君を守りたい～SAVE ME～

父親の事業失敗によりソウルから田舎町･ムジ郡に引っ越してきたサンミ一家。その道中でタイヤがパンクしてしまうが、偶然通りかかったサンファン、ドンチョル、マニ、ジョンフンの4人に助けられる。美しいサンミを目にした4人は、サンミに対し興味を持ち始める。一方、ムジ郡の山中に寄生するニセ宗教集団「救船院」では、謎の集会が行われ信者の心を惑わしていた。教祖ペク･ジョンギは信者を魅了するカリスマ性と神妙な能力により平和なムジ郡である企みを巡らしていた。

サンミ一家は「救船院」の教祖ペク･ジョンギの手厚いサポートにより新居を手配してもらうが、ペク･ジョンギは彼らの心を手に入れようとしていた。少しずつペク･ジョンギに心を開くもサンミだけは怪しんでいた。そんな中、サンファンら4人と同じ学校に通い始めたサンミ兄妹。サンミは不良学生からいじめを受けている兄サンジンを助けてほしいとサンファンに要求するが個人的な事情により断られてしまう…。

いじめにより自ら命を絶ったサンジン。そんな兄を救ってくれなかったサンファンが葬儀に参列しているのを見てサンミは、目の前に現れるなと告げる。一方、現場にいた学生らは警察の事情聴取を受けるが、権力者の親を持つ不良学生は次々と解放され、ドンチョルだけ退学に追い込まれてしまう。そんな中、サンミの父イム･ジュホは息子の仇をとるため、不良学生を探し始めるが…。

息子サンジンの死を受け入れられないボウンは、精神を病んでしまう。そんな妻を見かね、治療を受けさせるために様々な方法を試すが、悪化する一方だった。一方、そんなサンミ一家を何としてでも手に入れようとするペク･ジョンギのサポートは日に日に増していく。弱みにつけこまれたサンミの父ジュホは家族全員で「救船院」施設に入ることに。それから3年の月日が経ち、ソウルで大学生活を送るサンファンは久しぶりに故郷ムジ郡に帰省するが…。

サンミは信者の孫ジョングとともに命を懸けて「救船院」脱出を試みるが、すぐに使徒のワンテに捕まってしまう。その上、ワンテはジョングを事故死に見せかけようと企てる。そんな中、ドンチョルの出所日が近づいていた。罪悪感に苛まれているサンファンは、ドンチョルの出所日に姿を現さなかった…。

バイクを運転中、「救船院」の車と衝突したサンファンはそこで3年ぶりにサンミと再会する。サンミが助けを求めていることに気がつき、サンファンとジョンフン、マニは「救船院」の車を追跡するが見失ってしまう。後日、街中で布教活動をしているサンミを見つけたサンファンはただならぬ雰囲気を感じ、サンミに一声かけようとするが…。一方、出所したドンチョルはお金を稼ぐために新しい人生を歩もうとする。

サンファンたちはサンミ宅に侵入しようとするが、父ジュホに見つかりそうになる。一方、教祖ペク･ジョンギはサンファンたちの存在を知り、サンミを自分の妻にあたる「霊母」として迎え入れようと準備を進める。そんな中、サンファンは罪悪感で顔を合わせられなかったドンチョルに会うべく、努力するがドンチョルの心は簡単には開かなった…。

ドンチョルに会いに行ったサンファンは、殴り合いのケンカに発展する。そこでサンファンはサンミの身に危険が迫っていることを伝える。一方、サンミを「霊母」として迎え入れようと急ぐジョンギに対し、サンミは力を振り絞って抵抗する。しかし教祖であるジョンギに傷を負わせたとして父ジュホはサンミを叱責してしまう。そんな中、救船院の施設を突き止めたサンファンたちはサンミを救出しようと試みるが…。

サンファンたちは激しい格闘の末、サンミを救出することに成功。しかしサンミに逃げられたことを知った教祖ペク･ジョンギは使徒ワンテやウンシルに早急に探し出せと命令する。一方、サンミを無事救出したサンファンたちは警察署に向かい、救船院の実態を告げるが。そんな中、ドンチョルは少年院で知り合ったジュングの依頼で危険な仕事を受け持つことになり…。

自らの意思で救船院に戻ったサンミ。礼拝が行われている中、サンミは信者たちにここを出るべきだと伝えるが、ペク･ジョンギは動揺せず悪魔祓いを始める。一方、唯一面が割れていないドンチョルは祈祷室に監禁されているサンミを救出すべく、救船院に潜入することにするが…。

教祖ペク･ジョンギはサンミを正式に霊母として迎え入れる準備を始める。一方、サンファンら4人はサンミを助け出すため本格的に動き出す。ドンチョルは入信を検討するフリをして救船院に潜入。そこでサンミの姿を目撃するが、ある人物に引き止められてしまう。そんな中、サンファンは実父ヨンミンとペク･ジョンギが親しくしている姿を目撃し…。

サンミの母ボウンは、正気を取り戻すがウンシルに薬物を投与されてしまう。その場面を目撃したサンミは、同じ教団で手を貸してくれるソリンに薬の成分を調べるようお願いする。一方、ソリンから話を聞いたドンチョルは信者に対する薬物投与の証拠をつかむため、本格的に動き始める。そんな中、刑事イ･ガンスはムジ郡で起きた事件に教祖ペク･ジョンギが関係していると悟り、捜査を始めるが…。

ペク･ジョンギの本性が明らかとなり、サンミは彼に対抗心を向ける。しかしペク･ジョンギはサンミを力づくで従わせようと必死だった。一方、ドンチョルは宿泊セミナーに参加し、救船院の内部を探ろうとしていた。そんな中、サンファンは刑事イ･ガンスに事件解決のため、協力をお願いするが…。

サンミは霊母になるフリをし、信者の前で祈祷を披露する。一方、ソリンは救船院の薬物投与に関する情報をメディアに提供すべく、テレビ局へと向かうが一歩のところでウンシルに捕まってしまう。そんな中、動画サイトで救船院に関する情報提供を呼び掛けたジョンフンが誘拐されてしまう。その事実を知ったサンファンはドンチョルに伝え、マニとともに施設へと乗り込むのだが…。

実父の裏の顔を知ったサンファンは、悪事を明らかにしようと決意する。まずソリンの上司の新聞記者にソリンの行方が分からなくなった事実を伝え、それには警察署長や実父が関係していると告白。一方、刑事イ･ガンスは救船院を本格的に捜査しようとするが…。

救船院の正体を暴くべく、身を投じたサンミはペク･ジョンギとの新天国結婚式を間近に控えていた。そんなサンミはドンチョルの計画通り、ペク･ジョンギにドンチョルと友人関係であると暴露する。地下に監禁されたドンチョルはそこで憔悴しきっている実父を発見する。一方、サンファンは危険な橋を渡ったサンミとドンチョルを救うべく、救船院に乗り込むが…。果たしてサンファンは3年前に抱いた後悔の念を晴らすことが出来るのだろうか?