの小説なのでラノベが嫌いな人には向かないかもしれませんが
登場人物が面白いこの本、とても楽しく読めましたおすすめです
かなり売れているのですね、私の本が11刷とかなり進んでおり
また、ポプラ社とこんな小説を出さない所なので意外性を感じました
あらすじというよりも、設定/登場人物に特徴があります。
この真夜中しか開店していないパン屋さんという設定も面白いですが
ありそうでなかなかない人々が集っています。
まずは、このパン屋に、「預卵」よろしく親から手紙一つで預けられた
女子高生、希美(のぞみ)。
最初は、単なるドメスティックバイオレンスかと思っていたのですが
これまた特殊な母親を頼る小学3年生のこだま。
ワンルームですべての生活を完結させようとする、脚本家班目(まだらめ)
店の売り上げを持ち逃げされ、ホームレスになったニューハーフ、ソフィア
こだまの母親の織絵もこれまた特殊な環境下で歪んでいます。
後半は、このパン屋さんを始めるにあたっての関係者、
パン屋をしようとした暮林美和子と、その旦那、そしてパン屋のパンを
作っている職人、柳とのこれまた変な三角関係が面白い設定になっています。
登場人物それぞれが、何か「欠けて」いて、特殊な世界のありえない物語
なのかと思ったのですが、かけているなりに生きてゆく様が、現在の
人間関係なのかなと思える良い作品になっているのではと感じました。
ちょっと、軽い感じの小説なのでラノベが嫌いな人には向かないかもしれませんが
登場人物が面白いこの本、とても楽しく読めましたおすすめです
2013年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ライトノベルかな?と思いつつ、菓子パン好きのおばさんとしては
気になっていたタイトルで、
中古品が安かったので購入しました。
(実は、パンについてのお話が入っているのかと思っていた)
登場人物がみんな悲しくて、本当はいいひとばかりで、
やさしい気持ちになれる、そんなお話でした。
少しへこんで弱っているときに、読むのにぴったりの読後感です。
他の方のレビューによるとドラマ化されるとのことですが、
俳優さんがイメージは少し合わないかなぁ
(アン〇ィークとだぶったのは私だけでしょうか)
と思ったので、先に読んでおいて正解でした。
続巻も読みたいと思います。
気になっていたタイトルで、
中古品が安かったので購入しました。
(実は、パンについてのお話が入っているのかと思っていた)
登場人物がみんな悲しくて、本当はいいひとばかりで、
やさしい気持ちになれる、そんなお話でした。
少しへこんで弱っているときに、読むのにぴったりの読後感です。
他の方のレビューによるとドラマ化されるとのことですが、
俳優さんがイメージは少し合わないかなぁ
(アン〇ィークとだぶったのは私だけでしょうか)
と思ったので、先に読んでおいて正解でした。
続巻も読みたいと思います。
2012年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まぁ、『ポプラ社』という出版社だから期待していませんでしたが、やっぱり…くらいな出来の本ですね。『KAGEROU』とか言う本を出してしまう会社では、他の会社では今ひとつの出来でも、大袈裟に宣伝してでもうろうとするんでしょうね。 けっしてツマラナイ話ではないのですが、プロの作家の書下ろしというよりは、同人誌の延長というくらいのレベルなので期待しなければ軽い話で読みやすいです。ただ、お金を出してまで読みたいかといえば、もうご馳走様という感じでした。
2011年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっと素敵な男性ふたりが経営する自家製パン屋さんの話です。
一方の奥さんがもうひとりの憧れの人でもあり、彼女のつながりで出会ったふたりが、その死後、遺志をついで、おいしいパンを追求するために始めたお店という、少女漫画になりそうなほんわかした設定です。
なので、ほのぼの路線かなと思って読み出したら、けっこう痛いエピソードが続き、母に置いてゆかれた少女、ネグレクトされる子ども、お店がつぶれたニューハーフ、のぞき見が趣味の引きこもり系男性など、ちょっとやそっとでは救えない人たちが、パン屋さんにやってきます。
シビアなYA小説になりそうな設定です。でもこの物語のすばらしいところは、どの人たちも「改心したり、ムリに救われたりしなくていい」という作者の姿勢が貫かれているところです。これがもう少し、子どもに希望を与えるメッセージ性をもった児童文学寄りであったなら、お母さんは戻ってくるし、自称「変態」男性は真実の愛に目覚めるし、何かもっと解決や融和がはかられてしまうでしょう。
少なくとも何かの結論へと引っ張ってゆき、おちつきを得ようとする気がします。
でもそうではなく、各人の性格や迷いのあるありかたのまま、みんなが認め合っている。「そのままでいい」がとても温かいです。
パン屋のふたりも、経験はいろいろしているものの、悟っているわけでもなく、熱血して説教をするわけでもない。ただ世界共通の癒しである「パンのおいしさ」でもって、フォローしていきます。
このあたりの投げだしかたと、救い方のバランスがとてもいいと思います。
続巻があるとすれば、今度はパンのおいしさ自体をメインに追求したエピソードもほしいところ。何といっても、この物語で一番ひとを救っているのはほかほかの「パン」なのですから。
一方の奥さんがもうひとりの憧れの人でもあり、彼女のつながりで出会ったふたりが、その死後、遺志をついで、おいしいパンを追求するために始めたお店という、少女漫画になりそうなほんわかした設定です。
なので、ほのぼの路線かなと思って読み出したら、けっこう痛いエピソードが続き、母に置いてゆかれた少女、ネグレクトされる子ども、お店がつぶれたニューハーフ、のぞき見が趣味の引きこもり系男性など、ちょっとやそっとでは救えない人たちが、パン屋さんにやってきます。
シビアなYA小説になりそうな設定です。でもこの物語のすばらしいところは、どの人たちも「改心したり、ムリに救われたりしなくていい」という作者の姿勢が貫かれているところです。これがもう少し、子どもに希望を与えるメッセージ性をもった児童文学寄りであったなら、お母さんは戻ってくるし、自称「変態」男性は真実の愛に目覚めるし、何かもっと解決や融和がはかられてしまうでしょう。
少なくとも何かの結論へと引っ張ってゆき、おちつきを得ようとする気がします。
でもそうではなく、各人の性格や迷いのあるありかたのまま、みんなが認め合っている。「そのままでいい」がとても温かいです。
パン屋のふたりも、経験はいろいろしているものの、悟っているわけでもなく、熱血して説教をするわけでもない。ただ世界共通の癒しである「パンのおいしさ」でもって、フォローしていきます。
このあたりの投げだしかたと、救い方のバランスがとてもいいと思います。
続巻があるとすれば、今度はパンのおいしさ自体をメインに追求したエピソードもほしいところ。何といっても、この物語で一番ひとを救っているのはほかほかの「パン」なのですから。
2014年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても軽快に進むテンポ、主人公の設定に交換がもてます。子供も毎朝の学校の読書時間に読んでいました。普段、小説にあまり興味を持ってなかった娘が、喜んでよんでいました。
2013年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなかヘビーな環境で育った人たちが巻き起こす物語。 現代の重苦しい問題をさらけ出しながらも、そこはドキュメンタリーではないので希望の持てるあたたかな話になっています。 現実は、 こんな甘い物ではないでしょうし、これだけよい人たちになれるなら、あの過去の所業はなに?同一人物?という疑問はあるでしょうが、現実の問題をえぐり出して暗い気分になるために読んでいるのではないので、娯楽として、私は楽しめました。
2014年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全巻購入して読みました。育児放棄や人生の裏街道を生きている人も登場しますが、いろいろ考えさせられました。