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Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット (角川書店単行本) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2013/3/1
- ファイルサイズ2518 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B00BHQMXBU
- 出版社 : KADOKAWA (2013/3/1)
- 発売日 : 2013/3/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2518 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 234ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,513位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,390位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 38,481位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
雑誌編集者を経て、フリーの編集者・ライターとして独立。ネットカルチャー・IT・環境系解説記事などで活動中。
著作は『Googleの72時間』(林信行氏との共著)、『新しい超伝導入門』、『インクジェット時代がきた!』(山口修一氏との共著)、『日本発!世界を変えるエコ技術』、『弾言』(小飼弾氏@dankogaiとの共著)など。
http://www.binword.com/blog/
1979年中学生の頃からIT最前線に興味を持ち個人の趣味として取材を開始。
1990年、米国テキサス州立ヒューストン大学在学中に月刊のパソコン雑誌、月刊アスキー、月刊MACPOWERで執筆活動を開始。
アップル社の研究開発の最前線や、新しい技術トレンド、ソフトウェアのレビュー記事などを手掛けつつ、米国在住の地の利と語学力を活かし、アップル社を中心に米国IT技術の最新トレンドを取材して国内の雑誌で報じていた。
1994年1月日本に帰国後も年に数回のペースで訪米し米国ITの最新動向を取材。
特にアップルの創業者、経営者らやマウス発明者、パソコンの生みの親などIT業界の基礎をつくってきた偉人達、ドン・ノーマン博士らに代表されるコンピューターのデザインに影響を与えた偉人達の取材で知られるようになる。
同時に当時、一般にも広まりつつあったインターネットのインフラ技術やネットビジネスの最前線の取材も開始。
こうした日本語での情報発信をする一方で、日本のテクノロジーカルチャーを英国、米国、フランス、韓国、台湾、スペインの新聞、雑誌、テレビなどにも記事を寄せていた(特に米国のWeb版Wiredと韓国のMacmadang誌では連載を持っていた)。
2000年頃からは、テクノロジーだけでは良い製品はつくれないと気が付き、「デザイン」を考察のもう1つの軸にし始める。IT業界のデザイナーや、そして最新のテクノロジーを使って新しい表現を模索するデジタル系のアーティストやデザイナーの取材に軸足を移し始める。
2007年、米国でiPhoneが登場したのをきっかけに日経BP社刊「iPhoneショック」を執筆。
2001年のiPod発売以降、日本のメーカーが、アップルをはじめとする米国のIT企業に負け続けている原因は組織構造にあると訴え、日本のメーカーや通信会社を対象とした講演やコンサルティング活動を開始。
同時に「スマートフォン」という新しい時代のデバイスが、世の中をどのように変えつつあるか、年間50回以上のペースで講演や大学などでの講義を通して伝え始めた。
2008年のiPhone国内発売の際には、公式の前夜祭イベントでMCを務めた。
同時期、Twitterのおすすめユーザーに選ばれ数中万人のフォロワーを獲得。
海外のヒット製品が、なかなかヒットしない日本市場で、はじめて言葉の壁を超えて日本市場に入り込み広まったiPhoneとTwitterの組み合わせによる新時代の到来を「iT革命」と呼び、多くの講演活動を行った(同時期、アスペクト社から「iPhoneとTwitterは、なぜ成功したのか」を出版)。
なお、Twitterでは、ソフトバンク代表の孫正義氏が利用を開始した時も、一番最初にフォローされたということもあり注目を集めた。
2010年前後からは国内のIT経営者が集まるイベント、Infinity Venture Summitなどで度々、モデレーターとして登壇。
国内のIT経営者、投資家らとの親交も深め、自らもいくつかのIT系ベンチャーにアドバイザーとして関わるようになる。
またデザイン関係の領域でも、学生を対象としたデザインコンペ、James Dyson Awardの審査員や後にグッドデザイン賞の審査員を務めるなどデザイン領域での活動も開始。
2012年に設立した伊藤忠ファッションシステムのifs未来研究所では、伊勢丹新宿本店におけるデジタル製品販売のディレクションを手がける他、ルミネ、BEAMS JAPANなどの企画にも関与。また、各界の著名人をゲスト講師に迎えたカタヤブル学校の副校長も務めた。
同じ時期からファッション業界、ヘルスケア/医療業界、そして教育におけるITに関しても取材を開始。それぞれの業界の専門誌に記事を執筆するなどの活動も開始。特にベネッセ 総合教育研究所で行っていた、これからの時代の教育を模索する連載「SHIFT」は大きな評判を呼んだ。
一方でAIやバイオテクノロジーの普及で、世の中の価値観が大きく変わろうとしている中、未来を模索するヒントは現代アートや伝統美の中にこそあると、アートや地域と伝統関係の取材に傾倒。現在は「22世紀に残すべき価値は何か」の問いに答えるべく、さまざまな活動をしている。
一般にはアップル社の新製品発表の取材記事や新製品レビューでよく知られているが、2011年にはGoogle社の依頼で東日本大震災の際、テクノロジーがどのように役に立ったか(そしてどのように役に立たなかった)かを調査。山路達也氏と取材して同社公式ホームページの連載「東日本大震災と情報、インターネット、Google」という連載記事としてまとめている(後に角川出版の本「Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット」としてまとめられた)。
また、Microsoft社の公式ホームページのMacTopiaというコーナーでも10年以上にわたって「Apple's Eye」という連載を書いていた経験を持つ。
現在のジャーナリスト/コンサルタント以外の肩書はREVOLVER社社外取締役。金沢美術工芸大学客員教授。グッドデザイン賞審査員、ほか。
現在の連載は「Tech Inspiration」(Visionary — Magazine by Lexus)、「Future in the Making」(MacFan誌)、Pen Online、ほか。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その後も、Google mapやYou Tubeなどを使って、救助活動の支援サービスを、次々に送り出しました。
もちろん、オフィスや開発者が大きな被害を受けなかったという幸運があったわけですが、全く賞賛に価します。表彰されてしかるべきでしょう。
唯一残念なのは、本の中にも出てきますが、放射能汚染の情報提供を取り止めたことです。「不安をあおって、混乱を増幅させる」から。
もし、勇気を持って、冷静な立場で、この情報を伝えていたら、日本の未来を大きく変えていたことでしょう。返す返すも、日本の、あるいは日本人の限界を感じてしまいます。
年取った親にもある程度のITスキルを身につけてもらおうと思った。
『Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット』読了。
私にとって、kindle(アプリ)で読む電子書籍第2弾でした。
東日本大震災のとき、中国に駐在していた関係上、
一番大変であった時期に私は日本におりませんでした。
御存知の通り、
中国では「金盾(グレート・ファイアウォール)」と呼ばれる
インターネットのアクセス制限が行なわれており、
Googleのサービスを自由に利用することができませんでした。
例えば、震災時に活躍したパーソンファインダーを
見ることができませんでした。
手書きの被災者名簿の写真から、名前などを
入力するボランティアにも参加することができませんでした。
Googleが震災の復旧など、
様々な面で支援を行なっている情報は聞いておりましたが、
実際にどのようなことを行なっているのか、
実体験する範囲が限られておりました。
ですから、この本のように一冊のまとまった書籍の形で
読むことができ、非常にありがたいと思いました。
また、同時に非常に興味深く読むことができました。
大地震の被災地支援や復旧を綴ったノンフィクションでは、
比較的最近のものでは、阪神淡路大震災の
神戸新聞社『神戸新聞の100日』が記憶にあたらしいところです。
『Googleの72時間』も、『神戸新聞の100日』と
きわめてよく似たエッセンスを持った本でした。
ただし、『神戸新聞の100日』の時代と決定的に異なる点は、
東日本大震災のときの方が、
ITやクラウドが活躍していたということでした。
『Googleの72時間』は、『神戸新聞の100日』以上に、
様々な可能性を感じさせる本でした。
Googleは復興支援サービスを継続しながら、
あらゆる情報を整理し続けています。
地震から2年が経ちます。
まだまだ自分にできることがないか、自戒する次第であります。
Googleの社員というのは、当然、圧倒的に優秀であるのだが、それ以上に、自身が今どう行動せねばならないか、そして自分の持つ『力』をどう使えるか、を自らの『ミッション』として行動できる人たちなのだ、と読んでいて強く感じた。
逆に言えば、国土地理院に代表されるような、『お役所仕事』が身にしみて、自分たちの持つデータが、『今』すぐに必要であるにもかかわらず、書類やら法律やら決めごとに縛られて、ほとんど行動すらできなかった人たちには、自分自身の『ミッション』を分からなかったと言うべきなのだろう。自らの『ミッション』を理解し、行動できる人間こそ本当に凄い人間なのが分かる。
時にそれは、法律や自らや自身の会社に対するリスクすら超越する。その決断力は驚きだ。彼らは走り、眠らず、行動しながらスクリプトを創りだす。有機的に連携し、瞬時に判断する。上も下もなく、時に頭脳になり、時に手足になる。
朝日新聞の大震災のレポも読んだのだが、その行動力の違いは圧倒的だ。そして、ネットの持つ力の凄さを最大限に引き出そうとするGoogleに圧倒される。そして、ここで登場してきたツールやアーカイヴをより進化させることこそ、3年過ぎた今、日本政府が真っ先に実施すべきなのだと強く思う。