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山小屋ガールの癒されない日々 単行本 – 2019/6/21
吉玉 サキ
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ウェブメディア「cakes」の人気連載が書籍化! 山小屋にお風呂はある? 腹が立つお客さんはいる? スタッフの人間関係は? 北アルプスで10年働いた著者が隅から隅まで描く山小屋生活。
〈もくじ〉
プロローグ 人生を変えた山小屋との出会い
COLUMN 山小屋って何?
COLUMN よくある質問
第一章 山小屋生活ってどんなもの?
仕事ができない私はポンコツ?
一〇〇人前のごはんを作ってました
まかない作りは闘いだ!
地獄のヘリ待機
山で水をムダにすると……
チヤホヤされる業務「歩荷」
小屋ガールの休日
冬の間は何をしているの?
季節労働は将来が不安?
第二章 大自然に……癒されない!
山小屋バイトは自然に癒される?
週三回のお風呂をパスしたくなる理由
泣き場所を探した日
小屋ガールだってオシャレしたい!
山でのお酒はほどほどに
クマ vs 雷親父
道直しは人気の業務?
山の荒天は凄まじい!
「小屋閉め」はやりたい放題!?
第三章 心に残るあの人
常連さんとスタッフのゆるい絆
遭対協隊員の思い
山小屋の人がお客さんを叱る理由
山小屋で起きた奇妙な話
マウンテンでマウンティングですか?
山の事故で亡くなった方を責めないでほしい
第四章 濃すぎる人間関係!
住み込みバイトの人間関係は運まかせ?
一緒に暮らしてたって分からないことはある
おじさんスタッフ列伝
勝手なカテゴライズにモヤモヤ
「この中で誰が好み」禁止令
オザケンとバニラティー
下山は、寂しい
エピローグ 仲間に背中を押されて
〈もくじ〉
プロローグ 人生を変えた山小屋との出会い
COLUMN 山小屋って何?
COLUMN よくある質問
第一章 山小屋生活ってどんなもの?
仕事ができない私はポンコツ?
一〇〇人前のごはんを作ってました
まかない作りは闘いだ!
地獄のヘリ待機
山で水をムダにすると……
チヤホヤされる業務「歩荷」
小屋ガールの休日
冬の間は何をしているの?
季節労働は将来が不安?
第二章 大自然に……癒されない!
山小屋バイトは自然に癒される?
週三回のお風呂をパスしたくなる理由
泣き場所を探した日
小屋ガールだってオシャレしたい!
山でのお酒はほどほどに
クマ vs 雷親父
道直しは人気の業務?
山の荒天は凄まじい!
「小屋閉め」はやりたい放題!?
第三章 心に残るあの人
常連さんとスタッフのゆるい絆
遭対協隊員の思い
山小屋の人がお客さんを叱る理由
山小屋で起きた奇妙な話
マウンテンでマウンティングですか?
山の事故で亡くなった方を責めないでほしい
第四章 濃すぎる人間関係!
住み込みバイトの人間関係は運まかせ?
一緒に暮らしてたって分からないことはある
おじさんスタッフ列伝
勝手なカテゴライズにモヤモヤ
「この中で誰が好み」禁止令
オザケンとバニラティー
下山は、寂しい
エピローグ 仲間に背中を押されて
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2019/6/21
- 寸法13 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-104582838073
- ISBN-13978-4582838077
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2019/6/21)
- 発売日 : 2019/6/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4582838073
- ISBN-13 : 978-4582838077
- 寸法 : 13 x 1.7 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 204,136位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 680位登山・ハイキング (本)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
4 星
いろんな生き方、あってもいいよね
ネットでふと見かけた素敵なコラムを読みはじめ、すっかりはまったらあれよあれよというまに書籍化が決まって、本当に嬉しかった一冊です。普通のOLになることに辛さを感じて(そっからいきなり山登っちゃうのはびっくりしたけど)山小屋で働くことを選んだ著者に山があっててよかったな、と思ったのと、私が生まれ育った北海道にはこういうスタッフが常駐している山小屋という施設がなく、単純に山小屋という施設に対しての知識が全くないので、どんなところかがわかって興味深く読めました。どうやってこんなとこまで荷物をあげてるんだ?という疑問も解消します。ヘリもあるけど荷揚げのひともいるんですよねえ、やっぱり。山について書かれた本はそれなりに読んでいるんですが有名なクライマーが書いたものだったりして、それは確かに面白いのですが、超絶技巧の登攀技術や人並み外れた体力があるひとによって書かれており、自分に寄せて考えることがしづらい面もあったんですけど、この本は「もしかしたら私でもこの山に行けるかもしれない」と思わせてくれる何かがあります。惜しむらくはこの話が連載されていた時についていたイラストが、この本の中の「オザケンとバニラティー」に出てくるパートナーの方が描いたもので、山の空気感や著者への愛が溢れたイラストで、そちらの方が好きだったので(もちろん書籍のイラストもいいのですけど)好みで言えば圧倒的に連載時のイラストが好きだったので掲載されなかったのは少し残念です。(まあでも、夫婦揃って書籍デビューってちょっと気恥ずかしいかもしれませんね)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しく読ませていただきました。
2021年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山好きな人にはオススメです。
山小屋で泊まったことはありますが、山小屋で働いている人たちの日常を垣間見れることはなかなかないと思うので、知るにはいい機会だと思う。
色々なスタッフのドラマも書かれていて、少し親近感が湧いた。完璧な人なんていないよね、でもみんな頑張ってるんだなぁとしみじみしながら読ませていただきました。
サキさん、ありがとうございました。
山小屋で泊まったことはありますが、山小屋で働いている人たちの日常を垣間見れることはなかなかないと思うので、知るにはいい機会だと思う。
色々なスタッフのドラマも書かれていて、少し親近感が湧いた。完璧な人なんていないよね、でもみんな頑張ってるんだなぁとしみじみしながら読ませていただきました。
サキさん、ありがとうございました。
2019年12月4日に日本でレビュー済み
山小屋はテントの受付にしか入った事ありません。
そんな未知の世界が知れて、楽しい一冊でした。
そんな未知の世界が知れて、楽しい一冊でした。
2020年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の筆致に出会ったのは、noteの日記であった。
繊細な自己へのまなざしと、自己の心境や体調に等身大で向き合っていく著者の「繊細な図太さ」ないしは「図太い繊細さ」に共感した。ここまで日々の自己を、もう一人の自分から大切に見据えて生きていくことって、とても豊かな生き方だと思う。
物質的な充足からくる生の空虚さと強固な社会規範にずるずるに引き裂かれながら生きていく現代人は、しばしば自分の内なる声に真摯に向き合うことができずに、忙しさの中にかまけて生きてしまう。
忙しさの中に生きていくことも一つの処世術かもしれないが、人間の生き方はそれだけじゃない。人や世の中の決めた生き方や不安のなかで、本当に自分のしたいような生き方を見失ったり、自分のやりたいことが分からなかったりして、悩んでいく。
本書はそんな穴にはまってしまった読者に、人は一人一人違う生き方ができるし、またそう生きていることを教えてくれる。私はそのように読めた。
繊細な自己へのまなざしと、自己の心境や体調に等身大で向き合っていく著者の「繊細な図太さ」ないしは「図太い繊細さ」に共感した。ここまで日々の自己を、もう一人の自分から大切に見据えて生きていくことって、とても豊かな生き方だと思う。
物質的な充足からくる生の空虚さと強固な社会規範にずるずるに引き裂かれながら生きていく現代人は、しばしば自分の内なる声に真摯に向き合うことができずに、忙しさの中にかまけて生きてしまう。
忙しさの中に生きていくことも一つの処世術かもしれないが、人間の生き方はそれだけじゃない。人や世の中の決めた生き方や不安のなかで、本当に自分のしたいような生き方を見失ったり、自分のやりたいことが分からなかったりして、悩んでいく。
本書はそんな穴にはまってしまった読者に、人は一人一人違う生き方ができるし、またそう生きていることを教えてくれる。私はそのように読めた。
2020年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山小屋あるあると裏話だけでなく、いろいろな生き方があるんだなぁと考えさせられます。著者を応援したくなりました。
2019年10月25日に日本でレビュー済み
『山小屋ガールの癒されない日々』(吉玉サキ著、平凡社)は、「山ガール」ならぬ「山小屋ガール」が、山小屋で10年働いた体験を本音で綴ったエッセイです。
「23歳のとき、初めて北アルプスの山小屋でバイトをした。当時の私は登山未経験。山小屋が何か、北アルプスが何県にあるのかもよくわかっていない。そんな私が、なぜ山小屋で働こうと思ったのか?」。
「結論から言うと、私は(幼なじみの)チヒロが言うところの『山の社会』に適応できた。山小屋の仕事はハードで、体力的にはキツかったけれど、毎日が充実している。私は自分のことを社会不適合者だと思っていたけれど、そんな自分にも適応できる社会があると知った」。
「山小屋にはスタッフ仲間からチヤホヤされやすい業務がある。それは歩荷(ぼっか)だ。歩荷とは、必要な物資を人間が背負って運ぶこと。背負子(しょいこ)という道具に荷物を括りつけて背負い、山道を歩く。・・・(40キロくらいの)重さを背中に背負って、急な山道を登る。そりゃあチヤホヤされるだろう。思いものを背負えば、褒められたり、労われたり、感謝されたりする。まぁ、それが理由というわけでもないけれど、歩荷は人気の業務だ。『歩荷出たい人?』と言われると男子はほぼ全員が手を挙げる。接客や調理よりずっと楽しいらしい」。
「『こんな大自然の中で働いていたら癒されそうだねぇ』。よくお客様からそう言われる。雄大な景色、俗世の喧騒から離れた大自然でのんびりスローライフ・・・。山小屋の暮らしに対して、そんなイメージを持っているのだろう。お客様が山に癒されるのは、単純に嬉しい。私たちスタッフは、そのために全力で『ゆったりくつろげる山小屋』を演出している。しかし、山小屋は私たちにとって職場だ。好きでやっている仕事とはいえ、職場に癒される人なんているだろうか? 少なくとも私は、癒しを感じたことは一度もない。仕事も仲間も山も大好きだが、癒されはしないのだ。お客様に見えている部分はあくまで山小屋の表の顔。裏の顔は・・・戦場と言っても過言ではない」。
「どんなにコミュニケーションが得意な人だってきっと、ひとりになりたいときはあると思う。山小屋は共同生活だ。一応、『部屋のようなもの』は個々に与えられるけれど、プライバシーが完全に守られているとは言えない。私は人恋しいタイプで、共同生活はさほど苦にならなかった。そんな私ですら、『ひとりになりたいな』と感じたことは一度や二度ではない。・・・多かれ少なかれ、誰だってひとりになりたいときがあると思う。一度でも泣き場所を探したことのある人間は、同じ立場の人の気持ちがわかるようになるのではないだろうか。無理して笑っている人が押し殺している苦しさに、ちゃんと気づける人でありたい」。
「山小屋の重要な仕事のひとつに、登山道整備がある。登山道は雨や人の通行によって少しずつ削られていくため、放置すると歩きにくくなってしまう。登山者が安全に登れるよう、定期的に整備するのだ。この作業を『道直し』と呼ぶ。重い丸太を担いで運んだり、虫に刺されまくりながらの作業だったりと、なかなかに過酷。だけど、男性スタッフには人気の業務だったりする。・・・考えてみれば、丸太運びも道直しもけっこうな重労働だ。私は今まで、道直しの大変さをリアルに想像してみたことがなかったけれど、何気なく歩いている登山道も、誰かが整備しているんだよなぁ。今度から、登山道を歩くときはその『誰か』を意識してみよう。歩き慣れた登山道も、また違って見えるかもしれない」。
一見、軽いタッチのエッセイだが、意外に奥深く、いろいろと考えさせられる一冊です。
「23歳のとき、初めて北アルプスの山小屋でバイトをした。当時の私は登山未経験。山小屋が何か、北アルプスが何県にあるのかもよくわかっていない。そんな私が、なぜ山小屋で働こうと思ったのか?」。
「結論から言うと、私は(幼なじみの)チヒロが言うところの『山の社会』に適応できた。山小屋の仕事はハードで、体力的にはキツかったけれど、毎日が充実している。私は自分のことを社会不適合者だと思っていたけれど、そんな自分にも適応できる社会があると知った」。
「山小屋にはスタッフ仲間からチヤホヤされやすい業務がある。それは歩荷(ぼっか)だ。歩荷とは、必要な物資を人間が背負って運ぶこと。背負子(しょいこ)という道具に荷物を括りつけて背負い、山道を歩く。・・・(40キロくらいの)重さを背中に背負って、急な山道を登る。そりゃあチヤホヤされるだろう。思いものを背負えば、褒められたり、労われたり、感謝されたりする。まぁ、それが理由というわけでもないけれど、歩荷は人気の業務だ。『歩荷出たい人?』と言われると男子はほぼ全員が手を挙げる。接客や調理よりずっと楽しいらしい」。
「『こんな大自然の中で働いていたら癒されそうだねぇ』。よくお客様からそう言われる。雄大な景色、俗世の喧騒から離れた大自然でのんびりスローライフ・・・。山小屋の暮らしに対して、そんなイメージを持っているのだろう。お客様が山に癒されるのは、単純に嬉しい。私たちスタッフは、そのために全力で『ゆったりくつろげる山小屋』を演出している。しかし、山小屋は私たちにとって職場だ。好きでやっている仕事とはいえ、職場に癒される人なんているだろうか? 少なくとも私は、癒しを感じたことは一度もない。仕事も仲間も山も大好きだが、癒されはしないのだ。お客様に見えている部分はあくまで山小屋の表の顔。裏の顔は・・・戦場と言っても過言ではない」。
「どんなにコミュニケーションが得意な人だってきっと、ひとりになりたいときはあると思う。山小屋は共同生活だ。一応、『部屋のようなもの』は個々に与えられるけれど、プライバシーが完全に守られているとは言えない。私は人恋しいタイプで、共同生活はさほど苦にならなかった。そんな私ですら、『ひとりになりたいな』と感じたことは一度や二度ではない。・・・多かれ少なかれ、誰だってひとりになりたいときがあると思う。一度でも泣き場所を探したことのある人間は、同じ立場の人の気持ちがわかるようになるのではないだろうか。無理して笑っている人が押し殺している苦しさに、ちゃんと気づける人でありたい」。
「山小屋の重要な仕事のひとつに、登山道整備がある。登山道は雨や人の通行によって少しずつ削られていくため、放置すると歩きにくくなってしまう。登山者が安全に登れるよう、定期的に整備するのだ。この作業を『道直し』と呼ぶ。重い丸太を担いで運んだり、虫に刺されまくりながらの作業だったりと、なかなかに過酷。だけど、男性スタッフには人気の業務だったりする。・・・考えてみれば、丸太運びも道直しもけっこうな重労働だ。私は今まで、道直しの大変さをリアルに想像してみたことがなかったけれど、何気なく歩いている登山道も、誰かが整備しているんだよなぁ。今度から、登山道を歩くときはその『誰か』を意識してみよう。歩き慣れた登山道も、また違って見えるかもしれない」。
一見、軽いタッチのエッセイだが、意外に奥深く、いろいろと考えさせられる一冊です。