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人は海辺で進化した: 人類進化の新理論 単行本 – 1998/3/1
かつてわれわれの祖先は「水生類人猿」だった!
そのことによってのみ、われわれが直立二足歩行をし、体毛を喪失し、皮下脂肪をたくわえ、涙を流すことの説明が可能になる。
そのことによってのみ、われわれが直立二足歩行をし、体毛を喪失し、皮下脂肪をたくわえ、涙を流すことの説明が可能になる。
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社どうぶつ社
- 発売日1998/3/1
- ISBN-104886223028
- ISBN-13978-4886223029
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
木から降り、森を出た我々の祖先は、サバンナで暮らし始める前、水辺や水中で生活をしていた。その水生生活こそが人間という種を作ったのだというアクア説を、従来のサバンナ説などと対比して論じた、斬新な人類進化論。
登録情報
- 出版社 : どうぶつ社 (1998/3/1)
- 発売日 : 1998/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 199ページ
- ISBN-10 : 4886223028
- ISBN-13 : 978-4886223029
- Amazon 売れ筋ランキング: - 459,734位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 134位サル・人類学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初はトンデモ説だと思っていました。
しかし,アクア説の状況証拠がそろいすぎています。
いずれ常識になるでしょう。
「人類進化の700万年」著者は,一応現段階では否定する立場のようですが,
「今後の研究ではどうなるか分からない」という予防線を強く張っていたので,
心の中ではだいぶアクア説に傾いている印象を受けました。
しかし,アクア説の状況証拠がそろいすぎています。
いずれ常識になるでしょう。
「人類進化の700万年」著者は,一応現段階では否定する立場のようですが,
「今後の研究ではどうなるか分からない」という予防線を強く張っていたので,
心の中ではだいぶアクア説に傾いている印象を受けました。
2022年9月1日に日本でレビュー済み
従来、ヒトの進化については「サバンナ説(樹から降りて進化した)」「ネオテニー説(幼児期のまま成熟した)」というのが正しい理論とされていました。
著者はこれらに対して、何れも正しいが全てを説明できるわけではない、として「アクア説(水辺での生活に適応して進化した)」という理論を提唱しています。
水辺で、また水中での生活を続けることにより、二足歩行や言語の前適応がなされ、また体毛の減少がなされた、など従来の理論でも説明しにくい様々な進化に対して、かなりすっきりした無理のない理論を展開しています。
また、従来の理論では霊長類との比較による説明が多かったのですが、「アクア説」では、陸から海・湖・川に戻った哺乳類(イルカ、クジラ、ビーバーなど)との比較をし、ヒトとの類似性を解説しています。いずれも「なるほどね」と思わせるだけの内容です。
更に、著者は「アクア説」だけが正しいと論じているわけではなく、従来の理論を補完するものであり、全てを足し合わせることで上手く説明できるのではないか、と主張しています。
ヒトの進化については、直接的な証拠はないため、様々な自然科学の領域からの傍証を積み重ね、慎重に紐解いていかなければなりませんし、各々の自然科学の発展や新発見で理論がひっくり返ることもありますので、本書をもって決定版だとはいえません。本書の原著初版が1982年と古いことからも決定版ではないでしょう。
ただ、本書はヒトの進化について新鮮な視点を与えてくれますので、上記の科学的な論拠と併せて価値の高いものだといえます。また新たな刺激を与えてくれるという意味でも本書は価値あるものだと思います。
著者は本書のあとに「人類の起源論争」という本も書いていますので、そちらも読んでみようと思います。
2008/4/19読了
著者はこれらに対して、何れも正しいが全てを説明できるわけではない、として「アクア説(水辺での生活に適応して進化した)」という理論を提唱しています。
水辺で、また水中での生活を続けることにより、二足歩行や言語の前適応がなされ、また体毛の減少がなされた、など従来の理論でも説明しにくい様々な進化に対して、かなりすっきりした無理のない理論を展開しています。
また、従来の理論では霊長類との比較による説明が多かったのですが、「アクア説」では、陸から海・湖・川に戻った哺乳類(イルカ、クジラ、ビーバーなど)との比較をし、ヒトとの類似性を解説しています。いずれも「なるほどね」と思わせるだけの内容です。
更に、著者は「アクア説」だけが正しいと論じているわけではなく、従来の理論を補完するものであり、全てを足し合わせることで上手く説明できるのではないか、と主張しています。
ヒトの進化については、直接的な証拠はないため、様々な自然科学の領域からの傍証を積み重ね、慎重に紐解いていかなければなりませんし、各々の自然科学の発展や新発見で理論がひっくり返ることもありますので、本書をもって決定版だとはいえません。本書の原著初版が1982年と古いことからも決定版ではないでしょう。
ただ、本書はヒトの進化について新鮮な視点を与えてくれますので、上記の科学的な論拠と併せて価値の高いものだといえます。また新たな刺激を与えてくれるという意味でも本書は価値あるものだと思います。
著者は本書のあとに「人類の起源論争」という本も書いていますので、そちらも読んでみようと思います。
2008/4/19読了
2014年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類進化の新理論で、まだ、十分評価されてるわけではなく、今後の評価に期待したい。
2014年5月30日に日本でレビュー済み
もう10年以上前になりますが、この著作を読み
決して小さくはない衝撃をうけました。
内容は、人類が祖先たる「ape」の一種からどのような過程を経て
現在のような奇異な特徴を持つ種へと変容するに至ったのか、
ということを探求した科学書なのですが
これが単なる学術的な論文にとどまらず、実に面白いのです!
あたかもそれは、われらの起源を解き明かす上質なミステリー小説のようであり、
既成の学会の「定説」にたった独りで斬り込んでいくジャーナリストのスリリングなドキュメントであり、
私たちの凝り固まった頭と「常識」をぐらぐらと揺さぶる刺激物で、
遠く遥かな先祖の時代へのイマジネーション溢れる詩のようでもあるのです。
直立歩行(背骨がまっすぐであること)、薄い体毛、厚い皮下脂肪、
涙を流すこと、陸棲動物としては致命的なほど汗を流すこと、
対面性交すること………
およそ陸棲動物のなかではきわめて珍しい
「ヒト」にのみ見られる諸特徴は
そのほぼ全てが、水棲哺乳類のなかでは
一般的な性質にすぎないということ。
(この本を読んでから私は、ペンギンとイルカに
ものすごく親しみを覚えるようになりました。)
この本で展開されている、極めて論理的で理にかなった「人類進化論」が
未だに「異説」の地位に甘んじ、大きな脚光を浴びていない現状を
じつに嘆かわしく思います。
私たちの「由来」に関わる重要な話ですので、
まだお読みでない方は、ぜひ一度
手に取って頂きたいと願っています。
決して小さくはない衝撃をうけました。
内容は、人類が祖先たる「ape」の一種からどのような過程を経て
現在のような奇異な特徴を持つ種へと変容するに至ったのか、
ということを探求した科学書なのですが
これが単なる学術的な論文にとどまらず、実に面白いのです!
あたかもそれは、われらの起源を解き明かす上質なミステリー小説のようであり、
既成の学会の「定説」にたった独りで斬り込んでいくジャーナリストのスリリングなドキュメントであり、
私たちの凝り固まった頭と「常識」をぐらぐらと揺さぶる刺激物で、
遠く遥かな先祖の時代へのイマジネーション溢れる詩のようでもあるのです。
直立歩行(背骨がまっすぐであること)、薄い体毛、厚い皮下脂肪、
涙を流すこと、陸棲動物としては致命的なほど汗を流すこと、
対面性交すること………
およそ陸棲動物のなかではきわめて珍しい
「ヒト」にのみ見られる諸特徴は
そのほぼ全てが、水棲哺乳類のなかでは
一般的な性質にすぎないということ。
(この本を読んでから私は、ペンギンとイルカに
ものすごく親しみを覚えるようになりました。)
この本で展開されている、極めて論理的で理にかなった「人類進化論」が
未だに「異説」の地位に甘んじ、大きな脚光を浴びていない現状を
じつに嘆かわしく思います。
私たちの「由来」に関わる重要な話ですので、
まだお読みでない方は、ぜひ一度
手に取って頂きたいと願っています。
2009年5月4日に日本でレビュー済み
私は大学院で分子生物学を学び進化論を趣味と
する者です。(グールド派でドーキンスは嫌い。
何故か?ドーキンスの世界はつまらないから。)
かねがね人類の進化については関心高く、
サバンナ説には疑問を感じていたのですが、
この本を出版直後に手にして一気読みし、
アクア説こそ真実だと確信しました。
未だに異端扱いされているのが信じられません。
ちなみに、併せて疑問を抱いていた生命の起源に
ついてのオパーリン以来の「生命のスープ説」と、
いわゆる化石燃料の「有機起源説」については、
トーマス・ゴールドの「未知なる地底高熱生物圏」
を読んで「地底起源説」が真実と確信しました。
(こちらは絶版、中古が定価より
高額で出品されていますが、それに見合う価値の
ある本です。)
する者です。(グールド派でドーキンスは嫌い。
何故か?ドーキンスの世界はつまらないから。)
かねがね人類の進化については関心高く、
サバンナ説には疑問を感じていたのですが、
この本を出版直後に手にして一気読みし、
アクア説こそ真実だと確信しました。
未だに異端扱いされているのが信じられません。
ちなみに、併せて疑問を抱いていた生命の起源に
ついてのオパーリン以来の「生命のスープ説」と、
いわゆる化石燃料の「有機起源説」については、
トーマス・ゴールドの「未知なる地底高熱生物圏」
を読んで「地底起源説」が真実と確信しました。
(こちらは絶版、中古が定価より
高額で出品されていますが、それに見合う価値の
ある本です。)
2007年12月16日に日本でレビュー済み
私を産んでくれた母が病気で亡くなり、
人はどこから来たのだろうかと思い、読んだ本
『人類進化の700万年』
に、アクア説が数行で強烈に否定されており、その時は
私もアクア説なんかあるものかと思った。しかし、
『迷惑な進化』
に、現在の人間の女性(母)が子(私)を産む時の難しさと
進化の圧力に関する見方から、アクア説が否定できないことが
示されており、今では私はアクア説を信じている。
この本は、
アクア説を様々な角度から客観的に説明するよう努力しており、
読み終えた今では、これ以上の説明はいらないだろうと感じる。
過去の説や思想に囚われることなく、アクア説の要点を読み取り、
人類の進化における本当の道筋に気づいてほしいと切に願う。
人はどこから来たのだろうかと思い、読んだ本
『人類進化の700万年』
に、アクア説が数行で強烈に否定されており、その時は
私もアクア説なんかあるものかと思った。しかし、
『迷惑な進化』
に、現在の人間の女性(母)が子(私)を産む時の難しさと
進化の圧力に関する見方から、アクア説が否定できないことが
示されており、今では私はアクア説を信じている。
この本は、
アクア説を様々な角度から客観的に説明するよう努力しており、
読み終えた今では、これ以上の説明はいらないだろうと感じる。
過去の説や思想に囚われることなく、アクア説の要点を読み取り、
人類の進化における本当の道筋に気づいてほしいと切に願う。