本書はモダンホラーの巨匠スティーヴン・キングと、彼の次男オーウェンとの合作。
現代「Sleeping Beauties」だから直訳邦題、上下900ページに及ぶ長編小説。
もう毎晩一気読みしたい欲求と、老眼による身体限界との葛藤、登場人物も多いので何度も読み返す記憶力の低下とも戦い、毎晩不覚にも “眠れるジジイ” 状態、なんとか1週間ほどで読破しました。
本国では2018年に上梓された本書だが、ジャンルが疫病パンデミックものという、意図せずコロナ渦にバッチリな内容となり、それも感染するのが女性のみ、男しかいない世界でどう謎を究明・解決していくか。
単純にホラーというわけでなく、そこはキングらしく、女だけ、男だけの世界で、女性憎悪・男性憎悪をどう克服するかというテーマもあり、それを当時70歳の親父と40歳の息子で共同執筆するのが凄い。
わしゃ、成長した息子と、そんなデリケートなテーマで会話できないわ。
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眠れる美女たち 下 ハードカバー – 2020/10/29
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感染した女どもを焼き払え。
男たちがそう叫ぶ。
眠りについた女たちは「別の世界」で目をさます。そこは廃墟に様変わりしたドゥーリングの町。さまざまな事情を背負う受刑者、刑務所長、平凡な主婦だった者、あるいは妊婦。彼女たちは、それぞれにできることを担いながら、彼女たち以外に誰もいない世界で生き延びようとする。
残された男たちのあいだでは恐怖と不安がつのっていた。繭を破れば凶暴化する女たちへの恐怖。眠ってしまった女たちが二度と目覚めないのではないかという不安。伴侶や娘を失った者は絶望し、まだ眠っていない女たちは睡魔から逃げのびようと苦闘する。しかし女を憎悪する男たちは眠る女たちを焼殺しはじめた。一方、謎の女イーヴィを刑務所で匿う男たちは、彼女を守ることこそが事態の解決に導くと信じるが、そこへ急進派の男たちが武器弾薬で武装して、イーヴィを始末すべく迫りつつあった。
町はずれの森の中にそびえる巨木。この世ではない別の世界。女たちの死を悼むように舞う美しい蛾――奔放なイマジネーションが彩る物語は、壮絶なクライマックスへと突入する。
世界最強の作家父子の唯一無二のパワーを目撃せよ。
男たちがそう叫ぶ。
眠りについた女たちは「別の世界」で目をさます。そこは廃墟に様変わりしたドゥーリングの町。さまざまな事情を背負う受刑者、刑務所長、平凡な主婦だった者、あるいは妊婦。彼女たちは、それぞれにできることを担いながら、彼女たち以外に誰もいない世界で生き延びようとする。
残された男たちのあいだでは恐怖と不安がつのっていた。繭を破れば凶暴化する女たちへの恐怖。眠ってしまった女たちが二度と目覚めないのではないかという不安。伴侶や娘を失った者は絶望し、まだ眠っていない女たちは睡魔から逃げのびようと苦闘する。しかし女を憎悪する男たちは眠る女たちを焼殺しはじめた。一方、謎の女イーヴィを刑務所で匿う男たちは、彼女を守ることこそが事態の解決に導くと信じるが、そこへ急進派の男たちが武器弾薬で武装して、イーヴィを始末すべく迫りつつあった。
町はずれの森の中にそびえる巨木。この世ではない別の世界。女たちの死を悼むように舞う美しい蛾――奔放なイマジネーションが彩る物語は、壮絶なクライマックスへと突入する。
世界最強の作家父子の唯一無二のパワーを目撃せよ。
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2020/10/29
- 寸法13.3 x 3 x 19.1 cm
- ISBN-10416391157X
- ISBN-13978-4163911571
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/10/29)
- 発売日 : 2020/10/29
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 448ページ
- ISBN-10 : 416391157X
- ISBN-13 : 978-4163911571
- 寸法 : 13.3 x 3 x 19.1 cm
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月13日に日本でレビュー済み
下巻読み終わりましたが,なんか尻すぼみの感じ。
女性だけのアナザーワールドとその後の展開,作者の伝えたかったことは?
と一読だけでは理解が及ばなかった・・・
買ってじっくり読まないとだめなのか?
女性だけのアナザーワールドとその後の展開,作者の伝えたかったことは?
と一読だけでは理解が及ばなかった・・・
買ってじっくり読まないとだめなのか?
2021年3月18日に日本でレビュー済み
描写や展開は、さすがですが、流れが遅いのか?
作品の完成度は素晴らしいと思いますが、
次作は、よりドキドキ・ワクワクを期待します。
作品の完成度は素晴らしいと思いますが、
次作は、よりドキドキ・ワクワクを期待します。
2023年7月16日に日本でレビュー済み
まさかキング父息の作品で「やおい」の評価をすることになるとは。。。
まず、クライマックスが存在しない。ポリコレを意識しすぎたのか、主人公と対立する存在、というコントラストに欠け、残酷描写はあるものの、それだけ浮いている感じがする。さらにオチの解説は完全放棄されており、何が何だかよくわからないまま終わった感じ。そこに至るまでもだらだらとした展開が続き、おとぎ話をホラー表現したにしても、ちょっとお粗末に過ぎる。
はっきり言って「フェミニズム」がテーマなわけだが、似たテーマを扱った父キングのローズマダーは面白かった。悪を引き立てるために男(夫)をスーパーナチュラルな存在にし、戦う女性チームメンバーにも強烈な個性を持たせて痛快な「夫婦喧嘩」を書き上げた。夫が追いかけてくる距離が縮まっていく様子の仕掛けも面白く、名作だと思う。
でも本作はなに?「フェミニズム書きたいんだろうなあ」とは思うけど、それ以外に何も感じない。
あとがきで父キングと息子キングでどう書き分けたのか明確になってるだろうと思って確認したが何も明かされておらず、翻訳担当の後書きで「息子が書いて父が構成した」みたいなことが明らかにされている。つまりこれは父キング著、の作品ではなく、父キング編の作品、だ。
ちなみにキングの長男、ジョーヒルは、捩れた性格を強く登場人物に反映させ、読むものの心を抉る素晴らしい短編を多く書いているが、次男はもう少し頑張って欲しいと思う。ジョーヒルは父親と共著(という名借り)なんかしてないぞ!
まず、クライマックスが存在しない。ポリコレを意識しすぎたのか、主人公と対立する存在、というコントラストに欠け、残酷描写はあるものの、それだけ浮いている感じがする。さらにオチの解説は完全放棄されており、何が何だかよくわからないまま終わった感じ。そこに至るまでもだらだらとした展開が続き、おとぎ話をホラー表現したにしても、ちょっとお粗末に過ぎる。
はっきり言って「フェミニズム」がテーマなわけだが、似たテーマを扱った父キングのローズマダーは面白かった。悪を引き立てるために男(夫)をスーパーナチュラルな存在にし、戦う女性チームメンバーにも強烈な個性を持たせて痛快な「夫婦喧嘩」を書き上げた。夫が追いかけてくる距離が縮まっていく様子の仕掛けも面白く、名作だと思う。
でも本作はなに?「フェミニズム書きたいんだろうなあ」とは思うけど、それ以外に何も感じない。
あとがきで父キングと息子キングでどう書き分けたのか明確になってるだろうと思って確認したが何も明かされておらず、翻訳担当の後書きで「息子が書いて父が構成した」みたいなことが明らかにされている。つまりこれは父キング著、の作品ではなく、父キング編の作品、だ。
ちなみにキングの長男、ジョーヒルは、捩れた性格を強く登場人物に反映させ、読むものの心を抉る素晴らしい短編を多く書いているが、次男はもう少し頑張って欲しいと思う。ジョーヒルは父親と共著(という名借り)なんかしてないぞ!