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流氷の海 新装版: ある軍司令官の決断 単行本 – 1988/5/1
相良 俊輔
(著)
- 本の長さ353ページ
- 言語日本語
- 出版社潮書房光人新社
- 発売日1988/5/1
- ISBN-104769800347
- ISBN-13978-4769800347
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登録情報
- 出版社 : 潮書房光人新社 (1988/5/1)
- 発売日 : 1988/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 353ページ
- ISBN-10 : 4769800347
- ISBN-13 : 978-4769800347
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,397,979位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月22日に日本でレビュー済み
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大東亜戦争間の陸軍軍人はみな悪者にされているけれど樋口中将が居なければ日本とイスラエルの関係は今ほど円滑ではなかっただろう。また、北海殿分割統治があったかもしれない。もっと日本国民井知られてよい人物だ。
2021年2月22日に日本でレビュー済み
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本のキズとか汚れは大抵付いているのが、多いのですが、到着した本を見てすばらしくキレイで安心しました、又早く到着し助かりました。
2019年10月5日に日本でレビュー済み
樋口季一郎中将の記録がつぶさに描かれ興味深い。沈着冷静そして正義感が強く且つ人間味溢れる人物。そんな彼が長年に渡り痛恨の思いで悔いていたのが完全孤立化したアッツ島の部下たちへ応援を約束しながら、結局土壇場での大本営の突然の作戦変更により全員見殺しにせざるを得なかったこと。札幌で行われたアッツ島玉砕25周年慰霊祭に老骨に鞭打って参加、そこで彼らの霊魂への謝罪を持ってようやく司令官としての責任を果たし終え、その二年後に波乱万丈の生涯を閉じる。あまり知られていないが、彼は満州時代にオトポールにいた2万人のユダヤ難民たちを個人の判断で救出し、当時部下だった安江仙江大佐、そしてあの杉原千畝氏とともにイスラエルのゴールデンブックにその名が刻まれている。終戦後のソ連との戦いの様子も記述された全体を通して非常に読みごたえのある作品。
2020年9月3日に日本でレビュー済み
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明治から昭和の半ば頃まで生きた日本人の生涯で、主流派で無かった陸軍の英才が何故主流になれなかったのか?
日本人の気質、メディアの現在にもつながる体質等があったのでしょうが、もう少し巨大官庁(陸軍)の中での実情が描かれていたら良かったです。怒濤の時代の凶悪と言ってよい諸外国の中で奮闘された人に感銘しました。
日本人の気質、メディアの現在にもつながる体質等があったのでしょうが、もう少し巨大官庁(陸軍)の中での実情が描かれていたら良かったです。怒濤の時代の凶悪と言ってよい諸外国の中で奮闘された人に感銘しました。
2014年5月21日に日本でレビュー済み
樋口季一郎陸軍中将は、その活躍の割りにあまり知られていない。キスカ島からの撤退を決意・実行したのは樋口だが、脚光を浴びたのは実際に指揮して救出した海軍の木村正福少将で、後に東宝で映画化されたが、そのときも主役は木村(映画内では大村)であった。終戦直後の占守島での戦闘も浅田次郎が「終わらざる夏」で描いてくれているが、樋口を描いたものではない。
そして最も知られていいのが「オトポール事件」におけるユダヤ人救出であるが、マスコミは意図的に採り上げようとしない。外交官「杉原千畝」は讃えられても、軍人である樋口や安江仙弘大佐は未だに無視である。ただ、樋口には橋本欣五郎中佐が提唱した桜会結成の発起人という顔や、諜報畑出身から「ハルピン特務機関長」という顔、ノモンハン事件の停戦や汪精衛政権をお膳立てした参謀本部第二部長(情報)の顔などいろんな側面があり、マスコミが採り上げにくい人物であることも確かである。
この本は著者が戦後、大磯海岸を散歩する樋口元中将に会うところから始まり、アッツ島玉砕25周年に「雄魂之碑」の除幕式と慰霊祭に札幌まで将軍に同行、その2年後文京区の自宅で亡くなる10日前に床に臥せる将軍と軽い会話をしている。著者には家族も含め十分に心を開いていた証だろう。
そして最も知られていいのが「オトポール事件」におけるユダヤ人救出であるが、マスコミは意図的に採り上げようとしない。外交官「杉原千畝」は讃えられても、軍人である樋口や安江仙弘大佐は未だに無視である。ただ、樋口には橋本欣五郎中佐が提唱した桜会結成の発起人という顔や、諜報畑出身から「ハルピン特務機関長」という顔、ノモンハン事件の停戦や汪精衛政権をお膳立てした参謀本部第二部長(情報)の顔などいろんな側面があり、マスコミが採り上げにくい人物であることも確かである。
この本は著者が戦後、大磯海岸を散歩する樋口元中将に会うところから始まり、アッツ島玉砕25周年に「雄魂之碑」の除幕式と慰霊祭に札幌まで将軍に同行、その2年後文京区の自宅で亡くなる10日前に床に臥せる将軍と軽い会話をしている。著者には家族も含め十分に心を開いていた証だろう。
2021年12月12日に日本でレビュー済み
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シベリア出兵や南京攻略戦に携わりハルピン特務機関長を歴任した帝国主義先兵・樋口季一郎の負の軍歴を、ユダヤ難民救出の“オトポール(神話)事件”やキスカ撤退で虚飾した歴史倒錯・修正小説。
2007年5月3日に日本でレビュー済み
満州国内のハルピン特務機関長(少将)時代の1938年に、ナチス・ドイツの迫害下から逃れてきた2万人のユダヤ人に対し、部下に保護を指示したある一人の帝国軍人の物語
この本では、記載されていない事だが、
なぜユダヤ人はアジアまで逃げなければなかったのだろうか?
ヨーロッパには、シンドラーやワレンバーグ等、命を懸けて保護に努めた人々はかなりいたがそれだけでは足りなかったようだ。というのも数百年前からドイツ人だけでなくヨーロッパ人にとってユダヤ人に対する差別はある程度あり、国家レベルで全面的に保護した国は皆無に等しかった。ロシアは受け容れたがユダヤ人を冷遇していた。
しかし、杉原・樋口(この本の主人公)を中心とした日本人だけは彼らを受け容れた。
日本政府は当初ユダヤ人を保護はする意図はなかったようだが、彼らの動きに対して黙認、同調することとなるようだ。
但し樋口季一郎が杉原千畝と違う点は、
軍人だからということで今時点においても主要なマスコミにはまったく取り上げられていないという事だ。
現代の日本において旧軍人を軽視する傾向があるが、
中国の日本大使館で脱北してきた北朝鮮人を保護することなく
むしろ不法に侵入した中国人に対して帽子を拾うような行為をする外交官と違い
価値があることをやった軍人を評価してはだめなのだろうか?
過去の大戦が
たとえ日本軍が100%悪かったとしても
その軍人の行為全てを否定する必要はない。
我々は祖先の事実関係を確認した悪行に対して反省する必要があるが
善行に対しても敬意を評すべきだ!
そのために必読な本と言える。
この本では、記載されていない事だが、
なぜユダヤ人はアジアまで逃げなければなかったのだろうか?
ヨーロッパには、シンドラーやワレンバーグ等、命を懸けて保護に努めた人々はかなりいたがそれだけでは足りなかったようだ。というのも数百年前からドイツ人だけでなくヨーロッパ人にとってユダヤ人に対する差別はある程度あり、国家レベルで全面的に保護した国は皆無に等しかった。ロシアは受け容れたがユダヤ人を冷遇していた。
しかし、杉原・樋口(この本の主人公)を中心とした日本人だけは彼らを受け容れた。
日本政府は当初ユダヤ人を保護はする意図はなかったようだが、彼らの動きに対して黙認、同調することとなるようだ。
但し樋口季一郎が杉原千畝と違う点は、
軍人だからということで今時点においても主要なマスコミにはまったく取り上げられていないという事だ。
現代の日本において旧軍人を軽視する傾向があるが、
中国の日本大使館で脱北してきた北朝鮮人を保護することなく
むしろ不法に侵入した中国人に対して帽子を拾うような行為をする外交官と違い
価値があることをやった軍人を評価してはだめなのだろうか?
過去の大戦が
たとえ日本軍が100%悪かったとしても
その軍人の行為全てを否定する必要はない。
我々は祖先の事実関係を確認した悪行に対して反省する必要があるが
善行に対しても敬意を評すべきだ!
そのために必読な本と言える。
2013年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめの数ページが水か何か液体のようなものでぬれてふくらんでいた。!