岩田先生の本は何冊か読みましたが、今回のは最近問題になっている子宮頚がんワクチンを中心とした内容になっています。
子宮頚がんワクチンについては、村中璃子さんが月刊誌などで信州大の不正研究報告など反対派を追及していますが、岩田先生はわりとニュートラルな立場からこのワクチンの有用性を解説してくれています。
反対派と呼ばれる方の感情的なワクチン批判がいかに非科学的で、思想的(特定の政党の関与が深い)なものであるかがよく読み取れます。
マスコミ・報道機関の反ワクチン寄りな姿勢や科学的知識の欠如、厚労省のワクチン行政を批判している点は興味深いですね。特にマスコミについては昨今の日韓問題における報道なども含めて、左寄りの市民派との結びつきが深すぎて、正しい報道を押さえ込む圧力が働いていることを伺わせます。
個人的には、こうした偏向報道とお役所仕事が、定期接種中止という間違った方向へ進めてしまったのではないかと考えます。接種できなかったことで将来多くの女性が子宮頚がんになってしまうという可能性を考えると関係者の責任は重いですね。
なお、文中登場する信州大池田教授、西岡医師らがメンバーになっているHANS学会については、いろいろググってみましたが、被害者団体、マスコミとの結びつきの深さや、学会設立に坂口力元厚労相が絡んでいたりと随分とキナ臭さを感じさせますね。元大臣の圧力で厚労省の研究チームに池田教授がねじ込まれたのではないかとさえ邪推してしまいます。
女の子のお子さんを持つ方は、子宮頚がんワクチンについての正しい知識を得るための良書といえます。一読することをオススメします。
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ワクチンは怖くない (光文社新書) 新書 – 2017/1/17
岩田 健太郎
(著)
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◎内容紹介
ワクチンの現在と未来を論じてみようと思います。そして、ワクチンの現在
と未来を考えるとき、私は〈予防接種は「効く」のだ〉という、肯定的な結論
を本書で述べることでしょう。それは何故なのか。ぜひ本文をお読みください。(「はじめに」より)
インフルエンザワクチンって結局打った方がいいんですか?/
子宮頸がんワクチンって実際どうなんですか?/
何度も打たないといけないのは一体どうしてなんですか?……etc.
ワクチンにまつわる「結論ありき」の議論を排し、本当に「あなたの健康」
をもたらすワクチンとの付き合い方をすっきりと知る!
◎目次
はじめに
第 1 章 子宮頸がんワクチンとメディア―― ワクチンの現在
(1)子宮頸がんワクチンを総括する
ワクチンは自閉症の原因にはならない/子宮頸がんワクチンの積極的接種勧奨は再開すべき/
ワクチンを特権化してはいけない/予防と医療の線引きは難しい/
子宮頸がんワクチンの利益/後年になって効果が実証されたB型肝炎ワクチン/
「100%完全なデータ」は存在し得ない/子宮頸がんワクチンのリスク/
HANSとは何か/現在は仮説にすぎないHANS/
子宮頸がんワクチンは選択肢の一つにすぎない/子宮頸がんワクチンのあるべき姿/etc.
(2)ワクチンとメディア
薬害研究班の捏造疑惑?/信州大学の発表/新聞・テレビが医学に落とす暗い影/etc.
第 2 章 感染症と戦う―― ワクチン・免疫とは何か
(1)ワクチンと免疫
免疫とは何か/「自然免疫」と獲得免疫/「点滴は「諸刃の剣」/
皮膚はすごい/「自然免疫」にまつわるファンタジー//獲得免疫の問題点/etc.
(2)日本のワクチン
ワクチンとは/ワクチンは人工的なのか/同時接種について/
情報不足・科学的根拠に欠ける医薬品の添付文書//接種部位の問題とは/
インフルエンザワクチンの再総括/テスト・ネガティブ・デザイン/
インフルエンザワクチン効果なし? の報道/ポリオの根絶とワクチン/
成人向け肺炎球菌ワクチンは「効く」のか/薬剤耐性菌の存在/etc.
第 3 章 「あなたの健康」を目指せ! ―― ワクチンの未来と理念
(1)脅威となる感染症
地球規模での広がりを見せる感染症/蚊が媒介する感染症/
まれな感染症でも無関係ではいられない/バイオテロ対策/結核・HIV・マラリア/etc.
(2)ワクチンの未来を語る
ピロリ菌にみるワクチンの未来/現存するワクチンには欠点も多い/
ワクチンの運用上の問題/キャッチアップによる健康上の利益/
災害時のワクチンについて/国内ワクチンメーカー保護の是非/
国民の健康という「国益」/日本の予防接種のあるべきビジョン/
なぜ訴訟に到るのか/あくまでも大切なのは「私の健康」/
予防接種行政は理念を持て/医療者は何をすべきか/私たちとワクチン/etc.
参考文献
あとがき
◎著者プロフィール
岩田健太郎(いわたけんたろう)
1971 年島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。
沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、
同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOS クリニック、
亀田総合病院を経て、2008 年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症
リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。
著書に『予防接種は「効く」のか?』『99・9%が誤用の抗生物質』
『「感染症パニック」を防げ! 』『サルバルサン戦記』(以上、光文社新書)、
『「リスク」の食べ方』『食べ物のことはからだに訊け! 』(以上、ちくま新書)、
『感染症医が教える性の話』(ちくまプリマー新書)、
『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)など多数。
ワクチンの現在と未来を論じてみようと思います。そして、ワクチンの現在
と未来を考えるとき、私は〈予防接種は「効く」のだ〉という、肯定的な結論
を本書で述べることでしょう。それは何故なのか。ぜひ本文をお読みください。(「はじめに」より)
インフルエンザワクチンって結局打った方がいいんですか?/
子宮頸がんワクチンって実際どうなんですか?/
何度も打たないといけないのは一体どうしてなんですか?……etc.
ワクチンにまつわる「結論ありき」の議論を排し、本当に「あなたの健康」
をもたらすワクチンとの付き合い方をすっきりと知る!
◎目次
はじめに
第 1 章 子宮頸がんワクチンとメディア―― ワクチンの現在
(1)子宮頸がんワクチンを総括する
ワクチンは自閉症の原因にはならない/子宮頸がんワクチンの積極的接種勧奨は再開すべき/
ワクチンを特権化してはいけない/予防と医療の線引きは難しい/
子宮頸がんワクチンの利益/後年になって効果が実証されたB型肝炎ワクチン/
「100%完全なデータ」は存在し得ない/子宮頸がんワクチンのリスク/
HANSとは何か/現在は仮説にすぎないHANS/
子宮頸がんワクチンは選択肢の一つにすぎない/子宮頸がんワクチンのあるべき姿/etc.
(2)ワクチンとメディア
薬害研究班の捏造疑惑?/信州大学の発表/新聞・テレビが医学に落とす暗い影/etc.
第 2 章 感染症と戦う―― ワクチン・免疫とは何か
(1)ワクチンと免疫
免疫とは何か/「自然免疫」と獲得免疫/「点滴は「諸刃の剣」/
皮膚はすごい/「自然免疫」にまつわるファンタジー//獲得免疫の問題点/etc.
(2)日本のワクチン
ワクチンとは/ワクチンは人工的なのか/同時接種について/
情報不足・科学的根拠に欠ける医薬品の添付文書//接種部位の問題とは/
インフルエンザワクチンの再総括/テスト・ネガティブ・デザイン/
インフルエンザワクチン効果なし? の報道/ポリオの根絶とワクチン/
成人向け肺炎球菌ワクチンは「効く」のか/薬剤耐性菌の存在/etc.
第 3 章 「あなたの健康」を目指せ! ―― ワクチンの未来と理念
(1)脅威となる感染症
地球規模での広がりを見せる感染症/蚊が媒介する感染症/
まれな感染症でも無関係ではいられない/バイオテロ対策/結核・HIV・マラリア/etc.
(2)ワクチンの未来を語る
ピロリ菌にみるワクチンの未来/現存するワクチンには欠点も多い/
ワクチンの運用上の問題/キャッチアップによる健康上の利益/
災害時のワクチンについて/国内ワクチンメーカー保護の是非/
国民の健康という「国益」/日本の予防接種のあるべきビジョン/
なぜ訴訟に到るのか/あくまでも大切なのは「私の健康」/
予防接種行政は理念を持て/医療者は何をすべきか/私たちとワクチン/etc.
参考文献
あとがき
◎著者プロフィール
岩田健太郎(いわたけんたろう)
1971 年島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学医学部)卒業。
沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、
同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOS クリニック、
亀田総合病院を経て、2008 年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症
リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。
著書に『予防接種は「効く」のか?』『99・9%が誤用の抗生物質』
『「感染症パニック」を防げ! 』『サルバルサン戦記』(以上、光文社新書)、
『「リスク」の食べ方』『食べ物のことはからだに訊け! 』(以上、ちくま新書)、
『感染症医が教える性の話』(ちくまプリマー新書)、
『「患者様」が医療を壊す』(新潮選書)など多数。
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2017/1/17
- ISBN-104334039650
- ISBN-13978-4334039653
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2017/1/17)
- 発売日 : 2017/1/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 236ページ
- ISBN-10 : 4334039650
- ISBN-13 : 978-4334039653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,830位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,489位光文社新書
- - 55,746位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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島根県生まれ。島根医科大学卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学病院感染症内科診療科長、国際診療部長。
資格:日本内科学会総合内科専門医、日本感染症学会専門医・指導医、米国内科専門医、米国感染症専門医、日本東洋医学会漢方専門医、修士(感染症学)、博士(医学)、国際旅行学会認定(CTH),感染管理認定(CIC)、米国内科学会フェロー(FACP)、米国感染症学会フェロー(FIDSA)、PHPビジネスコーチ、FP2級。日本ソムリエ協会ワインエキスパートエクセレンスなど。
-
トップレビュー
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2017年1月28日に日本でレビュー済み
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2021年1月26日に日本でレビュー済み
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岩田節炸裂!今こそ読むことが重要だと思いますが色々本をだしてるからそっち読む方がいいかも。
2017年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ワクチン嫌いの方にこそオススメです。
トンデモ、ニセ医学信者の「デマ」に惑わされることなく、
この本で、まずは「ちゃんと知る」ことが大切でしょう。
トンデモ、ニセ医学信者の「デマ」に惑わされることなく、
この本で、まずは「ちゃんと知る」ことが大切でしょう。
2017年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ワクチンは怖くない」(光文社新書)
岩田健太郎先生へ:いくつか問題のある記載内容があり、コメントしました。
P57
「もしかしたら発症前に食べた食事のせいかもしれないではありませんか。」
コメント:この比喩は不適切です。通常は食事のせいかどうかは簡単にわかります。この安易な表現で、SNS上ではHPVワクチン被害者に対する暴言がはびこりました。
「ワクチンに関するほとんどの副作用が接種後数時間から、数週間以内に起きるので、そのような時間的近接性がなければ、因果関係への信ぴょう性はどうしても小さくなります。」
コメント:そのあとに、「ですが、そういうことはまれには起こりえますから、時間的な理由だけで西岡説を全否定することはできないかもしれません。」と、まわりくどく弁明し、西岡説が確立された場合も考慮し、慎重発言をしています。このような記載が子宮頸がんワクチン問題について、随所にみられるのが、この本の特徴です。
岩田先生は、故白木博次先生の業績をご存じでしょうか(現在は因果関係の認定には、Hill’s Criteriaが利用されている)?
狂犬病ワクチン接種後脳症:白木博次博士(「冒される日本人の脳より」藤原書店、Amazonより購入済)
「一方ワクチン禍の脳型 (cerebral form) では、注射が終ってから数週後、または180日のような長いintervalをおいて、発熱はほとんどないのに、各種の精神神経症状をきたすが、それは脳や脊髄の損傷にもとづくものである。」
ワクチンと脳障害との因果関係の立証のために、白木四原則が提唱され、裁判での立証に実際に適用されました。
子宮頸がんワクチン副反応例で白木四原則は適用されるのか(筆者の意見)?
①ワクチン接種と予防接種事故とが、時間的、空間的に密接していること
(子宮頸がんワクチン副反応例ではほとんどがこれを満たしている)
②他に原因となるべきものが考えられないこと
(まぎれこみ疾患が除外されている)
③副反応とその後遺症(折れ曲がり)が原則として質量的に強烈であること
(学業や生活に影響を長期に及ぼしている)
④事故発生のメカニズムが、実験・病理・臨床などの観点からみて、科学的・学問的に実証性や妥当性があること
(Inbarら、Arataniら動物実験があり。自律神経障害を呈する症例で、皮内神経線維密度の低下、small fiber neuropathyがみられる。特異的な自己抗体がみられるなど。脳SPECTにて特有な血流低下が見られ、髄液検査にて、特有な免疫学的異常が見られる、臨床例には一定の症状パターンがある。クラスター解析を行った疫学調査でHPVワクチン特有の神経症状の組み合わせが見出されたなど。)
の4つを組み合わせて、その蓋然性の高低の視点から、ワクチン禍の有無を考える。
4番目については、追試実験や症例の蓄積と検討がさらに必要であるが、蓋然性は高いと推定される。
また、池田修一先生の研究班の研究発表のうち、信州大学産婦人科教室が実施した研究報告を池田先生が直接的に実験を行ったと断定するような文章が書かれている。これは、事実に反する記載であり、訂正を要する。
P75
「池田氏がやった「脳組織との反応」実験」→ 池田班に所属する信州大学産婦人科教室が行った「脳組織との反応」実験
P71~P72
「もともと、脳は血液脳関門(BBB)というシステムで守られており、容易にいろいろな物質が脳に届かないようになっています。そのため、ワクチンを接種しても容易には脳には到達しないはずなのですが、池田氏のデータはその一般論を覆したことになります。それが本当のデータであれば。
もし、村中氏の主張するようにこの写真が死後のマウスの脳に抗体を振りかけただけであるなら、これは池田氏の意図的なデータの捏造ということになります。本章の冒頭で紹介したウェークフィールドのときと同じです」
「「見解の相違」で片付けられないのは、「脳に抗体を振りかけた」という人為的な捏造行為です。」
コメント:実験動物の血清中に脳組織に対する自己抗体の存在を検討している報告に対して、捏造であると断定していますが、これは明らかに間違いであり、岩田先生の神経免疫学分野に関する知識の欠如を暴露しています。実験マウス血清中に脳に対する自己抗体が存在するかを確認する最初のステップとして、正常マウス脳切片に実験血清を添加して、蛍光免疫染色法を行うのは常套手段です。その後にさらなる検索が行われるのです。神戸大学の脳の実験病理をやっている先生に問い合わせてください。捏造実験ではなく、ルーチンの検査です。再現実験が失敗に終わった理由については、調査委員会が述べているように、血清の保存方法の問題もあり、また、私自身は抗体の力価の問題も存在していたと推測しています。
なお、次のような知識をご存じですか?筆者も最近、知ったばかりであり、岩田先生を責めることはできませんが。現在の子宮頸がんワクチン接種後神経障害の研究のトピックスは、BBBが欠如している視床下部がHPVワクチン接種後神経障害のメインターゲットではないかということです。臨床例でも、マウス実験モデルでも異常が明らかになってきています。今後のさらなる研究が必要です。科学的真理を探究する研究者を誹謗・中傷するインターネット上の書き込みには辟易します。
参考:「脳室の周囲には脳室周囲器官という神経内分泌系や自律神経の中枢が存在するが、血液脳関門は脳室周囲器官には存在しない。これは、これらの組織が分泌するホルモンなどの物質を全身に運ぶ必要があるためである。視床下部には終板器官 (organum vasculosum of the lamina terminalis, OVLT)、脳弓下器官 (subfornical organ, SFO)、視索前野 (preoptic area)がありお互いにネットワークを作りながら機能している。例えば室傍核(paraventricular nucleus:PVN)は第三脳室に面しており、バゾプレッシンやオキシトシンを産生する神経分泌ニューロンの軸索を下垂体後葉に投射し, 神経内分泌系の調節を担っている。」(脳室;脳科学辞典より引用)
誰でも、認知エラーは起こりうるだが、下記の記載のごとく、不完全な知識、不完全な情報収集による、よくある認知エラーである。しかし、一冊の本の中で、感染症の権威の間違いは許されるものではないが、過ちを認めたら、すぐに改めるのが、真の科学者です。また、患者の症状を「心身反応」であると最初に思ってしまうと、一番多い認知エラーである早期閉鎖に陥ってしまい、すべてをそれに結び付けてしまいがちになります。
誤診(認知エラー)の原因と対策
認知エラーには、不完全な知識、不完全な情報収集、不完全な統合(不完全な情報処理、不完全な検証)があり、一番多い認知エラーは早期閉鎖(1度、最初の診断がつくと、他の可能性を考えることができない)である。
Graber M et al: Diagnostic error in internal medicine. Ach Intern Med 165: 1493-1499, 2005
診断上の推論に関する二重プロセス理論によれば、問題解決法には直観的思考法(System 1:intuitive, heuristic)と分析的思考(System 2:analytical,systematic)の2つがある。
Croskerry P:A universal model of diagnostic reasoning. Acad Med 84:1022-1028,2009直観的思考は、臨床経験が豊富な熟練した臨床医が潜在意識下で行う、経験則(heuristics)による診断であり、近道思考とも言われ、パターン認識が行われ、迅速的、効率的であるが、認知バイアスに陥りやすい。分析的思考は初心者が行うことが多い、網羅的で論理的な思考であるが、時間と過剰な検査が必要となる。直観的思考で診断が思いつかない場合は熟練した臨床医も分析的思考を駆使しながら、鑑別診断を行っていく。臨床症状の進展にあわせて、最初の先入観にとらわれずに診療を行うことが重要であり、新たな情報が得られる場合には診断を再考、修正する。
(「見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた」(医学書院)より一部引用)
最後に
祖父江班の疫学調査の結果は明らかに国民全体をミスリードした結論をラージマスコミに垂れ流し、子宮頸がんワクチン副反応に見られる症状が他の疾患でも見られたことを一方的に大きく報道されました。大本営発表であり、マスコミでその内容を吟味した記事がないのは異常事態です。子宮頸がんワクチン接種後患者で統計学的に優位に重篤な症状が見られているのを伏せています。特有な臨床症状が高率に出ているのに、バイアスのため、比較検討できないとの結論を出しました。岩田先生はこのデータを見られたでしょうか?
追加:岩田健太郎先生:最新の文献をすべて読んでみると、少しは先生の子宮頸がんワクチンに関する見解が変わるのではないかと期待しています。
因果関係がある可能性の高い患者の頻度は、先生が過去の文献から推定しているよりは高いのではないでしょうか?ワクチン接種者の0.1%に重篤な副反応が見られているのが最近のデータです。WHOは去年11月にDenmarkで開催された会議で99.9%は、副反応はないと明言していました(0.1%副反応あり)。この0.1%は子宮頸がんワクチンで救えると予測されている数値とほぼ同一であることもご存じでしょうか?すなわち、証明はされていないが、効果はあるかもしれない子宮頸がんワクチン投与により、1人の患者の死亡を減らすかわりに、1人の重篤な神経障害の犠牲者を生みだすのです。私は反ワクチン論者ではありません。現在進行中の家族性アルツハイマー病のベータアミロイドワクチンの治験が成功することを願っています。
岩田健太郎先生へ:いくつか問題のある記載内容があり、コメントしました。
P57
「もしかしたら発症前に食べた食事のせいかもしれないではありませんか。」
コメント:この比喩は不適切です。通常は食事のせいかどうかは簡単にわかります。この安易な表現で、SNS上ではHPVワクチン被害者に対する暴言がはびこりました。
「ワクチンに関するほとんどの副作用が接種後数時間から、数週間以内に起きるので、そのような時間的近接性がなければ、因果関係への信ぴょう性はどうしても小さくなります。」
コメント:そのあとに、「ですが、そういうことはまれには起こりえますから、時間的な理由だけで西岡説を全否定することはできないかもしれません。」と、まわりくどく弁明し、西岡説が確立された場合も考慮し、慎重発言をしています。このような記載が子宮頸がんワクチン問題について、随所にみられるのが、この本の特徴です。
岩田先生は、故白木博次先生の業績をご存じでしょうか(現在は因果関係の認定には、Hill’s Criteriaが利用されている)?
狂犬病ワクチン接種後脳症:白木博次博士(「冒される日本人の脳より」藤原書店、Amazonより購入済)
「一方ワクチン禍の脳型 (cerebral form) では、注射が終ってから数週後、または180日のような長いintervalをおいて、発熱はほとんどないのに、各種の精神神経症状をきたすが、それは脳や脊髄の損傷にもとづくものである。」
ワクチンと脳障害との因果関係の立証のために、白木四原則が提唱され、裁判での立証に実際に適用されました。
子宮頸がんワクチン副反応例で白木四原則は適用されるのか(筆者の意見)?
①ワクチン接種と予防接種事故とが、時間的、空間的に密接していること
(子宮頸がんワクチン副反応例ではほとんどがこれを満たしている)
②他に原因となるべきものが考えられないこと
(まぎれこみ疾患が除外されている)
③副反応とその後遺症(折れ曲がり)が原則として質量的に強烈であること
(学業や生活に影響を長期に及ぼしている)
④事故発生のメカニズムが、実験・病理・臨床などの観点からみて、科学的・学問的に実証性や妥当性があること
(Inbarら、Arataniら動物実験があり。自律神経障害を呈する症例で、皮内神経線維密度の低下、small fiber neuropathyがみられる。特異的な自己抗体がみられるなど。脳SPECTにて特有な血流低下が見られ、髄液検査にて、特有な免疫学的異常が見られる、臨床例には一定の症状パターンがある。クラスター解析を行った疫学調査でHPVワクチン特有の神経症状の組み合わせが見出されたなど。)
の4つを組み合わせて、その蓋然性の高低の視点から、ワクチン禍の有無を考える。
4番目については、追試実験や症例の蓄積と検討がさらに必要であるが、蓋然性は高いと推定される。
また、池田修一先生の研究班の研究発表のうち、信州大学産婦人科教室が実施した研究報告を池田先生が直接的に実験を行ったと断定するような文章が書かれている。これは、事実に反する記載であり、訂正を要する。
P75
「池田氏がやった「脳組織との反応」実験」→ 池田班に所属する信州大学産婦人科教室が行った「脳組織との反応」実験
P71~P72
「もともと、脳は血液脳関門(BBB)というシステムで守られており、容易にいろいろな物質が脳に届かないようになっています。そのため、ワクチンを接種しても容易には脳には到達しないはずなのですが、池田氏のデータはその一般論を覆したことになります。それが本当のデータであれば。
もし、村中氏の主張するようにこの写真が死後のマウスの脳に抗体を振りかけただけであるなら、これは池田氏の意図的なデータの捏造ということになります。本章の冒頭で紹介したウェークフィールドのときと同じです」
「「見解の相違」で片付けられないのは、「脳に抗体を振りかけた」という人為的な捏造行為です。」
コメント:実験動物の血清中に脳組織に対する自己抗体の存在を検討している報告に対して、捏造であると断定していますが、これは明らかに間違いであり、岩田先生の神経免疫学分野に関する知識の欠如を暴露しています。実験マウス血清中に脳に対する自己抗体が存在するかを確認する最初のステップとして、正常マウス脳切片に実験血清を添加して、蛍光免疫染色法を行うのは常套手段です。その後にさらなる検索が行われるのです。神戸大学の脳の実験病理をやっている先生に問い合わせてください。捏造実験ではなく、ルーチンの検査です。再現実験が失敗に終わった理由については、調査委員会が述べているように、血清の保存方法の問題もあり、また、私自身は抗体の力価の問題も存在していたと推測しています。
なお、次のような知識をご存じですか?筆者も最近、知ったばかりであり、岩田先生を責めることはできませんが。現在の子宮頸がんワクチン接種後神経障害の研究のトピックスは、BBBが欠如している視床下部がHPVワクチン接種後神経障害のメインターゲットではないかということです。臨床例でも、マウス実験モデルでも異常が明らかになってきています。今後のさらなる研究が必要です。科学的真理を探究する研究者を誹謗・中傷するインターネット上の書き込みには辟易します。
参考:「脳室の周囲には脳室周囲器官という神経内分泌系や自律神経の中枢が存在するが、血液脳関門は脳室周囲器官には存在しない。これは、これらの組織が分泌するホルモンなどの物質を全身に運ぶ必要があるためである。視床下部には終板器官 (organum vasculosum of the lamina terminalis, OVLT)、脳弓下器官 (subfornical organ, SFO)、視索前野 (preoptic area)がありお互いにネットワークを作りながら機能している。例えば室傍核(paraventricular nucleus:PVN)は第三脳室に面しており、バゾプレッシンやオキシトシンを産生する神経分泌ニューロンの軸索を下垂体後葉に投射し, 神経内分泌系の調節を担っている。」(脳室;脳科学辞典より引用)
誰でも、認知エラーは起こりうるだが、下記の記載のごとく、不完全な知識、不完全な情報収集による、よくある認知エラーである。しかし、一冊の本の中で、感染症の権威の間違いは許されるものではないが、過ちを認めたら、すぐに改めるのが、真の科学者です。また、患者の症状を「心身反応」であると最初に思ってしまうと、一番多い認知エラーである早期閉鎖に陥ってしまい、すべてをそれに結び付けてしまいがちになります。
誤診(認知エラー)の原因と対策
認知エラーには、不完全な知識、不完全な情報収集、不完全な統合(不完全な情報処理、不完全な検証)があり、一番多い認知エラーは早期閉鎖(1度、最初の診断がつくと、他の可能性を考えることができない)である。
Graber M et al: Diagnostic error in internal medicine. Ach Intern Med 165: 1493-1499, 2005
診断上の推論に関する二重プロセス理論によれば、問題解決法には直観的思考法(System 1:intuitive, heuristic)と分析的思考(System 2:analytical,systematic)の2つがある。
Croskerry P:A universal model of diagnostic reasoning. Acad Med 84:1022-1028,2009直観的思考は、臨床経験が豊富な熟練した臨床医が潜在意識下で行う、経験則(heuristics)による診断であり、近道思考とも言われ、パターン認識が行われ、迅速的、効率的であるが、認知バイアスに陥りやすい。分析的思考は初心者が行うことが多い、網羅的で論理的な思考であるが、時間と過剰な検査が必要となる。直観的思考で診断が思いつかない場合は熟練した臨床医も分析的思考を駆使しながら、鑑別診断を行っていく。臨床症状の進展にあわせて、最初の先入観にとらわれずに診療を行うことが重要であり、新たな情報が得られる場合には診断を再考、修正する。
(「見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた」(医学書院)より一部引用)
最後に
祖父江班の疫学調査の結果は明らかに国民全体をミスリードした結論をラージマスコミに垂れ流し、子宮頸がんワクチン副反応に見られる症状が他の疾患でも見られたことを一方的に大きく報道されました。大本営発表であり、マスコミでその内容を吟味した記事がないのは異常事態です。子宮頸がんワクチン接種後患者で統計学的に優位に重篤な症状が見られているのを伏せています。特有な臨床症状が高率に出ているのに、バイアスのため、比較検討できないとの結論を出しました。岩田先生はこのデータを見られたでしょうか?
追加:岩田健太郎先生:最新の文献をすべて読んでみると、少しは先生の子宮頸がんワクチンに関する見解が変わるのではないかと期待しています。
因果関係がある可能性の高い患者の頻度は、先生が過去の文献から推定しているよりは高いのではないでしょうか?ワクチン接種者の0.1%に重篤な副反応が見られているのが最近のデータです。WHOは去年11月にDenmarkで開催された会議で99.9%は、副反応はないと明言していました(0.1%副反応あり)。この0.1%は子宮頸がんワクチンで救えると予測されている数値とほぼ同一であることもご存じでしょうか?すなわち、証明はされていないが、効果はあるかもしれない子宮頸がんワクチン投与により、1人の患者の死亡を減らすかわりに、1人の重篤な神経障害の犠牲者を生みだすのです。私は反ワクチン論者ではありません。現在進行中の家族性アルツハイマー病のベータアミロイドワクチンの治験が成功することを願っています。
2020年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子宮頸がんワクチンは怖くないが、算数のできない医療関係者は怖い。
課題1.
ひと箱に10個みかんが入った箱が100個あります。
箱Aは1個がすっぱかった。
箱Bは2個がすっぱかった。
問1.上記が成立するとき、
箱AとBに入っているすっぱいみかんは何パーセントですか?
答1.30%です(笑)
問2.同じ産地、同じ生産者が同じ時期に作った箱Cに、すっぱいみかんは何個くらいあると想定できますか?
答2.20個です(爆)
最近の医療業界や監督省庁では、このような算数を行うようです。
これ、子宮頸がんワクチンの副反応の発生報告および発生率に関して、本書で書かれている表の値を単純化したものなんです。
おいらはワクチンの現状までは我慢して読みましたが、3章以降読む気力はありません。
大体さ、ワクチンの副反応(副作用)の発生率が100%超えているって数字としておかしいでしょ?
小学校に戻って算数やりなおせ。
100万摂取あたりの値になおしているにしても、副反応率200%超えるって、ワクチン接種を10人にしたら、摂取している人10人のほかに、していない10人にも副反応が出ているってことですよ?
思考を原点回帰してください。
議論する余地もない。
摂取回数6957368中、副反応が704件報告されていたら、発生率101.2%ですか?
1001件報告されていたら発生率143.9%ですか?
そんで、2つの報告を足して発生率計算したら、発生率が245.1%ってどういうことですか??
副反応の発生「率」ってなんですか?
発生「率」を元に算出した100万件あたりの予測発生「数」ならわけわかりますが、それでも発生「率」と発生「数」はちがうんじゃないの?。
課題1.
ひと箱に10個みかんが入った箱が100個あります。
箱Aは1個がすっぱかった。
箱Bは2個がすっぱかった。
問1.上記が成立するとき、
箱AとBに入っているすっぱいみかんは何パーセントですか?
答1.30%です(笑)
問2.同じ産地、同じ生産者が同じ時期に作った箱Cに、すっぱいみかんは何個くらいあると想定できますか?
答2.20個です(爆)
最近の医療業界や監督省庁では、このような算数を行うようです。
これ、子宮頸がんワクチンの副反応の発生報告および発生率に関して、本書で書かれている表の値を単純化したものなんです。
おいらはワクチンの現状までは我慢して読みましたが、3章以降読む気力はありません。
大体さ、ワクチンの副反応(副作用)の発生率が100%超えているって数字としておかしいでしょ?
小学校に戻って算数やりなおせ。
100万摂取あたりの値になおしているにしても、副反応率200%超えるって、ワクチン接種を10人にしたら、摂取している人10人のほかに、していない10人にも副反応が出ているってことですよ?
思考を原点回帰してください。
議論する余地もない。
摂取回数6957368中、副反応が704件報告されていたら、発生率101.2%ですか?
1001件報告されていたら発生率143.9%ですか?
そんで、2つの報告を足して発生率計算したら、発生率が245.1%ってどういうことですか??
副反応の発生「率」ってなんですか?
発生「率」を元に算出した100万件あたりの予測発生「数」ならわけわかりますが、それでも発生「率」と発生「数」はちがうんじゃないの?。
2017年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医師の誠実さが伝わってきます。また、疫学で偏りを吟味する手本とも思います。担当医であり医療政策提案者でもある医師は、個人の権利と集団免疫との間に倫理的ジレンマを覚えますが、利用者は個人の権利だけ考えればよいと著者が言い切れるまでには、相当、惑わせる情報にも向き合ったことでしょう。人権を守るには、インフォームドコンセントの徹底以外にないことは、「私憤から公憤へ」の70年代から明らかですが、提供すべき情報が何であるかは、個人的な努力のハードルが非常に高いものでした。この本は、いまだに惑わされている自閉症の当事者にとっても財産になると思います。
2018年9月25日に日本でレビュー済み
図書館本
予防接種は「効く」のか? 岩田健太郎 光文社新書 2010 は読んでいます。
さて、本書です。
基本的にはワクチンは効果があるという当たり前の事を基本情報を押さえながら綴っています。
個人的には子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の副作用問題とワクチン認可問題に関しては
大きな問題があると思っています。
厚労省の審議会議事録を見ると認可前の論争が良く分かると思います。なぜ、あえてガン予防ワクチンと結果も出ていないのに命名するのか? 審議員と業界との癒着、政治家の関与等々です。
筆者も審議会や官僚(厚労省、財務省)の問題点は指摘しています。
基本の話として、科学は万能でなく、ワクチンも万能ではありません。
リスク(副作用、副反応等)とベネフィット(予防効果、治療効果)をしっかりデータに基づいて評価しなければいけないということ。
備忘録メモ
日本と海外での予防接種スケジュールおよび同時接種プロトコールの差異
接種部位の問題 皮下か筋肉か
ワクチン効果の国によるかい離例
災害時の予防的ワクチンに関する情報の公開
効率的(親の負担を減らし、かつ有効な接種スケジュール)ワクチンプロトコールの必要性
予防接種の目的は個の健康「だけ」にすべき。定期接種か任意接種かの非科学的、非人道的。
予防接種は「効く」のか? 岩田健太郎 光文社新書 2010 は読んでいます。
さて、本書です。
基本的にはワクチンは効果があるという当たり前の事を基本情報を押さえながら綴っています。
個人的には子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の副作用問題とワクチン認可問題に関しては
大きな問題があると思っています。
厚労省の審議会議事録を見ると認可前の論争が良く分かると思います。なぜ、あえてガン予防ワクチンと結果も出ていないのに命名するのか? 審議員と業界との癒着、政治家の関与等々です。
筆者も審議会や官僚(厚労省、財務省)の問題点は指摘しています。
基本の話として、科学は万能でなく、ワクチンも万能ではありません。
リスク(副作用、副反応等)とベネフィット(予防効果、治療効果)をしっかりデータに基づいて評価しなければいけないということ。
備忘録メモ
日本と海外での予防接種スケジュールおよび同時接種プロトコールの差異
接種部位の問題 皮下か筋肉か
ワクチン効果の国によるかい離例
災害時の予防的ワクチンに関する情報の公開
効率的(親の負担を減らし、かつ有効な接種スケジュール)ワクチンプロトコールの必要性
予防接種の目的は個の健康「だけ」にすべき。定期接種か任意接種かの非科学的、非人道的。
2020年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レポートの指定書籍だったので購入しました。厚い本ではないので1日もあれば読めると思います。