「制約条件を肯定した上で、より豊かな解を見つけ出す」というバックキャスト思考の考え方自体は、ひとつの思考の枠組みとして参考になった
ただ、本全体としてはバックキャスト思考そのものの解説やビジネスへの活用方法よりも、「バックキャスト思考」というツールを通じて環境問題との向き合い方を主張する点に重きが置かれている点に主眼が置かれている。「21世紀型のビジネスに不可欠」と謳っているが、個別企業やビジネスマンの視点で見て、ビジネスにおいてバックキャスト思考を使うのはどのような場面で、なぜ有効なのか、と言う議論はさほど多くない点は不満。
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正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考 - 21世紀型ビジネスに不可欠な発想法 - (ワニプラス) 単行本(ソフトカバー) – 2018/9/7
iPhoneやiPadなど革命的な製品を次々に生み出してきたアップルの故スティーブ・ジョブズは、バックキャストの思考回路を持っていた! バックキャスト思考を理解することは、ジョブズと同じ世界を見ることに他ならない。地球環境問題やニュービジネス、恋の悩みに至るまで「正解のない難問」に画期的な解が出せるまったく新しい思考法、それが、「バックキャスト思考」である。
わたしたちがいま直面している問題の多くが、通常の思考法(フォーキャスト思考=今日を原点として将来を考える思考法)では、解を導き出せないということに、多くの人が気づき始めている今だからこそ、注目を集める「バックキャスト思考」を正しく、わかりやすく解説した初めての書、ついに刊行!
わたしたちがいま直面している問題の多くが、通常の思考法(フォーキャスト思考=今日を原点として将来を考える思考法)では、解を導き出せないということに、多くの人が気づき始めている今だからこそ、注目を集める「バックキャスト思考」を正しく、わかりやすく解説した初めての書、ついに刊行!
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社ワニブックス
- 発売日2018/9/7
- 寸法13 x 1.6 x 18.9 cm
- ISBN-104847096754
- ISBN-13978-4847096754
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商品の説明
著者について
石田秀輝○いしだ ひでき
合同会社地球村研究室 代表社員、東北大学名誉教授、星槎大学特任教授、ものつくり生命文明機構理事、ネイチャー・テック研究会代表、アースウォッチ・ジャパン理事、酔庵塾塾長、星槎大学サテライトカレッジin沖永良部島分校長ほか。
1953年岡山県生まれ。78年伊奈製陶株式会社(のちINAX=現在はLIXILのブランド名)に入社。取締役(CTO)技術統括部長、取締役研究開発センター長等を経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授を務める。専門は地質・鉱物学を軸とした材料科学、環境科学。2014年春から沖永良部島に移住、ネイチャー・テクノロジーの上位概念である「間抜けの研究」を開始するとともに、酔庵塾生らと持続可能な島つくりの実践活動を続けている。また「ものつくりのパラダイムシフト」を推進するため、国内外で積極的に活動している。著書に『自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか』(化学同人)、『光り輝く未来が、沖永良部島にあった! ――物質文明や金融資本主義社会はもう限界です』(ワニブックスPLUS新書)ほか多数。
古川柳蔵○ふるかわ りゅうぞう
東京都市大学環境学部、同大学院環境情報学研究科教授、東北大学客員教授。専門は環境イノベーション。
1972年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了後、民間シンクタンクを経て、2005年に東京大学大学院にて博士号取得。2005年から2018年まで東北大学大学院環境科学研究科准教授で環境制約下におけるライフスタイルのイノベーション研究を行い、また主に社会人修士を対象としたSEMSaTコースで環境ビジネスを教える。2018年4月から現職。環境イノベーションプロセス研究、ライフスタイルデザイン、ネイチャー・テクノロジー創出手法、ソリューション創出手法の研究を行っている。著作に、『地下資源文明から生命文明へ 人と地球を考えたあたらしいものつくりと暮らし方のか・た・ち』(東北大学出版会)、『キミが大人になる頃に。』(日刊工業新聞社)、『未来の働き方をデザインしよう』(日刊工業新聞社)、『90歳ヒアリングのすすめ』(日経BP社)等がある。
合同会社地球村研究室 代表社員、東北大学名誉教授、星槎大学特任教授、ものつくり生命文明機構理事、ネイチャー・テック研究会代表、アースウォッチ・ジャパン理事、酔庵塾塾長、星槎大学サテライトカレッジin沖永良部島分校長ほか。
1953年岡山県生まれ。78年伊奈製陶株式会社(のちINAX=現在はLIXILのブランド名)に入社。取締役(CTO)技術統括部長、取締役研究開発センター長等を経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授を務める。専門は地質・鉱物学を軸とした材料科学、環境科学。2014年春から沖永良部島に移住、ネイチャー・テクノロジーの上位概念である「間抜けの研究」を開始するとともに、酔庵塾生らと持続可能な島つくりの実践活動を続けている。また「ものつくりのパラダイムシフト」を推進するため、国内外で積極的に活動している。著書に『自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか』(化学同人)、『光り輝く未来が、沖永良部島にあった! ――物質文明や金融資本主義社会はもう限界です』(ワニブックスPLUS新書)ほか多数。
古川柳蔵○ふるかわ りゅうぞう
東京都市大学環境学部、同大学院環境情報学研究科教授、東北大学客員教授。専門は環境イノベーション。
1972年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了後、民間シンクタンクを経て、2005年に東京大学大学院にて博士号取得。2005年から2018年まで東北大学大学院環境科学研究科准教授で環境制約下におけるライフスタイルのイノベーション研究を行い、また主に社会人修士を対象としたSEMSaTコースで環境ビジネスを教える。2018年4月から現職。環境イノベーションプロセス研究、ライフスタイルデザイン、ネイチャー・テクノロジー創出手法、ソリューション創出手法の研究を行っている。著作に、『地下資源文明から生命文明へ 人と地球を考えたあたらしいものつくりと暮らし方のか・た・ち』(東北大学出版会)、『キミが大人になる頃に。』(日刊工業新聞社)、『未来の働き方をデザインしよう』(日刊工業新聞社)、『90歳ヒアリングのすすめ』(日経BP社)等がある。
登録情報
- 出版社 : ワニブックス (2018/9/7)
- 発売日 : 2018/9/7
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 205ページ
- ISBN-10 : 4847096754
- ISBN-13 : 978-4847096754
- 寸法 : 13 x 1.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 373,773位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 419位経済思想・経済学説 (本)
- - 67,104位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年9月12日に日本でレビュー済み
バックキャストの考え方、今まで学んだことが、全く間違っていたことがわかるとともに、たくさんの実例の中で、疑問に思っていたことも、とてもすっきり腹落ちしました。過去の成功体験が適応できない時代に革新的な思考だと思うとともに、恋の悩みからイノベーションまで応用できるということも素晴らしいと思います。
2021年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年くらいからバックキャストと言われ始めて、すでに4年ほど立ちますが、未だに何なのか良くわかりません。
この本も一つのヒントを与えてくれるのかもしれませんが、私にはまだ良くわからないビッグワードのままです。
この本も一つのヒントを与えてくれるのかもしれませんが、私にはまだ良くわからないビッグワードのままです。
2019年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実践出来そうな気がしてきた。
先ずは目の前の課題・障害を受け容れるという発想。自身のコンピテンシーのみならずコーチングにも生かせられる。
先ずは目の前の課題・障害を受け容れるという発想。自身のコンピテンシーのみならずコーチングにも生かせられる。
2019年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バックキャストは、言葉の意味からして未来を見定めて今やるべき事を考える事、だと思います。
その未来を見定めるアプローチが書いてあるのだろうと思って買いました。
課題を設定して、
制約を除外するのでなく受け入れる、
てな主旨で書かれてます。
未来を見定める、のに、課題を設定したらダメじゃないすか?領域を設定する、くらいでしょう?
制約を除外するのも立派な未来像だと思うのですが?
事例やヒントから、その人なりに未来をイメージするアプローチ、
例えば、歴史のホゲホゲをよく勉強しろ、とか、そんな事が書いてあるのかな?と思って読んだ私には全然合ってなかったようです。
今の延長線上で未来を描くとサステナブルな世界にならないからやめましょう、と言いたいがための本に読めます。
サステナブルな世界にならないのはフォーキャスト思考だから、はそうなのかもしれないですが、バックキャスト思考自体もサステナブルな未来を目指すための物じゃなく、あくまで未来をイメージして今を考える思考手順でしかないはず。つまり、サステナブルじゃないバックキャスト思考もバックキャスト思考に他ならないです。
サステナブルな未来を目指すための…
とかタイトルに入れといて欲しかったです。
サステナブルじゃないと持続しないんだから未来なんてないじゃん?起点になる未来ないんだからバックキャストできないじゃん?
っていうことなのかもしれないですが、それは
ジョブスはバックキャスト思考を持っていた
と言う一文が本文にありますが、彼は制約を受け入たりしてないと思いますよ?
その未来を見定めるアプローチが書いてあるのだろうと思って買いました。
課題を設定して、
制約を除外するのでなく受け入れる、
てな主旨で書かれてます。
未来を見定める、のに、課題を設定したらダメじゃないすか?領域を設定する、くらいでしょう?
制約を除外するのも立派な未来像だと思うのですが?
事例やヒントから、その人なりに未来をイメージするアプローチ、
例えば、歴史のホゲホゲをよく勉強しろ、とか、そんな事が書いてあるのかな?と思って読んだ私には全然合ってなかったようです。
今の延長線上で未来を描くとサステナブルな世界にならないからやめましょう、と言いたいがための本に読めます。
サステナブルな世界にならないのはフォーキャスト思考だから、はそうなのかもしれないですが、バックキャスト思考自体もサステナブルな未来を目指すための物じゃなく、あくまで未来をイメージして今を考える思考手順でしかないはず。つまり、サステナブルじゃないバックキャスト思考もバックキャスト思考に他ならないです。
サステナブルな未来を目指すための…
とかタイトルに入れといて欲しかったです。
サステナブルじゃないと持続しないんだから未来なんてないじゃん?起点になる未来ないんだからバックキャストできないじゃん?
っていうことなのかもしれないですが、それは
ジョブスはバックキャスト思考を持っていた
と言う一文が本文にありますが、彼は制約を受け入たりしてないと思いますよ?
2018年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とかく現状打開策は無いものねだりや不確実性を含む事が多いです。
バックキャストの発想はまさに目からウロコで良い視点に気づけました。
バックキャストの発想はまさに目からウロコで良い視点に気づけました。
2023年1月14日に日本でレビュー済み
研修のテキストで配られました。
申し訳ないけれど読んで唖然とした本です。バックキャストでも何でもないと思います。
基本的な論旨は「これからは資源がなくなる→昔は今より不便だった→昔のように不便を受け入れれば幸福になれる」。
申し訳ないですが完全にお爺ちゃんの思考。
「本棚を買うよりも、廃材を貰ってきて自分で組み立てた方が安くなるし組み立てる楽しさもあるよ」
とかいうのがあるのですが、
・使える廃材を探すのって結構大変ですよ。手に入れるだけで結構な手間と時間ですよ。
・廃材を使えるように加工・消毒するのって大変ですよ。虫とか巣くってますからね。
・工具も必要ですよ。普通の人は持ってませんよ。
・要は、「普通に本棚買った方が安い」ですよ。
あとは申し訳ないのですが、高度成長期やバブルを散々謳歌して環境破壊してきたこの著者のような世代の人が、
若い人に「これからは資源がなくなるが、昔は不便だったんだからそれを受け入れろ」というのはとても傲慢で自分勝手に感じるのです。
高度成長期だバブルだと、野放図に資源を食い散らかしてきた貴方がたの世代には言われたくないわ・・・。
そんな本です。
申し訳ないけれど読んで唖然とした本です。バックキャストでも何でもないと思います。
基本的な論旨は「これからは資源がなくなる→昔は今より不便だった→昔のように不便を受け入れれば幸福になれる」。
申し訳ないですが完全にお爺ちゃんの思考。
「本棚を買うよりも、廃材を貰ってきて自分で組み立てた方が安くなるし組み立てる楽しさもあるよ」
とかいうのがあるのですが、
・使える廃材を探すのって結構大変ですよ。手に入れるだけで結構な手間と時間ですよ。
・廃材を使えるように加工・消毒するのって大変ですよ。虫とか巣くってますからね。
・工具も必要ですよ。普通の人は持ってませんよ。
・要は、「普通に本棚買った方が安い」ですよ。
あとは申し訳ないのですが、高度成長期やバブルを散々謳歌して環境破壊してきたこの著者のような世代の人が、
若い人に「これからは資源がなくなるが、昔は不便だったんだからそれを受け入れろ」というのはとても傲慢で自分勝手に感じるのです。
高度成長期だバブルだと、野放図に資源を食い散らかしてきた貴方がたの世代には言われたくないわ・・・。
そんな本です。
2018年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未来を単に現在の帰結としての姿としかとらえないのであれば、実に受動的な生き方になる。自分が望む姿で未来を「実現」するために今何をすべきか、という発想に変えていくことによってより能動的な人生に変わっていく。そのための思考方法は実に画期的であり、見事なパラダイムの転換である。