オランダのプログレッシヴ・メタルSUN CAGEDのArtemisiaですがこの作品はサン・ケイジドの2007年作2ndアルバムです。
前作SUN CAGEDの2003年作セルフタイトル1stデビュー作は当時ポストDREAM THEATER最右翼と云われ1stながら中々の作品であったが今作はバンドメンバーも新体制となりドラマティックなコンセプトアルバムに仕上げてきてます。叙情的でクールでありながらテクニカルで個性豊かなこの作品はSUN CAGEDらしさが上手く出ており確実に進化してるのがわかります。オープニングは鳥の羽ばたく音から始まりミステリアスさと叙情性を感じさせますが4分半程度のインスト曲ではコミカルに始まったかと思えば最後にスクリームによる叫びも入っており静と動の素晴らしい作品に仕上がってます。プロダクション面ではどこか懐かしさもあり90年代の香りを漂わせDREAM THEATERのAwake辺りを感じさせ今作のイメージにマッチしてるように思えます。聴き込みがいはあるので流石はSUN CAGEDと言ったところでしょう。
日本盤のボーナストラックも決して捨て曲ではないのでファンなら日本盤を手に入れるのも有りですね。
11Tr 74分42秒(日本盤)