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ハウス・ジャック・ビルト[DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ラース・フォン・トリアー, マット・ディロン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 32 分 |
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商品の説明
≪ラース・フォン・トリアー監督最新作にして“破格の問題作"! カンヌ国際映画祭公式上映で途中
退出者続出!!映画史に刻まれる、賛否両論の衝撃作≫
★カンヌ国際映画祭グランプリ、同・パルムドールを受賞という輝かしい受賞歴を誇る一方、『アン
チクライスト』や『ニンフォマニアック』などあらゆるタブーに切り込み、常に物議を醸してきたラ
ース・フォン・トリアー監督が放つ、“神をも恐れぬ"衝撃と戦慄の大長編!
★主人公である殺人鬼ジャック役に『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマ
ット・ディロンを迎え、共演にユマ・サーマン、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス、そして
惜しくも先頃逝去したブルーノ・ガンツほか、豪華個性派俳優が脇を固める!
★劇中ではジャックが敬愛するピアニスト、グレン・グールドの演奏風景、デヴィッド・ボウイの「
フェイム」といった映像フッテージやヒットナンバーをフィーチャー。監督の変幻自在の技巧とイマ
ジネーションが冴える!
★全米公開時一部カットされた本編が、セル版では完全ノーカット版で収録。
[内容解説]
魅了され、狂わされ、果てしなく堕ちる――
1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけか
らアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、
“ジャックの家"を建てるまでのシリアルキラー12年間の軌跡。
[特殊内容/特典]
【特典映像】(※予定)
・予告編集
[スタッフキャスト]
【CAST】
マット・ディロン
ブルーノ・ガンツ
ユマ・サーマン
シオバン・ファロン
ソフィー・グローベール
ライリー・キーオ
ジェレミー・デイビス
【STAFF】
監督・脚本::ラース・フォン・トリアー
[発売元]
ポニーキャニオン
[クレジット表記]
(C)2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KOLN
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g
- EAN : 4988013060524
- 監督 : ラース・フォン・トリアー
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 32 分
- 発売日 : 2019/12/18
- 出演 : マット・ディロン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B07ZGT2V7W
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 66,756位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,161位外国のミステリー・サスペンス映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
初上映では半分の人が上映中に席を立ち、最後まで見切った観客はスタンディングオベーションを数分間続けたという、それはもう曰く付きの作品だ。
グロがイケることは勿論この映画を楽しむための一つの条件だが、間違いなくその中でも人を選ぶ。
途中に挟まれる白黒の映像や動物などのメタファー的な描写、ダンテの新曲の世界観を色濃く継ぐラスト。
見ていて途中で辛いと思ったら止めればいいし、大体映画なんて美醜感覚と同じレベルで人によって好みの差が出るものだ。
内容について触れる。題名の元はマザーグースの「The house that Jack built」で、言葉遊びの要領で後置修飾がどんどん繋がっていくもの。この作品でいうとmade of humanが後ろにくっつくことになるのか。
ストーリーを簡単に言えばジャックが人で家を作るまでの話だ。もうこれだけでトチ狂っている。
当然人で家を作るとなると(?)、素材が沢山必要になる。だからジャックは両手両足では数え切れない程度の人間を殺すわけだが、その殺人の内の一部が映画の中で語られていく。
詳細は省くが、まぁ普通の人間にとっては胸糞だ。ナイフぺろぺろするような、アニメに出てくるような殺人鬼だったらまだ救われたのだろうが、彼は蟻を潰すように、動物を狩るように、そういうふうに人を殺す。そして観客はその回想と彼から語られる信念、事件の経緯を垣間見ることによって、何となくどうして人間は人間を殺すのか理解したような気分になる。
この映画に描かれるのはサイコパスそのものだ。
そして願わくば彼が完成させた芸術を、それを恐怖としか形容できないジャックの作った家を、一度見てほしいと思う。
また第一ケースの殺人も、この殺人犯よりも被害者の方が寧ろ失礼だろ。もちろん殺しちゃ
いけないが、親切にしてもらっといてあんな言い草されちゃキレられてもある意味自業自得。
第二ケースの被害者もお馬鹿すぎる。金に目がくらむのは理解できるがどう考えても騙されて
いるって気付くだろwまぁでも話が進むにつれて犯人の異常性の方が加速していくのだが。
さすがにR18+版だけあってグロ描写が多い。ただそこまでクオリティが高いわけではなく、
作り物だと分かるレベルなので耐性が低い人でも割と見れそう。それでも子供は可哀想だった。
そしてラストの急展開。ナレーション的会話や意味不明な映像、ラストの急展開もこの作品に意味を
もたせる必要なものなのかもしれないが、観ている側にはただテンポが悪くなる邪魔なものだった。
視聴者に観せ続けさせる力はあるのにどうしてテンポ悪くするかなあ。色々好き嫌い分かれる作品。
最初のジャッキの女性の事が尾を引きジャックに肩入れし始める。
サイコパスの度合いは今まで見てきた映画の中でもかなりの上位に属する。
同じR18指定でも群を抜いたグロさでもある。
最後のおじいさんが出てきた辺りから急激に萎えて行くのが悲しい所。
全くを以て理解に苦しむそれがサイコパスなのであろう。
見終わる頃には自分の中に眠っている何かが目覚めるかもしれない。
余談
乳房の使い道が斬新過ぎ。
ダメだなこのオッサンと云うのが正直な感想。
強迫観念や、女性に対する劣等感満載の主人公は完全に自分の事。
そして、延々と続く自分語り。
相も変わらずヒットラーを正当化。
それも、上っ面の善悪二元論で語っているのが気に入らない。
最盛期には鋭いオリジナリティが見られたが、既に過去のイマジネーションのモザイクを寄せ集めているに過ぎない。
ドッグビルのニコール・キッドマン、アンチクライストのウィリアム・デフォー、ニンフォマニアのユマ・サーマン。
見事なまでに落ち目になっているのは、上っ面の芸術性に縋った所為じゃなかろうか?
エログロナンセンスって、何時の時代の昭和なんだろう?
トリアーを未だに有難がっている映画人ってきっとネットフリックスやアマゾン出資の映画を否定するんだろうなぁと、思いました。
因みにジャッキの下りで殺されるのはユマ・サーマン。
映画界のマスターベーションに付き合えるならいい映画なんじゃなかろうか?
だからといって本作を批判しているわけではない。そうやって皮肉を込めた作品なのだろうから。背徳性を存分に利用して。
建築にしろ、ワインにしろ、芸術論にしろ、その全ての説明が長ったらしく、その割に内容は薄ぺっらく、実に個人的規範性の域を出ない論ばかりである。意図してそうなのであろう。そしてラストシーンでその意図は完結している。
ヴァージが随時代弁してくれている。作中の言葉を借りるなら「拍手を期待するなよ」ということだ。「聞くに足るものはない」「まったく興味はないが話してみたまえ」という気持ちでこちらもジャックの話を聞かなければなるまい。
よもやジャックの話を鵜呑みにする人はいないだろうが、レビューを見ていると、ジャックの本質や思考を読み解こうとして、なんだかんだ芸術性や哲学的な観念に結びつけてしまっている人がいるようだ。それも監督の狙いかもしれない。
こういう監督の感性は、他に類を見ないといっても過言ではないほどに、賞賛すべきであろう。
しかし、ジャックのキャラクター性に皮肉的な構成をもって、それこそは魅力的だが、そこに描かれる不安定さ、虚無感が、そのまま作品のそれになってしまっていると感じる。
総括的に、或いは随所において、作品の性格、テーマ、キャラクター性などを考慮して肯定的に意義を探してみるも、結局シンプルに映画として、エンターテイメントとして、決して表現力が良いとは思えず、ジャックよろしくまさしく虚無的で、物語性、構成、描写などどれをとっても、単純に面白みに欠ける。
以下、少し突っ込んでみる。
まず冒頭のジャッキ(jack)から狙い過ぎていて若干引いた。女性のしつこい「殺人鬼」ワード連発と合わせて、冒頭から攻めすぎな気がする。そこまでアピールしなくてもいいんじゃないかと。
強迫性障害であり潔癖症という描写は面白かった。首絞めてるんだから必要ないのにわざわざナイフで刺して血出して、後から血痕が気になって気になってしょうがない、なんてのはジャックのキャラクター性を印象付けるのにインパクトがあって良かった。ただ、やはりちょっとくどいなと感じた。
そして、雨が痕跡を流してくれるってシーンになるけど、いくらなんでもあれだけ削れてたら皮膚やら歯やら肉片やら全部キレイサッパリとはいかないだろとツッコミを入れたくなるが、それは置いといても、そもそも事件性がすでに勃発していて、怪しい男がそこにいて、それをまさに水に流すかの如く話を先へ進めるのには驚いた。これは批判ではなく、なるほどそういう構成ね、という驚き。
前半のこういった部分は、作品の性格やキャラクター性を存分に魅せつけてくれる。味見をするだけで胸焼けしそうなくらいに。
しかし、以降、とにかくくどく長ったらしい割りに中身のない話が繰り返されていくのは、それが意図されたもので、その意義を理解するとしても、単純に映画としての構成として面白いとは思わないし、後半にはいい加減うんざりした。また他者の映像を部分的に使うのは効果的で良いとしても乱用しすぎじゃないかと思う。
映画ということを忘れて、何を観せられているんだ?という感覚さえ覚えた。個人的にはここが一番マイナスポイント。
そして、心理描写の薄さ、というより現実離れした反応に違和感を覚える。ジャックのそれはそれとして観るべき魅力がある。しかし、その他、被害者たち然り、ちょいちょい登場する警察官たち然り、その人物描写を含めてリアリティもなければ面白みもない。ジャックのフィルターを通した描写として観るならばこそ、それすらも意図して作られたものと感じることも出来、現実味こそ不必要とも感じられるが、それにしても単純に物語性として薄味感を感じ魅力がないと言わざるを得ない。
例えば、被害者たちの心理には、怒りなり、動揺なり、喪失感なり、混乱なり、とかく尋常ではない心理が混在してあるはずであろうに、この描写から感じられるのは驚きと恐怖だけである。ジャックのフィルターを意識しても尚、これでは実に味気ない。
タイトルでもあり、テーマでもある、ジャックの家づくりに関しても、最後のアレは容易に想像がつくが、それは別にいいとして、皮肉的な構成ながらもあれだけくどく描いてきたことの終着点として、なんとも物足りない。それを含めて皮肉なんだとしても、単純に面白みに欠けるのだ。画的なインパクトこそあれど。
終盤、穴に入ってシャボン玉からの洞窟、そしてラストまで、本作の本質的な意義はここにあると言えるだろうが、画に魅力がなく、もはやコメディかと思うほど軽い表現で、その意義的な描写力が薄い。それまでの長尺に詰まったジャックの戯言を顧みてなおさら残念である。