アメリカに住むお金持ちに対して実施したインタビューがまとめられている。この本を読めばアンケート結果をもとにしたお金持ちの傾向が知れる。お金持ちの思考法なども書かれている。
お金持ちになるにはマインドセットからだと思わされる本だった。
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1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました 単行本(ソフトカバー) – 2019/4/12
トマス・J・スタンリー
(著),
橘玲
(その他)
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50万部突破『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の橘玲氏が絶賛! 解説!
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調査で明らかになったミリオネアの意外すぎる共通点。
純資産100万ドル(およそ1億1000万円)以上のアメリカの富裕層を対象に、大規模調査を実施。初めて分かった彼らの「成功の秘訣」とは 大ベストセラー『となりの億万長者』の著者による、現実的に1億円貯める方法。NYタイムズ絶賛の全米ベストセラー。
億万長者になるのは簡単だった
―― 橘玲
◎お金持ちは学生時代の成績が普通
◎お金持ちはクーポン券使う
◎お金持ちは中古物件に住む
◎お金持ちはコストコで買い物をする
◎お金持ちは靴を修理して履く
◎お金持ちは「会社勤めをリスクが高い」と考える
◎お金持ちは相続を受けておらず、1世代で成り上がっている
◎お金持ちは子供が3人いる
◎お金持ちは配偶者を顔で選んでいない
◎お金持ちは海外でゴルフよりも、子供のスポーツ観戦
◎お金持ちは海外旅行を2年に1度しかいかない
※本書は2001年に日本経済新聞社より刊行された『なぜ、この人たちは金持ちになったのか 億万長者が教える成功の秘訣』を加筆・改変したものです。
【目次】
序文 億万長者になるのは簡単だった 橘玲
第1章 本当のお金持ちってどんな人?
第2章 億万長者への30の質問
第3章 天才・秀才はお金持ちになれない
第4章 チャンスとリスク、勇気と恐怖
第5章 金持ちになれる仕事、なれない仕事
第6章 金持ちになるための配偶者の選び方
第7章 買い物上手こそ金持ちへの道
第8章 金持ちの家をのぞいてみよう
第9章 億万長者のライフスタイルーー現実と幻想
第10章 ミリオネア・マインドを身につけよう
50万部突破『言ってはいけない 残酷すぎる真実』の橘玲氏が絶賛! 解説!
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調査で明らかになったミリオネアの意外すぎる共通点。
純資産100万ドル(およそ1億1000万円)以上のアメリカの富裕層を対象に、大規模調査を実施。初めて分かった彼らの「成功の秘訣」とは 大ベストセラー『となりの億万長者』の著者による、現実的に1億円貯める方法。NYタイムズ絶賛の全米ベストセラー。
億万長者になるのは簡単だった
―― 橘玲
◎お金持ちは学生時代の成績が普通
◎お金持ちはクーポン券使う
◎お金持ちは中古物件に住む
◎お金持ちはコストコで買い物をする
◎お金持ちは靴を修理して履く
◎お金持ちは「会社勤めをリスクが高い」と考える
◎お金持ちは相続を受けておらず、1世代で成り上がっている
◎お金持ちは子供が3人いる
◎お金持ちは配偶者を顔で選んでいない
◎お金持ちは海外でゴルフよりも、子供のスポーツ観戦
◎お金持ちは海外旅行を2年に1度しかいかない
※本書は2001年に日本経済新聞社より刊行された『なぜ、この人たちは金持ちになったのか 億万長者が教える成功の秘訣』を加筆・改変したものです。
【目次】
序文 億万長者になるのは簡単だった 橘玲
第1章 本当のお金持ちってどんな人?
第2章 億万長者への30の質問
第3章 天才・秀才はお金持ちになれない
第4章 チャンスとリスク、勇気と恐怖
第5章 金持ちになれる仕事、なれない仕事
第6章 金持ちになるための配偶者の選び方
第7章 買い物上手こそ金持ちへの道
第8章 金持ちの家をのぞいてみよう
第9章 億万長者のライフスタイルーー現実と幻想
第10章 ミリオネア・マインドを身につけよう
- 本の長さ436ページ
- 言語日本語
- 出版社文響社
- 発売日2019/4/12
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104866511125
- ISBN-13978-4866511122
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大ベストセラー『となりの億万長者』の著者による、現実的に1億円貯める方法。純資産100万ドル(日本円にして約1億1000万)以上のアメリカの富裕層を対象に、大規模調査を実施。

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億万長者がもっとも大切に思うこと

経済的に成功した要因として「誠実さ」をあげた億万長者の数は、他の要因と比べ物にならないくらい大きい。
いちばん向いている仕事をどうやって見つけるのか?

億万長者たちの話では、重要なファクターがいくつかあって、どれが決定的ということはないというが、データを見てみると、全体の約4割が、直感が働いたからだと答えている。
※ 本書は2001年に日本経済新聞社より刊行された『なぜ、この人たちは金持ちになったのか 億万長者が教える成功の秘訣』を加筆・改変したものです。
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漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則 | 世界の天才に「お金の増やし方」を聞いてきた | Amazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方 | 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! | ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実 | ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実 | |
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内容 | 世界的ベストセラー、100年読み継がれるお金の名著「バビロンいちの大金持ち(The Richest Man In Babyron)」が、有名少年誌受賞者の圧倒的画力で漫画化! 漫画だから、お金に悩まず自由な人生を送るための真理があっという間に読めます! しかも最後は泣けます。 | 世界最大の投資会社「ブラックロック」の最高経営責任者、世界的投資銀行「J.P.モルガン・チェース・アンド・カンパニー」のCEO、「最も成功したヘッジファンド」のレイ・ダリオなど、世界的投資のスペシャリストたちのインタビュー集。 | 学問を挫折した男はコミュニケーションをどのように磨いて世界一のお金持ちになったのか? 部下を鼓舞、経営陣を説得、オンラインミーティング、大人数のプレゼンなど ベゾスをはじめ、スティーブジョブス、ウォーレンバフェット、世界的億万長者たちが実際に使っているスキルを完全網羅! | 給料が増えない! 物価はあがる一方…。 銀行に預けたころでお金は増えない。 NISAの話題は良く聞くけれど、投資は難しそうだし、減るのが怖い。 そんな「お金のド素人」が、「経済評論家」山崎元に、『お金の増やし方』を聞いてきました。 | 株主への手紙、スピーチ、インタビュー… 「投資の神様」こと、世界一著名な投資家であるウォーレン・バフェットが、自ら語った言葉【生声(なまごえ)】だけを厳選して掲載! ここでだけ明かされる、人間らしい素顔から、ビジネスや投資の思考法まで! | 講演、自著、インタビュー… 30年以上にわたり、第一線で活躍し続けるビル・ゲイツが、自ら語った言葉【生声(なまごえ)】だけを厳選して掲載! ここでだけ明かされる、人間らしい素顔から、ビジネスの思考法まで! |
商品の説明
出版社からのコメント
お金持ちと言えば、「高級店でブランド品を買う」「クルーザーで旅行」「高級レストランでパーティー」「親が金持ち」「学生時代の成績が優秀」というイメージですが、実際はそうではありませんでした。
本書はお金持ちがどんな生活をして、どんなマインドを持っているか教えてくれます。
1億円貯めたくなくても、本書を読むことは必ず役に立ちます。
本書はお金持ちがどんな生活をして、どんなマインドを持っているか教えてくれます。
1億円貯めたくなくても、本書を読むことは必ず役に立ちます。
著者について
トマス・J・スタンリー
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年にアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。
(序文寄稿) 橘玲
作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』 (以上ダイヤモンド社)など多数。『言ってはいけない ~残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーに。
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年にアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。
(序文寄稿) 橘玲
作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ベストセラーに。著書に『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』 (以上ダイヤモンド社)など多数。『言ってはいけない ~残酷すぎる真実』(新潮新書)が50万部超のベストセラーに。
登録情報
- 出版社 : 文響社 (2019/4/12)
- 発売日 : 2019/4/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 436ページ
- ISBN-10 : 4866511125
- ISBN-13 : 978-4866511122
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,264位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4位アメリカの世界経済
- - 25位債券・為替・外貨預金
- - 28位ビジネス人物伝 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月23日に日本でレビュー済み
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2020年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未だ1/3しか読んでいませんので、読み終えたら再度記入いたします。
2023年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Youtubeのリベ大(リベラルアーツ大学)というチャンネルで紹介されていたので興味を持って読んでみた。
多くの資産家(資産100万ドル以上)にインタビューした著者が、資産家たちはどういうライフスタイルや人格的モデルを有した人なのか、そして蓄財と事業成功のためにはどういう考え方が必要なのか……等を汲み取ろうとした本。
最初と最後に結論がほぼ全部書いてあるのでここでの要約は避けるが、端的には「資産とは収入の多寡によって決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出される(5頁)」ので、ローンは組まない、無駄な浪費はしない、とか「自分で選んだ職業を大変気に入ってい」る(28頁)、それによって適切にリスクをとる、などといったものだ。ここだけでも十分読む価値があり、目からウロコであるばかりか自分がこれまで培ってきた金銭観念に合致するところが多いのでタメにはなるのだが、本全体としては大きな問題がある。
というのは、著者自身が最初から持っている思想が強く、確信バイアスが入った状態で執筆されているため、統計があまり生かされているとは言いがたいためだ。 前もってある一つの特定の成功者像を想定し、それに合致するケースだけを取り上げているので非常に一面的である。統計というより論理武装とでも言った方がいい。
調査は1998年らしいが個々のエピソードはおそらくそれよりずっと前のもので、IT産業やコンピュータ関係で身を起こした人物がほとんど出てこない代わり、小規模小売業者をはじめ「ジーンズのセールスマン」「刑務所に支給されるアパレル会社の経営者」などという90年代にはとっくに絶滅していそうな地域型製造業などによる成功者が多く登場する。1998年ならIT成金がそれなりに居るだろうに、著者が執筆地点での新しい職業を軽視していることは明らかだ。
第3章では「天才・秀才は金持ちになれない」と題して学校で好成績をとっていた人物をねちねちとしつこく腐しているが、390頁によれば「90%の人が大学を卒業した高学歴の持ち主」で59頁の回答結果によれは回答者の48%割が「一流大学に行く」ことが「非常に重要」または「重要」と回答している。どうも著者は統計によってではなくてデータの都合のいいところをつまみ食いして自分の書きたいことを書いているのではないかという気がしてならない。アメリカには普通にキャリアを積んだ普通のエリート層も沢山いるわけだが、本書には当て馬程度にしか登場しない。144頁の表にあるように成績と収入には相関性がほぼ「ない(≠負の相関)」のだとしたら、「なれない」と断言するのもおかしい。
とくに酷いのが398頁・401頁の表だ。これも言いたいことはもっともだと思うが、統計としてはめちゃくちゃである。「ロッキー山脈でスキーをする」「パリで休暇を過ごす」「ブルックス・ブラザースで買い物」など変な枕詞をつけた項目が並んでいるが、ロッキー山脈かアルプスに行かないとスキーができないのだろうか?パリ以外に海外旅行先はないのだろうか?はなぜこんな枕詞をつけたのだろう?「ロッキー山脈orアルプスにスキーに行った人」が26%なら、「スキーに行った人」全体では80%ぐらい居そうな気がするが・・?項目そのものが偏っている。
おそらく金持ちのやりそうな典型的な内容の設問を用意しておいて、意外と割合が低いということを示したかったのだろう。要するに結論ありきの出来レースである。本当に調査したければ、スキーに行った人の割合と、かかった旅行費用を自由記入方式で集めて一般層と比較しなければダメだ。
本書全体として、調査対象の選定の仕方には統計数学を駆使しているのに、分析のやり方があまりに雑すぎる感じが拭えない。本当に大学教授の職にある人が書いているのか疑ってしまうレベルだ。もう一度いうが最初に結論ありきで、都合のいい数字だけ抜き出していたからこんなヘンな資料になってしまったのだろう。更にいうと本書中の表が分かりにくすぎる。さしてむずかしいことは言っていなさそうなのに、重要な計算過程を端折っていたり、並びが個性的だったりして意味がさっぱりわからない表が頻出してうんざりする。
以上の理由から学術的研究の成果としては低い点をつけざるを得ない。しかし結論部分だけを拾うのならいい本だと思う。本書の内容の95%ぐらいはリベラルアーツ大学に取り込まれている感じがするので、そちらを見れば十分のような気がする。あるいはそちらのファンが元ネタを参照する目的で読むというのならいいかも知れない。
それにしても表紙のイラストは最悪、装丁として下の下だ。本書中のミリオネアのモデルケースは「経済的にも精神的にも余裕があり、仕事を愛し、家族との付き合いを大切にし、ムダな贅沢をしないアメリカ人」なのだが、この表紙には金色の服をまとった金しか目がない成金趣味の中年男が描かれている。しかも通貨単位が日本円ときた(おいおい)。ここまで内容と乖離した、しかも面白みのない表紙も珍しい。本書の内容への敵意すら感じられる。イラストレーターなのかクライアントなのかは知らないが、この表紙の発案者には何の迷いもなく★1つを捧げたい。
多くの資産家(資産100万ドル以上)にインタビューした著者が、資産家たちはどういうライフスタイルや人格的モデルを有した人なのか、そして蓄財と事業成功のためにはどういう考え方が必要なのか……等を汲み取ろうとした本。
最初と最後に結論がほぼ全部書いてあるのでここでの要約は避けるが、端的には「資産とは収入の多寡によって決まるのではなく、収入と支出の差額から生み出される(5頁)」ので、ローンは組まない、無駄な浪費はしない、とか「自分で選んだ職業を大変気に入ってい」る(28頁)、それによって適切にリスクをとる、などといったものだ。ここだけでも十分読む価値があり、目からウロコであるばかりか自分がこれまで培ってきた金銭観念に合致するところが多いのでタメにはなるのだが、本全体としては大きな問題がある。
というのは、著者自身が最初から持っている思想が強く、確信バイアスが入った状態で執筆されているため、統計があまり生かされているとは言いがたいためだ。 前もってある一つの特定の成功者像を想定し、それに合致するケースだけを取り上げているので非常に一面的である。統計というより論理武装とでも言った方がいい。
調査は1998年らしいが個々のエピソードはおそらくそれよりずっと前のもので、IT産業やコンピュータ関係で身を起こした人物がほとんど出てこない代わり、小規模小売業者をはじめ「ジーンズのセールスマン」「刑務所に支給されるアパレル会社の経営者」などという90年代にはとっくに絶滅していそうな地域型製造業などによる成功者が多く登場する。1998年ならIT成金がそれなりに居るだろうに、著者が執筆地点での新しい職業を軽視していることは明らかだ。
第3章では「天才・秀才は金持ちになれない」と題して学校で好成績をとっていた人物をねちねちとしつこく腐しているが、390頁によれば「90%の人が大学を卒業した高学歴の持ち主」で59頁の回答結果によれは回答者の48%割が「一流大学に行く」ことが「非常に重要」または「重要」と回答している。どうも著者は統計によってではなくてデータの都合のいいところをつまみ食いして自分の書きたいことを書いているのではないかという気がしてならない。アメリカには普通にキャリアを積んだ普通のエリート層も沢山いるわけだが、本書には当て馬程度にしか登場しない。144頁の表にあるように成績と収入には相関性がほぼ「ない(≠負の相関)」のだとしたら、「なれない」と断言するのもおかしい。
とくに酷いのが398頁・401頁の表だ。これも言いたいことはもっともだと思うが、統計としてはめちゃくちゃである。「ロッキー山脈でスキーをする」「パリで休暇を過ごす」「ブルックス・ブラザースで買い物」など変な枕詞をつけた項目が並んでいるが、ロッキー山脈かアルプスに行かないとスキーができないのだろうか?パリ以外に海外旅行先はないのだろうか?はなぜこんな枕詞をつけたのだろう?「ロッキー山脈orアルプスにスキーに行った人」が26%なら、「スキーに行った人」全体では80%ぐらい居そうな気がするが・・?項目そのものが偏っている。
おそらく金持ちのやりそうな典型的な内容の設問を用意しておいて、意外と割合が低いということを示したかったのだろう。要するに結論ありきの出来レースである。本当に調査したければ、スキーに行った人の割合と、かかった旅行費用を自由記入方式で集めて一般層と比較しなければダメだ。
本書全体として、調査対象の選定の仕方には統計数学を駆使しているのに、分析のやり方があまりに雑すぎる感じが拭えない。本当に大学教授の職にある人が書いているのか疑ってしまうレベルだ。もう一度いうが最初に結論ありきで、都合のいい数字だけ抜き出していたからこんなヘンな資料になってしまったのだろう。更にいうと本書中の表が分かりにくすぎる。さしてむずかしいことは言っていなさそうなのに、重要な計算過程を端折っていたり、並びが個性的だったりして意味がさっぱりわからない表が頻出してうんざりする。
以上の理由から学術的研究の成果としては低い点をつけざるを得ない。しかし結論部分だけを拾うのならいい本だと思う。本書の内容の95%ぐらいはリベラルアーツ大学に取り込まれている感じがするので、そちらを見れば十分のような気がする。あるいはそちらのファンが元ネタを参照する目的で読むというのならいいかも知れない。
それにしても表紙のイラストは最悪、装丁として下の下だ。本書中のミリオネアのモデルケースは「経済的にも精神的にも余裕があり、仕事を愛し、家族との付き合いを大切にし、ムダな贅沢をしないアメリカ人」なのだが、この表紙には金色の服をまとった金しか目がない成金趣味の中年男が描かれている。しかも通貨単位が日本円ときた(おいおい)。ここまで内容と乖離した、しかも面白みのない表紙も珍しい。本書の内容への敵意すら感じられる。イラストレーターなのかクライアントなのかは知らないが、この表紙の発案者には何の迷いもなく★1つを捧げたい。
2021年2月6日に日本でレビュー済み
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投資では億万長者に成り上がれないし、生活スタイルも極めなければならない。
その上で、ニッチで競合がいない分野で事業を起こすことが重要。
要約するとこれ。必要条件であり、十分条件ではもちろんない。
その上で、ニッチで競合がいない分野で事業を起こすことが重要。
要約するとこれ。必要条件であり、十分条件ではもちろんない。
2022年11月27日に日本でレビュー済み
金持ちは、質素、堅実家が多いことが分かった。
投資も非上場で個人企業が多いとのこと。
物は良いものを長く大事にするようだ。
しかしページが多い。
最後に億万長者の8か条が載っているのでこれを読んで終了でいいのでは。
どうしても気になったら該当箇所を探して読めばよい。
投資も非上場で個人企業が多いとのこと。
物は良いものを長く大事にするようだ。
しかしページが多い。
最後に億万長者の8か条が載っているのでこれを読んで終了でいいのでは。
どうしても気になったら該当箇所を探して読めばよい。
2019年4月10日に日本でレビュー済み
『となりの億万長者』著者によるベストセラーの翻訳本。
億万長者になるための方法を説いた自己啓発的な書籍は数あれど、
億万長者の共通点を徹底的に“データ”で
解き明かした書籍を書いたのはトマス・J・スタンリーだけです。
この書籍の素晴らしいところは
億万長者の思考と自分の思考のすり合わせができる点です。
この本を読んで“強い違和感”を感じる考え方があったら
億万長者になりたいのなら
その考え方は直すべきだということがわかります。
逆にこの本を最初から最後まで一貫して
「そんなの当然だよね」と思いながら読んだのならば
その人はすでに億万長者か、まもなく億万長者になる人といえるでしょう。
逆に「人生は楽しんでなんぼ、お金はたくさん稼いでたくさん使うもの」と
考えている人がこの本を読んでもおそらく一行も同意できないと思います。
この本は自分が億万長者になりたい、もしくは億万長者になるかもと
思っている人にとっては宝物になる一冊ですが、
タイトルを見て「1億円欲しい」と思った人にはオススメできません。
前著の『となりの億万長者』は名著ですが
データを解説するための論文ライクな硬い文章と
アメリカ特有の文化に根ざした単語や表現が続くので
正面から向き合う余裕が無いと挫折します。
その点今回の新著はなるべく
多くの人が理解できるような普遍的な表現で綴られており
最後まで興味深く読むことができました。
億万長者ひとりひとりのエピソードや
発言に深く触れてみたいという人は
前著『となりの億万長者』を読むことをおすすめします。
億万長者を相手にビジネスを考えていたり
投資家の正しい思考をインストールしたいならば
必ず読むべき一冊だといえるでしょう。
内容とは関係ないですが
書籍版は表紙のおじさんの服が金ピカになっており
装丁のセンスが光っていてナイスです。
本棚に大事に並べておきます。
億万長者になるための方法を説いた自己啓発的な書籍は数あれど、
億万長者の共通点を徹底的に“データ”で
解き明かした書籍を書いたのはトマス・J・スタンリーだけです。
この書籍の素晴らしいところは
億万長者の思考と自分の思考のすり合わせができる点です。
この本を読んで“強い違和感”を感じる考え方があったら
億万長者になりたいのなら
その考え方は直すべきだということがわかります。
逆にこの本を最初から最後まで一貫して
「そんなの当然だよね」と思いながら読んだのならば
その人はすでに億万長者か、まもなく億万長者になる人といえるでしょう。
逆に「人生は楽しんでなんぼ、お金はたくさん稼いでたくさん使うもの」と
考えている人がこの本を読んでもおそらく一行も同意できないと思います。
この本は自分が億万長者になりたい、もしくは億万長者になるかもと
思っている人にとっては宝物になる一冊ですが、
タイトルを見て「1億円欲しい」と思った人にはオススメできません。
前著の『となりの億万長者』は名著ですが
データを解説するための論文ライクな硬い文章と
アメリカ特有の文化に根ざした単語や表現が続くので
正面から向き合う余裕が無いと挫折します。
その点今回の新著はなるべく
多くの人が理解できるような普遍的な表現で綴られており
最後まで興味深く読むことができました。
億万長者ひとりひとりのエピソードや
発言に深く触れてみたいという人は
前著『となりの億万長者』を読むことをおすすめします。
億万長者を相手にビジネスを考えていたり
投資家の正しい思考をインストールしたいならば
必ず読むべき一冊だといえるでしょう。
内容とは関係ないですが
書籍版は表紙のおじさんの服が金ピカになっており
装丁のセンスが光っていてナイスです。
本棚に大事に並べておきます。
2021年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルは1億円貯める方法となっていますが、実際読んでみるとお金持ちの”特徴”について書かれています。
その特徴とは5つあって
・誠実
・自己コントロール
・社会性
・配偶者の支えがある
・勤勉
です。
この5項目を400ページ以上にわたって説明しており、ところどころデータを用いています。
結局お金持ちになる為には「節約→貯金→事業や株式に投資」が王道かつ普遍の道であり、事業を起こすならスキマ産業を見つけたり、正直さや思いやりなど「他人とうまくやっていく力」が大事であることは否めません。
まあ、数字だけで人や物事が動かせるならこんな楽な事はないですから本の内容には納得です。
つまり
「数学脳<文系脳」
だと思いました。
個人的にはとなりの億万長者ほどのインパクトはないので、本屋で立ち読みした後に購入するか決めて良いレベルです。
参考にしてください。
その特徴とは5つあって
・誠実
・自己コントロール
・社会性
・配偶者の支えがある
・勤勉
です。
この5項目を400ページ以上にわたって説明しており、ところどころデータを用いています。
結局お金持ちになる為には「節約→貯金→事業や株式に投資」が王道かつ普遍の道であり、事業を起こすならスキマ産業を見つけたり、正直さや思いやりなど「他人とうまくやっていく力」が大事であることは否めません。
まあ、数字だけで人や物事が動かせるならこんな楽な事はないですから本の内容には納得です。
つまり
「数学脳<文系脳」
だと思いました。
個人的にはとなりの億万長者ほどのインパクトはないので、本屋で立ち読みした後に購入するか決めて良いレベルです。
参考にしてください。
2023年12月13日に日本でレビュー済み
名著「となりの億万長者」に比べると普通の自己啓発本になってしまっている。
金持ちになりたい人はとなりの億万長者を読めば十分である。ページ数も少ないし、断然面白い。再現性も高い。
この本のページのうち、かなりの部分で自営業者が礼賛されてるが、これは労働者の保護が薄い特殊なアメリカならでは。
米では企業負担の社会保険は無いし、国民皆保険も無い。確定申告も従業員が自らがやらないといけない。
一切報道されないが、実は消費税も無い。
解雇規制も無いからいつでも従業員をクビにできる。
つまり自営業者の金銭的負担が異常に少ない特殊な国だ(だから国際競争では利益が出やすく、強い)。
日本は企業負担の社会保険が強制加入、確定申告は企業がやってあげ、従業員は分厚い解雇規制に守られ、国民皆保険である。
消費税はあるし、高額所得者に対する仕打ちも酷いので、収入がある程度以上になると労働意欲を失いやすい。
おまけに資源も食料も自給できないから、いつも外国の顔色をうかがわないといけない。
これでは企業が利益を出すのは難しい。
だんだん日本が没落していったのは戦後どんどん優秀な企業や人材を痛めつけ、ダメ企業や従業員を甘やかす方向になったからだろう(社会主義化、イギリス病と酷似する)。
以上のような点から日本で億万長者を目指すならほどほどに稼げる会社員や公務員、仮に自営業者でも従業員は最低限の形態が一番の近道だ。
読む価値の無い本だ。
金持ちになりたい人はとなりの億万長者を読めば十分である。ページ数も少ないし、断然面白い。再現性も高い。
この本のページのうち、かなりの部分で自営業者が礼賛されてるが、これは労働者の保護が薄い特殊なアメリカならでは。
米では企業負担の社会保険は無いし、国民皆保険も無い。確定申告も従業員が自らがやらないといけない。
一切報道されないが、実は消費税も無い。
解雇規制も無いからいつでも従業員をクビにできる。
つまり自営業者の金銭的負担が異常に少ない特殊な国だ(だから国際競争では利益が出やすく、強い)。
日本は企業負担の社会保険が強制加入、確定申告は企業がやってあげ、従業員は分厚い解雇規制に守られ、国民皆保険である。
消費税はあるし、高額所得者に対する仕打ちも酷いので、収入がある程度以上になると労働意欲を失いやすい。
おまけに資源も食料も自給できないから、いつも外国の顔色をうかがわないといけない。
これでは企業が利益を出すのは難しい。
だんだん日本が没落していったのは戦後どんどん優秀な企業や人材を痛めつけ、ダメ企業や従業員を甘やかす方向になったからだろう(社会主義化、イギリス病と酷似する)。
以上のような点から日本で億万長者を目指すならほどほどに稼げる会社員や公務員、仮に自営業者でも従業員は最低限の形態が一番の近道だ。
読む価値の無い本だ。