本書を読むと、著者はメジュゴリエでの聖母マリアのご出現について、慎重に調査するため、第1回目が1997年5月から6月にかけて40日間、更に詳しく調査をするため、第2回目に、1997年12月から現地を訪れ、事実を確認して、執筆したことが書かれています。
その間、資料による調査はもちろんのこと、幻視者本人に会ってインタビューをしたり、実際に聖母マリアのご出現に立ち会ったりすると共に、神父を含めた地元の関係者や巡礼者などからも話を聞いて、調査していったことが分かります。
そして、その長期にわたる現地での調査結果として、次のような結論が出されています。(第9章より)
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この長い滞在期間を通して、私が出した結論は、「メジュゴリエでは、私達には見えない出来事、つまり〝聖母マリアのご出現〞が確かに起きている」であった。 理由は次のようなものだ。
1.6人の幻視者達は、聖母のご出現という自らの体験について確信を持って語り、これまで長期にわたり、多くの人々によって、様々な観点から質問がなされてきたが、それに対する回答は首尾一貫していると共に、一致している。
2.出現が始まった当時、子供達の年齢は10歳から16歳だった。それから継続して起きた、聖母のご出現の様子やメッセージの内容、そして一連の展開などを、子供達6人が共同で創作し続け、同じように説明していくのは全く不可能であり、彼らが事実を語っているとしか考えられない。
3.神の存在を否定する共産主義の政権下において、聖母のご出現について語るのは、非常に危険なことだった。実際に、政府は彼らの動きを厳しく監視し、ご出現の2カ月後には、神父を反政府運動の容疑で逮捕し、禁固刑に処した。
4.子供達も警告を受け、警官に追われ、病院に連れていかれ、身の危険を感じる状況にあった。身内の人達さえも巻き込む厳しい環境のもとで、事実でない出来事を言い続けるのは、子供達にとって、全く意味も利益もないことである。
5.幻視者達は健康で、肉体的にも精神的にも異常はないが、聖母のご出現を受けている時だけ、脱魂(トランス)状態という特殊な意識状態にあると、医学的調査によって確認されている。(彼らは聖母のご出現のあいだ中、写真のフラッシュや回りの音などに全く反応せず、触れられても分からない。)
6.これまで一千万人を超える人々がメジュゴリエの教会を訪れたといわれているが、その巡礼は5年間にも及んだユーゴスラビア内戦の時も途切れることがなかった。これほど多くの人々を突き動かしたのは、幻視者達の率直な態度に対する強い確信、そしてメジュゴリエで得ることのできる〝何か〞があるからだと考えられる。
7.幻視者達の話は常に、家族、友人、神父、巡礼者、祈りのグループ、村人など、多くの人々に聞かれており、幻視者達の生活態度も見られている。身近な人々を、16年もの間、創作や嘘でだまし通すなど全く不可能である。彼らが自信を持って証言し続け、話の内容に齟齬がないのは、彼らが経験したことを、そのまま伝えているからとしか思えない。
「私達には、それは見えない。だが、彼らは〝確実に〞視ている」
それがメジュゴリエで感じた、私の率直な感想だった。
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『聖母マリアの秘密』をずっと通して読んでいくと、事実が淡々と誠実に書かれているように感じられます。
ですから、本文に書かれているように、メジュゴリエでのご出現は間違いないと思います。
今の時代は、誰が書いたのか分からない「フェイクニュース」(偽情報)も溢れているようです。
これからの時代は、何が本当で、何が嘘なのかを、自分自身で冷静に判断していく必要があると思います。
書かれている文章自体にも波動がありますから、本物かどうかを見極めるのに、自分にとって心地よい文章か、重く感じられる文章かなども、判断する時の材料になるように思います。
『聖母マリアの秘密』を読まれたら、聖母マリアのご出現とメッセージの意味がよくわかると思います。

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聖母マリアの秘密――今も続くメジュゴリエでの奇跡(発行:青鴎社) 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/11
菊谷泰明
(著)
南フランスのルルドやポルトガルのファティマなど、世界的に有名な聖地は数多く、聖母マリアのご出現は今も続く。
幻視者マリアが語った「ファティマでの聖母のご出現とメジュゴリエでの聖母のご出現の関係」、幻視者ミリアナが打ち明けた「聖母から渡された、暗号の様な文字が記された不思議な紙」が示すものは何か。
世界各地の聖母ご出現の地を辿る著者が、聖母ご出現の意味、聖母からのメッセージ、ファティマ第三の秘密などの謎に迫る。
幻視者マリアが語った「ファティマでの聖母のご出現とメジュゴリエでの聖母のご出現の関係」、幻視者ミリアナが打ち明けた「聖母から渡された、暗号の様な文字が記された不思議な紙」が示すものは何か。
世界各地の聖母ご出現の地を辿る著者が、聖母ご出現の意味、聖母からのメッセージ、ファティマ第三の秘密などの謎に迫る。
- 本の長さ456ページ
- 言語日本語
- 出版社出版文化社
- 発売日2016/2/11
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104883385922
- ISBN-13978-4883385928
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商品の説明
著者について
菊谷泰明(きくたにやすあき)
1955年、長崎県生まれ。
公務員を11年務めた後、「本当のこと」を求めて旅に出る。その途上では不思議な出来事が次々と起こり、「見えない世界」そして「聖母マリアのメッセージや秘密」などについて伝えることになる。
東欧で今も続いている聖母マリアの「ご出現」に立ち会い、幻視者達へのインタビューを日本人として初めて行う。
現在、各地でのお話会や講演会などを通して「神様の導き」や「聖母マリアの奇跡と秘密」「祈りの大切さ」などを伝えている。
1955年、長崎県生まれ。
公務員を11年務めた後、「本当のこと」を求めて旅に出る。その途上では不思議な出来事が次々と起こり、「見えない世界」そして「聖母マリアのメッセージや秘密」などについて伝えることになる。
東欧で今も続いている聖母マリアの「ご出現」に立ち会い、幻視者達へのインタビューを日本人として初めて行う。
現在、各地でのお話会や講演会などを通して「神様の導き」や「聖母マリアの奇跡と秘密」「祈りの大切さ」などを伝えている。
登録情報
- 出版社 : 出版文化社 (2016/2/11)
- 発売日 : 2016/2/11
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 456ページ
- ISBN-10 : 4883385922
- ISBN-13 : 978-4883385928
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 625,823位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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2019年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今、本当に思うことは「聖母マリアの秘密」という本に出会えて救われたということです。
この本に出会っていなかったら、人生の闇にずっといたと思います。
私は今までの人生では大した苦労もなく、恵まれていたと思います。
しかし、なんだか不満や先の不安を感じて、人生を変えられるのではないかと思い、キリスト教の門をくぐりました。
クリスチャンになってはみたものの信仰とはどういうものかわからず、逆に神はなぜ苦しみしか与えないのかという疑問ばかりでした。
そして私は教会内では若い年齢で教会のために奉仕を山のようにかかえていました。
最初は神さまのためと思っていましたが、次第に私は教会のために働きたいからクリスチャンになったわけではなく、神さまを知りたくてクリスチャンになったと気づきました。
喜びの中にしか信仰はないのではないかと思いました。
そして、本当の信仰、祈りとは・・・と深く考えるようになった時に、「聖母マリアの秘密」に出会いました。
本の表紙を見て、そういえば小さい時からいつもマリアさまを感じる環境にいたとその時思いだしました。
マリアさまの微笑みをしっかりみると心が安らぎ見る景色がガラッと変わりました。
私は20代の頃から、人生のやりがいや生きがいが欲しかった。自分には使命があると信じたかった。
そんな思い上がりの私にも、マリアさまイエスさまはいつも隣にいてくださり、きっかけを与えてくださっていた。
この本を手元に頂き、そのことが本当によくわかりました。
今は、毎日毎瞬の祈りを通して、神様が、マリアさまがいつもいて下さると感じることが
できて、幸せです。その大切さをこの本が教えてくれました。
毎日を大切に、すべてのものと共存し、愛して生きることが、極上のことと感じています。
信仰は、この荒れ野の現生の中にあると感じました。
そしてこの世に存在するものとは全て一体であること。
私は祈り、マリア様を愛して、日々神様に与えていただいたことを感謝しながら生きていき
たいと思います。
「聖母マリアの秘密」に出会えて、今の安らぎをいただきました。感謝しかありません。
マリアさまのメッセージは愛に満ち溢れ全ての国の隔たりや宗教を超ています。
私のバイブルである「聖母マリアの秘密」をもっともっと大切にしていきます。
この本に出会っていなかったら、人生の闇にずっといたと思います。
私は今までの人生では大した苦労もなく、恵まれていたと思います。
しかし、なんだか不満や先の不安を感じて、人生を変えられるのではないかと思い、キリスト教の門をくぐりました。
クリスチャンになってはみたものの信仰とはどういうものかわからず、逆に神はなぜ苦しみしか与えないのかという疑問ばかりでした。
そして私は教会内では若い年齢で教会のために奉仕を山のようにかかえていました。
最初は神さまのためと思っていましたが、次第に私は教会のために働きたいからクリスチャンになったわけではなく、神さまを知りたくてクリスチャンになったと気づきました。
喜びの中にしか信仰はないのではないかと思いました。
そして、本当の信仰、祈りとは・・・と深く考えるようになった時に、「聖母マリアの秘密」に出会いました。
本の表紙を見て、そういえば小さい時からいつもマリアさまを感じる環境にいたとその時思いだしました。
マリアさまの微笑みをしっかりみると心が安らぎ見る景色がガラッと変わりました。
私は20代の頃から、人生のやりがいや生きがいが欲しかった。自分には使命があると信じたかった。
そんな思い上がりの私にも、マリアさまイエスさまはいつも隣にいてくださり、きっかけを与えてくださっていた。
この本を手元に頂き、そのことが本当によくわかりました。
今は、毎日毎瞬の祈りを通して、神様が、マリアさまがいつもいて下さると感じることが
できて、幸せです。その大切さをこの本が教えてくれました。
毎日を大切に、すべてのものと共存し、愛して生きることが、極上のことと感じています。
信仰は、この荒れ野の現生の中にあると感じました。
そしてこの世に存在するものとは全て一体であること。
私は祈り、マリア様を愛して、日々神様に与えていただいたことを感謝しながら生きていき
たいと思います。
「聖母マリアの秘密」に出会えて、今の安らぎをいただきました。感謝しかありません。
マリアさまのメッセージは愛に満ち溢れ全ての国の隔たりや宗教を超ています。
私のバイブルである「聖母マリアの秘密」をもっともっと大切にしていきます。
2022年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前買った「聖母マリアからのメッセージ」の改訂版でした。題名が変わっていたので買ってしまいました(泣)
内容は素晴らしいので☆4つ
内容は素晴らしいので☆4つ
2016年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
祈って、導きに抵抗せず従う著者の姿勢に感銘を受けました。
その「導き」の一つは、著者が奈良のとある神社で祈りの日を過ごしていた時のこと。
著者はふと「イスラエルへ行きたい」という内なる声を聴き、素直にイスラエル巡礼を決めます。
神社からイエスゆかりの地へ…
宗教を超えたつながりを、頭であれこれ分析せず心で受け止め、
著者はやがて聖母マリアへとたどり着きます。
その旅路で、キリスト教とは無縁のはずの著者は祈りに祈り、次々と答えを受け取りますが、
その「答え」から得た著者の気づきには心打たれるものがありました。
著者の数々の気づきの一つを以下に引用します:
私達はいろんな形で祈っている。それでは逆に、見えない世界からの言葉にちゃんと耳を傾けているだろうか?
自らの思いを伝えようと祈りはするが、見えない世界からの声を誠実に聞こうとしているだろうか。
答えは「否」のような気がする。私達と見えない世界のコミュニケーションは、多くの場合が一方通行になっているように思われる。
…この部分を読んで、私自身も祈りを「発信」しながら、
それへの答えを「受信」する態度に欠けていたことに気づきました。
この本は、ひたすら純粋に祈る著者の心の旅を描きながら、読者を心の聖地へと連れて行ってくれます。
物理的な旅の記録としても楽しめますが、
「祈りとは何か」「祈りの答えはどのように現れるのか」といったことに関心ある方にもお勧めです。
最後に、この本を書き終えてからも、著者の祈りに対する答えは届き続けているようです。
HPを拝見したら、今度は南インドの聖母アンマへと導かれていらっしゃいました…
その「導き」の一つは、著者が奈良のとある神社で祈りの日を過ごしていた時のこと。
著者はふと「イスラエルへ行きたい」という内なる声を聴き、素直にイスラエル巡礼を決めます。
神社からイエスゆかりの地へ…
宗教を超えたつながりを、頭であれこれ分析せず心で受け止め、
著者はやがて聖母マリアへとたどり着きます。
その旅路で、キリスト教とは無縁のはずの著者は祈りに祈り、次々と答えを受け取りますが、
その「答え」から得た著者の気づきには心打たれるものがありました。
著者の数々の気づきの一つを以下に引用します:
私達はいろんな形で祈っている。それでは逆に、見えない世界からの言葉にちゃんと耳を傾けているだろうか?
自らの思いを伝えようと祈りはするが、見えない世界からの声を誠実に聞こうとしているだろうか。
答えは「否」のような気がする。私達と見えない世界のコミュニケーションは、多くの場合が一方通行になっているように思われる。
…この部分を読んで、私自身も祈りを「発信」しながら、
それへの答えを「受信」する態度に欠けていたことに気づきました。
この本は、ひたすら純粋に祈る著者の心の旅を描きながら、読者を心の聖地へと連れて行ってくれます。
物理的な旅の記録としても楽しめますが、
「祈りとは何か」「祈りの答えはどのように現れるのか」といったことに関心ある方にもお勧めです。
最後に、この本を書き終えてからも、著者の祈りに対する答えは届き続けているようです。
HPを拝見したら、今度は南インドの聖母アンマへと導かれていらっしゃいました…
2019年3月13日に日本でレビュー済み
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何度か繰り返し読むことにより、様々な角度や想いを感じられると思います。
2018年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時々神様の存在が遠くに感じられてしまった時に再び信じる力が自分にも沸いてきたように感じました。
2018年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすいです。美しい写真を見ながら聖地へ行った気分になりました。
2018年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい本です。一気に読みました。ぜひすべての人に読んでほしいと思います。