岩波理恵さんは現在、「昭和歌謡歌手」としてスマホアプリのライブ配信というある意味ステージでのライブよりも遥かに熾烈な現場でほぼ毎晩、血の滲むような努力をされています。
ネット越しとはいえ、いや、ネット越しだからこその気遣いと知識と危機感を持っていないと、毎晩続けていく事は普通無茶ですが、プロ歌手としてそれをこなしているので、本当に感服しています。
コロナ禍の今だからこそ、握手すらできない、生身の人として会えない世の中だからこその最善な手段だと思います。
かくいう私も、そんな彼女の作品に初めて触れることができたのも、つい先日そのライブ配信に何の気なしに参加したのがきっかけでした。
画面越しで可憐に歌う姿と、裏腹な性格の良さに一瞬で魅了されてしまいました。
(芸能人って、こんなにいい人いたのか?!と思わせるくらいです)
そのようなプロセスで私は彼女が今まで歌ってきた作品に触れるようになりました。
切なく悲しい方向での優良なバラードが多数を占めますが、中でもこの「うさぎ」という曲が、個人的には一番聴き惚れてしまいました。
・・どうして今までこんな名曲を知らなかったんだろう!
と思い、今回他も併せてCD即購入に至りました。
(ストリーミングでは満足しない昭和世代)
別に私は音楽評論家でもなんでもないのですが、「うさぎ」のメロディーの展開は、往年の名曲、中森明菜の「難破船」を思わせるような激情がありました。大袈裟ではなく。
作詞作曲された方も勿論優れているのですが、なによりも彼女の歌声がこの音楽に一番合っているような気がしました。
ライブ配信アプリへの参加というと、全体的に見てまだまだハードルが高い領域だとは思います。
特にご高齢に成る程今もWi-Fi環境の無い独り暮らしのご家庭は大多数ではないでしょうか。
個人的にはそのようなターゲット層に最も届いて欲しいかなというのを強く感じました。
「昭和歌謡風」というのが売りなのですから(^^)。
岩波理恵さんのこれからのご活躍・サクセスストーリーがとても楽しみになりました。
もっともっと評価されるべきです。
ちなみに・・彼女の肩書に毎回付いて回る「元CA」というのはそろそろ外されてもいいのではないかと思っています。実力派の歌手であることは間違いないのですから(^^)!