短篇集『庭』(小山田浩子著、新潮社)は、「うらぎゅう」、「彼岸花」、「緑菓子」など、収められているいずれの作品にも得体の知れない不思議なものが登場します。
こういう小説を次々と生み出す著者の狙いは、何なのでしょう。読み手にもやもや感や不安感を与えることが目的なら、それは十分果たされています。
ひょっとしたら、著者は、こういう作品を通じて、人間というのは、なかなか分かり合えないものだということを伝えたいのではないでしょうか。
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庭 単行本 – 2018/3/30
小山田 浩子
(著)
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それぞれに無限の輝きを放つ、15の小さな場所。待望の短篇集。ふきのとう。ヒヒ。彼岸花。どじょう。葦。鶴。おたまじゃくし。ままならない日々を生きる人間のすぐそばで、虫や草花や動物たちが織り成す、息をのむような不可思議な世界。暮らしの中にある不条理と喜びを鮮やかに捉え、風景が静かに決定的に姿を変える瞬間を克明に描き出す、15篇の物語。芥川賞受賞後初著書となる作品集。
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2018/3/30
- ISBN-104103336439
- ISBN-13978-4103336433
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2018/3/30)
- 発売日 : 2018/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 235ページ
- ISBN-10 : 4103336439
- ISBN-13 : 978-4103336433
- Amazon 売れ筋ランキング: - 683,701位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 175,695位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞受賞。2013年、初の著書『工場』
が第26回三島由紀夫賞候補となる。同書で第30回織田作之助賞受賞。2014年1月、
「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月28日に日本でレビュー済み
私が始めて読んだ小山田浩子さんの作品は「工場」でした。それから小山田浩子のfanになりました。でも韓国ではまだ「庭」は翻訳されていなくて、kindleでかって読みました。「工場」と「穴」でも感じましたけれど、小山田浩子さんならではの不思議な感性がよく出ている作品でした。自然の描写って言うか、自然に対する部分が面白かったです。韓国ではあまり自然を扱う現代小説がないので、楽しく読みました。一番良かった作品は「うらぎゅう」と「予報」でした。特に「うらぎゅう」をよんだ後、実際にある儀式(?)なのかな、と思って、googleで検索してみましたが、なにも出ませんでした(笑)。韓国人として、“いったい’うらぎゅう’って何??” と知りたい気持ちはありますが、今はただ語感を楽して、愛しています。足りない日本語実力でリビューを書いてみました。これからも小山田浩子さんの作品を読みつづけます。
2023年7月20日に日本でレビュー済み
よくありそうな日常と自分では経験のない設定が混じった感じです。
身近な人とのすれ違いを描いているような、自分の思い込みを描いていりような感じもしますが、結末の意味も分かりませんでした。
少し不気味なところもあります。
身近な人とのすれ違いを描いているような、自分の思い込みを描いていりような感じもしますが、結末の意味も分かりませんでした。
少し不気味なところもあります。
2018年5月14日に日本でレビュー済み
雑誌GRANTAで『彼岸花』『どじょう』を読み、他人からすれば些末にみえる日常の不条理な感情と、すこし不思議なできごとが交錯する物語が新鮮に感じ、手に取りました。
『これは鈍麻ではなく成熟だ』など、日々自分が不甲斐なくおもう場面をそんなふうに捉えたら違ってくるかも…そんなふうにおもわせるような視点があり、メモしたくなるような魅力的なフレーズがいくつもあります。
『うらぎゅう』などの設定も、もしかしたらほんとうに日本のどこかに息づいていそうだし、田舎の風景の描写も空気感がよく伝わってきます。
しかし、それぞれの物語の世界が弱く、全体的に散漫な印象を受けます。読み終わった後は、全てのお話が境目のないひとつの巻物を見ていたような。
読んでいるうちに、ひとつひとつ設定はよく練られているけど、根底にあるものは同じで表面上の切り口が違うだけ、という感じがしてきて、だんだん飽きてきました。
作者はいま子育てに追われているのかもしれない。結婚、妊娠、出産、子育て―根底に流れているのはこのあたりのライフイベントにまつわる違和感や戸惑いなどの感情。家族、家庭のテーマは小説の普遍的な題材としてあるとおもうけど、この作品はどうも個人の体験やモヤモヤしたレベルの感情を、深く掘り下げたりすることなく物語に投影させている印象で残念だった。
『これは鈍麻ではなく成熟だ』など、日々自分が不甲斐なくおもう場面をそんなふうに捉えたら違ってくるかも…そんなふうにおもわせるような視点があり、メモしたくなるような魅力的なフレーズがいくつもあります。
『うらぎゅう』などの設定も、もしかしたらほんとうに日本のどこかに息づいていそうだし、田舎の風景の描写も空気感がよく伝わってきます。
しかし、それぞれの物語の世界が弱く、全体的に散漫な印象を受けます。読み終わった後は、全てのお話が境目のないひとつの巻物を見ていたような。
読んでいるうちに、ひとつひとつ設定はよく練られているけど、根底にあるものは同じで表面上の切り口が違うだけ、という感じがしてきて、だんだん飽きてきました。
作者はいま子育てに追われているのかもしれない。結婚、妊娠、出産、子育て―根底に流れているのはこのあたりのライフイベントにまつわる違和感や戸惑いなどの感情。家族、家庭のテーマは小説の普遍的な題材としてあるとおもうけど、この作品はどうも個人の体験やモヤモヤしたレベルの感情を、深く掘り下げたりすることなく物語に投影させている印象で残念だった。
2018年12月26日に日本でレビュー済み
「ノーベルお笑い文学賞」を授与したくなるほどユーモアのセンスも抜群で、田舎のお年寄り
どうしの会話を描くのが特に上手い。地の文も「禿(ハゲ)がジャイアンツに」等々、面白い。
各話、1~2時間はかけて日数も費やしてじっくり読んだ。どの作品も、丁寧に並べられた活
字を通して土地の空気が見事に伝わってくるから不思議。獣、虫、人間、それから植物まで、
事件やドラマがなくても、生き物どうしが絡(から)み合って日常と生活が鋭く描かれている。
独特の世界に浸(ひた)り、魅了されました。
どうしの会話を描くのが特に上手い。地の文も「禿(ハゲ)がジャイアンツに」等々、面白い。
各話、1~2時間はかけて日数も費やしてじっくり読んだ。どの作品も、丁寧に並べられた活
字を通して土地の空気が見事に伝わってくるから不思議。獣、虫、人間、それから植物まで、
事件やドラマがなくても、生き物どうしが絡(から)み合って日常と生活が鋭く描かれている。
独特の世界に浸(ひた)り、魅了されました。
2024年4月5日に日本でレビュー済み
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特にオチもない話の羅列で面白いと思える話がひとつもなかった。
2019年6月8日に日本でレビュー済み
短編集なのだが、読み終わるのにはなかなか時間がかかった。
私の読書力が不足しているからなのかもしれない。
うまくリズム感をとれないように、作家が図っているのかもしれない。
小山田浩子さんの視線のシビアなところが面白い。
気づいたら、とても耐えられない世界を見つめている作者の感性というか、視線というか、作家というのはすごいものだ。
なんとなく空恐ろしいお話短編15編。
私の読書力が不足しているからなのかもしれない。
うまくリズム感をとれないように、作家が図っているのかもしれない。
小山田浩子さんの視線のシビアなところが面白い。
気づいたら、とても耐えられない世界を見つめている作者の感性というか、視線というか、作家というのはすごいものだ。
なんとなく空恐ろしいお話短編15編。
2022年8月14日に日本でレビュー済み
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書評で興味を抱いて読んだのですが、私の知識や読解力不足でしょうか。不可解な展開ばかりで、筆者が何を訴えかけているのかわからないものばかりです。何かの暗喩に溢れているのでしょうが、考察のヒントも乏しく楽しめませんでした。