あまりにも有名な書き出しでスタートする作品
いまさらと思ったが読んでみて良かった


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”国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。” とはじまってゆき、”「この子、気がちがうわ。気がちがうわ。」・・・・” と、終わってゆく。 雪にはじまり、炎におわる、薫りたつような一編。 うつろいゆく愛を描いた、すみずみまで美しくエロティックなこのノーベル文学賞受賞作を、俳優であり、また「『木を植えた人』を聴くプロジェクト」等で知られる朗読家である 榊原忠美が、じっくりとよみあげました。 「伊豆の踊り子」、「奥の細道」に続く、演出家・水城雄とのコラボレーション作品です。時間をかけ満を持してお届けする会心の作品です。 ”・・・踏みこたえて目を上げた途端、さあと音を立てて天の河が島村のなかへ流れ落ちるようであった。” ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて
Kotonoha
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登録情報
再生時間 | 4 時間 35 分 |
---|---|
著者 | 川端 康成 |
ナレーター | 榊原 忠美 |
配信日(Audible.co.jp) | 2015/6/12 |
制作 | ことのは出版 |
フォマット | オーディオブック |
バージョン | 完全版 |
言語 | 日本語 |
ASIN | B00ZYOV9BG |
ナレーションのアクセント | Standard Japanese |
Amazon 売れ筋ランキング | - 1,879位Audibleオーディオブック (Audibleオーディオブックの売れ筋ランキングを見る) - 25位アジア文学 (Audibleオーディオブック) - 53位文芸小説 - 1,060位全集・選書 (本) |
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月21日に日本でレビュー済み
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2022年 プレミアム 版が来た。
2023年9月18日に日本でレビュー済み
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最初に読んだときは難解な小説と思ったが、表現において分かりにくい部分もあるが、情景、背景を思い描きながら読むと、その状況が頭に浮かぶような感じでした。最後まで読み終えると奥深い名作の一冊だと思います。読者によって、色々な解釈ができると思いました。
2023年7月15日に日本でレビュー済み
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まだ途中ですが、あまりの説明の少なさに意味がとりにくい、そんな頁の連続です。表現はとにかく美しい。私は物語自体よりも言葉の編まれ方、また心理や意味の角度の高さや深さに関心を持ち、それを咀嚼していくことを楽しみとしていますが、この小説はその辺り非常に楽しめる一方、話が突然事後に飛んだりして、その都度違和感を端緒として我々の側で話を再構築せねばならないため、なかなか骨が折れます。どのみち複数回読みたいとは思っておりましたが、そのことを前提に書かれているような文章に感じます。ノーベル文学賞は一つの作品ではなく著者の活動に対して与えられるようですが、正直言って流石にもう少し意味の取れる文章でないと、これはむしろ駄文ぎりぎりといった印象まで私にはあります。…しかしまたその按配もうまいのでしょう。表現の芸術的な美しさはピカイチのような気がします。川端独自の文法に向き合うには青年の気分になって、どこにどんなエロティシズムがあるか、こじつけるように常々連想しなくてはなりません。私は三島ファンですが、三島由紀夫はまだわかりやすいほうだったなんて、川端を読むまではそんな発想、あり得ませんでした。しかしおそらくもう一度読むとき、世界へ再び向ける眼差しの一変しているような、己の認識感覚を新しい次元へと押し上げる文学であることは間違いないのでしょう。
2022年4月15日に日本でレビュー済み
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NHKのドラマで雪国を放送するので、予習のつもりで読みました。川端作品はあまり読んでいなかったのでその独特の表現を楽しめました。
2019年10月16日に日本でレビュー済み
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雪の降る宿場町に度々一人で逗留しにくる妻子持ちの男と、その町で芸者として働く若い女のプラトニックな逢瀬を描いた物語。私は女心に疎く、駒子の二転三転する発言の真意が理解できず、ただただ駒子がキチガイな少女に見えてしまって、話に入って行けなかった。きっと女性の方が駒子の気持ちを理解できるのだろう。最後の終わり方も意味深な表現で、その解釈に困った。しかし、描写はとても美しく、スッとその情景を想像できた。
でも、総じて読む側の教養が必要とされている気がした。
でも、総じて読む側の教養が必要とされている気がした。
2021年8月25日に日本でレビュー済み
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という魅力的な書き出しから始まる長編小説『雪国』は、日本における屈指の名作である。
主人公の島村は東京に妻子があり、しかも親譲りの莫大な財産を有しているため、定職につかず、ニート生活を送る毎日。しかも、ちょくちょく新潟に赴いては、若い芸者の駒子と不倫関係を続ける有様。
現代であれば多額の慰謝料を請求できるであろうが、同時代言説研究に基づけば、これも当時の一般的な文化人のあり方だったのだろう(だからといって倫理的に認めることはできないが)。
ここで重要なのは、駒子との関係はあくまでも島村の妄想で成り立っているという点である。
島村は駒子をカイコのように美しく、清潔な人間だと言っているが、現実の駒子の姿はというと、売春婦という決して倫理的に清潔とは言えない女性である。
それを繰り返し「清潔」だという島村は、どう考えても自らの妄想にとらわれた人間だったといえよう。そう考えれば、駒子に対する愛情が段々とうすれていくことも理解できる。と同時に、駒子の方も島村のあいまいな態度に対して、愛想をつかすようになる。最後のシーンで駒子が島村を捨て葉子に寄り添う場面は、その象徴的なシーンと言えるだろう。
主人公の島村は東京に妻子があり、しかも親譲りの莫大な財産を有しているため、定職につかず、ニート生活を送る毎日。しかも、ちょくちょく新潟に赴いては、若い芸者の駒子と不倫関係を続ける有様。
現代であれば多額の慰謝料を請求できるであろうが、同時代言説研究に基づけば、これも当時の一般的な文化人のあり方だったのだろう(だからといって倫理的に認めることはできないが)。
ここで重要なのは、駒子との関係はあくまでも島村の妄想で成り立っているという点である。
島村は駒子をカイコのように美しく、清潔な人間だと言っているが、現実の駒子の姿はというと、売春婦という決して倫理的に清潔とは言えない女性である。
それを繰り返し「清潔」だという島村は、どう考えても自らの妄想にとらわれた人間だったといえよう。そう考えれば、駒子に対する愛情が段々とうすれていくことも理解できる。と同時に、駒子の方も島村のあいまいな態度に対して、愛想をつかすようになる。最後のシーンで駒子が島村を捨て葉子に寄り添う場面は、その象徴的なシーンと言えるだろう。