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顧客体験マーケティング 顧客の変化を読み解いて「売れる」を再現する(Web担選書) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社インプレス
- 発売日2020/8/24
- ファイルサイズ16724 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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出版社より
天才でなくても「売れる」は作れる。
ブランドが顧客に価値として受け入れられる(売れる)プロセスを「アクセプターモデル」で解明。1人の顧客の深い理解から、企画やアイデアを生み出す仕組みを解説します。
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「ナラティブ分析」で顧客を理解インタビューなどを通して顧客のナラティブ(語り)を採取し、深く観察。企画やアイデアを生み出すためのデータとして整理していきます。 |
ブランドの価値成立のプロセスを解読「アクセプターモデル」に基づいて顧客を分析。ブランドが顧客に価値として受け入れられるときに共通する「価値成立」のプロセスを、4段階のモデルで捉えます。 |
体験設計の実践ナラティブ分析を通して、ブランドが語るべきストーリーが開発できます。そこから動画CM、新製品コンセプト、体験型イベントなど具体的な施策開発を行うところまでを解説します。 |
定量的な分析もフォロー
ナラティブ分析で顧客体験を質的に捉えるだけでなく、「体験価値」を定量的に算定する方法も解説。開発したストーリーや施策の効果検証や、「顧客を奪いやすい競合の見つけ方」など、データに基づく実践を解説します。
実践例をコラムで補強
各章末には実践事例のコラムを掲載。本書の理論をさまざまなジャンルの具体例とともに、より立体的に理解する助けとなるでしょう。
「Web担選書」シリーズとは
企業のWeb担当者やマーケティング担当者向けに、平日毎日更新でさまざまなノウハウやニュースをお届けしているメディアサイト「Web担当者Forum」から生まれた書籍シリーズです。各分野の第一線で活躍する著者陣が、「現場で生きる」実践的な知識を解説します。
商品の説明
著者について
株式会社コレクシア 代表取締役。2011年に株式会社コレクシアを創業。顧客データに基づいたブランドの戦略策定・施策立案を行う。特に消費者行動論やナラティブ分析など、購買行動を生み出すプロセス側の分析を得意としており、5,000件を超える顧客体験の分析・設計を通して事業成長を支援。公益社団法人日本マーケティング協会認定マーケティング・マスター。
芹澤 連(せりざわ れん)
株式会社コレクシア CXO。事業開発部門長。数学、統計学、文化人類学、社会心理、人工知能、医療、教育など幅広い分野の応用理論を研究。マーケティングを専門としつつ、経営戦略、営業、人事のジェネラリストで、領域横断的に事業創出から事業成長まで支援。市場調査クリニック、ROI+、サードマン、消費者行動図鑑、カスタマージャーニーNAVI、コレクシアマーケティングケーススタディをプロデュース。
登録情報
- ASIN : B08H1PSSHB
- 出版社 : インプレス (2020/8/24)
- 発売日 : 2020/8/24
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 16724 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 340ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 116,487位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,365位コンピュータ・IT (Kindleストア)
- - 14,530位ビジネス・経済 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
芹澤 連(せりざわ・れん)
株式会社コレクシア マーケティングプランニング局長
マーケティングサイエンティスト。数学、統計学、計量経済学、データサイエンスなどの理系アプローチと、心理学、文化人類学、社会学などの文系アプローチに広く精通。未顧客理解の第一人者として、事業会社やメーカーのマーケティングや事業拡大を支援すると共に、社内研修などの講師を務める。「芹澤顧客研究ラボ」主催。シニアマーケターの知見を若年層マーケターに継承、育成する「マーケティングU-40」を牽引。著書に『顧客体験マーケティング』(インプレス)、『“未”顧客理解:なぜ、買ってくれる人=顧客しか見ないのか?』(日経BP)。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書は、5,000以上の顧客体験を分析してきた筆者が「アクセプターモデル」や「ナラティブアプローチ」という考え方を用いて「顧客体験」をマーケティング施策展開に落とし込む方法を解説した書籍だ。
ややもすれば、マーケティングの世界では「顧客の変化」という顧客サイドの話と「マーケティング施策」という企業サイドの話が分断されてしまうことが多く「いかに顧客の変化と提供価値を結び付けることができるか?」という「横断の視点」で描かれているものは少ない。
もし「顧客の変化」と「マーケティング施策」を横断し、一貫させたいなら、ぜひ本書の一読をお薦めする。
ただ2章からいきなりナラティブ分析の話になります。前提として、すでにプロダクトがあるもの、かつヒアリング対象がある一定数いることや、ナラティブ分析をしていく部署やミッションを本人が持っていることやリソースとしてあること、などの前提条件が発生し、つまり大企業のマーケター向けか、すでにマーケター向けの本に感じました。
つまりこれからプロダクトをつくろうとか、顧客体験に基づいた事業をしたいとか、はじめて顧客体験を作りたいという人向けの本ではなく、結果、本当に必要な人に届けられてないのではないかと思いました。大企業のマーケティング担当者であれば、これくらいの知識は持ってるのではないでしょうか。そういう意味でもったいないなと思いました。
ただしこれがクライアントや見込み客向けのプロモーションを兼ねた本ということであれば、成立しているのかもしれませんが、個人的にはそれであれば買わなかったです。。
女性向け商材より男性向けの商材の事例に多いことを新鮮に感じた。
だからこそ、私は特にウェブマーケティングやダイレクトマーケティングなどに思考が偏ってしまいがちなデジタルマーケターに読んで頂きたいです。「顧客をそれぞれ理解した上で、顧客に応じた体験価値を創出しましょう」という文脈について、それは私も大賛成なのですが、それを実現するための消費者行動データ活用や思考プロセスについて、デジタルに閉じたマーケティングで年5億円未満の予算の裁量でしか仕事をしていないようなデジタルマーケターは今の技術で得られる消費者の行動ログデータで顧客理解や態度変容ができるという勘違いをしている方が多いです。本書はそうした方に重要な示唆を与える内容だと思います。だから、デジタルマーケターに「あえて」お読みいただきたいと推奨します。また、デジタルに閉じていないマーケターにはストレートに推奨します。
本書ではこれを「アクセプターモデル」と呼び、ある程度法則化しています。
私は、会社に提案する体験型店舗の新ビジネスの企画に使えると思って読んだのですが、
正直、セールスコピーライティングに使える型がいくつもあると思いました。
理想的な体験の障害となっている問題が描かれ、それをブランドが解決するという構図
①課題感を発生させること(価値の再認識)
当たり前と思ってきたことが当たり前ではなくなることで、現状の体験に課題感が発生、
もしくは現状の体験の価値を再認識する。
「現在の生活」と「その課題が解決された生活」を対比させたとき、現在の生活が陳腐で
問題にあふれているように感じられ、解決したいと感じるようになります。
②課題感の発生のさせ方
(1) 新しい使い方を提案
機能ではなく「使い方」を伝えることで、自分が解決に取り組むべき課題として認識されるパターン
例 風呂場でフロスを使う
(2)新しい解決法を伝える
解決をあきらめていたことが、解決できる可能性を知る
例 AGA治療
(3)新しいリスクを伝える
例 1ヵ月使い捨てコンタクトレンズ こすり洗いしないと細菌感染症、失明の可能性
(4)新しいイメージや理想を伝える
現状体験のポジティブな側面が評価されることで、価値を再認識するケース
例 お父さん、お母さん、ありがとうキャンペーン
(5)新しい事実を知ることで、価値を再認識する
例 いつも使っている洗剤が実は環境にやさしいことを知る
③新しさを生み出す
(1)新しさには大きく2種類あります。
「今までに存在しない」という意味の新しさと、
「すでに存在するが、既存のものと異なる」という意味での新しさの2つ
(2)変化を描く
「変化前の状態」と「変化後の状態」の両翼を定義する必要
(3)新しさを狙って生み出すには、変化後と同じくらい、
「何を」変化させるのか、「何から」変化させるのかという変化前の状態も重要になってくる。
(4)新しくない状態の描写をあえて行いストーリにベースラインを設定することで、
認識変化させたときに感じられる新しさや驚きの振れ幅を作り出す
(5)問題意識がなかったことが重要な課題へと変化した、ないしは今まで当たり前だと
思ってきたことの価値を再発見したといった認識の差分に需要が生まれる
④対立構造、需要構造を描く
(1)当り前の現状体験VS課題化された現状体験という対立構造
例「朝は忙しいから、さっと顔を洗って髭をそるだけというルーティン」VS「40 代の肌は変わりにくい。肌質や肌感をコントロールするには、洗顔だけでは不十分
(2)問題提起の役割を果たすのが対立構造
ブランドによる問題解決を描く部分を「受容構造」
(3)受容構造を作るときのポイントは、受け入れられた便益、便益が解決する課題、便益を実現するRTB(Reason to Believe:信じられる理由) をセットにしておくこと
(4)RTBはさらに「機能的なRTB」と「機能以外のRTB」に分けて考える
(5)機能的なRTBとは機能や物性、成分、原材料など便益を実現するモノとしての特徴や属性のこと機能以外のRTBとはブランドを支える資産のことで、人材や設備、研究開発、流通網、作り手の想いなどのブランドストーリー、文化や歴史、職人の技、ビジョンやミッションなどが含まれる
④価値の再認識
(1)変化前の「価値ではない現状」、生活変化による「新しい視点」、変化後の「価値として再認識された現状」の3要件から構成される
(2)まず「どの状態の顧客を変化させるのか」という 変化前の状態 と、「それをどんな状態に変化させるのか」と
いう 変化後の状態 の2つでゴールを定義する。
課題解決型というのはよく不満解決型コピーといってすでに類書で型化されていますが、本書では課題の探し方、解決方法、新しさの生み出し方をコピーで表現するノウハウがさらに掘り下げられており、メルカリなどのコピーで使ってみようと思いました。
またアンチエイジング体験型店舗では肌が整う「FACEWASH STAND」を郊外GMSイベントスペースなどに出店する例が参考になりました。
アンチエイジング機器の体験型店舗の企画を考えていたのですが、郊外GMS(総合スーパー)ならばひょっとしたらニーズがあるかもしれないと思いました。
スーパーに寄ったついでに体年齢を測定してみようというニーズがあるかもしれません。
結果系のデータなら十分あるのに顧客にとって価値を生み出す企画が創出できない。この悩みを共有するすべてのビジネスパーソンに本書は参考になるだろう。