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トレイルズ (「道」と歩くことの哲学) 単行本 – 2018/1/25
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自分の足元に伸びる道は、どこへ続くのか。
歩き、考え、書く──人間という存在への根源的問い。
歩くことを通じて、人間の存在と行動の起源に迫る。
米国東部のアパラチア山脈に沿って続くアパラチアン・トレイル。
全区間スルーハイクを行った著者は、足元に伸びる道に疑問を抱く。
「トレイル=道」はどのようにできたのか br>発展する道とすたれてしまう道の違いとは br>根源的な疑問への答えを求めて、世界各地をめぐり
はるか昔の化石や動物の行動に関する最新の研究成果を求め
ネイティヴアメリカンの生活と思想
さらに東洋哲学の「道」に至るまでを訪ねる遠い旅に出た。
2017年全米アウトドアブック賞を受賞
「ワシントン・ポスト」「エコノミスト」「ウォールストリート・ジャーナル」をはじめ各紙誌で話題!
「実に刺激的な本である。
道とは何かという旅を通じて人間とは何か、人類とは何か
そういう場所まで我々を運んでゆく」
夢枕 獏(作家・本書より)
歩き、考え、書く──人間という存在への根源的問い。
歩くことを通じて、人間の存在と行動の起源に迫る。
米国東部のアパラチア山脈に沿って続くアパラチアン・トレイル。
全区間スルーハイクを行った著者は、足元に伸びる道に疑問を抱く。
「トレイル=道」はどのようにできたのか br>発展する道とすたれてしまう道の違いとは br>根源的な疑問への答えを求めて、世界各地をめぐり
はるか昔の化石や動物の行動に関する最新の研究成果を求め
ネイティヴアメリカンの生活と思想
さらに東洋哲学の「道」に至るまでを訪ねる遠い旅に出た。
2017年全米アウトドアブック賞を受賞
「ワシントン・ポスト」「エコノミスト」「ウォールストリート・ジャーナル」をはじめ各紙誌で話題!
「実に刺激的な本である。
道とは何かという旅を通じて人間とは何か、人類とは何か
そういう場所まで我々を運んでゆく」
夢枕 獏(作家・本書より)
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社エイアンドエフ
- 発売日2018/1/25
- 寸法19 x 13 x 3 cm
- ISBN-104909355022
- ISBN-13978-4909355027
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商品の説明
出版社からのコメント
各紙誌で話題! !
「トラベローグ、社会学、歴史、哲学が巧みにブレンドされ
動物と人間の一生の中心を占めるトレイルという存在に関する思索」
──ワシントン・ポスト
「放浪者の夢。アームチェアに座っていても楽しめる」
──エコノミスト
「博物学であり、科学的探究でもある。だが何より、
この本は人生という旅路に関する深く人間的な思索だ」
──ボストン・グローブ
「何マイルにもおよぶウィルダネスの旅について
そして旅それ自体の意味を問う精神的な探究について書き記す、歩く哲学者だ」
──ウォールストリート・ジャーナル
「思慮深い歩き手にして書き手である著者が、わたしたちを新たな発見の旅に導いてくれる。
それは道そのものとその意味を探し求める一風変わった旅路だ」
──カーカス・レビュー
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──エコノミスト
「博物学であり、科学的探究でもある。だが何より、
この本は人生という旅路に関する深く人間的な思索だ」
──ボストン・グローブ
「何マイルにもおよぶウィルダネスの旅について
そして旅それ自体の意味を問う精神的な探究について書き記す、歩く哲学者だ」
──ウォールストリート・ジャーナル
「思慮深い歩き手にして書き手である著者が、わたしたちを新たな発見の旅に導いてくれる。
それは道そのものとその意味を探し求める一風変わった旅路だ」
──カーカス・レビュー
著者について
ミドルベリー大学環境ジャーナリズム・フェローシップ受給者で
いくつかのノンフィクション作品に対し受賞歴がある。
『Harper's Magazine』 『n + 1』 『New York Magazine』 『GQ』などの雑誌に寄稿している。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ハーフムーンベイ在住。
著者ウェブサイト: https://www.robertmoor.com/
いくつかのノンフィクション作品に対し受賞歴がある。
『Harper's Magazine』 『n + 1』 『New York Magazine』 『GQ』などの雑誌に寄稿している。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州ハーフムーンベイ在住。
著者ウェブサイト: https://www.robertmoor.com/
登録情報
- 出版社 : エイアンドエフ (2018/1/25)
- 発売日 : 2018/1/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4909355022
- ISBN-13 : 978-4909355027
- 寸法 : 19 x 13 x 3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 202,582位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 210位自然哲学・宇宙論・時間論
- - 732位登山・ハイキング (本)
- - 58,777位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「道を造り、辿る」ヒトさらに動物の行動について、若いジャーナリストである作者がよくぞここまでと思わされるほど思考を深め、関連する科学的研究を渉猟しつつ、ダイナミックな文化史の論考を展開する。レベッカ・ソルニット「ウォークス:歩くことの精神史」と並行して読んだが、ロバート・ムーアの方が論理展開はシンプルに整理されて読みやすく、ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」(まではまだ及ばずとも)以来の爽快な読後感。注文時の期待以上に面白く、参考になった。
2018年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「トレイル」という日本語は、通常、登山道、ハイキング道、トレッキング道の意味で使用されるので、この本のタイトルからハイキングやトレッキングの本と勘違いする人がいるかもしれない。しかし、この本は、動物や人間の辿った跡が持つ意味を考える本である。
原題は、On Trails An Explorationであり、新しいものを開拓するさまざまな軌跡を考察した本である。英語のtrailには、軌跡という意味がある。trailにぴったり当てはまる日本語は、おそらく、ないだろう。この本は、アメリカのアパラチアントレイルを歩いた経験から始まるが、アパラチアントレイルは、日本語では「登山道」、「縦走路」にあたる。蟻のtrailの話が出てくるが、これは「辿った跡」の意味である。日本語の「トレイル」からは蟻の軌跡をイメージできないが、英語のtrailでは違和感はないのだろう。車道は、「トレイル」ではないが、人間が歩けば、歩いた跡という意味でtrailである。車道を何十日もかけて歩く人の生き方の話も出てくる。この本のtrailは、人間の生き様、生きた証、軌跡、人生の岐路などを含んでおり、これは生き方としての「道」に近い意味になる。
trailと関連させてさまざまなことを考えさせる本であり、それで「道と歩くことの哲学」という副題になっているのだろう。アパラチアントレイルと言えば、すぐに故加藤則芳氏の「メインの森をめざして」という本が思い浮かぶが、その本でも氏の「ジョン・ミューアトレイルを行く」という本でもロングトレイルを歩く人の知的レベルが高いことがわかる。トレイルを歩くことが思考を深めるのか、考え深い人がトレイルを歩くのか。おそらくその両方だろう。歩きながらものごとを考えることがなければ、トレイルを歩くことは退屈きわまりない苦役でしかない。単調なトレイルを長時間歩くことができる人は、考え深い人か、あるいは、自らに苦役を課すラサへの巡礼者のような信仰者のいずれかだろう。
trailが持つ意味を考えさせる本である。
原題は、On Trails An Explorationであり、新しいものを開拓するさまざまな軌跡を考察した本である。英語のtrailには、軌跡という意味がある。trailにぴったり当てはまる日本語は、おそらく、ないだろう。この本は、アメリカのアパラチアントレイルを歩いた経験から始まるが、アパラチアントレイルは、日本語では「登山道」、「縦走路」にあたる。蟻のtrailの話が出てくるが、これは「辿った跡」の意味である。日本語の「トレイル」からは蟻の軌跡をイメージできないが、英語のtrailでは違和感はないのだろう。車道は、「トレイル」ではないが、人間が歩けば、歩いた跡という意味でtrailである。車道を何十日もかけて歩く人の生き方の話も出てくる。この本のtrailは、人間の生き様、生きた証、軌跡、人生の岐路などを含んでおり、これは生き方としての「道」に近い意味になる。
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trailが持つ意味を考えさせる本である。
2018年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分厚いけどグイグイ読めます。この本の高レヴュー書いていたレヴュアー方の嗜好が自分と似ていたので購入。面白かった。
2018年10月15日に日本でレビュー済み
原書を読んでから、訳書を読んだ。
タイトルが原書では"on trails〜An exploration"だが、訳書は「トレイルズ〜「道」と歩くときの哲学」と言った、わけが分からないものになっている。「道」と歩くときの哲学?哲学については書かれていないし、原書のタイトルにある"on"が訳出できていない。さまざまの動物がトレイルを作るに至った経緯が書いてあるのであれば、「トレイルズ〜道ができるに至った様々な物語」だろう。
もともといくつかの現象が書かれていて、散漫な印象はあるが、原作は読みやすい。タイトルの訳出に表れているように、訳者の技量/センスが、原作の良さを打ち消しているところが多く見られ、四章では日本語が読みづらくて、投げ出しそうになった。出版社も、もういちど読み直して、読みやすい日本語にしたほうがよいであろう。
それと、オビを夢枕獏が書いているが、有名人を起用して喚起したいと思ったのかもしれない。しかし「人間とは、人類とは何か、そういう場所まで我々を運んでゆく」と格好いいことが書いてあるが、別にそんなところには連れて行ってはくれない。そんな大それた本ではなく、もっと地道な良書だ。「神々の山稜」で見られた、大言壮語な、佐瀬稔氏の「狼は還らず」を丸パクリして取材をしないような、現代のジャックロンドンのような作家にオビを書かせた時点で、編集者の技量も伺いしれたものだ。オビを書いた作家が、必ずしも原作者の裏書きにならない証左である。
タイトルが原書では"on trails〜An exploration"だが、訳書は「トレイルズ〜「道」と歩くときの哲学」と言った、わけが分からないものになっている。「道」と歩くときの哲学?哲学については書かれていないし、原書のタイトルにある"on"が訳出できていない。さまざまの動物がトレイルを作るに至った経緯が書いてあるのであれば、「トレイルズ〜道ができるに至った様々な物語」だろう。
もともといくつかの現象が書かれていて、散漫な印象はあるが、原作は読みやすい。タイトルの訳出に表れているように、訳者の技量/センスが、原作の良さを打ち消しているところが多く見られ、四章では日本語が読みづらくて、投げ出しそうになった。出版社も、もういちど読み直して、読みやすい日本語にしたほうがよいであろう。
それと、オビを夢枕獏が書いているが、有名人を起用して喚起したいと思ったのかもしれない。しかし「人間とは、人類とは何か、そういう場所まで我々を運んでゆく」と格好いいことが書いてあるが、別にそんなところには連れて行ってはくれない。そんな大それた本ではなく、もっと地道な良書だ。「神々の山稜」で見られた、大言壮語な、佐瀬稔氏の「狼は還らず」を丸パクリして取材をしないような、現代のジャックロンドンのような作家にオビを書かせた時点で、編集者の技量も伺いしれたものだ。オビを書いた作家が、必ずしも原作者の裏書きにならない証左である。
2022年11月28日に日本でレビュー済み
アパラチアントレイルの本だと思って読み始めると、蟻や象が何故それぞれの道をつくるのか、集合知識という集団のために個々が知らず知らずに貢献しているというのにびっくり、不思議にみちている。
2018年10月28日に日本でレビュー済み
原始的な生物から昆虫、動物、人間の造る道まで段階的に見ていくと、「道」というのは情報そのものであるという印象を受けた。ただ、人間の道だけは、人が歩くことに変わる情報の取得、伝達手段を得たことから在り方が変容していく。
高度に情報化された現代では再び原点に戻って道を歩くことにより、情報の取捨選択をし、本当に必要なものを見直せるのかもしれないと感じた。
高度に情報化された現代では再び原点に戻って道を歩くことにより、情報の取捨選択をし、本当に必要なものを見直せるのかもしれないと感じた。
2018年2月16日に日本でレビュー済み
「道」についてこれほどまでに深い掘り下げをした本は初めてだ。
手に取った時、普通にあるトレイルノウハウの解説書かとおもって読み始めたが
読み進むにつれ、道とはなにか、道はなぜできたか、道をなぜ作らねばならなかったのか
そういう、深い視点からの考察に引き込まれていく。
古代生物の切ないトレイルからあの遠大なアパラチアントレールまで
トレールには偉大なる共通点があることがわかってくる。
今年はまだ始まったばかりだが、自分の中では早々と今年のトップ候補の一冊だ。
翻訳が自然で、実に読みやすいのがまたいい。
手に取った時、普通にあるトレイルノウハウの解説書かとおもって読み始めたが
読み進むにつれ、道とはなにか、道はなぜできたか、道をなぜ作らねばならなかったのか
そういう、深い視点からの考察に引き込まれていく。
古代生物の切ないトレイルからあの遠大なアパラチアントレールまで
トレールには偉大なる共通点があることがわかってくる。
今年はまだ始まったばかりだが、自分の中では早々と今年のトップ候補の一冊だ。
翻訳が自然で、実に読みやすいのがまたいい。
2018年4月9日に日本でレビュー済み
大変面白い本です。知性が初々しく、ハツラツとしている。この表紙とタイトルからは、アパラチアン・トレイルの話だと思って手を伸ばした。ところが、アパラチアン・トレイルの話は序章に過ぎず。。。そこからあらゆるトレイル(trails)を想像し、仮説を立てては取材を繰り返し、調べて、そしてまた考えて、文章にしている。その行動力と日本の教育を受けた自分にはない大きな枠でものごとを考えていく姿勢には羨ましさえ覚える。(単純に英語がネイティブであることはたくさんの情報にアクセスできるのだな、という羨ましさを含む。なぜなら歴史上では英語を使って文献や研究を残した人の数が日本語のそれよりも多いから)とはいえ、自分にも馴染みのある李白や寒山などの中国の詩人の引用も多い。あとがきのエピソードには寒山がたびたび顔だす。個人的にはずっと北アメリカ大陸を歩き続けているニンブルウィル・ノマドのエピソードがとても印象に残った。(本名 M・J・Eberhart 参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=Uh2McI2A87Q)
何より感銘を受けるのは、彼のこの著作もまた、ひとつの新たなトレイルであることを願っている書かれている点だ。それはもっとより良くなるために、後に生きるものたちが書き換えていくだろう余地も残したものとして。柔軟な知性を感じ、心が広くなる感じがした。分厚い分、少し長い旅にもっていくには大変オススメの一冊です。次に1週間以上の旅に出るなら、この一冊をもっていきたいな。
何より感銘を受けるのは、彼のこの著作もまた、ひとつの新たなトレイルであることを願っている書かれている点だ。それはもっとより良くなるために、後に生きるものたちが書き換えていくだろう余地も残したものとして。柔軟な知性を感じ、心が広くなる感じがした。分厚い分、少し長い旅にもっていくには大変オススメの一冊です。次に1週間以上の旅に出るなら、この一冊をもっていきたいな。