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分かちあう心の進化 (岩波科学ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2018/6/15
松沢 哲郎
(著)
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すべての生命は進化を通してつながっている。人の心の何が特別で、どんな道すじで今あるような人の心が生まれたのかを知るために、人間にもっとも近いチンパンジー、ボノボに始まり、ゴリラ、オランウータン、霊長類、哺乳類……と比較の輪を広げていこう。そこから見えてきた言語や芸術の本質、暴力の起源、そして愛とは。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2018/6/15
- 寸法12.8 x 1.6 x 18.2 cm
- ISBN-104000296744
- ISBN-13978-4000296748
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商品の説明
著者について
松沢哲郎(まつざわ てつろう)
京都大学高等研究院特別教授・霊長類学者.
1950年愛媛県松山市生まれ.1974年,京都大学文学部哲学科卒業,理学博士.
1977年11月から「アイ・プロジェクト」と呼ばれるチンパンジーの心の研究を始め,野生チンパンジーの生態調査もおこなう.2016年3月に京都大学霊長類研究所を退職し,同年4月,京都大学高等研究院特別教授に就任.霊長類研究所兼任教授,中部大学創発学術院特別招聘教授,京都造形芸術大学文明哲学研究所所長,中部学院大学客員教授,公益財団法人日本モンキーセンター所長.
著書に『想像するちから──チンパンジーが教えてくれた人間の心』(岩波書店,第65回毎日出版文化賞,科学ジャーナリスト賞2011)など多数.2001年ジェーン・グドール賞,2004年紫綬褒章,2013年文化功労者.
京都大学高等研究院特別教授・霊長類学者.
1950年愛媛県松山市生まれ.1974年,京都大学文学部哲学科卒業,理学博士.
1977年11月から「アイ・プロジェクト」と呼ばれるチンパンジーの心の研究を始め,野生チンパンジーの生態調査もおこなう.2016年3月に京都大学霊長類研究所を退職し,同年4月,京都大学高等研究院特別教授に就任.霊長類研究所兼任教授,中部大学創発学術院特別招聘教授,京都造形芸術大学文明哲学研究所所長,中部学院大学客員教授,公益財団法人日本モンキーセンター所長.
著書に『想像するちから──チンパンジーが教えてくれた人間の心』(岩波書店,第65回毎日出版文化賞,科学ジャーナリスト賞2011)など多数.2001年ジェーン・グドール賞,2004年紫綬褒章,2013年文化功労者.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2018/6/15)
- 発売日 : 2018/6/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4000296744
- ISBN-13 : 978-4000296748
- 寸法 : 12.8 x 1.6 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 242,910位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月6日に日本でレビュー済み
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松沢哲郎先生は一回りお若いようで私は一浪したので昭和44年に同じ大学の違う学部の大学院を修了しました。この種の本は論文調のものが多いのに平易な文章で繰り返し念入りに書いてくださっているので他の分野を歩んできた年寄りでもよく理解できました。私はもう仕事は止め鉄道模型とジオラマにのめり込んでいます。しかしこの本を読み終えるまでは模型のある部屋には入りませんでした。私の中学校以来の友人が伊谷純一郎先生の妹様を伴侶とすることになり伊谷家を訪れた際に先生にお目にかかることができました。その時、先生が「アフリカに来たいのなら運転手として雇ってやる」と言われましたが私はアフリカは怖くてヨーロッパには行きました。ドイツで言葉を習った後スイスで顕微鏡手術を学びました。もう手術ができなくなり世界最小ゲージの鉄道模型のさらに細部を作ることで我慢しています。このようなボノボの雄の老人でも熱中する素晴らしい書物です。退職したヒトの雄は全員読むべき本だと思います。
2018年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年程前、伊万里図書館で「チンパンジーはちんぱんじん」を読んで以来、すっかり松沢先生の著作の虜。とはいえ、すべて図書館利用だったのですが、今回初めて購入。40年にも及ぶアイ・プロジェクトの集大成ときけば、これはもう買って読むしかないと思ったのです。結果、大正解!手元に置いて何度でも読み返したい本です。
チンパンジーは98.8%、ヒトと同じゲノムを持ち、ヒト属4種の中でも最も人に近い、まさに「進化の隣人」。そのチンパンジーを研究することで、ヒトの心の進化がみえてくるのではないか―「心はどのような過程を経て今のわたしたちの心になったのしょうか?そのためには過去の証拠を探るのではなく、現在も生き残っているものに焦点を当てた新しいアプローチが必要でしょう」―それが霊長類学であること、その霊長類学を父に、心理学を母に新たに比較認知科学が生まれたということ。興味は尽きません。さらに「人間がどうして今の姿になったのか、人間の心のはたらきを、わたしたちは内省・内観、つまり自分で見つめることができます。そうした心は、いつごろ、どうして芽生えたのでしょう。心の進化をたどりたい」と続きます。おこがましいですが、私も全く同感です。
興味深いエピソードも満載でした。はじめてアイに会った日の驚きや「ナインフィンガー」の話。チンパンジーと同属別種のボノボとの違い。暴力の起源。「人間はチンパンジーとボノボのキメラ」等々。
そうして最終章にて人間を人間たらしめているのは「想像するちから」だと力説されています。「いま ここ わたし」に生きているのがチンパンジーだとしたら、今だけでなく、ここだけでなく、私のことだけでなく生きているのが人間であり、「想像するちから」こそ人間の持つユニークな心の働きなのだと。
ところで、チンパンジーの子どもの、人間より優れた瞬間記憶は、重度の自閉症児が瞬く間にパズルを組み立てられるのと同じ脳の働きによるのかもしれませんね。「言語と記憶のトレードオフ」もまさに!イディオサヴァンの少女ナディアが言語を獲得するにつれ、写実的な絵画を描くことができなくなったという話を思い起こさせます。
チンパンジーは98.8%、ヒトと同じゲノムを持ち、ヒト属4種の中でも最も人に近い、まさに「進化の隣人」。そのチンパンジーを研究することで、ヒトの心の進化がみえてくるのではないか―「心はどのような過程を経て今のわたしたちの心になったのしょうか?そのためには過去の証拠を探るのではなく、現在も生き残っているものに焦点を当てた新しいアプローチが必要でしょう」―それが霊長類学であること、その霊長類学を父に、心理学を母に新たに比較認知科学が生まれたということ。興味は尽きません。さらに「人間がどうして今の姿になったのか、人間の心のはたらきを、わたしたちは内省・内観、つまり自分で見つめることができます。そうした心は、いつごろ、どうして芽生えたのでしょう。心の進化をたどりたい」と続きます。おこがましいですが、私も全く同感です。
興味深いエピソードも満載でした。はじめてアイに会った日の驚きや「ナインフィンガー」の話。チンパンジーと同属別種のボノボとの違い。暴力の起源。「人間はチンパンジーとボノボのキメラ」等々。
そうして最終章にて人間を人間たらしめているのは「想像するちから」だと力説されています。「いま ここ わたし」に生きているのがチンパンジーだとしたら、今だけでなく、ここだけでなく、私のことだけでなく生きているのが人間であり、「想像するちから」こそ人間の持つユニークな心の働きなのだと。
ところで、チンパンジーの子どもの、人間より優れた瞬間記憶は、重度の自閉症児が瞬く間にパズルを組み立てられるのと同じ脳の働きによるのかもしれませんね。「言語と記憶のトレードオフ」もまさに!イディオサヴァンの少女ナディアが言語を獲得するにつれ、写実的な絵画を描くことができなくなったという話を思い起こさせます。
2018年9月8日に日本でレビュー済み
著者は1950年生まれの霊長類学者であり、40年以上にわたりアフリカや日本でチンパンジーの研究を行ってきた。本書はNHKのラジオ放送がもとになっており、わかりやすく著者の研究の成果をまとめたものである。
著者のアプローチは、研究所内でのチンパンジーの実験的研究と、アフリカ等での野外研究を併用することである。著者とその共同研究者たちは、独創的な工夫をしながら、お馴染みのアイやアユム、その他多くのチンパンジーの仲間たちから、「こころの秘密」を引き出していく。本書ではそれらの研究成果をもとに、チンパンジーとヒトとの類似点と違いとを明らかにしていく。著者の研究姿勢はあくまで信頼関係をもとにしていることが、HPで公開しているアイと著者との動画からもわかる。アイはいかにも著者を信頼しきっており、またアイを眺める著者の眼差しは、自分の子どもに対するように優しい。
著者が長年の研究から導き出したヒトの進化に関する4つの独自な仮説がある。「4つの手から2本の足ができた」(樹状生活から地上生活へ)、「あかんぼうのとる仰向けの姿勢が人間を進化させた」(母親とのコミュニケーションによる言語習得や自由な手での操作能力)、「教えない教育・見習う教育」(母親や仲間を見習うことによる文化習得と分かちあう心の芽生え)、「瞬間記憶と言語のトレードオフ」(チンパンジーはヒトの真似できない高度の瞬間記憶能力があるが、ヒトはその能力を犠牲にして脳の能力を言語習得に向けた)、の4つである。いずれも興味深く、本書の中で詳しく説明されている。
以上の仮説を総合して著者は、チンパンジーと人との違いは要するに「想像するちから」にあるとする。チンパンジーは、「いま・ここで・わたし」の世界に生き、将来を心配することはない。一方、ヒトの特徴である希望や絶望もこの「想像するちから」を身に付けたところから始まったという。ヒトは、系統樹でチンパンジーから分かれてから後、言語や文化、あるいは文明は飛躍的に発達したかもしれないが、その代償としてチンパンジーたちの「明日を思い煩うことのない心」の世界からは遠く離れてしまった。そんなことを深く考えさせる。
今西錦司氏が創始した日本流霊長類学が脈々と受け継がれ、いまやヒトの進化にたいする具体的な示唆を与えられる段階に達したことを確信させる本である。
著者のアプローチは、研究所内でのチンパンジーの実験的研究と、アフリカ等での野外研究を併用することである。著者とその共同研究者たちは、独創的な工夫をしながら、お馴染みのアイやアユム、その他多くのチンパンジーの仲間たちから、「こころの秘密」を引き出していく。本書ではそれらの研究成果をもとに、チンパンジーとヒトとの類似点と違いとを明らかにしていく。著者の研究姿勢はあくまで信頼関係をもとにしていることが、HPで公開しているアイと著者との動画からもわかる。アイはいかにも著者を信頼しきっており、またアイを眺める著者の眼差しは、自分の子どもに対するように優しい。
著者が長年の研究から導き出したヒトの進化に関する4つの独自な仮説がある。「4つの手から2本の足ができた」(樹状生活から地上生活へ)、「あかんぼうのとる仰向けの姿勢が人間を進化させた」(母親とのコミュニケーションによる言語習得や自由な手での操作能力)、「教えない教育・見習う教育」(母親や仲間を見習うことによる文化習得と分かちあう心の芽生え)、「瞬間記憶と言語のトレードオフ」(チンパンジーはヒトの真似できない高度の瞬間記憶能力があるが、ヒトはその能力を犠牲にして脳の能力を言語習得に向けた)、の4つである。いずれも興味深く、本書の中で詳しく説明されている。
以上の仮説を総合して著者は、チンパンジーと人との違いは要するに「想像するちから」にあるとする。チンパンジーは、「いま・ここで・わたし」の世界に生き、将来を心配することはない。一方、ヒトの特徴である希望や絶望もこの「想像するちから」を身に付けたところから始まったという。ヒトは、系統樹でチンパンジーから分かれてから後、言語や文化、あるいは文明は飛躍的に発達したかもしれないが、その代償としてチンパンジーたちの「明日を思い煩うことのない心」の世界からは遠く離れてしまった。そんなことを深く考えさせる。
今西錦司氏が創始した日本流霊長類学が脈々と受け継がれ、いまやヒトの進化にたいする具体的な示唆を与えられる段階に達したことを確信させる本である。
2019年8月20日に日本でレビュー済み
著者のことはかなり前から知っていたように思います。それは、チンパンジーのアイちゃんのことがニュースになるたびに必ずと言っていいほど名前が挙がっていたからです。
本書をよく読むと、チンパンジー以外の観察と研究にもかなりの時間を割いていたことが伺えました。考えてみると、本書のように広くて抽象的な課題(分かちあう心の進化)に挑むには、非常に広い間口を維持しつつ、かつ深い学識がないと一定の答えが出ないと思われます。
内容としては、チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン、ニホンザルの観察と研究成果の摂取により、それぞれの「心」の具体的な様子が披露されています。中身はこれまで知らなかったことが続くので新鮮に感じました。
読み手として物足りないと思ったことが一つあります。それは(分かちあう心の進化)について、一定の文字数を使って体系的な総まとめがないことです。あとがきと、「13希望を生み出す知性」がまとめにあたるのでしょうが、私の読解力では本書のタイトルに即したまとめとして構成できませんでした。
本書をよく読むと、チンパンジー以外の観察と研究にもかなりの時間を割いていたことが伺えました。考えてみると、本書のように広くて抽象的な課題(分かちあう心の進化)に挑むには、非常に広い間口を維持しつつ、かつ深い学識がないと一定の答えが出ないと思われます。
内容としては、チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン、ニホンザルの観察と研究成果の摂取により、それぞれの「心」の具体的な様子が披露されています。中身はこれまで知らなかったことが続くので新鮮に感じました。
読み手として物足りないと思ったことが一つあります。それは(分かちあう心の進化)について、一定の文字数を使って体系的な総まとめがないことです。あとがきと、「13希望を生み出す知性」がまとめにあたるのでしょうが、私の読解力では本書のタイトルに即したまとめとして構成できませんでした。