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Iの悲劇 (文春e-book) Kindle版
一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
『満願』『王とサーカス』で史上初の二年連続ミステリランキング三冠を達成した著者が放つミステリ悲喜劇!
山あいの小さな集落、簑石。
六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、Iターン支援プロジェクトが実施されることになった。
業務にあたるのは簑石地区を擁する、南はかま市「甦り課」の三人。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。
出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。
とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。
彼らが向き合うことになったのは、一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった――。
徐々に明らかになる、限界集落の「現実」、そして静かに待ち受ける「衝撃」!
『満願』『王とサーカス』で史上初の二年連続ミステリランキング三冠を達成した著者が放つミステリ悲喜劇!
山あいの小さな集落、簑石。
六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、Iターン支援プロジェクトが実施されることになった。
業務にあたるのは簑石地区を擁する、南はかま市「甦り課」の三人。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。
出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。
とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。
彼らが向き合うことになったのは、一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった――。
徐々に明らかになる、限界集落の「現実」、そして静かに待ち受ける「衝撃」!
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2019/9/26
- ファイルサイズ2527 KB
- 販売:
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B07XVLMMK8
- 出版社 : 文藝春秋 (2019/9/26)
- 発売日 : 2019/9/26
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2527 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 343ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 221,983位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 23,517位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
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米澤 穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』(東京創元社)で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』(新潮社)で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』、15年刊の『王とサーカス』(東京創元社)はそれぞれ3つのミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続3冠を達成。
(本データは「いまさら翼といわれても 「古典部」シリーズ」が刊行された当時に掲載されていたものです。「BOOK著者紹介情報」より)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月7日に日本でレビュー済み
レポート
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Read "満願" before and I enjoyed it. He did not disappoint me.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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2023年3月3日に日本でレビュー済み
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後半、主人公と弟の電話での会話に著者がこの国に感じている憂いと憤りが現れていて、それこそが読者に伝えたいことなんだと迫ってきたのが印象的でした。
素晴らしい作品です。
しかし、、、
解説がクソです。のっけから「上手いこと言ってやった」というアピールが強くて不愉快極まりない解説。読むに値しません。なんでこんな解説を掲載したのか。
それこそがこの本の最大の「謎」です。
本編を読み終わったら、そのまま本を閉じてください。
素晴らしい作品です。
しかし、、、
解説がクソです。のっけから「上手いこと言ってやった」というアピールが強くて不愉快極まりない解説。読むに値しません。なんでこんな解説を掲載したのか。
それこそがこの本の最大の「謎」です。
本編を読み終わったら、そのまま本を閉じてください。
2020年1月5日に日本でレビュー済み
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山間部の自治体における移住支援プロジェクトが題材のミステリー小説。人口6万人の合併市「南はかま市」の職員が、数年前に定住者を失った限界集落「簑石(みのいし)集落」を舞台に、様々な個性を持つIターン移住者たちの支援のため孤軍奮闘する物語である。
自治体の地方定住策を取り上げた小説というのは珍しく、何かの参考になるかと思って読み始めたのだが、ミステリー小説として純粋に面白く、一気に通読してしまった。
物語は、市役所内に設けられたプロジェクトチーム「甦り課」に所属する3人の職員を中心に展開する。真面目な公務員である主人公の万願寺邦和、人当たりは良いが少々おてんばな新人の観山遊香、稀に鋭い指摘はするものの仕事はいつも部下任せの西野秀嗣課長の3人が、様々な移住者たちのトラブルに対処していく。
章ごとに入れ替わり登場する移住者たちは皆個性的で、それぞれのエピソードにもリアリティがある。章ごとにちょっとした謎解きがあって、小気味よく伏線が回収され、ややパターン化されつつもテンポ良く物語が進んでゆく。そして最終章であっと驚く展開を迎える。
また、移住促進策や限界集落対策に頭を悩ませる自治体職員の奮闘記としても面白い。コンプライアンスの観点から、補助金を間接交付する移住者が利害関係者にあたるのか主人公が真剣に悩んでしまう描写には少し笑ってしまった。被合併町村の悲哀、市長交代による政策の混乱も、いかにもありそうな話である。
特に印象に残ったのは、主人公が、東京でシステムエンジニアとして働く弟と電話越しに口論するシーンである。弟は、経済に貢献せず、税金を食い潰すばかりの過疎地域のことを「深い沼」と表現する。都市住民から見ればまさしくそうだろう。一方で、電話越しに語られる弟の生活ぶりは、毎日深夜まで残業し、休みもろくに取れず、故郷に墓参りに帰ることもできず、決して幸せそうには見えない。
果たして豊かさとは何か。地方と都会の関係はどうあるべきか。小説としての面白さに大いに満足する一方で、改めて大きな命題を目の前に突き付けられたような読後感を感じた。
自治体の地方定住策を取り上げた小説というのは珍しく、何かの参考になるかと思って読み始めたのだが、ミステリー小説として純粋に面白く、一気に通読してしまった。
物語は、市役所内に設けられたプロジェクトチーム「甦り課」に所属する3人の職員を中心に展開する。真面目な公務員である主人公の万願寺邦和、人当たりは良いが少々おてんばな新人の観山遊香、稀に鋭い指摘はするものの仕事はいつも部下任せの西野秀嗣課長の3人が、様々な移住者たちのトラブルに対処していく。
章ごとに入れ替わり登場する移住者たちは皆個性的で、それぞれのエピソードにもリアリティがある。章ごとにちょっとした謎解きがあって、小気味よく伏線が回収され、ややパターン化されつつもテンポ良く物語が進んでゆく。そして最終章であっと驚く展開を迎える。
また、移住促進策や限界集落対策に頭を悩ませる自治体職員の奮闘記としても面白い。コンプライアンスの観点から、補助金を間接交付する移住者が利害関係者にあたるのか主人公が真剣に悩んでしまう描写には少し笑ってしまった。被合併町村の悲哀、市長交代による政策の混乱も、いかにもありそうな話である。
特に印象に残ったのは、主人公が、東京でシステムエンジニアとして働く弟と電話越しに口論するシーンである。弟は、経済に貢献せず、税金を食い潰すばかりの過疎地域のことを「深い沼」と表現する。都市住民から見ればまさしくそうだろう。一方で、電話越しに語られる弟の生活ぶりは、毎日深夜まで残業し、休みもろくに取れず、故郷に墓参りに帰ることもできず、決して幸せそうには見えない。
果たして豊かさとは何か。地方と都会の関係はどうあるべきか。小説としての面白さに大いに満足する一方で、改めて大きな命題を目の前に突き付けられたような読後感を感じた。
2023年8月2日に日本でレビュー済み
短編の形式をしていて最後に繋がる。この作者の常ですね。
全体的に軽いというか最後のオチも「でしょうね」といった感じで驚きはないです。
あと「10しかけたうち1うまくいった」のを見せられればそら「都合よくいきすぎでは?」と思われても仕方ないと思います。
途中、主人公と弟の価値観の違いによる討論がありますが、それでこの小説の全てで、答えはでません。話的には弟側でしょうか。現実的な問題でもありますし。
ただまぁ、全体的に面白くなかったです。「そうはならんやろ」って思っちゃうので。
あと、目的の割に結構リスキーなことしてると思うんですよね。下手したらというか運が良かっただけで死人出てもおかしくないですし。
胸糞悪いとは思いませんが、そこまでやる価値ある?って感じでした。
全体的に軽いというか最後のオチも「でしょうね」といった感じで驚きはないです。
あと「10しかけたうち1うまくいった」のを見せられればそら「都合よくいきすぎでは?」と思われても仕方ないと思います。
途中、主人公と弟の価値観の違いによる討論がありますが、それでこの小説の全てで、答えはでません。話的には弟側でしょうか。現実的な問題でもありますし。
ただまぁ、全体的に面白くなかったです。「そうはならんやろ」って思っちゃうので。
あと、目的の割に結構リスキーなことしてると思うんですよね。下手したらというか運が良かっただけで死人出てもおかしくないですし。
胸糞悪いとは思いませんが、そこまでやる価値ある?って感じでした。
2020年11月17日に日本でレビュー済み
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非常に読みやすい。最後に大きなドン電返しがあり、章ごとに楽しめる構成でありながら話はつながっています。ミステリーよりも軽い小説です。映画化して欲しいドラマです。
2019年12月29日に日本でレビュー済み
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氷菓から、ほぼ全ての作品を読んでいるファンとしては読めるだけで幸せです。
初めてこの作者の本を読むなら、この本はあまりお勧めはしないかな。
切ない物語が好きなら問題ないかも。
内容も地方公務員のせつなさが表現されていて、納得でした。
フィクションではあってもありそうに思わせる筆力はさすがです。
是非とも続編を望みたいですけど、なかなかきびしいかな。
初めてこの作者の本を読むなら、この本はあまりお勧めはしないかな。
切ない物語が好きなら問題ないかも。
内容も地方公務員のせつなさが表現されていて、納得でした。
フィクションではあってもありそうに思わせる筆力はさすがです。
是非とも続編を望みたいですけど、なかなかきびしいかな。
2019年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
場面が色々切り替わり、それぞれで何かがあり、
最後はそこかーって、納得と憤りを感じられる本。
なんとも切ない感じ。
もしかしたら、今もどこかで同じ事が起きてるのかもと
想像してしまう内容。
最後はそこかーって、納得と憤りを感じられる本。
なんとも切ない感じ。
もしかしたら、今もどこかで同じ事が起きてるのかもと
想像してしまう内容。
2019年9月27日に日本でレビュー済み
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序盤は単純に万願寺と観山のやりとりが地味に面白いなあとか思って読んでいました。それが読み進めるにつれて、なんとなくオチが見えてきて、終盤には確信に変わり、そしてあの終章。非常に秀逸な構成だと思います。
最終的に苦いものが残る点は著者の他の作品と共通ですが、個人的に本作が素晴らしいと思ったのは、地方行政に携わる公務員のままならなさがよく表現されていたところです。どれだけ大層なお題目を掲げたところで、日本の地方自治はもはや自治体レベルでどうこうするのは難しいということ、現場の職員がいかに無力な存在であるのかということがよく伝わってきます。
唯一残念だった点を挙げるとすれば、地方に対する諦念のようなものが感じられてしまったところでしょうか。
個人的には、本作は著者の作品の中でも特に秀逸な部類に入るのではないかと思っています。もし続きを書かれることがあるのなら、万願寺が今後どこへ進んでいくのか、非常に気になる所です。
自信を持っておすすめできる一冊です。
最終的に苦いものが残る点は著者の他の作品と共通ですが、個人的に本作が素晴らしいと思ったのは、地方行政に携わる公務員のままならなさがよく表現されていたところです。どれだけ大層なお題目を掲げたところで、日本の地方自治はもはや自治体レベルでどうこうするのは難しいということ、現場の職員がいかに無力な存在であるのかということがよく伝わってきます。
唯一残念だった点を挙げるとすれば、地方に対する諦念のようなものが感じられてしまったところでしょうか。
個人的には、本作は著者の作品の中でも特に秀逸な部類に入るのではないかと思っています。もし続きを書かれることがあるのなら、万願寺が今後どこへ進んでいくのか、非常に気になる所です。
自信を持っておすすめできる一冊です。