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学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (ブルーバックス) 新書 – 2018/7/18
広中 平祐
(著)
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広中平祐氏の自伝的数学啓蒙書です。「学問とは何か」「学ぶとはどういうことか」「数学とは何か」など、数学や科学するときの最も大切な基本姿勢を教えてくれる1冊。広中平祐氏が特異点解消問題を解決して、1970年にフィールズ賞を受賞した経緯にも触れられていています。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2018/7/18
- 寸法11.4 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104065124972
- ISBN-13978-4065124970
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対象商品: 学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (ブルーバックス)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2018/7/18)
- 発売日 : 2018/7/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4065124972
- ISBN-13 : 978-4065124970
- 寸法 : 11.4 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 251,520位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我が山口県のきら星、広中平祐先生の書! 随分前に出版されたのに知らないでいたのが残念。今回読んでみて、学者の心がよく分かり共感できました。何度でも読み返してみたい本です。
2021年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学の図書館で、何となく目に入り読んだのが、購入のきっかけです。一度読んで、これはもう一度読みたくなりそうだなという本は必ず買うようにしているのですが、この本は、買って損はしない本です。文系、理系関係なく、読むことで自身の勉強に対する姿勢を見つめ直すきっかけとなります。
2018年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
広中平祐博士の久しぶりの新刊かと思ったら、昭和57年10月に発行された(株)佼成出版社刊「学問の発見」の復刻版であった。評者は学生時代に「学問の発見」の初版を購入していたため、数十年ぶりに本棚から取り出して読み比べてみたが、懐かしさとともにすぐに内容がよみがえってきた。広中博士がフィールズ賞受賞の対象となった「特異点解消の研究」に打ち込んでいた頃、岡潔、グロタンディエクといった大先輩達から研究姿勢や研究そのものを罵倒(?)されたり、ケチ(?)を付けられ、また、ルネ・トムの「代数幾何学者は腰抜けばかり・・・」の言葉に発奮しながら、最後は恩師ザリスキー博士の「お前は歯を丈夫にしておかなければならない」と励まされ、遂に「広中の電話帳」と呼ばれる当時数学史上最長の論文を完成させ、先の大先輩達と同様、数学史に名を残すことになる。広中博士が50歳頃の著書である。
広中平祐博士の半生、物の考え方、人生観等が書かれており触発されるところや参考になるところも多いので未読の方にはお勧めです。
広中平祐博士の半生、物の考え方、人生観等が書かれており触発されるところや参考になるところも多いので未読の方にはお勧めです。
2019年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動しました。生きる勇気をもらいました。
素晴らしい本です。
違うのも読みたいとなり
集英社文庫「生きること学ぶこと」
をAmazonで注文。
同じ内容です。
それだけ、ご注意ください。
でも、
なんで勉強せなあかんの?と
夏休みずっとボヤいている
中学3年生に、良いプレゼントが出来ました。
素晴らしい本です。
違うのも読みたいとなり
集英社文庫「生きること学ぶこと」
をAmazonで注文。
同じ内容です。
それだけ、ご注意ください。
でも、
なんで勉強せなあかんの?と
夏休みずっとボヤいている
中学3年生に、良いプレゼントが出来ました。
2020年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィールド賞をとった若き天才の成功談かとおもったが、
終戦後の中学高校時代から、天才だろうが周囲に溶け込んだ生活が面白い。 同じような高校生活をした人も多いだろう。
なにげなく深い思考能力とその維持力(集中)と平和な性格にホッとする。
他の天才(小平)のように苦労がないひと(本人がそうイッているだけ)というよりも、何か人より遅れ気味だったと
いわれるとあれっと思うのだが、初めて知る。
日本の風土(山口。。といって瀬戸内周辺はにたようなもの)がなつかしく読めた。
懸命に考えた説が、他人に先んじられてしまったところでは、同情するが世界のトップになるためには当然の経験か
とにかく面白かった。
あまり数学的知識はいらないの、伝記てきなよみものとしてすばらしい。
終戦後の中学高校時代から、天才だろうが周囲に溶け込んだ生活が面白い。 同じような高校生活をした人も多いだろう。
なにげなく深い思考能力とその維持力(集中)と平和な性格にホッとする。
他の天才(小平)のように苦労がないひと(本人がそうイッているだけ)というよりも、何か人より遅れ気味だったと
いわれるとあれっと思うのだが、初めて知る。
日本の風土(山口。。といって瀬戸内周辺はにたようなもの)がなつかしく読めた。
懸命に考えた説が、他人に先んじられてしまったところでは、同情するが世界のトップになるためには当然の経験か
とにかく面白かった。
あまり数学的知識はいらないの、伝記てきなよみものとしてすばらしい。
2018年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の元々の初刊は1982年10月
私が生まれるよりも前の刊行でした。
その新装版がこの本
著者の広中氏はフィールズ賞を受賞されていて、
広中杯なる学生向けの数学のコンテストを開いている人物くらいの知識しかありませんでした。
内容は最初から最後まで本当に面白いしワクワクする、そして創造する喜びを自分も味わいたくなる。
中でも面白かったのは京大院生時代の岡潔(世界的に高名な数学者)の授業を受けて
他の学生がその高邁な哲学なのか宗教なのか数学なのかわからないような講義に酔っているなか
それにまるで教祖を見るような違和感を感じて講義を飛び出したという話だ
このエピソードからどんなに高名で権威のある人物であっても自分を完全に委ねることなく
自分の今の状況を鑑み自分のステージにあった取り組みを行うことが重要であるということであろう。
(そして広中氏は高邁な先生の講義を聴くよりも、数学の技術的な本を読むことが今の自分にどれほど大切かと言い聞かせてガウスの数論を熟読したという)
また日本と米国の差異とそこから感じたことを書いた第4章も非常に面白かった
そして、その指摘が今もほとんど当てはまっていたことに正直ぞっとした。
バブル時代の日本人にタイムマシンに乗って言い聞かせたいくらいだ。
「学問の発見を読んだほうがいい!」と
社会という複雑な存在をここまでしっかりと見通す広中氏のその力は
彼のこの本に記されている学ぶ姿勢こそが培ったものであろう。
とても学ぶことが多い本だった。
私が生まれるよりも前の刊行でした。
その新装版がこの本
著者の広中氏はフィールズ賞を受賞されていて、
広中杯なる学生向けの数学のコンテストを開いている人物くらいの知識しかありませんでした。
内容は最初から最後まで本当に面白いしワクワクする、そして創造する喜びを自分も味わいたくなる。
中でも面白かったのは京大院生時代の岡潔(世界的に高名な数学者)の授業を受けて
他の学生がその高邁な哲学なのか宗教なのか数学なのかわからないような講義に酔っているなか
それにまるで教祖を見るような違和感を感じて講義を飛び出したという話だ
このエピソードからどんなに高名で権威のある人物であっても自分を完全に委ねることなく
自分の今の状況を鑑み自分のステージにあった取り組みを行うことが重要であるということであろう。
(そして広中氏は高邁な先生の講義を聴くよりも、数学の技術的な本を読むことが今の自分にどれほど大切かと言い聞かせてガウスの数論を熟読したという)
また日本と米国の差異とそこから感じたことを書いた第4章も非常に面白かった
そして、その指摘が今もほとんど当てはまっていたことに正直ぞっとした。
バブル時代の日本人にタイムマシンに乗って言い聞かせたいくらいだ。
「学問の発見を読んだほうがいい!」と
社会という複雑な存在をここまでしっかりと見通す広中氏のその力は
彼のこの本に記されている学ぶ姿勢こそが培ったものであろう。
とても学ぶことが多い本だった。
2019年5月8日に日本でレビュー済み
本書は数学者
広中平祐氏(1931-)が
半生を振り返りつつ
数学・学問・人生について語った本です。
残念ながら新刊ではありません。
先行する2冊の本があります。
[1]『学問の発見』(佼成出版社 1982.10)
[2]『生きること学ぶこと』(集英社文庫 1984.3)
本書は上記[1]を底本とし
写真等の一部を変更したものです(p.18)。
また上記[2]は[1]を底本とし
改題、加筆修正したものであり
指揮者・小澤征爾氏(1935-)による
「解説にかえて--広中さんと僕」も所収です。
広中氏の専攻は代数幾何であり
「標数0の体の上の代数多様体における
特異点の解消」(1964)という論文で
いわゆる「特異点の解消」の問題を
解決しました。その功績で
フィールズ賞(1970)を受賞されています。
「特異点解消」について
広中氏は3人の先人に言及しています。
それは次の通りです(p.181)。
①オスカー・ザリスキー(1899-1986)
‥ハーバ―ドにおける指導教官であり
特異点解消の重要性について知悉し
みずから3次元までは解決しました。
(しかしそのやり方では一般次元まで
拡張することはできませんでした)
広中氏を励ましつつ
広中氏が論文を発表したあとも
独自の方法でその正しさを検証していた由です。
②アレクサンドル・グロタンディーク
(1928-2014)
‥「問題を大局的に見る優れた観点」
を持っていると広中氏は書いています。
ハーバードで広中氏と出会いその後
パリのIHES(高等科学研究所)に
半年間、招いてくれました。
しかし特異点解消の問題が解けそうな
段階に達していた広中氏に対し
冷水を浴びせるような言を成したことも
淡々とつづられています。
③永田雅宜(1927-2008)
‥広中氏がザリスキーに呼ばれて
ハーバードに留学したのと同じ年
永田は客員教授として
ハーバードに招かれました。
「秋月セミナーの
永田雅宜さんに学んだことも
問題解決への重要な決め手となった」
と広中氏は書いています。
永田は可換環論を根底から建設し
「ヒルベルトの第14問題」は
反例を構成し否定的に解決したことで
知られる数学者です。
上記の3人の数学者に言及したあと
‥私独自のアイデアは、もちろんあった。
だが、それぞれに創造的な仕事をしていた
三人の先生に学んだことが急速に収束していき、
気がついてみたら解けていた(p.181)
‥と「いつわらぬ実感」を述べておられます。
そもそも代数幾何とは何か?
について広中氏は
その源は古く
フランスの哲学者デカルト(1596-1650)
にまでさかのぼるとしています。
つまりデカルトがカルテジアン座標
(いわゆるx-y座標)を導入したことから
さまざまな図形は代数方程式に
変換できるようになりました。
また逆に
座標系の発展にともなって
代数方程式によって図形がつくられるようになり
代数方程式によって定義された図形
(「代数多様体」という)
の構造を解き明かすことを目的として
生まれたのが代数幾何学
と述べています(p.21)。
現代に直結するものとしては
19世紀末から20世紀初頭にかけて
イタリアを中心として
エンリケス(1871-1946)
カステルヌオヴォ(1865-1952)
らによって代数幾何学は発展しましたが
その代数曲面論は幾何学的直感に
頼り過ぎていたために
理解するのが容易ではありませんでした。
抽象代数学の手法を用いて
代数幾何学の厳密な基礎づけを行ったのが
上述のザリスキーです。
その後、代数幾何は
アンドレ・ヴェイユ(1906-1998)
グロタンディーク
らによってさらに発展し
森重文氏(1951-)は
「3次元代数多様体における極小モデルの存在証明」で
フィールズ賞(1990)を受賞されました。
京大における森氏の指導教官が永田雅宜でした。
本書を読むのに
数学の知識は必要としません。
人生の書として読むことができます。
しかし
可能な限り
数学に興味がある方
なかでも代数幾何学に興味がある方が
お読みになれば
意欲と士気が高まるのではないかと
ひそかに希望し期待しているものです。
広中平祐氏(1931-)が
半生を振り返りつつ
数学・学問・人生について語った本です。
残念ながら新刊ではありません。
先行する2冊の本があります。
[1]『学問の発見』(佼成出版社 1982.10)
[2]『生きること学ぶこと』(集英社文庫 1984.3)
本書は上記[1]を底本とし
写真等の一部を変更したものです(p.18)。
また上記[2]は[1]を底本とし
改題、加筆修正したものであり
指揮者・小澤征爾氏(1935-)による
「解説にかえて--広中さんと僕」も所収です。
広中氏の専攻は代数幾何であり
「標数0の体の上の代数多様体における
特異点の解消」(1964)という論文で
いわゆる「特異点の解消」の問題を
解決しました。その功績で
フィールズ賞(1970)を受賞されています。
「特異点解消」について
広中氏は3人の先人に言及しています。
それは次の通りです(p.181)。
①オスカー・ザリスキー(1899-1986)
‥ハーバ―ドにおける指導教官であり
特異点解消の重要性について知悉し
みずから3次元までは解決しました。
(しかしそのやり方では一般次元まで
拡張することはできませんでした)
広中氏を励ましつつ
広中氏が論文を発表したあとも
独自の方法でその正しさを検証していた由です。
②アレクサンドル・グロタンディーク
(1928-2014)
‥「問題を大局的に見る優れた観点」
を持っていると広中氏は書いています。
ハーバードで広中氏と出会いその後
パリのIHES(高等科学研究所)に
半年間、招いてくれました。
しかし特異点解消の問題が解けそうな
段階に達していた広中氏に対し
冷水を浴びせるような言を成したことも
淡々とつづられています。
③永田雅宜(1927-2008)
‥広中氏がザリスキーに呼ばれて
ハーバードに留学したのと同じ年
永田は客員教授として
ハーバードに招かれました。
「秋月セミナーの
永田雅宜さんに学んだことも
問題解決への重要な決め手となった」
と広中氏は書いています。
永田は可換環論を根底から建設し
「ヒルベルトの第14問題」は
反例を構成し否定的に解決したことで
知られる数学者です。
上記の3人の数学者に言及したあと
‥私独自のアイデアは、もちろんあった。
だが、それぞれに創造的な仕事をしていた
三人の先生に学んだことが急速に収束していき、
気がついてみたら解けていた(p.181)
‥と「いつわらぬ実感」を述べておられます。
そもそも代数幾何とは何か?
について広中氏は
その源は古く
フランスの哲学者デカルト(1596-1650)
にまでさかのぼるとしています。
つまりデカルトがカルテジアン座標
(いわゆるx-y座標)を導入したことから
さまざまな図形は代数方程式に
変換できるようになりました。
また逆に
座標系の発展にともなって
代数方程式によって図形がつくられるようになり
代数方程式によって定義された図形
(「代数多様体」という)
の構造を解き明かすことを目的として
生まれたのが代数幾何学
と述べています(p.21)。
現代に直結するものとしては
19世紀末から20世紀初頭にかけて
イタリアを中心として
エンリケス(1871-1946)
カステルヌオヴォ(1865-1952)
らによって代数幾何学は発展しましたが
その代数曲面論は幾何学的直感に
頼り過ぎていたために
理解するのが容易ではありませんでした。
抽象代数学の手法を用いて
代数幾何学の厳密な基礎づけを行ったのが
上述のザリスキーです。
その後、代数幾何は
アンドレ・ヴェイユ(1906-1998)
グロタンディーク
らによってさらに発展し
森重文氏(1951-)は
「3次元代数多様体における極小モデルの存在証明」で
フィールズ賞(1990)を受賞されました。
京大における森氏の指導教官が永田雅宜でした。
本書を読むのに
数学の知識は必要としません。
人生の書として読むことができます。
しかし
可能な限り
数学に興味がある方
なかでも代数幾何学に興味がある方が
お読みになれば
意欲と士気が高まるのではないかと
ひそかに希望し期待しているものです。
2018年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に一流の方は謙虚です。
フィールズ賞までお取りになられた方なのに、おごったところが全くなく、その姿勢に多くのことを学ばせていただきました。また、後進の育成にも気を配られており、その熱意を感じました。努力を積み重ねていきたいと思います。
フィールズ賞までお取りになられた方なのに、おごったところが全くなく、その姿勢に多くのことを学ばせていただきました。また、後進の育成にも気を配られており、その熱意を感じました。努力を積み重ねていきたいと思います。